山と街を行き来できるブーツが大人にはうれしいんだ

山と街を行き来できるブーツが大人にはうれしいんだ

キャンプやハイキングなど、夏の山には我々の“楽しい”が凝縮されている。そこで活躍するのが山ブーツ。しかも、街でも使えるとしたらこれほどのうれしいことはない。

菊地 亮

2015.06.25

ブーツ
トレッキングブーツ・シューズ

ファッションとしてのフィルターを通して選ぶコンテンポラリーブーツ

アノラックしかりクライミングパンツしかり、もはや山と都市を分かつ垣根はなくなったと言っていい。ただ山靴はと言うと、スペック重視といかついルックスも相まって、どうも都市で履くには不釣り合いと感じる人も多いはず。しかし、レザーやネイビーなどファッション的要素を加えたアイテムなら街でも頼れる武器になる。

Point1:レザーのもつ上質な雰囲気が振り幅を広げるカギに

山ブーツで優先されるのは厳しい環境に耐えうる堅牢性。だから、使用される生地はコーデュラナイロンやゴアテックスといった高機能素材が一般的だ。ただ、それを街で履くとなれば少々野暮ったさが出かねない。ならば、山の印象を払拭しつつ、馴染み深い素材を選びたい。となれば、レザーをおいてほかにないだろう。

Item1『ダナー』 ダナーライト2

『ダナー』の名を世に知らしめたのはトレッキングブーツであることは有名な話。その代表格と言えばダナーライトだが、ゴアテックスで覆われたゴツめのボディから一転。全体をフルグレインレザーによって仕上げたダナーライト2なら、クラシックな革靴を思わせるルックスにより街へも違和感なく溶け込んでくれる。

男らしい!ダナーのブーツを街でも山でもコーデの主役に

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自然豊かなポートランドが拠点のブーツメーカー『ダナー』。機能美光る同社のブーツは、山使いのみならず街履きとしても頼れる存在です。人気作をコーデ例とともに紹介!

山崎 サトシ

Item2『ヴァスク』 サンダウナーGTX

1964年、アメリカワークブーツの雄、レッド・ウィングの1部門として誕生したのが『ヴァスク』。そのブランド背景や、アメリカ国立公園局パークレンジャーの公式シューズに採用されていることからもその信頼性は理解できるだろう。さらに、上質なレザーによるオールドスクール風の見た目が普段使いとしても最適だと言える。

Item3『パラブーツ』 ヨセミテ

ミカエルやシャンボードなどでもはやお馴染みとなった、フランスの実力派革靴ブランド。堅牢性をより高めたトゥキャップ、いかめしいソールからも分かるように山でも十分役立つ素養を備えつつ、同ブランドらしいエレガントなスエード使いが目を引く。しかも、鮮やかな染色により足元のポイント作りにも非常に効果的だ。

Point2:落ち着きのあるブラックの選択が大人な足元へと導く

遭難した際に発見されやすいことを想定し、アウトドアアイテムには発色のいいカラーを採用するケースが多い。それが、山スタイルでは“遊び”として機能するが、街ではただでさえフォルムがゴツいだけに過度な主張を生む危険性も。選ぶべきはやはりブラックやネイビーといったクールな色。それによりトレンド感も手に入る。

Item1『ブッテロ』 B4382

イタリアの名門が仕上げたアウトドアブーツは、山靴特有の素朴さの中に優雅さが垣間見えるイタリアメイドらしい仕上がり。しかも、足を優しく包み込む抜群のフィッティングや、耐久性のあるビブラムソールも魅力だ。そのうえ、全体をオールブラックにしたことにより、ビッグシルエットながらスタイリッシュな見た目に。

ブッテロのブーツは男らしくて、でも上品。今チェックすべきはこの10足

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長く続いたスニーカーブームが徐々に落ち着き、久しぶりにブーツがトレンドに浮上。なかでも間違いないチョイスは『ブッテロ』のブーツ。着こなしを確実に格上げできます。

近間 恭子

Item2『ティンバーランド』 フィールドブーツ6717A

『ティンバーランド』と言えば、6インチブーツが国内では知られるところだが、フィールドブーツもまた世界中にファンをもつ人気モデル。肉厚な入口部のクッショニングや、安定感のあるソールなど、ブランドとしての矜持を備えながら、黒一色の趣が足元にモードな雰囲気を演出。シャープさに磨きがかかった見栄えも都会的。

Item3『キーン』 ユーティリティクリーブランドブーツ

ハードなビジュアルの中に詰め込まれた機能性は、我々に安心感を運んでくれる。防水加工を施したアッパー、吸水速乾性素材を使用したライニング、つま先を守るスチールトゥは最たる例と言えるだろう。山靴としての素養を十分に満たしながら、モノトーンの仕立てによりモダンな表情へと昇華させた質実にしてクールな1足だ。

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『キーン』のサンダルやシューズの人気作を厳選。その魅力や着こなし方、気になるサイズ感など『キーン』について整理してご紹介する。

TASCLAP編集部

Colum双方のフィールドをフォローする、山ブーツ以外の選択肢

フェスやキャンプで活躍し、ショッピングにも出かけられるブーツは意外に多い。例えば、レディースで一躍火がついたレインブーツ。ラバー製の柔軟さや防水性、多彩なカラバリは普段使いにうってつけだ。また、『L.L.ビーン』のハンティングブーツも、アメリカ本国では狩猟の時だけでなく日常から愛用してきた歴史をもつ。

Item1『ル シャモー』のレインブーツ

1920年創業のフランスが誇る老舗。天然ゴムにこだわったレインブーツは、通気性があり蒸れ知らず。そのうえ耐寒性も十分と、これまで多くのプロフェッショナルらも愛用してきた。加えて、フランスメイドらしさがのぞく美しいシルエットは抜群。足首にかけてテーパードがかったフォルムは足を長く、美しく見せてくれる。

Item2『L.L.ビーン』 ビーンブーツ

『L.L.ビーン』の創始者であるレオン・レオンウッド・ビーンが最初に作ったアイテムとして知られる1足。ラバーに高品質のフルグレインレザーを加えた斬新なアプローチは、アウトドアマンやハンターたちから受け入れられ、その人気は一般市民へも飛び火。今では、高性能なカジュアルシューズとして世界中に愛用者が多い。

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老舗アウトドアブランド『エルエルビーン』のロングセラーシューズ「ビーンブーツ」。雨や雪に対応する高い機能性のほか、多くの人に支持される理由を紐解きます。

ai sato

地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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