
アーバンリサーチ&ナノ・ユニバースのアウターガイド。大人のタウンユースに効く1着とは?
暦上では春目前。ただ、まだまだ寒さが厳しい時期だけに、冬前に購入したアウターに食傷気味では? そんな今こそ、セレクトショップ推奨アウターでワードローブの刷新を。
都会派の両雄。『アーバンリサーチ』と『ナノ・ユニバース』、それぞれの特徴とは?
あらゆるタイプのアイテムを店頭に揃えるセレクトショップ。とりわけ『アーバンリサーチ』には、時流を的確に捉えながらも、利便性を蔑ろにしない質実的なアイテムが充実している。彼らのセレクトは、シーンをけん引する世界中の都市でのリサーチがベース。そして、各都市における最先端を反映させたデイリーウェアに加え、ライフスタイルを充実させる雑貨も豊富だ。
一方、都市に住む大人たちのライフスタイルに寄り添うアイテムをピックアップするのが『ナノ・ユニバース』。大人が胸を張れるエレガンスを携え、昨今の激しく厳しい気象の変化に対抗しうる頼もしい機能性も内に秘める。“能ある服は能力を隠す”コレクションが、きっとこれからの時期にも大いに我々をフォローしてくれるに違いない。
『アーバンリサーチ』のアウターを選ぶ前に押さえておきたいレーベルの話
『アーバンリサーチ』には、テイストの異なるさまざまなラインがある。作り手の思いを大切にした普遍的なアイテムが並ぶ『アーバンリサーチ ドアーズ』は、心地良い暮らしを志向する大人たちに格好。『アーバンリサーチ ロッソ メン』は、カジュアルながら艶やかさとエレガントさのあるウェアがクラス感を求める大人たちを満足させる。『かぐれ』に並ぶ天然素材の服や雑貨は、オルタナティブな暮らしを目指す人々をきっと救ってくれるだろう。
アーバンリサーチのおすすめアウター6選
ダイバーシティなこのご時世に、多彩なラインを揃える『アーバンリサーチ』の存在意義は大きい。安心を求めるなら、トレンドをふまえつつお財布にもやさしい同社のオリジナルが第一選択肢。周囲との被りを避けたい天邪鬼さんには、誰もがよく知るブランドの別注をおすすめしたい。
アイテム1
『ジェリー』×『サニーレーベル』別注ハッピージャケット
アメリカ西海岸特有の自由な空気感を、“ベーシックとトレンド”といった相反する組み合わせから着想を得て表現する『アーバンリサーチ』の『サニーレーベル』。こちらは、半世紀以上にわたりアメリカンアウトドアをけん引する『ジェリー』への別注品で、ミルスペックの古着をベースに街着へとアレンジ。
アイテム2
『ナンガ』×『ワークノットワーク』別注ダウンフードブルゾン
“フリーダムカルチャー”をコンセプトに展開する『アーバンリサーチ』が発信するブランド『ワークノットワーク』。彼らが別注をかけたのは、創業70年以上を数える日本の老舗『ナンガ』のパワフルダウン。山フィールドを視野に作られた名品を現代的に仕上げた。
アイテム3
『ダントン』×『アーバンリサーチ ドアーズ』別注ダウンジャケット
『アーバンリサーチ ドアーズ』がオーダーしたのは、1931年創設のフランスのファクトリーブランド『ダントン』。お馴染みのロゴを左胸に配した表地には、耐久性に優れるタッサー生地を使用。フードは着脱可能なので気候によって使い分けたい。
アイテム4
『アルファ インダストリーズ』×『アーバンリサーチ iD』別注ECWCS GEN 1STパーカー
ECWCS=Extended Cold Weather Clothing System。つまりは、極寒の地での使用を考慮したアイテムということ。アメリカ軍で使用されていたそのフィールドジャケットを、街でも着られるように仕向けたのがこちら。中綿がしっかり搭載され、立ち襟や袖口のベルクロで寒気も遮断。
アイテム5
『アーバンリサーチ』チェスターコート
2012年に発表され、今や定番として定着した人気作。トップセールスを記録し続けるそのワケは、毎冬アップデートを繰り返しながら進化を続けている点だろう。今回は、イタリアの生地メーカー、ノビリア社の特注生地を採用。持ち前の洗練さにより磨きがかかった印象だ。
アイテム6
『スクーカム』×『アーバンリサーチ iD』別注アワードジャケット
『スクーカム』といえば、1930年代からニットなどを作り続けるアメリカンカジュアルシーンには欠かせないブランド。アワードジャケットはつとに有名で、こちらは別注によりドルマンスリーブのようなボリューム感でアームが仕立てられている。
『ナノ・ユニバース』のアウターはどんなイメージ作りにうってつけなのか?
『ナノ・ユニバース』のラインアップには、コンテンポラリーさが香り立つ。それもこれも、根底には東京のフィルターを通したカジュアルスタイルがあるからだ。そこへ、ヨーロッパの伝統をMIXしたアイテムは、袖を通した大人たちをよりエレガントな上級感のあるスタイルへと昇華させる。その上、機能面も視野に入れているため、品行方正な趣の中に大人としての余裕を醸し出せるのだ。
『ナノ・ユニバース』のおすすめアウター6選
きちんとはしたいけれど、肩肘は張りたくない。相反する大人たちのわがままに見事応えてくれるのが『ナノ・ユニバース』である。別注品ともなれば、そこへさらなる鮮度が加味。なかでも推薦した一品を、ここに集めてみた。
アイテム1
『グラミチ』×『ナノ・ユニバース』別注ブルゾン
クライミングパンツでよく知られる『グラミチ』だが、アウターもまた出色であることを『ナノ・ユニバース』の別注が教えてくれる。ボアフリースは柔らかさに溢れ保温性もしっかり確保。ラグランスリーブ仕様で可動域も広いため動きやすいのも特徴だ。
アイテム2
『ジムフレックス』×『ナノ・ユニバース』別注ハンドキルトダウンジャケット
1936年に創業し、英国軍のジムショーツなどを製作していた由緒あるブランドに別注。高密度に織り上げたナイロン生地は軽量で、ダウンを十分に封入しているため暖か。襟などに配した太畝のコーデュロイ生地がスタイルのポイントにもなる。
アイテム3
『オガワ』×『ナノ・ユニバース』3レイヤーコート
全天候型の機能アウターとして浸透しつつある『ナノ・ユニバース』とのコラボアウター。インナーブルゾンの取り外しが可能な3WAYだけに、さまざまなシチュエーションで活躍してくれる。丈やシルエットは昨季を踏襲しつつ、レザーホールなどを取り入れアップデート。
アイテム4
『ペンドルトン』×『ナノ・ユニバース』別注ステンカラーコート
ネイティブアメリカンを彷彿させるデザインの印象が強い『ペンドルトン』だが、実は英国ムードを感じさせるものもある。そのアーカイブから採用した柄をダブルクロス素材へと落とし込み、今の雰囲気を構築。化繊特有の軽さを備え、かつウールの風合いも見事に表現している。
アイテム5
『ブリーフィング』×『ウィル ラウンジ』別注トラベルジャケット
『ナノ・ユニバース』が展開するライフスタイルウェアブランド『ウィル ラウンジ』。そして、真のミリタリズムを追求し続ける『ブリーフィング』。両者のいいとこ取りともいえるアイテムがこちら。軽量性と柔軟性に富むジャケットは、あらゆるシーンに重宝する。
アイテム6
『ナノ・ユニバース』MA-1
毎年好評を得る『ナノ・ユニバース』のMA-1だが、今季はまたひと味違う。軍モノながら美しい生地が品のある姿を演出し、裏地にストライプ柄を配した2WAY仕立て。ゆとりのあるシルエットは今の雰囲気にもしっくりくる。
アイテム7
『フィデリティー』×『ナノ・ユニバース』別注ロングダウンコート
創業から80年近く経った今もアメリカにてアウターを作り続ける実力派だけに、こちらの別注アイテムが備える機能も本物。撥水性や耐久性が高いにもかかわらず、肌触りはいたってソフト。今回は、同社の“顔”ともいえるダウンをロング丈で作っている。

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無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴
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