
トラックジャケットで旬を呼び込む。大人流コーデ術とおすすめ10選
手軽にトレンド要素を取り入れるなら、今どきなスポーティさと新鮮なストリート感を同時に表現できるトラックジャケットがおすすめ。その着こなし法とおすすめ品をご紹介!
トラックジャケットが大人のスポーツ&ストリートMIXに効く
トラックジャケットとは、トレーニングウェアをベースとしたアウターのこと。アスリートが競技前のウォーミングアップなどで着用するジャケットや、そこから派生したアイテムを指します。陸上競技のコースを「トラック」と呼ぶので、それにちなんでネーミングされたという説が有力です。ちなみに、『リーバイス』のGジャンに「トラッカージャケット」と呼ばれるモデルがありますが、それとは別物。誤って混同しないようにしましょう。
トラックジャケットの素材は主にジャージーとナイロンの2つに分けられます。素材によって細かい特徴は異なりますが、スポーティな印象を打ち出せるのが共通する魅力。ストリートスタイルでも愛用されてきたことから、今っぽいスポーツ感やストリートテイストを演出するのに最適です。
トラックジャケットで叶う、3つの“できる”
なぜ今、トラックジャケットなのか。以下で改めて、トラックジャケットを着こなすことで実現可能な3つのポイントを解説。コーデに取り入れるだけでおのずと今っぽさが生まれるので、これを活用しない手はありません!
ポイント1
スポーツ調のアクセントが加味できる
トラックジャケットのモチーフはトレーニングウェア。ということで、スポーティな印象のデザインが特徴的です。コーディネートに取り入れることができれば、自然とスポーツテイストが醸成され、今っぽいスポーツMIXスタイルがすぐに実現できます。
ポイント2
旬なストリートテイストを演出できる
レトロな90年代テイストのトレンドは今季も継続。ストリート感のあるアイテムや着こなしが依然人気となっています。トラックジャケットはかつてダンサーやヒップホップ系のアーティストたちがこぞって愛用していたことから、ストリートのテイストを感じさせるという側面も。ややゆとりのあるシルエットで着こなすのが気分です。
ポイント3
軽やかでリラックスした着心地を獲得できる
もともとスポーツウェアが出自のトラックジャケットなので、動きやすく作られているものが大半。生地によってストレッチ性や軽量性などの機能は変わりますが、リラックスできる着心地であることは間違いありません、アクティブに動き回る日のライトアウターとしても重宝します。
トラックジャケットを大人っぽく。見習いたいお手本コーデをチェック
トラックジャケットに対してハードルが高そうな印象を持つ方もいるかもしれませんが、着こなしのツボさえ押さえれば大人っぽくコーディネートするのはそう難しくありません。以下で5つのパターンを解説しますので、これらを参考にぜひ挑戦してみてください!
着こなし1
無地のシンプルなトラックジャケットで大人なムードに
スポーティなトラックジャケットも、定番色の無地モノというシンプルな1着を選べば大人っぽく着こなすのも容易。この着こなしはクライミングパンツにスニーカーと、合わせたアイテムもスポーツ系ですが、ダークカラーを選ぶことでシックに落ち着かせています。インナーにシャツを合わせることでさらに上品に。
着こなし2
ダークトーンをメインにすることで落ち着かせた好例
切り替えがアクセントになったトラックジャケットは、それだけでスポーティなムードが充満。ラフ過ぎるコーディネートにならないよう、ダークトーンをベースにして大人っぽく仕上げています。ラベンダーカラーのインナーで爽やかな個性もプラス。
着こなし3
トラックジャケットから色を拾ってコーデに統一感を
袖のスパイスカラーが効いたトラックジャケットですが、ベースはブラック×ホワイト。その黒と白をパンツ&スニーカーに反映することで、全身に統一感を与えて落ち着いたムードに仕上げています。その結果として、トラックジャケットの真っ赤な挿し色が一層映えるという効果も。
着こなし4
上品なベージュを軸にすることで意外性のある着こなしに
スポーツウェアとしては新鮮なベージュ基調のトラックジャケットをセレクト。その色味を強調するため、インナーやワイドパンツも同系色でまとめ、意外性と上品な印象を兼ね備えたスタイリングに仕上げています。全体的にリラックス感のあるシルエットでも、色使いでしっかり大人っぽく仕上げられるという好サンプル。
着こなし5
色柄によるスパイスで個性を適度に主張したお手本
トラックジャケットは肩周りの切り替えがスパイスカラー。そんなデザインのバランスを全身にも応用した上級者の着こなしです。ブルーのソックスを挿し色として効かせているのがポイントの1つ。さらに、インナーのボーダー柄を腰周りから覗かせ、爽快なアクセントを加味しています。
大人コーデに最適。今取り入れたいトラックジャケットおすすめ10選
最後は、コーディネートに使いやすいトラックジャケットをピックアップ。着こなしやすいだけでなく、さりげなく個性も備えた逸品ばかりを選びました。王道のスポーツ系ブランドはもちろん、ハイセンスなデザイナーズブランドも狙い目です!
アイテム1
『アディダス オリジナルス』スリーストライプ ラップ トラックトップ
オーセンティックなトラックジャケットと思いきや、袖に巻き付くように配された3本ラインが斬新。背中も通り抜けるスリーストライプスの下は、カラーパネルで切り替えられています。さりげなくストリート感のあるデザインを探している人に最適!
アイテム2
『ラッセル アスレティック』×『ティーケー タケオキクチ』ナイロンブルゾン
老舗スポーツウェアブランドへの別注品です。ナイロントラックジャケットをベースにしつつ、左胸やバックに刺繍を追加。ややゆったりしたシルエットにアレンジし、リラクシングなストリート感を加味しています。ワッシャー加工によるシワ感が、こなれたムードも演出。
アイテム3
『フィラ』トラックジャケット
大胆なバイカラーのデザインが特徴的な1着。レトロなニュアンスの色使いが個性的で、やや上品さのあるオレンジ×ベージュだけでなく、爽やかなイメージのパープル×グリーンもカラバリとしてラインアップされています。左胸と同じ刺繍をバックにも大きくレイアウト。
アイテム4
『フレッドペリー』ローレルテープドトラックジャケット
1980年代のアーカイブをモチーフにして作り上げたジャージー生地のトラックジャケット。レトロなムードがかえって新鮮です。『フレッドペリー』を象徴するローレルリース(月桂冠)のテープが適度なアクセント。左胸にもローレルの刺繍があしらわれています。
アイテム5
『ナイキ』リイシュー ウーブン ジャケット
イメージソースは90年代初頭のナイロン製トラックジャケット。カラーブロックがレトロなテイストを主張してくれます。その一方、トリコロールの配色が爽やかなイメージも醸出。スポーティなアクセントとして最適なアイテムです。
アイテム6
『ラコステ』プリントバンドヘリテージトラックジャケット
爽やかさと個性が共存した他にはないデザインが魅力。アーカイブから復活させたライン状のグラフィックが爽快なスパイスとして効いています。ポリエステルタフタの触感は心地良く、着用感も快適。左胸のワニや右袖のロゴワッペンがブランドを主張しています。
アイテム7
『フィット ミハラヤスヒロ』エンブロイダード トラックジャケット
洗練されたストリートテイストが魅力のトラックジャケット。ブランドの定番モデルをベースにしつつ、高級感のあるハニカム(ハチの巣状の)生地を採用して通気性やドライ感を高めています。光沢のある袖のラインに加え、マリリン・モンローを描いた左胸の刺繍で個性を上乗せ!
アイテム8
『エフシーイー』トラックジャケット
ネックリブの白ラインがオールブラックの中でアクセント効果を発揮するトラックジャケット。80年代のスポーツウェアからインスパイアされた1着で、どこか懐かしさの漂う仕上がりになっています。ルックスはオーセンティックですが、表情の異なる2つのクールマックス素材を採用していて、機能性もしっかり確保。
アイテム9
『レインメーカー』トラックジャケット
ミニマルなデザインで幅広く着回せるシックな1着。ナイロンをベースにしながらストレッチ性を加えたマットな生地は、品格と可動性を兼ね備えています。2色展開ですが、バーガンディとブラックはどちらもクール。
アイテム10
『リーボック』クラシックス コーデュロイ トラック ジャケット
トラックジャケットをコーデュロイ地でブラッシュアップ。コットン100%のソフトな生地は表情豊かで、独特の風合いが上質感も強調しています。中央部からの切り替えデザインにワンポイントをあしらっただけのシンプルな面持ちは、着回しやすさも抜群。リラックス感のあるシルエットがさりげなく今どきです。

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