使う意味あるの？ ヘアブラシの特徴から種類別のおすすめまで

ヘアブラシは女性のためのもので、短髪の男性には必要がないものだと思ってはいませんか？ でもそれは間違いです。そもそも、ヘアブラシは髪型をセットするだけのアイテムではありません。ヘアブラシを使ったブラッシングによる頭皮への適度な刺激には、マッサージ効果があるんです。血行促進による薄毛予防や育毛促進、さらには顔のリフトアップにまでつながるなど、大人の男性にもうれしいメリットがたくさん。

ヘアブラシによるブラッシングは、基本的には毎日行いたいもの。時間帯としては、朝と晩の使用がおすすめです。例えば朝、髪型をセットする際に使うことがあるでしょう。また、夜の入浴前も有効です。シャンプー前にブラッシングをすると、頭皮や髪の毛に付着した汚れを浮き上がらせ、整髪料や皮脂などの洗い残しを防いでくれる効果もあります。さらに、ブラッシングによる頭皮への適度な刺激は気分転換にも効果的。リフレッシュしたい、というタイミングで使うのもおすすめですよ。

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ヘアブラシとは総称で、用途によって種類が異なります。そこで、以下ではヘアブラシの種類別の特徴とともに、どんな髪の長さの方に適しているか、どんなニーズがある方に向いているのかを解説。男性は、以下で紹介する「種類3」や「種類4」など、マッサージに使用するためのヘアブラシを1本持っておくと良いでしょう。

種類1

デンマンブラシとは、イギリスにあるデンマン社のブラシを起源として、半円形の台座からピンが出ている形状のタイプを総称したもの。毎日のブラッシングはもちろん、その形状や適度な重さから主にブロー用ブラシとして使用されており、ストレート仕上げやボリュームアップに有効です。また、ショート・ボブ用からセミロング以上まで髪の長さに合わせてブラシのサイズバリエーションがあるので、自身の髪の長さに合わせたモノを使うのがベターです。

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種類2

その名の通り骨組みのような形状をしていて、ブラシのピンの目が粗いのがスケルトンブラシ。まるで手ぐしを通したようなラフ感のある仕上がりが出せるので、少し崩したスタイリングやショートヘアのニュアンス付け、ミディアム以上のパーマヘアにもおすすめです。また、洗髪後の濡れた状態や、絡まった髪の毛をほぐす際にも役立ちます。

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種類3

ブラシのピンが付いている台の部分が、ラバーのクッションになっているのが特徴です。適度に圧力が分散するので、少し力を入れても頭皮を傷つけずに心地良い強さでブラッシングを行うことが可能。髪をとかす、という用途に加えてスカルプケアにつながるのも魅力。髪の長さがショート以上の方は、頭皮のマッサージ用として1本持っておくと重宝します。

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種類4

カヌーを漕ぐパドルのような形状でブラシ部分の面積が非常に広くなっており、空気穴がつくような大きなクッション性のある台にピンが付いています。一度に広範囲の髪の毛をとかすことができるので、朝に手早く髪の絡まりを取ったり、シャンプー前にホコリや汚れなどを落としたりするにも便利。スタイリングというより、髪の長さを問わずブラッシングや頭皮マッサージに特化したアイテムです。

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種類5

360度方向にピンが付き、ロール状に髪を巻き付けるようにして使うのがロールブラシです。ブローと合わせてふんわりとしたカールを作るのに役立ちます。また、巻き込んだ髪をしっかりと伸ばしながらブローすることで、きれいなストレートスタイルを作るのにも便利。いずれも、髪の長さがある方向けの情報のように見えますが、ショートスタイルの根元を立ち上げる際にも使えます。

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ヘアブラシの形状によって特徴が異なるのと同様に、ブラシ自体の素材によっても得意分野が異なります。そこで、材質別の特徴を以下でまとめました。

素材1

ナイロンならではの弾力性のあるしなやかなピンは水洗いが可能で、濡れた絡まりやすい髪にも適しています。ブロー時に活躍する素材です。

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素材2

非常に弾力性が強く、太いのが猪毛の特徴です。髪が太くて硬い方や、毛量の多い方のブラッシングに適しています。また、天然の獣毛ならではの油分が髪にツヤを与えて切れ毛を防いだり、ブラッシング時に起こりやすい静電気を抑えてくれたりするのも猪毛ならではのメリットです。

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豚毛は少し硬めの材質で、程良くコシがあります。髪が細くてやわらかい方や、ボリュームが少し気になる方のブラッシングにおすすめです。デリケートな髪質をいたわりながら、適度な油分を与え、ツヤを出す効果があるのも特徴の1つ。

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素材4

主にクッションブラシなどに使用されているのが、樹脂製のピンです。耐熱性や柔軟性に優れるだけではなく、カラー剤やパーマ液といった薬品にも強いとされるものが多いため汎用性の高いことが特徴。また、水洗いができるため、整髪料などを使用するスタイリングにも適しています。

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素材5

乾燥しがちな冬でも静電気が起こりにくいのが、木製のピンならではの特徴です。木材ならではの質感と、ピン先が球状になっているものが多いことも相まって、頭皮への適度な刺激を与えるマッサージ役としてもうってつけです。向いているのは、髪が太くて硬い方や毛量の多い方。いずれも男性に多い髪質ですし、マッサージ要員としても木製のヘアブラシは1本持っておいて損はないでしょう。

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男性にとってもうれしい効果が期待できるヘアブラシは実にバリエーション豊富。各アイテムの特徴を理解したうえでぜひ自分のニーズに合った1本を探したいところです。参考までに、おすすめの5本をご紹介します。

アイテム1

プロフェッショナルご用達のヘアブラシとしてあまりにも有名な『デンマンブラシ』。その中でも、基本となる「D4」は髪の長さを問わずに使用できるもっとも汎用性の高いタイプです。半円形に広がった9列のナイロン製のピンが髪の毛をしっかり捉えてくれるほか、台の部分のラバーが適度なしなりを生み出し、思い通りにブローできるのが特徴です。

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アイテム2

クッションブラシにおける傑作として、業界関係者で知らぬものはいないという『メイソンピアソン』の定番。1862年に創業以来、全工程をイギリスの職人が手作業で仕上げてきたという、ハンドメイドブラシの最高峰として有名です。こちらは猪毛を100％使用したモデルで油分を適度に含んでいるため、髪にツヤを与えてくれるのが特徴。また、静電気が起きにくかったり、キューティクルを傷つけにくかったりというメリットもあります。

• 『メイソンピアソン』ハンディブリッスル
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アイテム3

『アヴェダ』は、世界的な人気ヘアケアブランド。数あるアイテムの中でも名品として評価されているのがパドルブラシです。理想のヘアブラシとも称されるアイテムで、心地良い使用感や頭皮へのマッサージ効果などに定評があります。紹介アイテムはそのミニ版としてリリースされたモノ。髪が短い男性に使いやすいブラシ面の大きさと、扱いやすいサイズ感が魅力です。

• 『アヴェダ』パドルブラシ ミニ
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アイテム4

有名サロンの1つ、「Y.S.PARK」のベストセラーアイテムです。豚毛と髪をしっかり捉える耐熱性のナイロンピンの2種類を交互に植毛したこだわりの仕様で、美容室に行ったときのような美しい仕上がりのカールを自分で再現できることがポイント。もちろんカール以外にも髪をストレートに伸ばしたり毛先を丸めてニュアンスを付けたりと、使い方をマスターすると非常に重宝する一品です。

• 『ワイエス パーク プロフェッショナル』YS-50G3 ロールブラシ
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アイテム5

スタイリングではなく、シャンプー時に使用することによる洗浄効果のサポートや、マッサージ効果によるスカルプケアを目的としたアイテム。通常の手指による洗髪にこのブラシを加えることにより、洗い残しの汚れを除去しながら頭皮に適度な刺激を与えてくれるので、抜け毛が気になったり髪の毛が細くなってきた方におすすめです。

• 『エスハートエス』スカルプブラシ ワールドモデル
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