
外遊びでも街使いでも。アウトドアサンダルは大人コーデの頼れる相棒だ
今、大人にこそアウトドアサンダルがおすすめ。機能性はもちろん、デザイン性も優秀で、さまざまなシーンやコーディネートで重宝します。おすすめ品とともに詳しくご紹介!
夏をはじめ年中活躍。アウトドアサンダルが大人コーデに効く
夏になると大活躍するサンダルですが、履き心地や機能性をおろそかにすると足がすぐに疲れたり、痛くなったりします。それを解決できるのが、オフロードも想定したハイスペックな作りのアウトドアサンダルです。ソックスを合わせて楽しめるタイプが主流のため、見た目や保温性のアレンジも可能。秋冬用も充実しており、夏だけでなく一年を通して活躍してくれるでしょう。
実は近年のアウトドアブームを経て、ワントーンなどの洗練されたデザインのアイテムが増加傾向にあります。スタイリッシュに見えてもアウトドア由来の機能的ディテールは健在なので、絶妙なハズし役としても最適です。きれいめな着こなしの足元におしゃれなアウトドアサンダルを合わせれば、こなれたコーディネートがすぐに完成。大人こそアウトドアサンダルを積極的に活用しましょう!
アウトドアサンダルは大きく分けて3タイプ。好みやシーンを考慮して選ぼう
バリエーションが豊富なアウトドアサンダルですが、定番のタイプを大まかにカテゴライズすると「ストラップタイプ」「クロッグタイプ」「シューズタイプ」の3種類に集約できます。それぞれの特徴をインプットして、自分の好みやコーディネート、シーンにマッチするものを的確にセレクトしましょう!
タイプ1
フィット感と清涼感のどちらも欲しいなら「ストラップタイプ」で
アウトドアサンダルと聞いて最初に思い浮かべるのはこの「ストラップタイプ」ではないでしょうか。アイテム数が多くデザインも多種多様ですが、ストラップを駆使してフィット感を確保しているのが共通点。特に、つま先が露出しているデザインが定番です。素足の見える割合が多く、見た目も着用感も涼感たっぷり。アウトドアサンダルの中でもっとも抜け感が高いタイプともいえます。
タイプ2
「クロッグタイプ」なら脱ぎ履きが楽ちんでリラックス感も◎
“クロッグ”とは英語で“木靴”を意味し、フランス語の“サボ”と同義。「クロッグタイプ」のサンダルは、木靴のような丸みを帯びたフォルムで、かかとのない仕様が特徴です。つま先から甲にかけてしっかり覆うデザインなので、着用感は靴に近い感覚。保温性を高めたタイプにソックスを合わせれば、冬でも難なく使えます。正面から見るとシューズに近く落ち着いた雰囲気ですが、さりげなく抜け感もあり、大人にぴったりのサンダルです。
タイプ3
アクティブなシーンや足の保護を重視するなら「シューズタイプ」がおすすめ
足全体を覆うスニーカーに近いデザインのサンダルが「シューズタイプ」。スニーカーと違ってアッパーの一部がオープンなのが特徴です。着用感はほとんどスニーカーで、ホールド性抜群。動き回っても脱げにくく、アクティブなシーンや水辺などでも重宝するでしょう。ハイテクスニーカーのような外見なので同じように履きこなせますが、素肌が見えるぶん、抜け感が強くなります。
街でも履きたいアウトドアサンダル。おしゃれに履くためのコーデ術を紹介
アウトドアサンダルを使ったコーディネートにピンときていない人のために、お手本的な着こなし例をご紹介。サンダルらしい外見が特徴のストラップタイプを中心に、5つのパターンを解説します。デザインで選ぶのはもちろん、カラーリングや合わせるソックスにより、抜け感を調整しつつ履きこなすのがポイントです!
コーデ1
足元までモノトーンで揃えてラフな夏スタイルを大人仕様に
サンダルが履きたくなるタイミングは、Tシャツを着たりショートパンツをはきたくなったりするタイミングでもあります。その3アイテムを何も考えずに組み合わせるとかなりラフな印象になりますが、全身をモノトーンでまとめれば大人っぽい夏スタイルに。アウトドアサンダルの開放感があればヘビーな印象や堅苦しいムードになることはなく、ちょうど良いバランスに整います。ここではストラップタイプを選んでいますが、クロッグタイプやシューズタイプも同様の効果を発揮するでしょう。
コーデ2
アウトドアサンダル+白ソックスでクリーンな抜け感を加味
ストラップタイプのアウトドアサンダルは、ソックスを合わせることで印象をアレンジすることが可能です。例えば、白いソックスを合わせると、アウトドアテイストに清潔感をプラスすることができます。写真の着こなしは、ダークなイージースラックスで落ち着いたムードを演出しつつ、足元で軽快な抜け感を演出。白いソックスからクリーンな品の良さが漂っています。
コーデ3
アウトドアサンダル+黒ソックスでハズしすぎない足元に
こちらはアウトドアサンダルに黒いソックスを組み合わせた好例。サンダルもソックスもスラックスもブラックで統一したうえに、シャツを合わせてタックインまでしているのでかなり上品な印象です。ただし、足元がサンダルなのでさりげなく軽やかな雰囲気も併せ持っています。着崩しすぎたくないときは、アウトドアソックス+黒いソックスのセットが便利です。
コーデ4
セットアップスタイルへのテイストMIXをサンダルで実現
人気が続いているセットアップスタイルは、スニーカーでハズすのが常套手段ですが、さらなる抜け感を演出したい場合はアウトドアサンダルを合わせるのがおすすめ。アウトドア調の個性が加味できるのも利点です。素足が覗く面積が広いほどハズした印象が高まるので、ストラップタイプは効果絶大。シューズタイプやクロッグタイプでもスニーカー以上の抜け感が打ち出せます。
コーデ5
冬のコーディネートこそアウトドアサンダルで軽快に演出
コーディネートがヘビーな印象になりがちな秋冬こそ、アウトドアサンダルを使って軽快さを演出するとおしゃれに見えます。このとき、寒々しい足元にならないようにソックスを合わせるのが原則です。クロッグタイプなら、シューズに近い感覚で履きこなすことが可能。他のタイプでも、厚手のソックスを合わせればOKです。コーディネートや気分、天候や気温に合わせてアレンジしつつ、寒い日もアウトドアサンダルを活用してみてはいかがでしょう。
アウトドアでも街でも活躍。タイプ別アウトドアサンダル15選
ここからはおすすめのアイテムをご紹介。上で解説した3つのタイプ別に、それぞれ5足ずつ逸品をセレクトしました。アウトドアサンダルはカラーや柄のバリエーションが充実していますが、ここでは大人が履きこなしやすいカラーをピックアップしています。
▼タイプ1:爽やかさとアクティブさを両立できるストラップタイプ
まずは、アウトドアサンダルを象徴するストラップタイプのおすすめ品をご紹介。代表的なブランドの定番モデルばかりをピックアップしたので、どれを選んでも間違いありません。ストラップのデザインによって見た目も履き心地も大きく変わるので、普段のコーディネートや自分のフィーリングに合いそうなタイプを選んでみてください。
アイテム1
『テバ』ハリケーン XLT2
アウトドア系のスポサンブームをけん引してきたブランドの筆頭格。その定番モデルのひとつが「ハリケーン」です。3点で足をしっかりとホールドするユニバーサルストラップシステムを採用しているのが大きな特徴。足のほとんどが露出するので、見た目も履き心地も開放的です。定番モデルだけあって色柄は豊富。ボリュームソールを採用したアレンジ版なども登場しています。
アイテム2
『ナイキ』オニオンタ
数多くのサンダルをリリースしている『ナイキ』の中で、代表的なアウトドアサンダルは「オニオンタ」「キャニオン」「デシューツ+」。今回選んだのは「オニオンタ」で、内側を覆うフラップとそれを固定するジグザグのストラップが印象的です。さらに、ヒールのフィット感を伸縮コードで素早く調整できるのもポイント。トレイルチームとラボの知見を生かし、あらゆる面から快適性を追求しています。
アイテム3
『ザ・ノース・フェイス』ストレイタム レペンテ
アウトドアといえば外せないのが人気ブランドの『ザ・ノース・フェイス』です。サンダルも充実していて、ストラップタイプの定番がこの「ストレイタム」。片手でもフィット感の調整ができるミニマルモーションシステムを採用するなど、使いやすくて疲れにくい機能を搭載しています。環境負荷の低減を目指し、ウェビングテープはリサイクル素材、ボトム材の50%近くはサトウキビが原料のバイオベース素材を採用。EVA製造時に排出されるCO2をサトウキビの栽培過程で吸収する循環型システムを具現化しています。
アイテム4
『シャカ』ネオ ハイカー AT
『シャカ』もアウトドア系スポーツサンダルを象徴するブランド。定番モデルのひとつが「ハイカー」で、グルカサンダルのように組み合わせたストラップが個性的です。その進化版である「ネオ ハイカー」は、アウトドアサンダルとしての機能がさらに向上。全地形対応のATソールを搭載し、サンダルのレベルを超えた最高級の履き心地と安定性を実現しています。
アイテム5
『キーン』ユニーク
『キーン』もアウトドア系スポーツサンダルの人気をけん引してきた代表的ブランドといえるでしょう。なかでもアイコニックなモデルが「ユニーク」です。ネーミング通りのかなりユニークなデザインで、コードで形成したアッパーが足の大部分を覆っています。ポリエステル製の伸縮するコードが足の動きに合わせて変形するのでフィット感は抜群。マイクロファイバー製のヒールバックがかかと部分をソフトにホールドします。バンジーシューレースで着脱も簡単。
▼タイプ2:リラックス感溢れるクロッグタイプ
クロッグタイプも逸品が揃っているので選ぶとなると悩むかもしれませんが、メインに使う季節を決めると選びやすくなります。夏向きなのはアッパーの一部がオープンになっていて通気性が高いもの、冬向きなのは中綿入りで防寒性を補完しているものが一般的。それ以外は春や秋を中心に季節を問わず使えます。ソックスで保温性が調整できる点も考慮しつつ選んでみてください。
アイテム6
『クロックス』クラシックハイカークロッグ
クロッグタイプのサンダルを浸透させた功労者の『クロックス』は、アメリカで人気が再燃中。もともとはボートシューズのメーカーで、定番モデルがクロッグ型の「クラシック」です。それをアウトドア仕様にアレンジしたこの一足は、ボリュームのあるノコギリ状のアウトソールを採用してグリップ性能を高めているのがポイント。可動式のバックストラップもクッション性が高まっています。ブランドを象徴するクロスライトを全体に使用し、軽量性・衝撃吸収性・防臭機能を兼備。
アイテム7
『スイコック』モック
アウトドア系スポサンブームとともに人気を高めたブランドのひとつが『スイコック』。定番モデル「モック」は、ややスマートな流線型のフォルムが特徴的です。『スイコック』といえばビブラムソールを使ったサンダルが大半ですが、こちらはラバーの一体成型ですべてがオリジナル。軽量に仕上がっています。バックストラップは可動式で、かかと部分をホールドしたり、フロントに置いて着脱しやすくしたりとアレンジが可能です。
アイテム8
『ハイテック』カワズ クロッグ
イギリス生まれのアウトドアブランド『ハイテック』。定番サンダルのひとつが「カワズ クロッグ」で、そのネーミング通り自由に動き回るカエル(=かわず)をイメージしたデザインのクロッグ型サンダルです。かかと部分はもちろん、甲の部分もフィット感を調整できるのが大きなポイント。つま先がしっかりガードできるので水辺や悪路でも安心です。ワントーンのブラックはクールな仕上がりで、コーディネートにも馴染みやすい面持ち。
アイテム9
『ジェリー』コーデュラナイロン アウトドア サボサンダル
アメリカの老舗アウトドアブランドがリリースしているこのサンダルは、ワンポイントのロゴ刺繍をあしらっただけのシンプルなデザイン。軽くて頑丈なコーデュラナイロンをアッパーに採用しつつ、つま先部分を硬いゴムで覆って安全性を高めています。さらに、撥水仕様で水滴の浸入もガード。価格もお手頃でコストパフォーマンスも抜群です。カラバリも充実していて、カーキ、ベージュ、オレンジ、ブラックをラインアップ。
アイテム10
『シャカ』スナグ クロッグ
クロッグ型のサンダルには、保温性を高めた秋冬仕様のタイプも少なくありません。その1つがこちら。断熱性、保温性、透湿性、軽量性に優れる高機能中綿・シンサレートを封入することで、温かくて快適な履き心地を実現しています。さらにインソールには、クッション性、抗菌防臭性、軽量性の高いオーソライトを採用。2本のストラップがしっかりホールドし、フィット感も調整できます。かかと部分のストラップは取り外しも可能。
▼タイプ3:安定感と堅牢性を求めるならシューズタイプで
全方位的に足を包むシューズタイプのアウトドアサンダルは、フィット感を細かく調整できるタイプがほとんど。ルックス重視で選ぶのももちろんおすすめです。また、個性を発揮したいのであれば、カラー優先でセレクトするのも手。使いやすいのはオールブラックですが、カラバリもチェックしつつ選んでみましょう!
アイテム11
『イノヴェイト』レコライト 190
『イノヴェイト(inov-8)』はイギリスのオフロードシューズブランド。代表的なモデルのひとつが「レコライト」で、人気セレクトショップによる別注品もたびたび話題になっています。もともとはトレイルランニングのレース前後で着用するリラックスサンダルとして開発されましたが、機能性の高さからオールマイティに使えるシューズ型サンダルとして人気に。特徴的な仕様のひとつがクイックシューレース構造で、引っ張るだけでフィット感が調整できます。
アイテム12
『キーン』ニューポート H2
サンダルでありながらつま先まで守ることを可能にした『キーン』の創業モデルが「ニューポート」。靴を超えたサンダル“ハイブリッドフットウェア”を象徴する逸品です。アメリカで圧倒的な人気を誇るだけあって、機能性は万全。ホールド性・クッション性・グリップ性・使い勝手の良さをすべて備えています。モデル名の「H2(エイチツー)」は水陸両用であることを意味し、あらゆるシーンに対応。
アイテム13
『ハイテック』×『チャオパニックティピー』グルカサンダル
アウトドア関連アイテムを得意とするセレクトショップの別注によって誕生したグルカサンダル風のモデル。トレンドライクなボリュームソールが特徴的で、着地時の衝撃を70%程度も軽減します。構成するすべてパーツにV-LITE(ブイライト)を採用し、機能性を損なうことなく軽量化しているのもポイント。銀イオンによる抗菌防臭効果を備えたインソールが、素足で履いても快適性をキープします。
アイテム14
『ホカ オネオネ』ホパラ
厚底のランニングシューズで人気を集めている『ホカ オネオネ』ですが、実はアウトドア派に向けたマウンテンサンダルもリリースしています。アッパーに切り込みを入れることで、通気性や排水性を高めているのがポイント。足をしっかり包み込みながら、クイックレースシステムで簡単にフィット感が調節できます。反発性やクッション性もハイレベルで、シーンを問わず活躍。
アイテム15
『ナイキ』エア リフト ブリーズ
シューズ型サンダルの代表格といえるのが『ナイキ』の「エア リフト」です。クッション性やグリップ性が高く、つま先が分かれた仕様で素足のような履き心地を実現。純粋なアウトドア系サンダルではありませんが、厳しい環境でも活動できる機能性を備えています。現在は女性向けのモデルしかリリースされていませんが、サイズ展開が豊富なので男性も着用可能。独創的なデザインがコーディネートのアクセントとして重宝します。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『テバ』 ハリケーン XLT2
-
『ナイキ』 オニオンタ
-
『ザ・ノース・フェイス』 ストレイタム レペンテ
-
『シャカ』 ネオ ハイカー AT
-
『キーン』 ユニーク
-
『クロックス』 クラシックハイカークロッグ
-
『スイコック』 モック
-
『ハイテック』 カワズ クロッグ
-
『ジェリー』 コーデュラナイロン アウトドア サボサンダル
-
『シャカ』 スナグ クロッグ
-
『イノヴェイト』 レコライト 190
-
『キーン』 ニューポート H2
-
『ハイテック』×『チャオパニックティピー』 グルカサンダル
-
『ホカ オネオネ』 ホパラ
-
『ナイキ』 エア リフト ブリーズ
掲載アイテムをもっと見る(3商品)
KEYWORD関連キーワード