
三陽山長が作る日本人のための革靴。定番&注目作のおすすめ8選
日本の伝統職人によるモノ作りに定評がある『三陽山長』。素材からラスト、縫製に至るまで、類いまれなこだわりによって生み出される品質本位の革靴の魅力に迫ります。
日本の職人技が光る『三陽山長』の革靴
革靴というとイギリス・イタリア・アメリカが有名ですが、日本のブランドも引けを取りません。なかでも『三陽山長』は、2000年の創業当時から徹底して”品質本位”をコンセプトに掲げる職人気質のブランド。”技・粋・匠”という和の精神に基づき、伝統的な仕様とモダンなディテールを融合させた日本人のための革靴を発信しています。そして、それが実現できるのは職人の存在があってこそ。靴作りひと筋50年以上という経験豊富な職人たちが『三陽山長』の屋台骨を支えているのです。
『三陽山長』の革靴が支持されている一番のポイントは、履き心地の良さにもあります。特にラスト(木型)が秀逸で、日本人の足型に基づいて作られているのはもちろん、顧客からのフィードバックを得ることでさらに進化。欧米ブランドにはない快適なフィット感とホールド感こそ、『三陽山長』の強みであり、魅力といえるのです。
『三陽山長』の代表的なラストの種類
前述した通り、『三陽山長』の靴はラストが秀逸。そこで代表的なラストを厳選し、その特徴を紹介します。履き心地はもちろん、見た目も左右するので購入時の参考に!
種類1
R2010
設立時からの定番である「R201」をベースに、ブランド10周年を迎えた2010年に誕生した「R2010」。それまでに得られたデータを分析し、現代の足型にフィットするよう改良されています。より多くの人の足に合うよう甲を低く抑え、面で体重を支える仕様へと変更。さらにかかとをしっかりホールドする小ぶりなヒールカップ、アーチを支える絞り込んだ土踏まずにより、立体的な造形美とフィット感を実現しています。
種類2
R309
「R2010」と同時期から展開されている『三陽山長』の定番ラストの1つ「R309」。小ぶりなヒールカップや低めの甲などにより、華奢な足の人でもしっかりとしたホールド感を味わうことができます。スクエアトゥラストによるモダンなシルエットにも注目を。
種類3
R2013
「R2010」をベースにスリップオン用として開発された「R2013」。ヒールカップをより小ぶりに、甲もさらに低く抑えることで、スリップオンでもかかとが抜けにくい設計になっています。ややボリューム感があるので、2015年からはカントリー調レースアップシューズにも採用されるようになりました。
ブランド特有のユニークな名前にも注目
『三陽山長』のドレスシューズは、モデル名がすべて漢字3文字の男性の名前になっているのも特徴。このモデル名には法則があって、頭文字は靴のデザインを表しています。例えば「友」はストレートチップ、「源」はダブルモンク、「弥」はローファー。さらに2文字目と3文字目は採用されているラストのことで、「郎」はR2010とR2013、「太郎」はR305、「之介」はR309。つまり、モデル名を見れば靴のデザインとラストがある程度判断できるというわけなんです。
『三陽山長』の定番モデルはこの5足
『三陽山長』の魅力がわかったところで、まずは定番モデルをご紹介。どれも履き心地が抜群、かつ大人の品格を演出できるものばかり。ビジネススタイルも格上げできますよ。
モデル1
友二郎
『三陽山長』でもっとも定番のストレートチップ「友二郎」。シンプルなデザインに、アイレット横のスワンネックステッチが絶妙なアクセントになっています。ソールはビブラム社の凹凸感あるラバー製なので、グリップ力が高く、実用性に優れているのも魅力。
モデル2
源四郎
クラシックながらも華やかな足元を演出できるダブルモンクシューズ。ラストはラウンドトゥの「R2010」を採用しているので、しっかりとしたホールド感を味わうことができます。スーツからジャケパンまで、幅広いビジネススタイルで活躍するモデルです。
モデル3
勘三郎
熟練職人の匠な技を要する手縫いのスキンステッチを施したUチップシューズ。ミシン縫いとは一線を画す、ステッチの美しさは唯一無二の存在感を放ちます。さらに職人の丹念な手作業“ハンドフィニッシュ”による、アンティーク調のムラ感ある染色も特徴です。
モデル4
弥伍郎
定番ラスト「R2010」をベースに開発された「R2013」を採用したペニーローファー。ヒールカップをより小ぶりに、甲を低く抑えているので、スリップオンながらもしっかりとしたホールド感を味わえます。職人の丁寧な手作業で縫い上げたハンドモカステッチ、日本製のオリジナルラバーソールを搭載しています。
モデル5
鷲六郎
流れるようなウイングチップやメダリオン、パーフォレーション、ピンキングが特徴的なフルブローグシューズ。ドレスシューズの中でももっとも華やかで、かつ重厚感ある足元が演出できます。アンティークのような深みのあるブラウンも印象的。
ドレスシューズとスニーカーが融合したラインアップにも注目
最近ではスニーカー通勤が推奨されているものの、抵抗がある人も少なくないと思います。そんな方には『三陽山長』のドレススニーカーがおすすめ。履き心地はスニーカーでも見た目はドレスシューズなので、ビジネススタイルにも組み込みやすいはずです。
モデル1
新八
シャープなスクエアトゥラストを採用したスタイリッシュなモンクストラップシューズ。低反発性のアーチサポートインソールを搭載し、さらにはイタリア製のオリジナルラバーソールと相まってコンフォートな履き心地を提供します。しなやかさと耐久性を兼備するスエード製。
モデル2
秀六
『三陽山長』定番のラウンドトゥラスト「R2010」を、ドレススニーカー用にモデファイした「R2010CF」を採用。さらに2019年秋冬よりソールをミッドソール仕様に変更し、クッション性の向上とセメント製法ながらもオールソール交換を実現しています。ドレスシューズのように長く愛用できるドレススニーカーです。
モデル3
新伍
ドレススニーカーではあまり見られないタッセルローファータイプ。脱ぎ履きが楽ちんなうえに、低反発性のアーチサポートインソールなどによって快適な履き心地が楽しめます。メダリオンとシャープなスクエアトゥラストにより、上品ながらもスタイリッシュな足元を構築。

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