
ベランピングで自宅がプライベートキャンプ場に! 難しくない始め方とグッズ選びのハウツー
ともするとデッドスペースになりがちなベランダを、くつろぎの場に生まれ変わらせるベランピング。都会にいながらキャンプ気分を味わうために必要なグッズをご紹介します!
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自宅でアウトドア気分が味わえる。ベランピングとは?
マンションであればよく付いているベランダですが、洗濯物を干すときぐらいしか活用してない……という方も多いのでは? そんなデッドスペースにキャンプ道具を持ち込んで、家にいながらにしてキャンプ気分を味わうために始まったのがベランピングです。当初はコロナ禍の外出自粛を受けて注目を浴びたものの、今ではその楽しさと快適さを知った人たちを中心に、ホビーとしてだけでなくライフスタイルとして定着しつつあります。保管に幅を取りがちなアウトドアグッズを活用してベランダを第二のリビングに生まれ変わらせるベランピングは、特に、スペースに限りがある都会の住宅事情にフィットした遊びといえるでしょう。
ルーフバルコニーのように広く開放的な空間を思い思いの道具でディスプレイするのも楽しみ方のひとつですが、広いベランダがないと実践できないかといえばそうでもないんです。一般的なマンションでよくある幅1mほどのベランダでも、チェアさえ置ければ工夫次第でくつろぎの空間を作ることは十分に可能。天気の良い日に文庫本とコーヒーを片手にチェアに座れば、そこはもう、こもり感と開放感が程良く共存する書斎! いつもより読書がはかどることは間違いありません。
こんなベランピングをしてみたい! 模範となる好サンプルをチェック
さて、ベランダをアウトドアリビングとして使うと思い立ったものの、殺風景なベランダを前にするとイマイチ具体的なイメージが湧かないもの。そこでまずはベランピングを実践しているサンプルをチェックし、どのような空間を作り上げるべきか想像を膨らませていきましょう!
サンプル1
ハンモックを置いてうたた寝スペースに
屋上緑化したルーフバルコニーにハンモックをセットすれば最高のお昼寝スペースに。完全にプライベートな空間のため、公園やキャンプ場よりもずっとリラックスできるのは間違いなし。自立式で洗濯物ハンガーとしても使える3WAYタイプのため、普段は洗濯物を干しつつ天気の良い休日はハンモックとして使うことでスペースの有効活用も可能です。
サンプル2
部屋とのつながり感を作るウッドタイル
よりリビング感を強調したいならベランダの床にもこだわりたいところ。本物そっくりの木目を配した人工木のパネルならDIYでの施工も簡単で、建物を傷つけないため賃貸マンションでもOK。部屋とベランダの一体感が生まれるため、室内にいても外にいても広がりを感じられるだけでなく、掃除が簡単なため裸足のままベランダに出入りしたい人にはマストなアイテムといえるでしょう。ウッドチェアやラグを組み合わせれば、ナチュラルなテイストに仕上がります。
サンプル3
狭くても外で食べる食事は格別です
アウトドアでのキャンプは開放感がキモですが、「狭くても良い」を「狭いからこそ良い」に変えてくれるのがベランピング。こちらのように透け感のあるメッシュ天板のテーブルを使うことで、圧迫感を軽減することができます。あとは椅子を置くスペースがあれば、そこはアウトドアダイニング。キャンプとは違って普段使っているキッチンやおしゃれな食器を使うことができるのも、ベランピングのメリットのひとつ。コットンのメキシカンラグを敷けば簡単に裸足で過ごせるようになり、見た目もしゃれて仕上がりますよ。
サンプル4
キャンプでは難しい真っ白なコーディネートもアリ
キャンプ道具を流用できるのがベランピングのメリットですが、あえてベランピング専用に揃えるならば、例えばこんなカラーコーデも。汚れがちなアウトドアでは使うのをためらう真っ白なカラーのギアでも、ベランダなら気兼ねする必要はなし。自宅のインテリアに合わせたり、ベランダだけは思い切りモダンなテイストにしたりと、思い思いのインテリアコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
サンプル5
ライティングでロマンチックに
昼間だけでなく夜も活用したいのであれば、灯りは欠かせません。各社からリリースされている太陽光充電式のガーデンライトはもちろん、屋外コンセントや部屋から電源を取れるのならばAC電源方式のアイテムもおすすめ。高層階なら夜景とのマッチングを楽しめ、低層階や一軒家では常設しておけば防犯の役目も果たしてくれます。
まずはこれ。ベランピングを楽しむためにマストで揃えたい5つのグッズ
ここからはベランピングを楽しむために必要なグッズとその理由をご紹介しましょう。まずはとりあえず揃えておきたい5種類のアイテムからスタート! キャンプ用のギアだけでなく、ベランピングが流行する以前からガーデンファニチャーとしてリリースされているアイテムを適宜組み合わせるのが、快適でしゃれた空間に仕上げるコツ。それでは、さっそく理想の空間作りを始めようではありませんか!
▼グッズ1:まずはチェア選びが最優先です
とりあえず椅子ひとつあれば、ベランダでチルアウトすることが可能。そして意外と重要なのが座面の高さ。プライバシー確保のためにベランダの柵に隠れる高さに抑えるのか、それとも開放感を味わえるよう目線の高さが柵よりも高い位置にくるようにするのか、周囲の環境なども考慮して選ぶのがおすすめです。
チェア1
コンパクトなベランダなら折りたたみ式のアウトドアチェア
周りに建物が多く、スペースに限りのある都会のマンションでベランピングをするならば、座面が低めで折りたためるタイプのチェアがおすすめ。今ではアウトドアメーカーからさまざまなモデルがリリースされていますが、こちらのカーミットチェアは持ち運びできる折りたたみ椅子の元祖的存在。ウッドフレームとキャンバス座面のクラシックなデザインはどんなコーディネートにもフィットしてくれます。
チェア2
頻繁に使うならフルウッドのガーデンチェア
スペースに余裕があるのなら、ガーデンチェアを常設するのもアリ。船の甲板に使われるほど耐水性に優れたチーク材を使ったこちらのガーデンチェアなら、使わないときは折りたたんで雨の当たりにくい場所に置いておけばOK。経年変化によってだんだんシルバーグレーに変わっていくのも魅力です。
▼グッズ2:テーブルはチェアの座面高に合わせて選ぶのがおすすめ
コーヒーを置いたり、パソコン作業をしたりするシーンで必要になるのがテーブル。基本的には手に入れたチェアの高さに合わせてテーブルを選ぶのがおすすめです。椅子の座面より低いほうが圧迫感もなく収まり良く見えるものですが、使い勝手でいえば座面高より高めの天板のほうに軍配が上がるため、好みに合わせてチョイスすると良いでしょう。
テーブル1
ひとりで使うなら高さ調節できるサイドテーブル
こちらのテーブルはカメラの三脚のように伸縮するため、飲み物やちょっとした軽食を置いたりするときは35cm、食事や書き物をする際は53.5cmと高さを無段階で調整できるのが最大のメリット。脚に簡単に取り付けられるメッシュネット収納もついているため、収納力も過不足ありません。
テーブル2
皆で食事を楽しむなら4本脚のローテーブル
複数人で食事をしたり、テレワークのアウトドアオフィスとして使ったりするのであれば、大きめのローテーブルを用意したいところ。こちらは航空機用のアルミ合金を使用したメッシュ天板のため圧迫感を感じにくく、ベランピング用に最適。また、サイドを展開することで90cm・120cm・150cmと幅を三段階に調節できるため、ベランダの大きさに合わせた設営が可能です。
▼グッズ3:ランタンや照明の灯りで夜も素敵に
昼間の青空だけでなく夜景を楽しめるのもベランピングの魅力。特に高層階にお住まいの方はぜひ夜のベランピングを楽しんでほしいところです。そして夜のベランピングで欠かせないのが照明。メインの灯りはAC電源やソーラー式の常設タイプを選びつつ、テーブルランプはコンパクトなものを選ぶと快適な空間に仕上がるはず。
照明1
メインには太陽光充電のライトを常設
大きめのランタンをメイン照明に使うと明暗差で意外と使い勝手が悪くなってしまうことも。そんなとき、ほどほどの光量のLED電球を連結したストリングライトなら、ベランダを隅々まで照らすことが可能です。自動で明るさを感知して点灯。防雨設計で光源は熱をもたないLEDのため、設置場所を選ばないのもうれしいところ。
照明2
テーブル照明にはやさしい火の灯りを
メインの照明だけでなく、テーブルにも灯りがあればよりロマンチックな雰囲気を演出することが可能です。キャンプシーンでもテーブルランプの定番になっているのが『コールマン』の「ルミエールランタン」。OD缶を燃料にろうそくの炎のような柔らかな灯りをともすため、視線の先に置いていても目が眩むことはありません。
▼グッズ4:シェードがあれば天候を問わず楽しめます
外遊びの敵である夏の日差しと雨ですが、シェードがあれば天候に左右されずベランピングを楽しむことが可能です。キャンプ用のタープを使ってもいいですが、コードやポールの設置場所を確保する必要があり、強風で吹き飛ばされたときのことを考えると、ここは専用品を使っておきたいところです。
シェード1
パラソルでカフェ気分を演出
オープンテラスのカフェで定番のパラソルタイプのシェードですが、こちらは半円状のため壁面や窓際に沿って配置できます。パラソルを立てるスタンドも平らな地面に置くだけなので、好きな場所に設置することが可能。スペースが限られているベランダでもパラソルが楽しめますよ。
シェード2
工事不要で設置できるオーニングが便利
ハンドルをクルクルと回せば日よけが出てくるオーニングは、庭先やベランダにあると非常に便利なアイテムですが、通常は外壁に穴を開けて設置するなどの工事が必要になるもの。しかし、こちらはつっぱり式の支柱を採用することで工事不要で設置が可能なオーニング。撥水加工を施したターポリンを使用し、角度や長さも細かく調整できるため、雨避けとして使ったり視線を遮るために使ったりと、マルチに活躍してくれます。
▼グッズ5:虫対策もお忘れなく!
4階以上の部屋なら蚊の来襲に悩まされることは少ないものの、念のため備えておきたいのが虫対策。とはいえ、ご近所さんのいるベランダで匂いの強い蚊取り線香を炊くのは避けたいところ。無臭で火を使わないことを主眼におきつつ、対策を練ると良いでしょう。また、夜のグランピングで虫に悩まされている場合は照明が原因の場合も。その場合は燃料式のランタンではなく、虫を寄せ付けないLED式に変更するのが先決です。
虫対策1
ひと夏ずっと虫を寄せ付けない吊り下げ式
防虫用品のトップランナーとして知られる『バルサン』が開発した吊り下げ式の虫除け。ブランド史上最高濃度の成分を配合しており、270日間にわたって効果が持続します。キャンプ気分を盛り上げてくれるランタン型のため、ベランピングの雰囲気を壊すことなく設置できるのもうれしい限り。
虫対策2
アロマスプレーで香りをプラスして虫除け
虫の数が多くない時期や虫除けスプレーによる肌荒れが心配な場合は、防虫効果のあるアロマを使用したスプレーを服や帽子にひと吹きしておくのもおすすめです。こちらは化学合成の防虫成分であるディート不使用で、防虫効果のあるシトロネラ、ユーカリ・シトリオドラの精油を配合。植物由来の天然成分によっておだやかに虫を遠ざけてくれるだけでなく、スーッと爽快な香りが気分をリフレッシュしてくれます。
こんな気の利いたグッズがあれば、ベランピングがさらに盛り上がること間違いなし!
上でご紹介した5種類のアイテムが揃えば、とりあえず快適なベランピング空間ができあがるはず。次はより気分を盛り上げ、満喫するためのお役立ちグッズをご紹介しましょう。
アイテム1
『シフラス』シンプルティピー
広さのあるルーフバルコニーでペットやお子さんと一緒にベランピングをするなら、ぜひ導入を検討してほしいのが日よけ用のキッズテント。もちろんキャンプ用のポップアップテントでも構いませんが、せっかくなら秘密基地っぽさ満点のティピー型を用意してあげれば、お子さんのテンションも爆上がりです。
アイテム2
『JBL』GO 3 ECO
ゆったりと過ごしたいなら良い音楽は欠かせません。手のひらに収まるコンパクトサイズながら『JBL』らしい豊かな低音で鳴るのがこちらのワイヤレススピーカーです。最大5時間再生が可能でIP67等級の防塵・防水性能を備えているため、急な雨の際も安心です。
アイテム3
『ソー』コンテナ
キャンプグッズをコンテナに入れてベランダに置いておけば、取り出しやすく場所を取らないので非常に便利。各社から屋外保管用のコンテナが発売されていますが、こちらはアメリカの業務用プラスチックメーカーのもの。蓋にフィットする合板のテーブルトップが付属しており、ローテーブルとして使用することも可能です。
アイテム4
『スタンレー』 グラウラー
ベランピングで飲み物を楽しむのに便利なのがグラウラーです。ビールなどの炭酸飲料を持ち運ぶために設計されたグラウラーは、保冷だけでなく保温性能にも優れ、オールシーズ活躍必至。『スタンレー』のこちらは、1.9Lと大容量なので飲み物を何度も補充しにいく手間が省けておすすめです。
アイテム5
『クレスター』防水ラウンドヒーター
寒い時期でもベランピングを楽しみたいなら防寒対策はマスト。ブランケットなどを活用するのは当然として、さらに暖かく過ごしたいなら防水性を備えたヒーターを導入してはいかがでしょう。こちらは屋外での使用を想定した防水タイプの遠赤外線ヒーター。360度の首振り機能を備えているため、全周を暖めることが可能です。
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