
ジャージパンツをはきこなす。参考にしたいコーデとブランド10選
いつでも快適に過ごせるジャージパンツ。スポーツウェアとしての印象が強い楽ちんパンツを街で着るには何を選び、どう合わせるべきか。そのポイントについて考えたい。
ジャージパンツをタウンユースしよう
動きを束縛しないユルさと、汗や汚れにも物怖じせず着られる気軽さがウリのジャージパンツ。親しみやすさに加え、’80sリバイバルやスポーツMIXのトレンドを受けて街でもジワジワ浸透中だ。とはいえ、ベースはあくまでもスポーツ着。“場違い感”をかわす何らかの手立ては必要だろう。そのツボさえマスターすれば、きっと心強い味方となってくれる。
街コーデにジャージパンツを取り入れるために押さえたいポイントとは?
ジャージパンツの主戦場はアスレチックシーン。それを街ファッションへと招き入れるならば、選ぶアイテムにも相応の配慮は必要だ。あえてアグレッシブな色を取り入れて個性を打ち出すのも良いが、大人げないとも捉えかねない。基本的にはダークトーンを推奨したい。“若造感”を控えるなら佇まいにはエレガントさも必要だろう。そのためには、スタイリッシュなシルエットが好ましい。
ジャージパンツをおしゃれに着こなす。ならばこんなアイテムと組み合わせて
出自がスポーツシーンとなれば、パーカーやスウェットシャツとは相性良好。過去の経験則からいって、ストリート風に合わせるのがベターだろう。トップスがビッグシルエットなら、パンツの過度な主張を抑え今っぽさも表現できる。また、異テイストを絡めて印象を控えるのも有効。きれいめなシャツやアメカジ定番のGジャンなどは試す価値ありだ。
グッドサンプルに学ぶ、ジャージパンツのコーデ術
論より証拠というわけで、街行く着こなしの名手たちのコーディネートを見ながら、ジャージパンツのアイテム選びや合わせのコツについて総復習。先述したアレコレを頭の片隅で反芻し、イメージが固まったらあとは実践あるのみ!
コーデ1
ストリートスタイルへの落とし込みは、サイジングと色数で大人らしく
違和感なくコーディネートへ落とし込む最短ルートは、スポーティなアイテムと親和性の高いストリートスタイルに取り入れること。ここでは、シャープな1本に旬も意識したビッグシルエットのスウェットシャツを。色数を抑えながら大人っぽさも意識させている。
コーデ2
アメカジの定番着で街への親和性を高める
どこかオールドスクールな雰囲気を醸すサイドライン入りのジャージーの足元は、同配色のチェッカー柄の『ヴァンズ』で。キモは、そこへサラッと羽織ったGジャン。昔馴染みのアメカジアイテムで合わせることにより、街との親和性を高めている。
コーデ3
ジャージをアクセントとして活用
場違いな印象が気になるようであれば、トップスの主張する割合を高めるのも1つの手。お馴染みのパーカー&白Tに薄手のステンカラーコートを羽織って程良くボトムスを隠蔽。脚先に見えるサイドラインをスタイルのアクセントとして活用すれば自然に見える。
コーデ4
ジャージの存在感をあえて和らげる、配色のテクニック
サイドのスナップボタンがまるでバスケットジャージーを彷彿とさせるが、テーパードを効かせたきれいなシルエットやソリッドな黒により思いのほかスマート。目線を上に上げる、発色の良いスウェットシャツをトップスに採用した点も高評価。
大人がはくなら。おすすめしたいジャージパンツのブランド10選
ややアクの強いアイテムだけに、大人が手に取るとなれば少々ハードルは高いかもしれない。ただ、ここに取り上げたアイテムならば、普段着として招き入れやすいはず。手懐けることができたなら、きっと休日を有意義に過ごせるだろう。
ブランド1
『ニードルズ』×『ワイルドライフテーラー』
『ワイルドライフテーラー』がスタートして10周年を迎える2020年を記念した特別作。『ニードルズ』ならではの細すぎず、太すぎずの洗練されたシルエットに『ワイルドライフテーラー』ならではの”大人色”を採用。派手さのない絶妙なカラーリングが、スポーツウェアであることを忘れさせる仕上がりに貢献している。
ブランド2
『パームエンジェルス』
LA発のブランドらしい、実に開放感たっぷりのアイテム。ウエストはゴム仕様で、脚の動きを阻害しない伸び縮み自在の生地仕立て。そんな自由さを備えながらもシルエットは細身。すっきりとした印象を構築してくれる。
ブランド3
『マイン』
ロゴ刺繍をリピートしたデザインのテープをレ両サイドにイアウト。レトロなスポーツテイストや大人なストリート感が演出できる1本です。シルエットはややワイドで適度にリラクシング。大人のコーディネートに合わせやすいブラックとカーキの2色展開です。
ブランド4
『エフシーイー』×『アンブロ』
イギリスを代表するスポーツウェアブランドが手掛けた1本。白いパイピングが印象的ですが、両サイドと内股に配したアイコン柄テープも個性をプラスしています。立体的に構築したパターンも大人なムードに貢献。吸汗速乾性の高い生地を使用し、機能性も優秀です。
ブランド5
『GDC』
脚の動きにしっかり反応してくれる伸びやかな生地は、最高のリラックス感を提供。それでいて、ほのかに光沢を放っているためどこかエレガントな雰囲気だ。その印象をダメ押しするかのように、テーパードのかかったシルエットはスマートでダラしなさはほぼ皆無。
ブランド6
『アディダス』
スポーツブランドのトラックパンツとしてハズせない『アディダス』らしい1本。両サイドのスリーストライプスがブランドのアイデンティティを主張しています。全体としては比較的シンプルで、コーディネートしやすいデザイン。ストレッチ性や吸湿性に優れ、穿き心地は快適です。
ブランド7
『ヒュンメル』
なんと言っても目を引くのは、バイカーパンツのような膝部分のシャーリングデザイン。その姿に思わずラインパンツであることも忘れてしまう。とはいえ、スポーツパンツならではの優れた伸縮性はしっかり反映。ノンストレスな履き心地を堪能できる。
ブランド8
『コンバース トウキョウ』
ジャージパンツとは思えないほどエレガントな印象の秘密は、センタークリース。さらにサイドラインも加わって脚の太さを分断しているため、美脚に見える効果も期待できます。ダークな定番カラーも展開していますが、より上品で新鮮な明るいベージュが狙い目!
ブランド9
『アバハウス』
ニュアンラスのあるグレイッシュブルーの色味が目を引くジャージパンツ。装飾的なディテールを省略したデザインだからこそ、独特なカラーが際立っています。しかも素材にレーヨンを使用しているため、適度な光沢感があって生地感も上品。コーディネートの大人っぽいハズしとして重宝します。
ブランド10
『ニューバランス』
カラーブロックが足元に視線を集める斬新な1本。スポーツブランドの『ニューバランス』によるデザインだからこそ、派手すぎる印象はなくスポーティなスパイスとして使いやすいバランスです。他のアイテムはシンプルなタイプを選び、落ち着きあるスニーカーを際立たせるるパンツとして活用するのがおすすめ。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『ニードルズ』×『ワイルドライフテーラー』 Narrow Track Pant
-
『パームエンジェルス』 19S/S SLIM TRACK PANTS
-
『マイン』 Tape Track Pants
-
『エフシーイー』×『アンブロ』 トラック パンツ
-
『GDC』 RINNE JERSEY PANTS
-
『アディダス』 スリーストライプス 24/7 クラシックパンツ
-
『ヒュンメル』 ストレッチカルゼコンビパンツ
-
『コンバース トウキョウ』 ライントラックパンツ
-
『アバハウス』 ジャージー トラックパンツ
-
『ニューバランス』 Tenacity トラックパンツ
掲載アイテムをもっと見る(-2商品)