アウトドア派の必需品。スキレットを選ぶ&使うための基本とおすすめ10選

アウトドア派の必需品。スキレットを選ぶ&使うための基本とおすすめ10選

おいしい料理を簡単に作れて、調理後はそのままテーブルに出すことのできるスキレット。あればキャンプではもちろん、自宅やちょっとした屋外での食事が楽しくなります!

平 格彦

2020.05.14

アウトドア用調理器具
キッチンツール

料理がおいしくなる。アウトドアにもおすすめのスキレットとは

スキレットとは、キャストアイアン(鋳鉄)製の厚手なフライパンのことを指します。蓄熱性が高く、熱がゆっくりと伝わるのが特徴。火の当たりが柔らかくじっくりムラなく食材を加熱できるうえ、素材の旨味を閉じ込めることができるので簡単においしい料理を作ることができるのです。蓄熱性が高いということは、アツアツの料理が長く楽しめるということ。そのままテーブルに出せば、できたてのままの料理が長く味わえます。

最近では自宅用のアイテムも増えていますが、アウトドアシーンで特に活躍。キャンプはもちろんですが、自宅のベランダや屋上、庭などで活用すれば屋外での食事が気軽においしく楽しめます。

スキレットを選ぶ前に。押さえておきたい4つの重要ポイント

スキレットを使いこなすためには、特徴をしっかり押さえつつ、自分のイメージに合ったタイプを選ぶことが重要です。ポイントを4つに絞って紹介しますので、逃さず把握しておきましょう。

ポイント1素材

スキレットは素材が大きな特徴。厚めのキャストアイアン(鋳鉄)製で、だからこそ優れた蓄熱性を実現しています。メインの素材は同じでも、ガラスを原料とするホーロー(琺瑯、ほうろう/エマイユ、エナメル)加工をプラスしたものもあります。臭いや汚れがつきにくく、さらにカラフルにアレンジできるのが魅力ですが、加工してある分、価格は高くなります。スキレットは直火やオーブンで加熱するのが原則ですが、最近ではIHクッキングヒーターに対応したものも増えています。使うシーンやこだわりたいポイントを明確にして、素材を選んでみてください。

ポイント2大きさ

スキレットはサイズのバリエーションが豊富。そのままテーブルに出すなら、小ぶりなタイプが実用的です。また厚手の作りで、ある程度の重さがありますので、重量も意識するのがベター。どんなシーンで何人分の料理を作るのがメインなのか、あらかじめ想定しておくと選びやすくなります。

1人で使うのがメインなら、6インチ(約15cm)程度が便利。重さは1kgくらいです。2~3人分の料理を作るなら、8インチ(約20cm)程度。重さは2kg弱になるので、軽いとはいえません。さらに大人数で一緒に食べる場合は、10インチ(約25cm)以上の大きさが必要になります。ここで挙げた目安を参考にしつつ、メーカーの仕様などもしっかりチェックして選びましょう。

ポイント3取っ手の種類

スキレットは本体と同じキャストアイアン(鋳鉄)製の取っ手が付いているデザインが定番。加熱した際は取っ手も熱くなって素手で触ることができなくなるため、ミトンなどを使う必要があります。その意味では、取っ手は長いほうが扱いやすくなります。ただし、アウトドアでは普段と違う場所や状況で加熱するかもしれません。状況によっては長い取っ手が邪魔になることもありますので、注意が必要です。

また、取っ手用のカバーを使うといった方法もありますので、周辺ツールとの組み合わせや何を優先すべきか決めておくことが大切です。最近は取っ手が取れるタイプも少なくありません。取っ手が着脱できるとオーブンなどでも使いやすくなりますので、調理法に合わせて選ぶことも重要です。

ポイント4フタの有無

もっともベーシックなスキレットはフタのないタイプです。焼いたり炒めたりするだけならフタは必要ありませんが、フタがあるだけで調理法の幅は大きく広がります。その意味では、フタがセットになったタイプを選んでおけば間違いはありません。別売りのフタを組み合わせて使うことができたり、もう1つのスキレットをフタとして使用できたりするタイプもありますので、レシピや利便性も考慮して選ぶのが賢い方法です。

王道ブランドを中心にセレクト。すぐ使いたくなるスキレット10選

ポイントがわかったら、あとは実際に選ぶだけ。定番ブランドを中心に、使えるスキレットをピックアップしました。何を重視するかを決めれば、選ぶべきスキレットをおのずと絞ることができ、きっと納得の逸品に巡り会えます。

アイテム1『ロッジ』スキレット 8インチ

1896年に誕生した『ロッジ』は、キャストアイアン製品におけるアメリカのトップメーカー。スキレットの代名詞的ブランドといっても過言ではありません。シーズニング(※詳細は記事最後に解説)が不要なのも人気の理由で、工場出荷時に大豆油で慣らし作業を済ませています。8インチ(外経20.3cm)のオーセンティックなスキレットは汎用性が高く、最初の1本として最適です。

アイテム2『キャプテンスタッグ』スキレット25cm

新潟県の三条市が本拠地の『キャプテンスタッグ』は、アウトドア用品の総合ブランド。スキレットも種類が豊富で、ディスニーとのコラボレーションなども展開しています。もっとも大きいサイズはこの25cmで、大人数でも安心して使えます。

アイテム3『ニトリ』スキレット鍋 19cm

インテリアや家具のイメージが強い『ニトリ』ですが、キッチンツールなども良作揃い。スキレットもリリースしていて、キャンバーの間で“ニトスキ”と呼ばれるほど浸透しています。スタンダードなデザインの15cmと19cmをラインアップ。

アイテム4『ロゴス』合体できるスキレット M

さまざまなアウトドアスタイルを提案する総合ブランド『ロゴス』。大阪が拠点のブランドでクオリティも折り紙付きです。機能的なスキレットを販売していますが、特にこの「合体できるスキレット」は便利。2つ揃えればスキレットがフタとしても使用できます。着脱式の取っ手はダッチオーブンなどのリッドリフター(フタを持ち上げる道具)としても使用でき、工夫が詰まっています。

アイテム5『コールマン』クラシックアイアンスキレット

キャンプ用品を中心に展開するアメリカの人気アウトドアブランド。スキレットは10インチのフタ付きタイプをリリースしています。大きめのサイズ設定はキャンプ向き。フタの裏側にリベットを全面的に配置し、フタに付いた水分が食材に均等に落ちるように工夫されています。植物性のオイルで仕上げられているためシーズニングは不要です。

アイテム6『ユニフレーム』スキレット 10インチ

新潟県燕三条を拠点とするキャンプ用品ブランド『ユニフレーム』。スキレットは7インチと10インチを販売していて、どちらもフタが付属しています。業務用の中華鍋などで使われている「黒皮鉄板」を採用した本格仕様で、熱伝導性が圧巻。また、やや深めの設定で、炒めている際などに食材がこぼれないように配慮されています。

アイテム7『ストウブ』スキレット 16cm チェリー

クックウェアブランド『ストウブ』は1974年にフランスで生まれたブランド。プロに向けて開発を行っているため、三ツ星シェフからも支持を得ています。独自のエマイユ(ホーロー)加工が特徴的で、外側はツヤやかで内側はザラザラ。細かい凹凸によって表面積を増やして油馴染みを良くする一方、食材との接点を少なくして焦げ付きにくくなっています。

アイテム8『ル・クルーゼ』スキレット 20cm

日本で人気の『ル・クルーゼ』もフランスの名門ブランド。1925年に誕生して以来、ホーロー鍋やキッチンウェアなどを展開しています。機能的でありながら暮らしに彩りを与えるデザインが特徴的。スキレットもそんな魅力を備えていて、持ち運びやすいフォルムが独特です。カラーも豊富で、グレー、ブラック、オレンジ、レッド、ピンクなどを展開。

アイテム9『アイリスオーヤマ』スキレットコートパン 20cm

家電から生活用品まで幅広くラインアップしている『アイリスオーヤマ』もスキレットを販売しています。軽さにこだわっていて、アルミ素材を採用。錆び防止などのケアが不要な使いやすさも魅力です。さらに取っ手がウッド製で手に馴染みやすく、熱くなりにくいのも便利。値段も良心的で、手軽にスキレットを使ってみたい人におすすめです。

アイテム10『杉山金属』プチスキレット 2個セット

料理のバリエーションを増やしたいときに重宝するのがプチサイズのスキレットです。こちらは小ぶりなスキレットの2つセット。一般的な魚焼きグリルに4つ入れることができるので、調理もはかどります。ノーブランドですが、日本製で品質も申し分なく、いくつも揃えたくなるスキレットです。

あるとさらに便利で楽しい! スキレットの周辺ツール3選

周辺グッズも揃えておくと、スキレットが一層便利に使えます。熱くなった取っ手をつかむのに便利なのはミトンですが、すでに持っている人は改めて揃える必要はないので、ここではスキレット専用のツールを厳選してご紹介します!

アイテム1『オガワ』×『ゴースローキャラバン』×『ナローゲート』レザーハンドル

全体が鋳鉄製というのが一般的なスキレットは、取っ手も熱くなります。気軽につかめるようにするには、専用のハンドルカバーを装着するのがおすすめです。これは『ロッジ』のスキレットに対応するレザー製のカバーで、アウトドアなムードが満点。ぶら下げて保管する際に便利なチャームも付属しています。

アイテム2『ロッジ』グラスカバー 10 1/4インチ

密封性を高めるためにはスキレットと同じブランド&同じ素材のフタを使用するのが賢明。ですが、フタを開けずに調理中の食材の状態を確認できるという点ではグラスカバーが優れています。『ロッジ』からも各サイズのスキレットに合うグラスカバーが登場。内側がしっかり見えるので、視覚的に料理を楽しみたい人にもぴったりです。

アイテム3『オレゴニアンキャンパー』スキレットケース 10インチ コヨーテ

アウトドアで使用することを考えると、持ち運びやすいに越したことはありません。専用ケースが付属しているスキレットもありますが、きちんと保護しつつおしゃれに持ち歩きたいなら別売りのケースを使用するのもおすすめです。無地の上品なタイプもありますが、アウトドアのムードを盛り上げるならこんなカモフラ柄で。

使い始めと使用後には、お手入れを忘れずに!

キャストアイアン(鋳鉄)製のスキレットは独特なケアが必要なので、最後に補足を。覚えてしまえば難しくないので、購入後に使い始める前と、毎回の使用後におけるケア方法を簡単に解説します。まず、スキレットを初めて使用する際はシーズニング(慣らし)が必要です。手順は以下の通り。なお、メーカーによってはシーズニングが不要な場合もありますので、事前に確認してください。

1. 出荷時にサビ止めのワックスが塗られているので、洗剤で洗い流します。
2. 軽く火にかけて水気を切ってから、オリーブオイルなどの食用油を全体に薄くコーティング。キッチンペーパーなどで塗れば簡単です。
3. 弱火で5分ほど加熱して空焼きします。鉄の臭いが気になる場合は、くず野菜を炒めるのがおすすめ。炒めた後に油を拭き取ってから改めて空焼きします。

そして使用した後も毎回お手入れが必要です。できるかぎり洗剤を使わずに「水洗い」するのがポイント。その後にシーズニングと同じ要領で「空焼き」→「食用油でコーティング」をすればOKです。錆びに気をつけることが重要なので、普段は湿気のない場所で保管するようにしましょう。

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近間 恭子

出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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