
オーバーサイズシャツが今の気分。推しのブランドとスタイリングのヒント
シャツを普段使いするなら、今は、サラッと着るだけでキマるオーバーサイズが良い。となれば、ダラっと見せないための選びや着こなしは必須。ここではそのコツを解説!
大人の新定番。オーバーサイズシャツが今の気分にハマる
ビジネスの場でシャツを着るならやはりジャストサイズが望ましい。ただ、普段着となるとその緊張感がかえって仇となる。そこで格好のアイテムとなるのが、肩のラインをやや落とし、身幅もたっぷりなオーバーサイズの1枚。着たときに程良いドレープ感が生まれ、リラックスしながらも見た目は実にエレガント。その上、羽織りモノとしても活躍してくれる。
“デカさ”だけで選ぶのは考え物。オーバーサイズシャツ、大人ならではのサイズ基準
シャツながらラフに着られるのは大人にきっとうれしい。ただし、単にサイズアップしたものを安直に選んでしまうと、“彼氏のシャツを着た彼女”状態となり、ただただ可愛げのないダラしなさだけが後に残ってしまう。たとえ肩のラインを袖側へ落としていようとも、腕が完全に隠れてしまう袖丈は着こなしの名インドも上げてしまう。ゆったり目の身幅であっても、裾丈は腰位置に収まるのがベターだ。
オーバーサイズシャツのおすすめ8着。人気ブランドから探す、今年の相棒
オーバーサイズが気分ではあるが、サイズ選びには気をつけるべし。そんな禅問答のようなシャツ選びに、明確な回答を示してくれるアイテムがある。しかも、素材や意匠に一家言ある大人たちも納得の逸品がこちら。
ブランド1
『アーバンリサーチ』
トーマスメイソン社は、英国を代表する由緒正しき生地メーカー。世界の名だたる名門ブランドへ供給してきた生地は、繊細で美しく、一度袖を通せばおのずと品格が生まれる。日本のセレクトショップのオリジナルでもたびたび取り入れられており、この1枚もまた同様。品があるだけではなく、オーバーシルエットにより今の空気も漂わせている。
ブランド2
『スティーブンアラン』
シャツ好きで知られるデザイナーだけに、一見普通なこのアイテムへ込められたこだわりも実はひとしお。ピーチスキンと呼ばれるきめ細やかな起毛素材を使用しており、1枚でも主役級の存在感を放つ。ドレープ感と柔らかな風合いがMIXした独特の表情ゆえに、上質感を維持しつつもラフに羽織れる頼もしいアイテムに仕上がっている。
ブランド3
『アダム エ ロペ』
ゆったりとしたシルエットにボックス型のシルエット、プルオーバータイプの仕様と、ベースになっているのはヨーロッパヴィンテージのスモックシャツ。シャリ感のあるタイプライター生地に製品染めを施すことで、着込めば着込むほど表情を増すメンズ好みの1着に仕上がっている。ユニークなデザインながら、インにアウトにとはアバ広い活躍が期待できる。
ブランド4
『メゾン スペシャル』
ドレスシャツで用いられる超長綿の中でも、最高級とされるスーピマコットンのツイル生地を贅沢に使用したアイテム。オーバーサイジングでも野暮ったく見えないのは人間の動きを考慮した独自の立体的なパターンによるものだ。裏返したようなデザインが唯一無二で、シャツ単体でもインパクト抜群。
ブランド5
『グリーンレーベルリラクシング』
コットン×ポリ混紡による、ケアもイージーな素材を使用したオックスフォードシャツ。肩は身幅は緩く取りつつも、ボタンダウンの小襟が洒脱な印象を呼び込んでくれる。カジュアルなパンツだけでなく、同じくワイドなスラックスなどと合わせてクリーンに着こなすとサマになりそうだ。
ブランド6
『ネーム』
ふくよかにしてふんわりとした趣を描く1枚は、ブランドが掲げる“脱・標準化”を端的に表している。変形スリーブやタックの入ったポケットもまた楽しく、ボディは150D強撚ビスコースツイルを使用した生地。動くたびに生地がもつ上品なツヤ感や落ち感が楽しめる。
ブランド7
『ビッグマック』
アメリカの老舗『ビックマック』への別注品は、ブランドらしさを匂わせつつ『サニーレーベル』らしくポップなカラーリングにアレンジされた、実に現代的なチェックシャツ。生地はコットンをベースに、リネンを15%配合した軽快さとビッグシルエットが奏功して、インナーからアウターまで幅広く使える汎用性を獲得した。
ブランド8
『パブリックトウキョウ』
エジプト綿の中から0.01%しか採れないと言われる、知る人ぞ知る「フィンクスコットン」を生地に使用。コットンとは思えないシルクのようなツヤ感が上品さと色っぽさをもたらす。主にジャケットに用いられる2枚袖で立体的にアレンジしているのもポイントだ。
オーバーサイズシャツをおしゃれに着こなすために。こんなコーデを参考に
今の気分とはいえ、オーバーサイズというイレギュラーなシルエット。それをどうスタイリングに落とし込んでいくかは、やはり考えどころである。その勘所をうまく捉えた手練れたちのコーディネートを参考に、着こなしのツボを探っていきたい。
コーデ1
ドレス軸の品ありアイテムでシンプルに
たっぷりしたシャツにシックな黒のスラックス。そして足元はシャープにして気品も十分のチャッカブーツ。上から足元までを、オーバーサイズの難点を解消する品のあるアイテムで統一させた点がキモ。シンプルに着こなしたことで、その良さががぜん際立っている。
コーデ2
タックインでもたらされる多くの旨味
シャツをタックインさせるのも1つの手。それによりシャツ本来の清楚な雰囲気が蘇り、さらにはオーバーサイズゆえに生まれるウエスト部分のブラウジングが程良い気品を伝える。最後にブラックボトムスで全体を引き締めればグッと大人っぽい印象へ。
コーデ3
トップのルーズさはタイトなボトムスでバランスをとる
たっぷりしたシルエットのシャツに合わせたのはスキニージーンズ。着合わせ自体はシンプルだが、メリハリの効いたシルエットが今っぽさを誘発。開放感とソリッドな緊張感。双方をワンスタイルに落とし込むことで、うまく馴染んでくれる。
コーデ4
クリーンな色味でダラッと見せない
シャツのゆるさに足並みを揃え、パンツには徐々に人気を集めるオーバーオールを取り入れた。まとまりを生む半面、野暮ったくなりがちな組み合わせだが、アイボリーをチョイスしたことでがぜんクリーンかつしゃれたコーディネートに。各所へ入れた黒の引き締め具合も良い塩梅。
コーデ5
エレガントなパンツがシャツのルーズさを救う
シャツとはいえ、たっぷりしたシルエットに漂うルーズさをどうフォローするか。その近道はボトムス選びにある。ここではセンタークリース入りのテーパードスラックスをチョイス。シャツの色を拾って統一感を出しながら、品の底上げを図ってルーズさを巧みに和らげた。

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『アーバンリサーチ』 トーマスメイソンオーバーシャツ
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『スティーブンアラン』 ドレープ トリプルステッチ キャンプカラーシャツ
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『アダム エ ロペ』 オーバーサイズ スモックシャツ
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『メゾン スペシャル』 インサイドアウトプライムオーバーレギュラーカラーシャツ
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『グリーンレーベルリラクシング』 バルーン オーバーサイズ オックスフォード シャツ
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『ネーム』 ヴィスコース ツイル L/S オープンカラーシャツ
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『ビッグマック』×『サニーレーベル』 コットンリネンオーバーチェックシャツ
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『パブリックトウキョウ』 フィンクスコットンビッグルーズシャツ
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