手軽にスポーツMIX。ハーフジップのトップスが着こなしを旬に導く

手軽にスポーツMIX。ハーフジップのトップスが着こなしを旬に導く

未だ冷めやらぬ90’sリバイバル。とりわけ注目銘柄なのが、当時を彷彿とさせるハーフジップ仕様のトップスです。選び方からコーデ術、最新作まで詳細にナビゲート!

山崎 サトシ

2019.08.21

ストリートファッション
スポーツファッション

置き換えるだけで即、今どきに。“ハーフジップ”って知ってる?

数年続く長期トレンドとなっている90’sテイスト。その勢いはとどまることを知らず、この秋冬もシーンを席巻しそうです。そこで今、当時を象徴するアイテムとして挑戦してみたいのが、スポーティな雰囲気に満ちたハーフジップのトップス。そもそもハーフジップとは、写真のアイテムのようにジップが襟元から胸元あたりまで配されたディテールのこと。スポーツウェアに多く見られるあしらいで、本来は温度調整を容易にするために考案されたものです。アクティブなアイテムが隆盛であった90年代のストリートシーンで多用されたハーフジップのトップスは、90’sリバイバルに沸く現在においても極めて有用といえるでしょう。

ジャスト~ややゆるめが基準。だらしなく見せないシルエット選びを

90年代のストリートでは、ビッグサイズのハーフジップをダボッと着こなすスタイルが流行しました。とはいえ、ともすれば部屋着のように映ってしまうのでオーバー30代がそのまま真似するのは避けたほうが無難でしょう。トレンド要素を取り入れつつも大人っぽく着こなすなら、ジャストもしくは少しゆるめぐらいの野暮ったくないサイズバランスを意識するのがベター。サイジングをアップデートするだけで、今っぽいこなれたスタイルに見せられます。

開けるか、閉めるか。ハーフジップの開閉事情

胸元のジップを開けるか否かは、着こなす際の迷いどころ。結論から言うと、狙うスタイルによってどちらが良いかは異なります。例えば、インナーとのレイヤード感をアピールしたい場合や、装いにメリハリを出したいときはジップをオープンしたほうが断然◎。ジップを開くと軽快な印象が高まるというメリットもあります。

反対にクリーンで引き締まった雰囲気を狙うのであれば、ジップをクローズするのが正解でしょう。それ単体で着こなす場合や、その上に1枚アウターを羽織る場合にも閉めたほうがベターといえます。このようにハーフジップの開閉はどちらも異なった利点があるので、自身のコーディネートに応じてアレンジするのがスマートです。

90年代に忠実すぎるのはNG。大人感を出すためにはボトムスにも気配りすべし

いくらハーフジップアイテムが旬だと言っても、モロに90年代を意識したコスプレコーデに仕上げてしまうと子供っぽいイメージに……。大人っぽく帰結させるためのおすすめは、モノトーンカラーのボトムスとのコンビネーションです。なぜなら、スポーティな面持ちのハーフジップトップスを適度に引き締めてくれるから。洒落者たちの実践率もかなり高めです!

着こなし1程良くゆるめながら、ボトムス選びの妙で大人顔に!

ハーフジップからアウター、ボトムスまでややゆるめのシルエットで統一した90年代感の色濃いコーディネート。それでいてちゃんと大人っぽいのは、ウールブレンドのスラックス風なグレーパンツを合わせているから。白のカットソー&スニーカーによって、クリーンな印象をさりげなく落とし込んでいるのも技アリです。

着こなし2上下を黒で同調させた、シックなスポーツスタイル

アノラックジャケット&パンツともにブラックで統一すれば、スポーティな中にも必然的にシックさが香り立ちます。フロントジップをがっつりオープンしたり、足元に色鮮やかなスニーカーを持ってきたりと、無彩色のコーデを重々しく見せないための工夫もお見事! 今日的な90‘sスタイルの模範解答といえるでしょう。

着こなし3ストリート感強めのスタイルをパンツで上手にトーンダウン

ツートーンのハーフジップスウェットにグレーパーカー、そして足元はカラーソックス&『ヴァンズ』のスケートシューズと、ストリートなノリが強めの着こなし。だからこそ、ボトムスは対照的に落ち着きのある黒のコーデュロイパンツをセレクト。着こなしの“やんちゃさ”を巧みにトーンダウンさせ、あか抜けた佇まいにまとめ上げています。

旬な雰囲気を呼び込む。大人におすすめしたいハーフジップの10アイテム

90’sトレンドの後押しもあって、ハーフジップのアイテムが各ブランドから続々登場! 多士済々の顔ぶれの中から、大人のカジュアルにハマるモデルを紹介します。シンプルなモノからデザイン性の強いモノまで幅広くピックしたので、自身の装いにマッチする1着を取り入れてみてください。

アイテム1『ナイキ』CEハーフジップポケットフーディ

着心地軽やかなポリエステル100%ボディのアノラックパーカー。90’sスポーツテイスト満点なデザインで、着こなしの主役としてうってつけです。薄手の仕立てなので、上にアウターを重ねることも可能。発色豊かなこちらのモデルの他に、着回し力の高いオールブラックモデルもカラバリで用意されているので、好みに応じた選択を。

アイテム2『フレッドペリー』×『ビームス』90’sロゴ ベロア ハーフジップ

『フレッドペリー』のアーカイブにあるテニスジャケットをデザインベースとして、素材を秋冬らしいベロア仕様にチェンジ。スタンドカラーのバランスや全体のサイズ感なども、『ビームス』によって現代的にアレンジされています。さらに、フロントには存在感ある『ビームス』エクスクルーシブとなる90‘sロゴをセッティング。

アイテム3『ステューシー』ツートーン モックネック

『ステューシー』といえば、90年代のストリートスタイルを象徴するブランドの1つ。当時の空気感を演出するうえではうってつけの存在といえます。この新作アイテムは速乾性に優れたコットンドライフリースを素材に抜てきしており、初秋の着こなしに最適。大胆なツートーンカラーもあの時代のスタイルを彷彿とさせます。

アイテム4『エイメ レオン ドレ』ジップ プルオーバー

2014年にデビューした、新鋭NYブランドが放つナイロンジャケット。胸元に幅広のライン&ブランドネームが入ったオールドスクールなデザインが、現代ではかえって新鮮です。さらに、右袖に配置されたワッペンも程良いスパイスとして機能。テーパードパンツやウールパンツのような品の良いパンツともマッチするので、さまざまなシーンで活躍しそうです。

アイテム5『ラッピンノット』×『ステュディオス』別注ハーフジップニット

新潟の老舗ニッターであるウメダニットが手掛けるブランド『ラッピンノット』に、人気セレクトショップの『ステュディオス』が別注。トレンドのハーフジップデザインをシンプルニットに取り入れています。生地はカットソーよりも若干肉厚ですが、ポリエステルとウールの混紡生地なので着心地は実に軽やか。汎用性の高いミニマルデザインも高評価です。

アイテム6『レミ レリーフ』×『ブリーフィング』コラボ T/C裏起毛 ハーフジップスウェットプルオーバー

アメカジを根底に置くファッションブランド『レミ レリーフ』と、ミルスペックのUS製バッグで知られる『ブリーフィング』によるジョイントワーク。前面はプレーンなハーフジップスウェットですが、背面にはウエストバッグをモチーフとしたビッグポケットを配置。カバンいらずで出歩ける気の利いた1枚に仕上がっています。

アイテム7『チャンピオン』ナイロンアノラックパーカー

撥水&耐久性に優れた機能的なナイロン素材を使用した、スポーツ&アウトドアシーンでも使える1着。裏地はメッシュが配されているので、タフなだけでなく通気性にも長けています。ネオンカラーを纏ったアイキャッチ効果の高い配色も見どころで、アピール度も抜群! サラッと着るだけで旬を主張できるアイテムです。

アイテム8『ヴィクティム』ハーフジップニット

コットン糸を使って仕立てたライトな着用感のリブ編みニット。ゆとりを持たせたフォルムですが、あえて裾や袖口のリブを排除しているのですっきりとした出で立ちです。さらに、ウエストにカンガルーポケットをあしらったパーカー風のデザインで、スポーティさを落とし込んでいるのも印象的。ベーシックに見えて、こだわりが随所に潜んでいます。

アイテム9『ナパピリ』プルオーバーハーフジップスウェット

イタリア生まれのストリートブランドよりお目見えのスタンドカラースウェット。90’sテイスト全開の大胆なカラーブロック仕様で、周囲の目線を惹きつけます。シルエットはややオーバーサイズですが、ゆるすぎないので大人のカジュアルコーデにも難なく順応。なお、インパクトの強いトップスなので合わせる他アイテムはシンプルなモノを選ぶのがベターでしょう。

アイテム10『ジョンブル プライベートラボ』オールドハーフジップパーカー

デザイン自体はスタンダードなハーフジップパーカーですが、手練れの職人がハンドワークでダメージ加工を施しているため、長年着こんだような自然な雰囲気を放っています。加えて、左胸&左袖に同色の糸で刺繍をあしらっているのも特徴の1つ。多彩なスタイリングに落とし込めるうえ、秋・冬・春と3シーズンで使えるので費用対効果も抜群です。

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山崎 サトシ

アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!
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