伸縮性に優れてシワにならない。ジャージージャケットがクールビズを楽しくする

伸縮性に優れてシワにならない。ジャージージャケットがクールビズを楽しくする

クールビズ期間中もジャケットが必要な場面はやってきます。そんなときに活躍するのがジャージージャケット。その魅力の解説から、着こなし法、おすすめ品までをご紹介!

近間 恭子

2019.06.30

アウター
ジャケット
クールビズファッション

クールビズにジャージージャケットが適役な理由

本来、ノータイ・ノージャケットでも許容されるのがクールビズ。ですが、プレゼンや商談といった“ここぞ”という場面ではやはりジャケットの存在が必須になってきます。とはいえ、ずっとジャケットを羽織っていてはせっかくのクールビズも形無しです。たいていの方が、取引先に到着するまでは手に持っていたり、カバンの中に忍ばせていたりすることでしょう。

つまり、クールビズのジャケットを選ぶ際に最も重視すべきは、シワになりにくい素材であること。その代表格ともいえるのが、伸縮性の高い編み地で作られているジャージー素材のジャケットです。ジャージー素材はシワになりにくいだけでなく、通気性に優れているのも特徴。汗ばむ盛夏のビジネスシーンでも、ストレスのない快適な着心地が楽しめるのです。

ジャージージャケットを選ぶ際の2つのポイント

ジャージージャケットなら何でもいいのかというと、それはNG。最近はクールビズのドレスコードがゆるくなってきているとはいえ、カジュアルシーンで羽織るようなモノではせっかく襟を正した商談の場も台無しになってしまいます。ここでは最低限押さえておくべき選びのポイントを伝授します。

ポイント1襟・ラペル・裾周りにヨレがない仕立ての良いモノを選ぶこと

クールビズ期間中にわざわざジャケットを羽織る必要がある“ここぞ”という勝負の場面。そんなときにジャケットのラペルや裾がめくれ上がっていたり、襟にシワが寄っていたりするようでは元も子もありません。生地が程良く肉厚で、縫製もきっちりと目の揃った仕立ての良いモノを選びたいところです。

また、一般的にはジャージージャケットには芯地などの補強材が入っていません。しかし、半毛芯や伸び防止用の接着テープなど、コンフォート性を損なわない程度の補強材なら有用です。

ポイント2着用時の快適性を高めるために裏地なしを選ぶこと

編み地であるため、通気性にも優れたジャージー素材。その快適さを存分に楽しむなら、最も汗をかきやすい背中部分に裏地がない仕様のモノをセレクトするのがベストでしょう。ジャージー素材ならではの伸縮性を存分に楽しむことができるのも、裏地なしの利点です。型崩れが心配……、という方なら、背面上部のみ裏地を設けた観音仕立てや半裏仕立てならほぼ同様の快適さを得ることができます。

カジュアルに見えがちなジャージージャケットを、品良く着こなすには

芯地を使用していなかったり、生地に編み目が目立ったりする分、どうしても一般的なスーツのジャケットに比べるとカジュアルさが漂うのがジャージージャケット。清涼感を求めるクールビズにおいてはそれも利点ではありますが、より上品に着こなす際のコツも押さえておきましょう。

最も簡単なのは、タイドアップ。スーツの際に使用していたネクタイをそのまま流用できますが、せっかくのクールビズスタイルで首元が暑苦しく見えては本末転倒です。寒色やペールトーンなど涼感のある色を選ぶか、上のコーデのように編みのざっくりしたニットタイを合わせるとバランス良く仕上がります。

やっぱり暑い時期にタイドアップはちょっと……、という方なら共地のベストはいかがでしょう。秋冬のように重厚に見えないようライトなカラーのツーピースを取り入れつつ、シューズや小物でグッと色を引き締めてあげれば快適さも品の良さも両取りできます。

クールビズを楽しくする。ジャージージャケットのおすすめ10選

ワードローブに1着あると確実に重宝するジャージージャケット。最後に、大人のクールビズシーンの要となるおすすめのモデルを厳選しました。着こなしによってはオン・オフともに活躍するので、ご自身のワードローブと見比べながらチェックしてみましょう。

ブランド1『シップス』

イタリア発の高級生地メーカー「ラニフィーチョ ディ プレイ」社のジャージー生地を採用。伸縮性に優れつつもハリとコシをしっかり備えているので、生地がヘタリにくいというのも魅力です。3つボタンの段返りやバルカポケットなど、本格的な仕様にも注目を。

ブランド2『ユナイテッドアローズ』

着まわし力を考えるとつい無地をセレクトしてしまいがちですが、クールビズコーデをワンランク上に導くならチェック柄という選択もアリ。ゴージライン(ラペルの切り替え部分)を高めに設定したノッチドラペルも存在感があり、顔周りの印象を強調してくれます。

ブランド3『トゥモローランド』

ネイビー×ブラックで構成されたチェック柄は主張が控えめで、無地感覚でスタイリングが可能です。ゆとりをもたせたコンフォートなフィッティングで、伸縮性に優れたジャージー生地と相まってリラックスした着用感を提供してくれます。袖ボタンや裏地を省いているので、カーディガンのように気軽に羽織れます。

ブランド4『ナノ・ユニバース』

スマートな見た目とは裏腹に、内側にはさまざまなアイテムを収納できるマルチポケットを搭載。ビジネスはもちろん、プライベートな旅行から出張までをカバーするトラベルジャケットとしても有用です。シワになりにくい優れた伸縮性はそのままに、リネンを混紡することで清涼感ある風合いを実現している点にも注目。

ブランド5『エディフィス』

フランス・ノルマンディ地方で収穫された上質なリネンと、ポリエステルの混紡素材を使用。清涼感ある鹿の子に仕上げているので、真夏でも快適でソフトな肌触りが楽しめます。着心地も軽く、カーディガンのように気軽に取り入れられるのもうれしいポイントです。

ブランド6『ザ・スーツカンパニー』

『ザ・スーツカンパニー』のショップインブランドである『WE SUIT YOU』からピックしたのは、シャリ感のあるラミーと吸水速乾性のあるクールマックスを混紡した高機能なジャージージャケット。肌への接地面積の少ない鹿の子織りで仕上げられていて、汗ばむ夏でもより快適な着心地を手に入れられます。

ブランド7『ジャンネット』

一枚仕立てで軽く仕上げられたジャージージャケット。イタリアンサルトの技術をベースにしているので、体に沿う美しいシルエットを描きます。ブランドのアイコンでもある太陽マークのラペルピンがシンプルなデザインの中で引き立ち、着こなしのアクセントになってくれます。

ブランド8『アバハウス』

ポリエステルながらも、リネンのようにナチュラルで清涼感ある表情を表現したジャージー生地を使用したモデル。通気性が高いうえにシワになりにくく、ウォッシャブルかつイージーケア性も備えています。さらに今季は撥水機能も加わっており、急な雨天にも対応できる懐の深い1着に仕上がっています。

ブランド9『シップス ジェット ブルー』

クールマックスを混紡した強撚糸を用いることで、シャリ感のあるドライな肌触りを実現。夏でもサラリとした着心地を味わうことができます。パッドや芯地などを極力省いた仕立てですが、ジャケットの製造を主とする工場で縫製しているので、かっちりとした印象で着こなせるのも優秀です。

ブランド10『コムサイズム』

3種類の特殊機能糸をMIXした『コムサイズム』オリジナル素材を使った1着。ジャージー生地としての特性に加え、消臭抗菌・防臭、軽量、UVカット、ウォッシャブルなど多種多様な機能を装備しています。腕の通りを考慮した袖の裏地には、通気性に優れたメッシュ調の生地を使用。

家で洗えるの? 伸びてしまわない? ジャージージャケットの取り扱いについて

ジャージージャケットで心配なのが、着ていくうちに伸びてしまうか否か。実は編み地で作られているジャージーは伸びてしまうことがなく、型崩れもしにくいのです。それが影響しているからか、ジャージージャケットは家で洗えるものも多いんですよ。ただ、ジャージージャケット=洗濯機で洗えるわけではないので、品質表示を必ず確認すること。また、ジャージーは毛玉になりやすいという欠点もあるので、それを防ぐために静電気防止スプレーや静電気防止柔軟剤を使うのもおすすめです。

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TASCLAP編集部

ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。
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