ディーゼルのジーンズ傑作選。定番のジョグジーンズから新作ジョグツイルまで

ディーゼルのジーンズ傑作選。定番のジョグジーンズから新作ジョグツイルまで

『ディーゼル』のジーンズはアメリカに心酔してきた大人たちの信頼を勝ち取ってきた。目利きである彼らの心をつかんで離さない魅力と、ブランドが誇る名作を掘り下げる。

菊地 亮

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2021.01.25

『ディーゼル』のジーンズ、その特徴とは?

『ディーゼル』のジーンズ、その特徴とは?

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かつては、ジーンズと聞けば大半の人はアメリカのそれを思い浮かべていたに違いない。ただ、今はそこにヨーロッパという選択肢が加わった。その一翼を担ったのはイタリア発の『ディーゼル』といっても差し支えないだろう。1978年に創設者のレンツォ・ロッソにより誕生したプレミアムカジュアルブランド。現在は、ライフスタイルをトータルでサポートする世界的ブランドに成長している。その中軸を担うのは、紛れもなくジーンズであり、イタリアらしい質実な作りとスタイリッシュな雰囲気をジーンズにもたらした『ディーゼル』の功績は大きい。

『ディーゼル』のジーンズ、その特徴とは? 2枚目の画像

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ワークウェアに端を発するアイテムだけに、男臭さやラフに纏える気軽さ、独特な色落ちは魅力的に映る。そこへ『ディーゼル』は、卓越した加工技術を駆使してデザイン性を落とし込んだ。ファッションと密接な関係を築く現状を踏まえると、固定概念に縛られない『ディーゼル』のアプローチがいかに理に叶っていたかがわかる。

『ディーゼル』のジーンズ、その特徴とは? 3枚目の画像

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ファッションとしての価値を高めることは、ジーンズが備えていたポテンシャルを引き出すことにもつながった。その1つにシルエットが挙げられる。より脚を美しく見せるには、体型をフォローするには、個性を主張するには――。そうした多面的アプローチにより、シルエットの自由が生まれた。『ディーゼル』は、その旗頭として今も存在感を示している。

『ディーゼル』のジーンズといえばジョグジーンズ。押さえておきたい3銘柄

強度を実感するハリのある質感はジーンズの特徴だが、『ディーゼル』の人気アイテムであるジョグジーンズはその常識を覆した。ソフトな綿糸をデニム織りで仕上げた逸品は、見た目は本格派ジーンズだが、はいたときの感触はまさにスウェットパンツ。だからこそ細身ながらもリラックスしながらはける。リアルな加工デザインもまた大人のツボを絶妙につくのだ。では、何が大人にとってベターなのか。プッシュしたい3アイテムを抜粋した。

アイテム1

THOMMER

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スウェットシャツなどで使われる柔らかなコットンをデニムのように織り上げたジョグジーンズ。そのスリムフィットがこの「THOMMER」である。程良く効いたテーパードがスマートな見た目を描き、何年もはき続けたようなナチュラルなヒゲやアタリ、膝やモモ付近に入れられたダメージが豊かな表情を演出。パッチ部分のステッチやバックポケットの3Dイーグルに見る芸の細かさも楽しい。

アイテム2

KROOLEY

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腰回りに適度なゆとりを持たせ、ワタリ下から緩やかにテーパードさせたスリムキャロットシルエットの「KROOLEY」。抜群の伸縮性も手伝い、はきやすさはシリーズ随一と言っていいほど。サンドペーパーで色落ちさせた生地へ、さらにストーンウォッシュ加工を加えて清々しい青を表現。ヒゲの部分に適度な汚れを加えてリアル感をあおるオールドエフェクト加工も含め、それらがすべて手作業で行われているというのだから、もはや脱帽である。

アイテム3

D-Vider 0077S

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2019年の新デザイン「D-Vider」は、膝下から細くなるキャロットレッグシルエットがベース。ロークロッチのサルエル風なデザインが新鮮さを運び、脚の美しさを伝えるサイドのロングステッチがカジュアルシーンに多くの恩恵をもたらしてくれる。男らしく万能なブラックがまた、アナザージーンズとして心強い。

ジョグジーンズが進化。『ディーゼル』の新作・ジョグツイルも見逃せない

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ジョグジーンズの完成度も相当なものだが、さらにプロトタイプを製作しながら幾度となく試行錯誤を繰り返した末に生み出された“楽デニ”の完成系こそ、ジョグジーンズ ツイルだ。正確には、デニム“風”であるが、本格的な縫製の数々や美しいリアルな色の縦落ち、はいていくほどに浮き上がる立体的なシワ感やアタリはまさしくジーンズ。それでいて抜群の伸縮性を誇り、もっちりとした履き心地はクセになる。ジーンズを気持ちよくはきたい大人たちに福音をもたらす、格好のアイテムといえそうだ。

ファッションライターが選ぶ『ディーゼル』のジーンズ。手にしたいのは、この5本

ファッションとしてのジーンズが浸透したことでさまざまなスタイルが誕生。それにより、アイテム選びのバリエーションが格段に増えた。その俊作を現場で目の当たりにしてきたファッションライターが選ぶ、『ディーゼル』のこれぞ、な1本を厳選してお届けしよう。

アイテム1

BELTHER

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脚をより長く、美しく見せる最短ルートとして、ナローテーパードの「BELTHER」は適任である。その洗練された趣はモダンでどこかモードな佇まい。適度に伸縮性があり、バックヨーク上から360度にカーブさせながら切り替えたパッチデザインにより、窮屈さも感じさせない。

アイテム2

MHARKY

MHARKY

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スリムフィットシルエットの「MHARKY」は、タイト過ぎない細身ゆえにもっとも好バンラスで万能な1本といえるかもしれない。また、トリートメントを加えたマイルドな色味の生地には、1970年代のニューヨークのパンクカルチャーからインスピレーションを受けたグラフィックが落とし込まれている。

アイテム3

SLEENKER

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「SLEENKER」は『ディーゼル』史上もっとも細いモデル。バックポケットの幅を従来のスキニージーンズのそれよりもすっきりさせることでシャープなシルエットをより強調。タイトな仕上げでも柔軟な生地によりストレスを感じることなくはける。アイスウォッシュの色味が夏にぴったりだ。

アイテム4

BUSTER

BUSTER

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『ディーゼル』を象徴するモデルの1つに数えられるのがこちら。股上の深さを適度にとり、ワタリにゆとりを持たせたシルエットは、あらゆる体型をカバーしてくれる。ヴィンテージジーンズを意識したバックヨーク位置や裾のステッチ幅、さらにはフロントのアブレーション加工やウィスカー加工など、『ディーゼル』らしいテクニカルな意匠も秀逸。

アイテム5

LARKEE-BEEX

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『ディーゼル』の王道モデルで知られる「LARKEE」をベースに、より現代的に仕上げたのが「LARKEE-BEEX」。股上やフィッティングはそのままに、膝下からテーパードをかけたことでさまざまな足元との相性を格段にアップ。爽快な色味と軽快な履き心地から今夏の主役に推したい。

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注目編集者
菊地 亮

無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴

菊地 亮
地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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