気取りすぎず、大人にちょうどいいコーチのバッグ&リュック

気取りすぎず、大人にちょうどいいコーチのバッグ&リュック

“手の届く高級品”という、絶妙なブランドイメージを武器に躍進を続けている『コーチ』。上質ながらも高すぎない同ブランドのバッグは、30代の大人にぴったりです。

山崎 サトシ

2019.03.17

コーチ(COACH)
バッグ

クオリティと高い感性が同居。それでいて手の届きやすい『コーチ』

『コーチ』のバッグは、目の肥えたジェントルマンからトレンドに敏感な若人まで世代を超えて愛される稀有な存在。その理由は“アクセシブル・ラグジュアリー(=手の届く高級品)”というブランドコンセプトにあります。つまり、品質をハイレベルに保ちながらも、比較的求めやすいプライスに設定しているということ。さらに、気軽に買えるように多くの主要都市に出店を行なっているのもコンセプトの一環です。この狙いが奏功し、幅広い年代へのアプローチに成功しているのです。

ご存じの方も多いかと思いますが、もともとの『コーチ』は高級路線を徹底追求するブランドでした。しかし、1990年代に入ると若い層の獲得も踏まえた価格設定の見直しを図ります。結果的にこの目論見は大成功。価格を抑えたアイテムを展開することで、これまでのメインターゲットではなかった20代からも人気を集めることになりました。特にバッグはバリエーションの豊富さと高感度なデサインを武器に、爆発的な人気を誇っています。また、奇抜さがなく普段着に合わせやすいという点も『コーチ』のバッグの大きな魅力です。

創業から約80年。『コーチ』の歴史とこだわりを読み解く

『コーチ』が誕生したのは1941年のことで、設立の地はNYのマンハッタン。マイルス氏とリリアン氏のカーン夫妻と6名の職人により、革工房として始まりました。当初は紳士向けの皮革製品を生産していましたが、1962年にデザイナーのボニー・カシン氏が入社すると、レディース製品の展開も開始。なかでも買い物袋から着想した女性用トート「カシン・キャリー」は米国でビッグヒットとなりました。同氏による当時のデザインは“オールド・コーチ”として今も高い人気を誇っています。1985年にはサラ・リー コーポレーションの傘下に入り、ファッション色をさらに強化。1990年代以降、高級志向から幅広い年齢層に向けて舵を切ったのは前述の通りです。

設立から80年近くが経つ『コーチ』は時代に合わせた柔軟なキャンペーン&コレクション展開で世界的な人気を獲得していますが、その一方で創業時から変わらないのが職人気質なモノ作り。たとえばブランド屈指の定番人気コレクション「ブリーカー」で展開されているこちらのリュックを例に見てみましょう。マテリアルには滑らかで丈夫なスポーツカーフと呼ばれる上質レザーを使い、パーツや縫製といった細かな箇所も妥協なく仕上げられています。メゾンブランドさながらのハイクラスな仕立てでありながら価格を抑えるなど、たゆまぬ企業努力には脱帽です。

『コーチ』を代表する“グラブタンレザー”と“シグネチャーキャンバス”

多彩なオリジナル素材でも知られる『コーチ』ですが、特に有名なのが60年以上続く伝統素材“グラブタンレザー”と、ブランドの新たなる時代を象徴する“シグネチャーキャンバス”。『コーチ』を代表する新旧2大素材を、ここで詳しく解説します。

素材1野球グローブの素材に着目して生まれた、高耐久の“グラブタンレザー”

1958年に登場した『コーチ』のオリジナルレザー。創業者のマイルス・カーン氏が野球観戦をしていた際、「野球のグラブのように丈夫で美しいレザーを作りたい」と考えたことを発端に開発されました。グラブを参考にしているだけあって頑丈さは折り紙付きで、使い込むほどユーザーのカラダに馴染んでいくのもその特徴です。今なお、多くのプロダクトに採用されています。

素材2新世代『コーチ』の代名詞と言える、キャッチーな“シグネチャー キャンバス”

2000年代に発表された比較的新しいマテリアル。キャンバス地に特殊コーティングを施したハリのある素材で、『コーチ』のブランドイニシャル“C”がモノグラムであしらわれています。日本市場において大ヒットを記録した素材ゆえ、『コーチ』好きならずとも1度はこの柄を目にしたことがあるはずです。それまでほとんど皮革製品が中心だった『コーチ』ですが、シグネチャー キャンバスの登場以降、レザー以外の素材を使ったアイテムも多く発表していくこととなります。

大人好みを厳選。今持ちたい『コーチ』のおすすめバッグとリュック

最後は、今入手できる『コーチ』の現行バッグをタイプ別でレコメンド。どれも質実剛健な作りと洗練されたデザイン性を兼ね備えており、普段の着こなしを格上げしてくれるはずです。

▼上品かつヘビーデューティ。『コーチ』のトートバッグ&ブリーフケースはビジネスの強い味方

まず紹介するのはトートバッグ&ブリーフケースの2種。品良さと頑強さを併せ持っており、カジュアルな場面だけでなくビジネスシーンでも良きパートナーとなってくれます。まずはバッグで“デキる男”を装いましょう。

トート1メトロポリタン トート

グラブタンレザーを駆使して作り上げられた高強度トートのため、ヘビーローテーションにも耐えてくれます。新品がピークではなく、使うほどに表情豊かになるので育てる楽しみも味わえることでしょう。A4書類がスッポリ収納できたり、15インチのラップトップが収納できたりと、ビジネスユースしやすい内部構造も高ポイントです。なお、ナイロンストラップは脱着式です。

■DATA
W44.5×H32.5×D13.5cm

トート2メトロポリタン ユーティリティー トート

シャープな形状ですっきり着用できる縦型トートは、ビジネスシーンの新定番。こちらのモデルは某有名ドラマでも着用された人気のアイテムです。素材に抜擢したのはポリッシュド ペブル レザーで、品行方正なシボ感と程良い光沢が持ち味。内側・外側ともにファスナーポケットが配置されているため、仕分け力も抜群です。

■DATA
W36×H38×D8.5cm

トート3ケネディ トート

クロスグレインレザーのリッチな風合いを最大限に生かしたシンプルデザイン。生地だけでなく、メタルパーツにも上質感が息づいています。内側にPCスペースを設けてあるほか、ファスナーポケット・スマホ用ポケット・多機能ポケットも完備。ガジェット類を多く持ち歩く人も使いやすいはずです。ハンドルの長さは18cmで、手持ち&肩掛けのどちらもOK。

■DATA
W44×H33×D13.5cm

トート4ローグ ブリーフ ナチュラル グラブタンレザー

デタッチャブルのショルダーストラップが付いた2WAYブリーフ。グラブタンレザーを素材に使っており、質実剛健な面持ちです。約9cmという薄マチ仕様も印象的な部分で、かさばらずスマートに着用可。ダメージを受けやすい底部には鋲をあしらうなど、気の利いたディテールワークも好印象です。ラップトップの収納は15インチまで対応。

■DATA
W41×H28×D9cm

トート5メトロポリタン ポートフォリオ リファインド ペブル レザー

ブリーフケースとメッセンジャーバッグが融合したような風貌が新鮮。ビジネスシーンでタフに使えるよう、小傷の目立ちにくいペプルレザーをマテリアルに選択しています。内部はラップトップ用スペースに加えて、周辺機器を収納できるポケットを多数装備。ショルダーストラップ付きのブリーフなので自転車通勤の人にもおすすめです。

■DATA
W39.5×H31.5×D10.5cm

▼カジュアルコーデにクラス感を。大人の持つべきリュック&ショルダーバッグは『コーチ』にある

続けて休日のカジュアルシーンにうってつけな、リュック&ショルダーバッグからピックアップ。クラス感をまとったルックスで、きれいめのコーディネートに合うのはもとより、ラフなスタイルの引き締めにも活用できます。

リュック1リビングトン バックパック シグネチャー ジャカード

「リビングトン」はNYにあるストリートの名前にちなんだシリーズネーム。ダウンタウンのクールなイメージを漂わせるアイテムです。素材はお得意のシグネチャー キャンバスと、『コーチ』が扱うレザーのなかでもっとも軽量なソフトグレインレザーのコンビ。どちらもライトウェイトな素材なので、重厚なルックスに反して着用感は軽やかです。

■DATA
W27.5×H39.5×D12.2cm

リュック2ブリーカー バックパック

「ブリーカー」シリーズより登場のバックパックは、堅牢性と洗練性の融合がキーワード。使用しているペプルレザーはタフな本革にシボ加工を施した素材で、豊かなニュアンスが持ち味です。また、凹凸感あるシボのおかげでキズが目立ちにくくなっています。サイドにはメイン収納室に直接アクセスできるジップをセッティング。

■DATA
W43×H50×D17.5cm

リュック3ケネディ バックパック

モダンかつ機能的なデザインで支持を集める「ケネディ」。このリュックはイタリア産の最高級グレインレザーに型押しを施した、クロスグレインレザーと呼ばれる素材で仕立てられています。極上素材ならではの風合いの良さに加え、ラップトップスリーブを装備するなど使い勝手に配慮した作りもストロングポイント。背面には通気性に長けるメッシュ素材を合わせました。

■DATA
W30×H39×D8.5cm

リュック4ディラン 27 シグネチャー キャンバス ウィズ レキシー

1970年代のフライトバッグからインスピレーションを得たオーセンティックなバッグ。素材はシグネチャー キャンバスとレザーのコンビネーションとなっています。中央にはブランドのマスコットキャラクターである恐竜のレキシーをあしらい、さり気なく遊び心も注入。着こなしのアクセントとしても効果的なショルダーです。ストラップは取り外し可能。

■DATA
W27.5×H23.5×D6cm

リュック5リビングトン クロスボディ

身軽に出歩きたい人にもってこいな、コンパクトサイズのメッセンジャーバッグ。軽量なソフトグレインレザーを使っているため、長時間の着用でも苦になりません。多機能ポケットを筆頭に、デジタルデバイス用のスペースがあったり、カード収納ができたりと、利便性への配慮もうれしいところ。さらに、ダメージを受けやすい場所はパイピングで補強しています。

■DATA
W21×H22.5×D3.5cm

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