マリメッコのリュックを解説。男性には、この4アイテム

マリメッコのリュックを解説。男性には、この4アイテム

『マリメッコ』と聞くと、女性ブランドのイメージが強い方も多いはず。しかし今や男性の使用者も急増中。定番の「バディ」や「メトロ」を中心に人気リュックを紹介します。

山崎 サトシ

2019.03.15

マリメッコ(marimekko)
バッグ

シンプルで実用的。だから愛される『マリメッコ』のリュック

すでにレディースシーンでは不動の定番ブランドとして、年齢を問わず愛されているフィンランド生まれの『マリメッコ』。大胆で可愛らしい花柄を使った同ブランドのアイテムを街で見かけたことがあるでしょう。女性人気の高さからレディースブランドと思われがちですが、実はユニセックスのラインアップも豊富で、男性からの支持率も高まっています。

人気の理由は北欧生まれのブランドらしい合理的なデザイン。つまり、ミニマルなルックスと優れた収納性を兼ね備えているということです。ビジネスにもカジュアルシーンにも、両場面で使えるシンプルで実用的なバッグが好まれる傾向にある昨今、才色兼備な『マリメッコ』のリュックはまさに時代のニーズとぴったり合致しています。加えて、パートナーとのブランドリンクコーデがしやすいという点も、『マリメッコ』のバッグが男性に売れている理由です。気になるのは「何が男性におすすめなのか」という点ですが、本題の前に同ブランドの歴史をご紹介しましょう。

テキスタイルブランドからトータルファッションブランドへ。『マリメッコ』の歩み

『マリメッコ』はテキスタイルアーティストのアルミ・ラティア氏と、夫でプリント会社を営んでいたヴィリオ・ラティア氏によって1951年に設立されました。テキスタイルプリントを主軸としていましたが、ワールドワイドに展開するトータルファッションブランドにまで躍進。とりわけ1960年代にジョン・F・ケネディ氏の妻、ジャクリーン・ケネディ氏が『マリメッコ』の洋服を着用したことは、世界的に知られる大きなきっかけになりました。

1964年にはケシの花をモチーフとした、ブランドを象徴する花柄“ウニッコ”が誕生。1970年代になるとアルミ・ラティア氏の息子であるリストマッティ・ラティア氏がデザインしたキャンバスバッグが登場し、バッグコレクションは今日に至るまで50年近くの年月をかけて進化を続けていくことになります。試行錯誤の1980年代を経て、1990年代には若いデザイナーたちを積極的に採用し、ブランドのイメージを刷新。2000年代には世界的な“ウニッコ”ブームに湧くことになります。現在では全世界1000以上のショップで取り扱われるほどの規模にまで成長している同ブランドですが、本題の“男性におすすめのリュック”に話を戻しましょう。

『マリメッコ』のリュックで男性がまず押さえるべきは、定番の「バディ」と「メトロ」

メンズ愛用者が増え、今後も勢いをさらに拡大しそうな『マリメッコ』のリュック。特に支持率が高いのが、創業者の息子であるリストマッティ・ラティア氏がデザインした“ローディシリーズ”として展開されている「バディ」と「メトロ」の2大定番モデルです。それぞれの特徴を見ていきましょう。

アイテム1大容量&豊富な収納。シンプルな見た目で男女問わず人気の「バディ」

たっぷりと荷物が入る大容量仕様を特徴とする「バディ」。男女問わず抜群の人気を誇る看板アイテムで、本体素材にはヘビーユースに耐える頑丈なナイロンが使われています。多数の外ポケットを備えるほか、内部にはスマホなどを収納しておけるメッシュポケットをセッティングするなど、仕分け力の高さも大きな魅力。さらに、カギやポーチを引っ掛けられるカラビナも本体上部に装備しています。

しっかり幅を持たせた肩への負担の少ないショルダーストラップや、クッション性に富む背面の肉厚パッドといった、快適性に配慮したディテールにも注目を。なお、ストラップ&本体の底部サイドには反射材を使ったパイピングが施されています。

■DATA:
W28×H40×D18cm

アイテム2日常使いにも適した程良い小ぶりさ。彼女とシェアも叶う「メトロ」

シンプルで洗練されたデザインや丈夫な作りは「バディ」と同様ですが、こちらの「メトロ」は一回りコンパクトなすっきりとしたデザイン。「バディ」では設けられていたフロントポケットがなく、最低限の荷物で身軽に動きたい人向けのモデルと言えるでしょう。女子が持っていても違和感のない小ぶりなサイズのため、パートナーとシェアしやすいというのもメリットです。

マチ幅も「バディ」より狭く、スマートであることも「メトロ」の特徴で、細身のコーディネートとも好相性。小ぶりですが開口部はジップで大きく開くので、モノの出し入れはいたってスムーズ。ちなみに、カラビナや反射材はこの「メトロ」では採用されていません。

■DATA
W26×H37×D15cm

「バディ」と「メトロ」に続く新定番。「コルッテリ」シリーズにも注目を

2017年に発表され、瞬く間に人気モデルへの仲間入りを果たしたシリーズ「コルッテリ」にもフォーカス。トートやボディバッグなどの展開もあるシリーズですが、その中からリュック2型をピックアップしました。いずれも、極限まで無駄を削ぎ落としたソリッドなルックスが魅力。また、今や必須ディテールとなったPCスペースも確保されています。

アイテム3バックパック

縦長のすらっとしたレクタングルフォルムや、無駄な意匠のないシャープなデザインが支持されている今作。落ち着いた雰囲気を漂わせるこのダークグリーンはシーズンカラーとなっています。背面にはブランドのロゴ刺しゅうをオンするなど、普段は見えない場所にもこだわりを注入しました。多ポケットによる収納性の高さも流石の一言!

■DATA
W28.5×H42×D14.5cm

アイテム4シティ バックパック

「シティ バックパック」はフラップを排除したデザインが印象的。サイズ感は「バックパック」とほぼ同じですが、蓋がない分いっそうミニマルな顔つきです。ダブルジップを採用し、メインコンパートメントの開閉作業がラクチンなのも高評価。背面に『マリメッコ』のロゴ刺しゅうが入るのは同様です。大人っぽいグレーカラーの一品であれば、旬なスプリングコートとも合わせやすいハズ!

■DATA
W28.5×H42×D15cm

ちなみに、トートバッグの名作も押さえましょう

リュックという本筋からは脱線しますが、『マリメッコ』が誇る不動の人気バッグとしてキャンバストートの「マツクリ」もご紹介。このモデルは、リストマッティ・ラティア氏がファスナーのないトートで飛行機に乗った際、激しい揺れで中の荷物がすべて飛び出てしまった……という実体験から生まれたアイテム。その名は“旅行”を意味し、開口部にファスナーをつけることでトラベルシーンでの使い勝手を高めています。流行り廃りのないベーシックなデザインも美点で、場面やスタイルを問わず合わせることが可能です。

■DATA
W52×H47×D23cm

最後に押さえて。『マリメッコ』の本物と偽物を見分ける方法

人気ブランドの宿命ではありますが、『マリメッコ』のアイテムにも「偽物か否か」という声があがるようです。各アイテムごとの違いはディテールやサイズにより一目瞭然ですが、真偽を確かめるためにチェックしたいのは2種類のタグ。ひとつは、ブランド名である“marimekko”と標記されたモノ。これは、生産時に付けられるモノで、2016年以降はレジスターマークが排除されています。大切なのは、もう1枚。正規品には、日本正規代理店である株式会社ルックの社名や電話番号などが正確に書かれているタグが付いています。正規品であれば、同社の修理が受けられるので、購入前に2種類のタグを確認するのがマストです。

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