
コートのブランド30選。タイプ別に見る人気ブランドとおすすめ
コートをリサーチ中ならば、定番ブランドを押さえておくのが得策です。ステンカラーやチェスター、ダッフル、ピーコートの、それぞれのおすすめを紹介します。
種類もアイテム数も多種多様。コート選びは難しい?
定番からトレンドまで、多種多様なコートが数々のブランドからリリースされています。選択肢が豊富なのはうれしいことですが、目移りしてしまって選びきれないという人も多いのでは? また、定番のアイテムだけに「今年はこれさえ買っておけば良い」という明確なトレンドアイテムが見当たらないのも悩ましいところ。
そんなコート選びに悩んでいる方々に向けて、コートをわかりやすくカテゴリ分けしました。さらに、タイプ別に定番かつ人気のおすすめブランドのアイテムを厳選してご紹介。欲しいコートのタイプとブランドが決まれば、選択肢はグッと絞られるはずです。
タイプ1:ステンカラーコートの人気ブランドとおすすめ8選
比翼仕立てのフロントが基本のステンカラーコートは、デザインがシンプルなのでビジネススタイルによく取り入れられます。また、チェック柄を配したりウール素材を用いたりしたものは、カジュアルなコーディネートにもマッチします。
ブランド1
『マッキントッシュ』ダンケルド
英国の名門『マッキントッシュ』の定番ステンカラーコート「ダンケルド」。通常はゴム引き生地を使っていますが、本作はイタリアのテキスタルブランド「ロロピアーナ」社の撥水・透湿・防風に優れたストームシステムクロスを採用しています。トレンドに合わせた程良いレギュラーフィットサイズで、スーツスタイルにはもちろん、今どきなカジュアルスタイルにも合わせられる逸品。
ブランド2
『ヘルノ』ラミナー ゴアテックス ステンカラー ダウンコート
イタリアのコートブランド『ヘルノ』は、レインコートメーカーとして培ってきた伝統と品質を重視しているのが特徴。このステンカラーコートも防水性、防風性、耐久性に優れる2層構造の「ゴアテックス(R)」を使用し、悪天候にも対応します。ダウンを薄めに封入することで、美しいシルエットをキープしつつ保温性もプラス。オーセンティックでシンプルな見た目ながら、高機能で実用性も高いコートです。
ブランド3
『グレンフェル』スリム キャンベル
英国の老舗アウターウェアブランド『グレンフェル』。このステンカラーコートはクラシックなスタイルをベースにしつつ、スリムで現代的なシルエットにアップデートしています。耐久性と防風性に優れた高密度コットン素材「グレンフェルクロス」をボディに採用しているのもポイント。実は別注品で、鮮やかなブルーの裏地を採用しています。
ブランド4
『ソブリン』ラグランスリーブ バルカラーコート
『ソブリン』は「10年後もワードローブにあり続ける」ような信頼できるプロダクトを提案。当然ながら、メンズの定番であるステンカラーコートもリリースしています。この1着は、フランスの高級服地ブランド『ドーメル』のギャバジンを使用。コットン100%ではなく、ウールを混紡することで上品な風合いに仕上げています。デザインは正統派で、まさに10年後でも使えるコートです。
ブランド5
『マッキントッシュフィロソフィー』コットンボンディング ウェリントン ステンカラーコート
『マッキントッシュフィロソフィー』を代表するステンカラーコート「ウェリントン」。表地と裏地の間に特殊なフィルムを挟み込んだ3層構造のボンディグ素材を採用しています。ミニマルなデザインとシャープなシルエットがモダンな着こなしを実現。
ブランド6
『トラディショナルウェザーウェア』 セルビー
英国のマッキントッシュ社が手掛けるカジュアルウェアブランドからの1着。防水透湿性能を備えた3層構造のファブリックや脇下のベンチレーションなどにより、雨の日でも快適な着心地を実現しています。シンプルなデザインかつ細身のシルエットなので、スーツスタイルにもマッチ。
ブランド7
『エディフィス』小松 2WAY ステンカラーコート
利便性に優れるステンカラーコート。着脱可能なライナーが付属し、コーディネートや気温に合わせて使い分けることができます。また、日本を代表する合繊生地メーカー『小松マテーレ』に『エディフィス』がリクエストした特別な生地を使用。透湿フィルム加工を施したポリエステル素材の生地ですが、ストレッチ性を備え、風合いはコットンライクです。
ブランド8
『グリーンレーベル リラクシング』ウールカシミヤ ビーバー ステンカラーコート
スタンダードな仕様のステンカラーコートをベースにしながら、上品な生地でアップグレード。ウールにカシミヤを加えたビーバー仕上げの生地は適度な毛羽感があり、ソフトで心地良い肌触りです。ネイビー、ロイヤルブルー、グレー、グリーンのカラバリはいずれもダークトーンで、フォーマルな場でも着用可能。
タイプ2:チェスターコートの人気ブランドとおすすめ7選
チェスターコートは、テーラードジャケットのようなラペルが付いたエレガントな雰囲気のデザインが特徴です。スーツスタイルにはもちろん、大人っぽく上品なカジュアルスタイルを構築するのに最適。
ブランド9
『ジョン ローレンス サリバン』ウール メルトン チェスターフィールド コート
カシミヤを混紡したウールメルトン素材で高級感たっぷりに仕上げたチェスターコート。美しい風合いと滑らかな肌触りが抜群の着心地を与えてくれます。細身のシルエットに1つボタンという洗練されたデザインは、普段の着こなしを格上げしてくれるでしょう。
ブランド10
『エストネーション』ダウンファブリック チェスターコート
シンプルなデザインの中に数々の機能性を盛り込んだ1着。表地はライトウェイトなジャージー素材でストレッチ性に富んでいるので着心地はノンストレス。また、2層目にダウンシート、3層目にジャージー素材を接着したボンディング素材になっており、保温性も抜群です。
ブランド11
『ドレステリア』スーパー140's リバーコート
上質な原料と繊細な起毛加工の相乗効果により、やさしい肌触りを実現。オーストラリア産のスーパー140'sウールを使用した二重織りのショートビーバー生地がソフトに包み込んでくれます。さらに、二重の生地の端を開き、縫い代を手縫いで留めていくリバー仕立てによって、軽くてふっくらとした仕上がりに。クラシックなダブルブレスト仕様もポイントで、ボタンを開けて羽織った際のドレープ感まで計算。
ブランド12
『ミスタージェントルマン』チェスターフィールドコート
個性的なデザインのアイテムも多い『ミスタージェントルマン』ですが、このコートはいたってオーセンティック。ただし、少し大きめなサイズ感が今っぽい雰囲気です。ウール×ナイロンの厚手なメルトン生地は上質感たっぷり。ブラックやベージュといった定番カラーに加え、少し新鮮なオリーブも展開しています。同じデザインで着丈だけを長くした「ロングチェスターフィールドコート」もラインアップ。
ブランド13
『ミスターオリーブ』レトロ ポリエステルツイル / オーバーサイズ チェスターコート
『ミスターオリーブ』は、1960~70年代のカルチャーをベースにしつつ、ロック、オーセンティック、ドレスの切り口で再構成して提案しています。このコートもさりげなく個性的なMIX感が魅力。リラクシングなシルエットを採用しつつ、ラペルを小さくすることでシャープな印象にまとめています。素材はポリエステル100%のツイル生地で、クラシックな雰囲気。上品なのにシワが入りにくく、ケアも簡単です。
ブランド14
『ジョセフ』ニットコーデュロイ チェスターコート
素材のアレンジでラグジュアリーなムードをプラスしたチェスターコート。超高密度のジャージー生地をベースにした細畝のコーデュロイが光沢を放ち、上質感と温かみを振りまいています。シルエットはルーズでロング。ゆったりした雰囲気もリュクス感を高めています。幅広く使えるのはブラックですが、表情豊かな生地感を強調するならワインカラーが狙い目。
ブランド15
『オーシバル』ボタンレスチェスターコート
最近チェスターコートでも増えているディテールがボタンレス。あえてボタンを省くことで、今っぽいエフォートレスな雰囲気やリラクシングな印象が演出できます。この1着は、深く重なるダブルブレストにすることで、ボタンがなくてもフロントが開き過ぎないように工夫。生地にもこだわっていて、表地はシワ加工と撥水加工を施したナイロンを起用し、裏地には断熱保温や吸湿発熱などの機能を持つ「コマサーモ」を内蔵しています。
タイプ3:ダッフルコートの人気ブランドとおすすめ7選
漁師のワークウェアがルーツで、イギリス海軍のユニフォームとしても採用されたダッフルコートは、海の香りが漂う男らしいデザインが魅力。ざっくりしたウールの風合いやフロントの武骨なトグルは、ラフな着こなしを演出してくれます。
ブランド16
『グローバーオール』別注 モンティ ダッフルコート
ダッフルコートを象徴する英国の王道ブランドが『グローバーオール』。その定番モデルである「モンティ」をベースにしつつ、『ジャーナル スタンダード』が別注でアレンジした1着です。今の気分を反映し、レングスを膝丈まで長くしているのが大きなポイント。重くならないよう、ライトな生地で軽量化を図っています。ミリタリー由来のゆとりあるシルエットは継承。
ブランド17
『インバーティア』別注 ヘリンボーン ダッフルコート
イギリスの歴史あるコートブランド『インバーティア』の定番ダッフルコート。同じくイギリスの名門ファブリックメーカー『ジョシュアエリス』の肉厚なウールヘリンボーン生地を使用した重厚感のあるルックスが魅力です。ホーントグルやレザーループを使った本格派のディテールにも注目。
ブランド18
『ロンドントラディション』別注ダッフルコート
英国のファクトリーブランド『ロンドントラディション』も、ダッフルコートの象徴的ブランド。コラボアイテムも多く、このコートもセレクトショップ『フレディ アンド グロスター』による別注品です。幅広く着回せるように、細部までこだわってディテールをアレンジ。軽めの生地と少し余裕のあるシルエットで脱力感のあるムードに仕上げています。『ロンドントラディション』であることを示すフード裏のチェック柄が、コーディネートのアクセントとしても主張。
ブランド19
『モンゴメリー』×『スティーブン・アラン』ダッフルコート
『モンゴメリー』は、現存する最古のダッフルコートブランドの1つです。ブランド名の由来はモンゴメリー元帥(愛称:モンティ)。ノルマンディ上陸作戦の総指揮官を務めた人物で、ダッフルコートを愛用していたことでも知られています。この1着は『スティーブン・アラン』のための特別な仕様で、ミリタリーダッフルを復刻。軍帽の上からでも覆える大きめフードと、そのフードのフチに並ぶボタンがさりげなく個性を放っています。
ブランド20
『キャプテン サンシャイン』キャッシュダッフル
カシミヤ50%×ウール50%の生地が滑らかかつソフトな肌触りで、上質感を放っているダッフルコート。ゆとりのあるシルエットがリラクシングですが、テープによって脚に固定すれば裾の広がりが抑えられるという気の利いたギミックも搭載しています。粗野でカジュアルな雰囲気がダッフルコートの大きな特徴ではありますが、上品なタイプが欲しいなら選択肢に入れるべき逸品です。
ブランド21
『シュミア』ドロップショルダー ダッフルコート
『アダム エ ロペ』が提案するファブリックレーベル『シュミア』は、カシミヤ調の風合いとエコフレンドリーな杢調の表情が特徴。ダッフルコートも極上の肌触りです。実際の素材はウール×ナイロンで、毛玉ができやすいカシミヤの弱点を払拭。ガンガン洗えてかなり便利です。ワイドなシルエットとドロップショルダーによってリラックス感を強調しつつ、肩周りのパターンにこだわって重さを分散し、軽やかな着用感も実現しています。
ブランド22
『シップス』スーパー140'S メリノウール メルトン ダッフルコート 21FW
定番人気のダッフルコートです。最大の特徴は質感で、繊維が細いスーパー140'sのウルトラフェインメリノウールを用い、滑らかでツヤ感のある表情を実現。軽量かつ肉厚なメルトン生地で、毛羽が出にくくなるまで起毛と剪毛を繰り返し、上品なムードに仕上げています。カラバリが豊富で、定番的なブラック、ネイビー、ベージュに加え、オリーブやブルーもラインアップ。
タイプ4:ピーコートの人気ブランド8選
分厚いメルトン生地を使ったダブルブレストのピーコートは防寒性が高く、イギリスやアメリカなど各国の海軍のユニフォームとしても採用されました。落ち着いたネイビーカラーと短丈のデザインは、シンプルかつ引き締まったコーディネートを可能にします。
ブランド23
『シーラップ』アマルフィ
イタリアのミラノを拠点とする『シーラップ』は、コートの専業メーカー。イギリスやフランスのブランドにもアウター類を供給しています。70年以上の歴史を誇る老舗の定番ピーコートは、いたってオーセンティックな作り。だからこそ、高密度な生地の上質感が引き立っています。シンプルかつ洗練されたデザインで、シーンやトレンドを問わず着回せるのも魅力。
ブランド24
『フィデリティ』メルトン 10ボタン ピーコート
ミルスペックのヘビーデューティなアウターなどを展開しているアメリカのブランド『フィデリティ』は、ピーコートも定番アイテム。肉厚で肌触りの良い圧縮メルトンウール生地を使用しているため、保温性が抜群です。少しショートな8ボタン仕様もラインアップしていますが、スーツのジャケットに重ねる機会があるならこちらの10ボタン仕様が最適。
ブランド25
『ショット』ウール 4ポケット ピーコート
MADE IN USAにこだわる『ショット』のピーコート。フラップ付きのポケットを配してミドル丈に仕上げているほか、あえて中綿を省いてシャープな印象にするなど、街着としてスタイリッシュに見せる工夫が随所に盛り込まれています。
ブランド26
『アトゥ』ラムメルトン ピーコート
徹底的にパターンにこだわる『アトゥ』は、定番ピーコートのパターンも圧巻。立体裁断を駆使しつつ、やや長めで美しいシルエットに仕上げています。ウール100%のメルトン生地には上質感があり、全体としてエレガントなコートという印象です。ブラック、ネイビー、ベージュのカラバリはいずれも、落ち着いたニュアンスで大人顔。
ブランド27
『ビームス』フリース イージー ピーコート
トレンドに敏感なセレクトショップらしく、今っぽいビッグシルエットを採用した1着です。ポリエステル×レーヨン×ポリウレタンのフリースメルトンは軽くて温かく、シワになりにくい便利な生地。その一方、風合いはウールライクで上品な雰囲気です。襟を立てたりフードを重ねたりしてもスタイリッシュにキマるよう、首周りのパターンメイキングにもこだわっています。
ブランド28
『ナイジェルケーボン』ミリタリーピーコート
ヴィンテージミリタリーの要素を取り入れたウェアで定評のある『ナイジェルケーボン』のピーコート。超高密度のウール生地を使った重厚な作りで他と一線を画します。補強のためのレザーパーツや袖内側のリブなど、細部まで作りにこだわっています。
ブランド29
『シップス エニィ』スタンダード ピーコート
オーセンティックなピーコートを試してみたい人にぴったりな『シップス エニィ』の1着。比較的リーズナブルな価格が魅力ですが、繊細なウールを使ったビーバー仕上げの起毛生地はカシミヤ調で上品な風合いです。さらに、スコッチガードを施すことで撥水性や防汚性もプラス。チンストラップなどの本格的な仕様も完備し、申し分のない出来栄えです。
ブランド30
『カンビオ』ダブルショート丈ピーコート
ショート丈のアウターが好きな人にもってこいのピーコート。フロントのボタン数が多く、襟先をボタンで固定でき、ナポレオンコートを連想させるデザインが個性的です。とはいえ、過剰なデコレーションではないため、幅広いシーンに対応。このピーコートで上半身をコンパクトにまとめつつ、ワイドパンツで下半身にボリュームを与え、シルエットの対比を楽しみながら着こなすのが今の気分です。
この記事の掲載アイテム一覧(全16商品)
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『マッキントッシュ』 ダンケルド
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『ヘルノ』 ラミナー ゴアテックス ステンカラー ダウンコート
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『グレンフェル』 スリム キャンベル
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『トラディショナルウェザーウェア』 セルビー
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『エストネーション』 ダウンファブリック チェスターコート
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『ドレステリア』 スーパー140's リバーコート
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『ジョセフ』 ニットコーデュロイ チェスターコート
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『グローバーオール』 別注 モンティ ダッフルコート
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『インバーティア』 別注 ヘリンボーン ダッフルコート
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『シュミア』 ドロップショルダー ダッフルコート
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『シップス』 スーパー140'S メリノウール メルトン ダッフルコート 21FW
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『ショット』 ウール 4ポケット ピーコート
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『アトゥ』 ラムメルトン ピーコート
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『ビームス』 フリース イージー ピーコート
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『ナイジェルケーボン』 ミリタリーピーコート
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『カンビオ』 ダブルショート丈ピーコート
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