メンズ必修。ボンバージャケットの今どきな着こなし方とおすすめ10着

メンズ必修。ボンバージャケットの今どきな着こなし方とおすすめ10着

人気継続のMA-1や、ここにきて注目度が上昇しているN-3Bやムートンジャケットなど、何かと盛り上がりを見せるボンバージャケット。その魅力を改めて押さえておきましょう。

那珂川廣太

2019.11.15

アウター
ジャケット
ミリタリージャケット
MA-1
ミリタリーファッション

メンズファッションに欠かせない、ボンバージャケットとは

爆撃機や戦闘機に乗るパイロットたちが着用していたボンバージャケット。極寒の空中をヒーターなしで飛行することも多かったため、優れた防寒性を備えつつ、グローブをしたままでもつかみやすい大型のジッパー、酸素マスクを取り付けるタブといった独特のディテールが施されています。もともとはB-3やG-1などムートンボアを使用したフライトジャケットのことをボンバージャケット(ボマージャケットとも)と呼んでいましたが、現在ではMA-1などのナイロン製フライトジャケットも含めてボンバージャケットと総称されています。

ボンバージャケットにはどんな種類がある? 代表的なモデルをチェック

一口にボンバージャケットといってもレザー製からナイロン製まで種類はさまざま。ここではその中から代表的なアイテムを4つピックアップしてご紹介します。

種類1B-3ジャケット

1930年代にアメリカ陸軍航空隊が着用していたB-3ジャケット。当時はまだ爆撃機に与圧装置が搭載されておらず、パイロットは過酷な寒さと戦いながら任務をこなす必要がありました。そのため、防寒性と保温性を確保するためにムートン素材を使用し、大型のチンウォーマーやサイドのアジャスタブルベルトなどが取り付けられています。

種類2MA-1ジャケット

1950年代以降、ボンバージャケットでは徐々にコットンやナイロンが使用されるようになり、このMA-1によって完全にナイロン製が主流となります。このころになると爆撃機では与圧システムが完成していて、MA-1などの中綿入りジャケットはまだ与圧が施されていない戦闘機のパイロットたちが主に着用していたため正確にはフライトジャケットと呼ぶべきですが、引き続きボンバージャケットとも称されています。

MA-1のすべて。今買いのブランドと真似したいコーデ術

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男の鉄板アウターとして定着したMA-1。アイテム自体はプレーンなタイプを選ぶのがセオリーですが、ディテールや選び方、コーデ術はアップデートしていきましょう。

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種類3A-2ジャケット

10~30度に対応する夏用ジャケットとして開発されたA-2ですが、タウンユースでは真冬でも十分に活躍してくれます。襟のバタつきを抑えるドットボタンやジッパーの上にウィンドフラップが施され、A-1からさらに防風対策が強化されています。マッカーサー元帥はこのA-2を特に好んだといわれ、またチャック・イエガー氏がX-1に乗って人類として初めて音速の壁を破ったときにもこのジャケットを着用していました。

種類4N-2Bジャケット

極寒地のフライトジャケットとして開発されたN-3Bの着丈が長すぎてコックピットの中で動きづらいという理由から、MA-1と同様の袖や裾丈を採用してアップデートされたN-2Bジャケット。ヘルメットを着用したままでもかぶれる大型のフードやコヨーテファーなど、その独特のディテールからさまざまなブランドにデザインソースとして使用されています。

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今大人が着こなすなら、きれいめアイテムと合わせるのがポイント

90年代に興った渋カジやハードアメカジブームでは武骨で男らしい着こなしのマストアイテムだったボンバージャケット。しかし今着るのであれば、さらりと大人っぽく着こなすのが◎。ここではトレンド感のあるボンバージャケットのコーディネート法をご紹介します。

コーデ1モノトーンでまとめてシックなムードを強調

『アタッチメント』のシンプルなMA-1をキーアイテムに、ボトムスやインナーをモノトーンでまとめて大人な着こなしに。ハイゲージのタートルネックで上品さを出しつつ、足元はジョガーパンツ&スニーカーでスポーティにハズしています。

コーデ2定番コーデも色とサイズのチョイスで大人に

L2-Aをイメージソースにしたアビエイタージャケットを軸に、フーディーやチノパン、ジャックパーセルといった定番アイテムで気負わずにコーディネート。カラーをネイビー&グレーを中心にまとめつつ、しっかりとフィットしたサイジングにすることでグッと大人っぽく仕上がっています。

コーデ3スラックスとレザーシューズで上品に味付け

『キャプテン サンシャイン』×『バズリクソンズ』のL-2Bタイプジャケットを着こなしの主役に据えて、スラックスとポストマンシューズできれいめにコーディネート。インナーのワインレッドをネルシャツで拾ってリンクさせているところも小技が効いています。

これが今の“買い”。大人におすすめのボンバージャケット厳選12着

注目度上昇中でさまざまなブランドからボンバージャケットがリリースされている今。ここでは本格派からデザインコンシャスなブランドものまで、イチ押しのアイテムをピックアップしてご紹介します。

▼ミリタリーブランド発の本格派ボンバージャケット

最初に押さえておきたいのが、実際にアメリカ軍にボンバージャケットを納入しているコントラクターのアイテムや、ヴィンテージピースを正確に再現することに長けたレプリカブランドのもの。ミルスペックならではの機能性やこだわりを存分に堪能できます。

アイテム1『アヴィレックス』MA-1コマーシャル

1975年からMA-1をはじめとしたボンバージャケットを米軍に納入してきた『アヴィレックス』が、60年代のMA-1をベースに着丈やシルエットを現代的にアップデートした民生用モデル。本格的な仕様はそのままに、すっきりと着こなすことができます。

アイテム2『アルファ インダストリーズ』N-3B

極寒地でのフライト用に製作されていたN-3Bを、実際にアメリカ軍に納入していた『アルファ インダストリーズ』が再現。民生用での発売にあたって日本人向けにサイズを修正した限定モデルで、なかでも新色のコヨーテブラウンはシックに着こなしやすく、タウンユースにも最適。

MA-1と言えば。アルファインダストリーズの代表作を着こなす

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今季も相変わらず人気のMA-1ですが、選ぶならやはりその道の名門ブランドが正解。米軍への納品実績も豊富な『アルファ インダストリーズ』なら選択肢として間違いなし!

山崎 サトシ

アイテム3『バズリクソンズ』J-WFS WEP

ミリタリーウェアを正確に再現することで知られる『バズリクソンズ』が手掛けたWEP C-TYPE。66年から73年にかけて海軍のパイロットに支給されたボンバージャケットの最終型で、袖のニット部がV字にカッティングされ、濃いめのグリーンが採用されるなどのモデルチェンジが行われています。

アイテム4『ウエアハウス』Lot2133 A-1 スタイル ウールジャケット

「糸からヴィンテージを再現する」と評判の『ウエアハウス』が、1920~30年代にかけて夏季用のボンバージャケットとして採用されていたA-1ジャケットの中でも、希少なウールボディのモデルを復刻。分厚すぎないウールメルトンを採用しつつ、リブの編み立て方や光沢のあるナットボタンなどでヴィンテージのオーラを正確に再現しています。

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菊地 亮

▼アパレルブランド発のスタイリッシュなボンバージャケット

独特のディテールを多数有していて、一つひとつの機能やデザインにストーリー性のあるボンバージャケットは、デザイナーにとって格好の素材。現代的にアップデートされたモデルならば、ミリタリーもの特有の野暮ったさを感じさせることなく、スタイリッシュに着こなせます。

アイテム5『ビームスプラス』B-15 ダウンジャケット

MA-1の前身となったB-15ジャケットをベースに、ダウン仕様へとアップデート。プリマロフトダウンのシルバータグを中綿に使用し、ウール調のツイルストレッチ素材をシェルに採用。B-15Cを彷彿とさせるアビエイターブルーは、糸に染めの強弱をつけることでメランジ感がプラスされています。

アイテム6『キャプテン サンシャイン×バズリクソンズ×ジャーナル スタンダード』MK3ジャケット

『ジャーナル スタンダード』の別注企画として、ミリタリーに造詣の深い『キャプテン サンシャイン』と『バズリクソンズ』の二者がコラボレート。英国空軍のフライトジャケットであるMK-3をモチーフに、『バズリクソンズ』の生産背景と『キャプテン サンシャイン』の現代的なセンスが高次元で融合した1着に仕上がっています。

アイテム7『ワイルドシングス×ナノ・ユニバース』別注 FLUFFY BOA G-1

『ナノ・ユニバース』がアウトドアブランドの雄『ワイルドシングス』に別注して製作した、G-1タイプのボアブルゾン。アウトドアブームとともに人気上昇中の毛束感のあるクラシックなフリース素材を用い、肩の落ちたビッグシルエットに仕上げることでリラックス感のある着こなしを可能にしています。

アイテム8『エイチ ビューティ&ユース』クラックムートンB-3ジャケット

本物のムートン素材を使って仕立てられたB-3ジャケット。オリジナルはダークブラウンですが全体をブラックにすることでモード感を演出。経年変化によってヴィンテージピースに見られるようなクラックが現れ、ワイルドさがプラスされるよう計算されています。

アイテム9『サイラス』 リバーシブルブルゾン

フィッシャーマンベストのデザインをサンプリングしたナイロンツイル製のブルゾンと、先染めポリエステルレーヨンのチェック素材を使って仕立てられたボンバージャケットのリバーシブル仕様。もともとMA-1はリバーシブルで着られるように開発されたジャケットであることから、このアレンジがプロダクトのストーリーや機能を理解したうえでのヒネリであることがわかります。

アイテム10『デンハム』コットンボンバー NCT コーチジャケット

プレミアムデニムブランド『デンハム』が、ライトなインディゴコットンを使用してボンバージャケットとコーチジャケットをMIX。ミリタリー調の首周りのリブやポケット使いを踏襲しつつ、着丈の裾をドローコード仕様にすることでスポーティにアップデートしています。

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アイテム11『オッドメント』キルティングMA-1アウター

ヴィンテージの素材をベースにリメイクを施す『オッドメント』が手掛けたMA-1タイプのアウター。実際に米軍のフィッシュテールパーカーで使用されていたキルティングライナーを使って仕立てられており、素材の色ムラや歪みも含めてデザインとして完成されています。

アイテム12『ノイズメーカー』異素材ドッキングチェックボンバージャケット

MA-1を象徴するエマージェンシーオレンジと、トレンドの英国チェック柄をドッキングしてデザインされた『ノイズメーカー』のMA-1。ガンクラブチェック部分にはリサイクル糸を使用したツィードを用い、ナイロン部分にはスパンタッチの高密度ナイロンに耐久撥水加工を施すなど、手の込んだ素材使いが特徴です。

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TASCLAP編集部

バイク専門誌と男性向けライフスタイル誌で編集を約8年務めたのちに独立。ファッションはアメリカンカジュアルからトラッドまで幅広く執筆を行い、特にブーツやレザー、ジーンズ、古着など男臭いアイテムの知識が豊富。また乗り物やインテリア、フードまでライフスタイル全般にわたって「ラギッド」を切り口に執筆する。
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