アウトドアハットは街でレジャーで大活躍。おすすめ品と大人のコーデ術
アウトドアアクティビティで役立つだけでなく、普段のコーデにもアクセントを加えてくれるアウトドアハット。ワードローブに追加して、着こなしの幅を広げましょう。
屋外での活動はもちろん、タウンユースでも活躍必至なアウトドアハット
アドベンチャーハットやサファリハット、ブッシュハット…呼び方はさまざまですが、基本的な構成は同じ。トップが平らなバケット型のクラウンに幅広のツバを備えたタイプのハットのことで、クラウンの外周にリボンと風で飛ばされないようにアゴひもが付いているのが定番のスタイル。野外でのアクティビティはもちろん、街中のコーデに活躍するアウトドアハットをスタイリングに活用していきましょう！
見た目も、機能も。チェックしておくべきアウトドアハット選び3つのポイント
ハットはファッションアイテムであり、また強い日差しから頭を守るギアでもあります。おしゃれアイテムとしても道具としてもハットを有効活用するために、選ぶ際には3つのポイントに注目しましょう。
ポイント1
遮光性を考慮して、ブリムは約6～8cmを目安に選ぶ
いきなり余談ですが、ハットの定番ブランド『ボルサリーノ』ではショートブリムを5cm幅と設定していますが、これは目深に被ったときに顔を隠さないギリギリの幅。ちなみに1940年代に米軍が使用していたハットのブリム幅は約6cmだったといいます。アウトドアハットはあくまで機能性重視。視界を遮らずに太陽の光だけを遮るには、長くとも6cm前後あたりが最適です。
ポイント2
あると便利な、プラスαの機能性をチェック
素材はコットンやポリエステルが定番ですが、アウトドアブランドを中心にさまざまなブランドから防水性やUVカット、パッカブルなどの機能を付加したアイテムもリリースされています。普段からカバンの中に小さくたたんで入れておいて、日差しが気になったら取り出して被る、なんていう使い方もおすすめです。
ポイント3
タウンユースにも対応できるシックなカラー＆シンプルなデザイン
アメリカの若者がアウトドアウェアを街中でも着るようになったのが70年代の話。彼らの着こなしをイラストレーターの小林泰彦氏やスタイリストの北村勝彦氏が雑誌『POPEYE』や『MEN’S CLUB』でヘビーデューティアイビーとして紹介して以来、アウトドアウェアが日本でも街着としての市民権を得たのです。多くのファッションブランドがアウトドアハットをリリースするようになった今では、タウンユースに絶妙にフィットするシックなデザインのアイテムが多数ラインアップされています。
自信をもってレコメンド！ アウトドアハットのおすすめ15選
今、さまざまなブランドからリリースされているアウトドアハット。今記事ではルックスはもちろん、機能性も重視してアウトドアブランドや帽子専業ブランドのアイテムを中心にピックアップ。春から夏の外遊びシーズン、あなたの良き相棒となってくれるハットをチョイスしました！
アイテム1
『ザ・ノース・フェイス』 ウォータープルーフ ホライズンハット
アウトドアブランドとしては異例なほどシティユースでも人気が高い『ザ・ノース・フェイス』。定番品として根強い人気を誇っているのハットが「ホライズンハット」です。しかもこちらは特に高機能なタイプで、独自生地ハイベントによって防水透湿性を完備。ドローコードでサイズ調整ができ、あごでホールドできるチンストラップは取り外し可能です。幅6センチのブリムは汎用性が抜群。ワントーンのシックなデザインも街中から野外まで対応します。
アイテム2
『ジェリー』アドベンチャーハット
アメリカの老舗アウトドアブランドの1つ『ジェリー』。マウンテンパーカーなどが人気ですが、サファリハットの出来栄えも見事です。ブリムは6.5センチで好バランス。クラウンを一周するベンチレーションで蒸れを防ぎ、あごヒモでフィット感が調節できます。さらに、撥水加工を施したナイロン生地が雨などをシャットアウト。そんな機能性を備えているにもかかわらずソフトな作りで、コンパクトに丸めて持ち運び可能です。
アイテム3
『コロンビア』ボンバークレストピーク パッカブル ブーニー
アイテム名の「ブーニー」はブーニーハットのことで、ジャングルハットの別名も。アメリカの王道アウトドアブランドの1つである『コロンビア』なら、リリースしていて当然のアイテムです。フィット感が調整できるアジャスターや、汗留めパーツに吸水速乾素材を使用するなど、機能面に抜かりなし。ブルーが映えるカラーブロックを採用したデザインもおしゃれです。さらに、内側のポケットに収納できるパッカブル仕様が便利。
アイテム4
『ワイルドシングス』ドットエアー2ウェイシェイディングハット
高品質なプロダクトを作り続けている『ワイルドシングス』もアメリカを代表するアウトドアブランド。このハットもハイクオリティで、首の背面側を覆うシェードはスナップボタンで着脱が可能です。さらに、高機能生地のドットエアーを起用。特殊原糸、織物構造、加工技術を組み合わせることで全体に通気孔が開いたような組織を実現ししています。多少の水を弾く撥水性や速乾性まで兼備。
アイテム5
『グラミチ』ユーティリティブーニーハット
多くのギミックを搭載したクライミングパンツが大人気の『グラミチ』ですが、このブーニーハットもかなり優秀。幅7.5センチと広めなブリムが日差しや雨をしっかり遮ってくれます。さらに、全方位的にクラウンを囲むベンチレーションで熱が籠もるのを防止。また、格子状に織り上げた高密度なリップストップ生地がもしもの際にハットが裂けるのを防ぎます。あごヒモはデタッチャブルで、アウトドアユースからタウンユースまでシーンに合わせてアレンジ可能!!
アイテム6
『カブー』オーガニック ストラップバケット
『カブー』もアメリカの代表的なアウトドアブランドの1つ。印象的なブランド名は航空用語の”Clear Above Visibility Unlimited（限りなく視界良好）”の頭文字が由来で、最初の文字を”K”にしてもじっています。このハットも視界が良好で、ブリムは少し短め。素材はオーガニックコットン100％で、肌触りも良好です。また、アクセントになっているチロリアンテープがブランドを象徴。アジャスタブルウェビングテープにより、強風でも脱げないようにフィット感が調節できます。また、カラバリが豊富で10色も展開。
アイテム7
『チャムス』リング TGハット
チャムスの起点はメガネホルダー。リバーガイドをしていた創業者がサングラスを落とさないためにホルダーの必要性を感じ、メガネストラップ（グラスリテイナー）を生み出したのが始まりです。そんなアイテムをハットに巻きつけてアクセントにしたデザインがアイコニック。ベースは定番の「TGハット」で、ツバ広にアレンジして日よけ効果を高めています。コットン100％の生地は肌馴染み抜群です。
アイテム8
『ポーラー』ファリーフォント2WAYドローコード ロングブリムハット
インスタ映えするおしゃれアウトドアグッズで人気の『ポーラー』のハットは、約8cmと幅広のブリムとアゴひもを採用して日差しを完全にシャットアウト。側面に配されたスナップボタンを使用してテンガロンハット風にツバを固定することも可能です。
アイテム9
『エカル』×『ワイルドシングス』サプレックスナイロン サンシェードハット
ブランド名の『エカル（EKAL）』はLAKE（湖）を逆にしたネーミング。湖をバックボーンにしながら街とフィールドをつなぐアウトドアブランドです。この帽子はハットとキャップをつないだようなハイブリッドなデザインが独特。上部にレイアウトしたライン状のメッシュ地が通気性を確保して蒸れを防ぎ、後頭部から首にかけてのサンシェードが日焼けを防止します。また、機能生地のサプレックスナイロンを採用しているのもポイント。速乾性、防シワ性、撥水性などを兼備しつつ、手触りはコットンライクです。
アイテム10
『ノーティカ』リサイクルド フィッシングネットハット
ニューヨーク発祥の『ノーティカ』はマリンカルチャーを背景にしたブランド。2020年からクリエーションディレクターにスタイリストの長谷川昭雄を抜擢し、プレッピーを軸としたデイリーウェアを展開しています。ということで、このアドベンチャーハットもプレッピー調。ワントーンと思いきや、白いアジャスターをクリーンなスパイスとして効いています。ベンチレーションも搭載し、暑さを和らげるアイテムとしても有能。素材はサステナブルで、漁網をアップサイクルしたナイロンとペットボトル由来のポリエステルを特殊紡績して活用しています。
アイテム11
『スラッシャー』サファリハット
アウトドアハットはストリートスタイルとも相性が良く、リリースしているストリート系ブランドも少なくありません。伝説的なスケート雑誌を母体とするサンフランシスコ発の『スラッシャー』もサファリハットをリリース。フロントにレイアウトしたお馴染みのロゴ刺繍が、ストリート感をさりげなく醸しています。撥水性のある生地を採用しつつ、裏地をメッシュにすることで通気性も確保。
アイテム12
『ニューエラ』アドベンチャーライト コーデュラ 60/40クロス
ベースボールキャップが代表的な『ニューエラ』は、1920年創業と歴史が長く、展開しているヘッドウェアも多彩。当然、アウトドアハットも豊富です。こちらは耐久性が抜群で、強度や耐久性に優れるナイロンのコーデュラを起用。コットン60％×ナイロン40％の伝統的な機能生地ロクヨンクロスに組み込むことで、肌触りの良さ、通気性、耐摩耗性が共存しています。また、肌が触れる部分は抗菌効果のあるスウェットバンドを配置。ライニングを省いた軽量な作りも特徴です。
アイテム13
『オーバーライド』アドベンチャーハット SG
こちらもヘッドウェアブランドのアイテム。日本全国に展開している帽子専門店のオリジナルブランドだけあって、細部までこだわった作りです。リサイクルナイロン製の生地には撥水加工を施し、UVカット率90％を達成。裏地のメッシュは環境配慮型の合成繊維で、あごヒモは漁網リサイクル素材と、環境にも配慮しています。クラウンの背部にベンチレーションを設けて蒸れを低減し、額に触れる部分には吸水速乾素材を採用。正面はミニマルな面持ちですが、背面のアジャスターとロゴプリントがアクセントになっています。
アイテム14
『アディダス』別注アドベンチャーハット
多くのスポーツブランドも高機能なアウトドアハットをラインアップしています。『アディダス』も何点かリリースしていますが、今回ピックアップしたのは「帽子屋オンスポッツ」による別注品。フロントのロゴが『アディダス』であることを主張しています。その他はシンプルで汎用性が抜群。機能面も優秀で、クラウンの背面側をメッシュにすることで圧倒的な通気性を実現しています。アジャスターでフィット感がアレンジでき、あごヒモとサンシェードは着脱式。
アイテム15
『キウ』フィッシングネックガードハット
レイングッズを得意とするブランドも狙い目。傘と同じような晴雨兼用のアウトドアハットを提案しています。『キウ』の今作も優れモノ。ブリムの長さを背面側のみ長くすることで、日差しが首の後ろ側に当たったり雨水が背中へ侵入したりするのを防いでいます。さらに、ブリムのフチにはワイヤー入り。シーンやコーディネートに合わせて形状が自由にアレンジできます。さらに、撥水防水とUVカットを兼備する3レイヤー生地も採用。日常と外遊びをボーダーレスに行き来できる工夫が満載です。
街で、レジャーで大活躍。アウトドアハットを使った大人コーデ実例
コーデに取り入れるだけであっという間にレジャー感満点になるアウトドアハット。WEARでの着こなしを参考に、街でもフェスでもキャンプでも一目置かれるコーデを見つけましょう！
コーデ1
クリーンなシャツスタイルに、少しのアクティブさを加味した街コーデ
『ブルックスブラザース』のシャツをきっちり上まで閉め、ゆるくワイドデニムを添えた今どきIラインシルエットを構築。ブルーグラデーションを意識したカラーリングも合わせ、清潔感のある街スタイルに仕上がっています。そこに被ったのは、ソリッドなナイロン素材のサファリハット。ジーンズとの色あわせも絶妙ですが、ひとさじの男らしさを加味するのに、一役買っています。
コーデ2
オールブラックなら、街使いに似合うモードな雰囲気に
アウトドアアイテムならでは毛羽感のないプレーンな質感を生かすことで、モードな雰囲気の着こなしも可能です。『コロンビア』のアウターシェルや『ザ・ノース・フェイス』のハットなどを取り入れつつ、オールブラックでまとめることで、コンクリートジャングル向きのアウトドアファッションが完成します。
コーデ3
アウトドア＋マリンな夏らしさ溢れる装い
ネイビー系のカラーでまとめつつ、太幅のボーダーTシャツとアウトドアハットで、リゾート感溢れるマリンコーデを構築。クロップド丈までロールアップしたテーパードパンツやボディバッグ、ソックス＋サンダルなど、小技を効かせることでスタンダードな着こなしにもアクセントが生まれます。
コーデ4
ハットをコーデのハズしアイテムに
『ポーラー』、『アンドワンダー』、『マウンテンリサーチ』、『ダナー』と、いずれもツウ好みのアウトドアブランドでまとめ、ハットは定番の『ニューエラ』をチョイス。オレンジ&アースカラーで統一感を出しつつ、ハットだけ色柄でハズすことによってキメキメにならず、コーデに動きが生まれています。
コーデ5
色数を絞ったアクティブスタイルの、アクセントとして
『キウ』のハットにショーツ、ショルダーポーチにスニーカーとアクティブ感満点のアイテムで構築しつつ、カラーをグレーとグリーンに限定。フェスやアウトドアはもちろん、夏本番のタウンスタイルとしても大人っぽく映えそうです。ウェアのシルエットもコンパクトにまとめた分、ツバが広いアウトドアハットがアイキャッチとして作用している点にも注目。
この記事の掲載アイテム一覧（全15商品）
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『ザ・ノース・フェイス』 ウォータープルーフ ホライズンハット -
『ジェリー』 アドベンチャーハット
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『コロンビア』 ボンバークレストピーク パッカブル ブーニー
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『ワイルドシングス』 ドットエアー2ウェイシェイディングハット
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『グラミチ』 ユーティリティブーニーハット
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『カブー』 オーガニック ストラップバケット
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『チャムス』 リング TGハット
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『ポーラー』 ファリーフォント2WAYドローコードロングブリムハット
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『エカル』×『ワイルドシングス』 サプレックスナイロン サンシェードハット
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『ノーティカ』 リサイクルド フィッシングネットハット
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『スラッシャー』 サファリハット
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『ニューエラ』 アドベンチャーライト コーデュラ 60/40クロス
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『オーバーライド』 アドベンチャーハット SG
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『アディダス』 別注アドベンチャーハット
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『キウ』 フィッシングネックガードハット
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