
アウトドアシューズをタウンユースしよう。高機能かつおしゃれな厳選10足
シューズは機能性や履き心地も大切な要素。とくればアウトドア由来のスペックを備えた1足を活用するのが好手です。街履きに適したグッドルッキングなおすすめ品をご紹介!
ウェアだけじゃない。シューズもアウトドア系が街使いにおすすめ
マウンテンパーカーやアノラック、クライミングパンツなど、本格的なアウトドアスタイルを発祥とするウェアの人気が続いています。その大きな魅力は機能性。さらに、スポーティなデザインやレトロなテイストも人気の理由です。そうしたアウトドアスタイルならではの要素は、もちろんアウター以外のアイテムにも完備されています。そこでおすすめしたいのが、アウトドアシューズ。フットウェアにおいては、快適な履き心地をはじめとする優れた機能性が最重要ファクターの1つ。これを隙なく押さえたアイテムとして、アウトドアシューズは適役なのです。
最近はスタイリッシュなデザインのものが増えていて、ファッション性も十分。普段のコーディネートに組み込むことで、トレンドであるアウトドア&スポーツMIXスタイルを簡単に作れるのはうれしいポイントです。シューズ選びさえ間違わなければタウンユースでの活躍の幅は抜群に広いので、積極的にアウトドアシューズを活用してみましょう。
タウンユースに適したアウトドアシューズを選ぶうえで必要な、3つの視点
一口にアウトドアシューズといってもタイプやデザインはさまざま。そこでまずは、タウンユースに適したアウトドアシューズを選ぶうえで意識すべきポイントを3つご紹介します。ここで挙げるポイントをいくつか押さえた1足をチョイスすることで、高機能なファッションアイテムとして、その実力をいかんなく発揮してくれることでしょう。
ポイント1
コーディネートに取り入れやすいシックなカラーリング
機能的なディテールがいくつも盛り込まれているアウトドアシューズは、ときにガチャガチャして落ち着きのないイメージになってしまうことも。ですが白・黒・グレーやアースカラーをメインに据えた落ち着きのある配色なら、シックな印象でコーディネートに取り入れやすくなります。履きこなしにハードルの高さを感じるなら、もっとも使いやすいオールブラックからトライしてみるのもおすすめです。
ポイント2
ボリューム感控えめで主張し過ぎないローカット&ミッドカット
アウトドアシューズは衝撃を吸収するためにソールが厚めになっている仕様が主流です。ハイカットなどの高さがあるシューズだとボリューム感が強調されるため、タウンユースとしてはローカットやミッドカットといった低めのタイプが使いやすいバランスです。一層軽やかに見せたい場合は、ブーツタイプよりもスニーカータイプがおすすめです。
ポイント3
出先でも履いたり脱いだりがしやすいシューレースシステム
山ではなく街で使用するからといって、機能面でオーバースペックということはほとんどありません。ただしホールド性能を重視した作りが、履いたり脱いだりする際に面倒だと感じることはあります。そこで便利なのが、素早く脱着できるシステムを搭載したアウトドアシューズです。『サロモン』の”クイックレース”や『アディダス』の”スピードレーシング”といったシューレースシステムが代表格。さらに”BOAシステム”なども着脱しやすく、フィット感の調整が簡単なので狙い目です。
機能は本格的で、ルックスは都会的。今おすすめのアウトドアシューズ10選
タウンユースでも活躍してくれるアウトドアシューズの傑作を厳選してご紹介します。シューズを得意とするアウトドア系ブランドやスポーツ系ブランドからピックアップしていますので、どれを取っても機能性とデザイン性が高いレベルで融合しています。
『イノヴェイト』フライロック 345 GTX
2003年にイギリスで誕生した『イノヴェイト』は、オフロードでのナチュラルラン(前足部で進む走行)をサポートしているブランド。このハイキングシューズは2006年に登場したモデルの復刻版で、レトロなムードが今どきです。「コーデュラナイロン」を使用しているため、耐久性が抜群。ワントーンの配色がシックで街履きにももってこいです。
『ナイキ』ペガサス トレイル2 ゴアテックス
雨の日でも走れる機能を搭載したトレイルラン用のシューズ。アッパーに「ゴアテックス インビジブル フィット」テクノロジーを採用し、フィット感を犠牲にすることなく防水性や撥水性を確保しています。衝撃波のようなパターンのアウトソールが優れた駆動性も発揮。ボリュームあるルックス通りの反発力で、スムースな足運びを補助してくれます。
『ニューバランス』ML703
2000年に登場し、長く愛されていたトレイルランニングシューズの「703」を復刻。新たに落ち着いたカラーリングを追加し、より幅広いコーディネートにマッチするようにアップデートしています。新しいカラーはグレー、ブラック、カーキの3色。『ニューバランス』らしい快適な履き心地は健在です。
『ホカ オネオネ』チャレンジャー ミッド GTX
ボリューム感のある『ホカ オネオネ』らしいフォルムですが、ソールまでワントーンで統一したデザインがスタイリッシュ。厚底でもヘビーな印象を感じさせない仕上がりです。滑りにくい全地形対応アウトソールは、クッション性能も抜群。「ゴアテックス ファブリック」の防水メンブレンが、悪天候でも足をドライにキープしてくれます。
『プーマ』トレイルフォックス オーバーランド MTS グリッド
長距離のトレイル競技から着想を得たデザイン。安定性と快適性を追求することで、過酷なトレイルすらクリアできる高いスペックを備えています。ハイテク感のあるデザインですが、ワントーンの配色がシックなイメージ。クリーンなホワイトとクールなブラックをラインアップしています。
『オン』クラウドベンチャー ウオータープルーフ
スイス生まれの『オン』は、高機能なランニングシューズを提案しています。トレイルラン向けのモデルもラインアップしていて、これはウォータープルーフ仕様。さまざまなグリップパターンを組み合わせたソールは凹凸感が強く、アウトドアテイストの個性を放っています。ブランドを象徴する「雲の上の走り」をもたらす機能も実装!
『ザ・ノース・フェイス』アクティビスト フューチャーライト
ローカットの高機能トレッキングシューズ。『ザ・ノース・フェイス』が独自に開発した素材「フューチャーライト」を採用し、防水性と透湿性を兼ね備えています。スマートなアウトドアシューズという風貌なので、デザイン的にはまさに街履き向き。コーディネートにさりげなくアウトドアテイストをMIXすることができます。
『アディダス』ファレル・ウィリアムズ テレックス トレイルメーカー ミッド ゴアテックス
究極のオールラウンドシューズをモディファイ。音楽プロデューサーやファッションデザイナーとして活躍するファレル・ウイリアムズ氏とのコラボコレクションの一環で、オールブラックにアレンジしています。高機能な中綿も封入しているため、寒さや悪天候にも強い仕上がり。冬のコーディネート作りに重宝します。
『サッカニー』×『ホワイトマウンテニアリング』スニーカー スイッチバック
こちらもコラボによるアレンジが秀逸。デザイナーによってタウンユース仕様に変更されたアウトドアシューズは普段使いしやすくて狙い目です。『サッカニー』のトレイルランニング用シューズがベースですが、ブラック×ホワイトの柄を採用してシックに昇華。ボアダイヤルシステムによってフィット感の調整と着脱がしやすく、実用性も優れています。
『サロモン』×『フミトガンリュウ』XT-4
『コム デ ギャルソン』を経て『ガンリュウ』などを展開してきたデザイナーと『サロモン』とのコラボ品。ブラックで統一したアッパーとホワイトのソールとのコンビネーションが都会的です。フランスを代表するアウトドアブランドのシューズがベースで、性能も抜群。地形を選ばないクッション性やスピードシューレースシステムなども搭載しています。
おしゃれ賢者に学ぶ。アウトドアシューズを使ったアーバンコーデの作り方
最後にアウトドアシューズを使ったタウンテイストのコーディネートを紹介しますので、ぜひご参考に。自分らしいスタイリングをイメージしてシューズを選べば、即戦力として大活躍してくれる可能性が一層高まります!
着こなし1
シンプルなモノトーンスタイルのハズしとしてアウトドアシューズを活用
全体としてはシンプルなコーディネート。シャツのインナーとしてタートルネックのTシャツを合わせることで大人なムードを演出しています。ポイントは足元で、アウトドアシューズによって適度にカジュアルダウン。ブラック中心のカラーリングで統一感を持たせながらアウトドア調のスポーツ感を挿したMIX加減が絶妙です。
着こなし2
品のあるコートスタイルにアウトドアシューズで個性を加えたお手本
チェック柄のコートをメインにした大人なカジュアルスタイル。デザインとしてはシンプルなアイテムばかりでまとめていながらも無難な印象になっていない理由は、足元に投入した『イノヴェイト』の「フライロック」にあり。そのギミック感でアウトドア調のスポーツテイストを加味しています。
着こなし3
アウトドアシューズのワントーンを全身に拡大して大人仕様に
フットウェアのカーキカラーを拾って全身ワントーンで揃えることで、大人のこなれたカジュアルスタイルを構築。すべて同系色でまとめながらも、それぞれ色のトーンや素材感を変えることで表情のあるスタイリングに仕上げています。
着こなし4
ホワイトのアウトドアシューズでスポーツ感と軽快感をプラス
ノーカラーブルゾンにパーカー、ワイドパンツを組み合わせたリラックス感のあるコーディネート。そこにハイテク感と軽快感をプラスしているのが白いトレイルランニングシューズです。ローテク系のスニーカーよりもアウトドア調のスポーツテイストが強いため、MIX感のある新鮮なイメージが得られます。
着こなし5
ビビッドなアウトドアシューズを挿し色として使った好例
履きこなしやすいのは黒をはじめとする定番カラーのアウトドアシューズですが、アウトドアスタイルならではのカラフルなタイプが多いのも事実。色鮮やかなシューズを選びつつ、合わせるアイテムをシンプルにすることで大人っぽく仕上げることも可能です。この着こなしでは、全体を定番カラーでまとめながら、鮮やかなブルーのアウトドアシューズをスパイスとして活用。スポーティな軽快感やアクティブな印象を巧みに高めています。
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