燻製器でどんな食材も風味アップ。アウトドア&インドアで活躍する16品

燻製器でどんな食材も風味アップ。アウトドア&インドアで活躍する16品

魔法の調理法、とも称される燻製。難易度の高いイメージですが、実は燻製器があればいたって簡単。キャンプやBBQはもちろん、自宅でも気軽に楽しめるのでおすすめです!

平 格彦

2020.06.30

アウトドア用調理器具

燻製器を使えば、いろんな食材が手軽に旨みアップ

燻製という調理法の最大の魅力は、どんな食材でもおいしくできること。安い食材でもおいしさが格段にアップすることから、“煙の魔法”と表現されることもあるほどです。煙の良い香りも食欲をそそるので、キャンプやBBQで燻製を行うと盛り上がること間違いなし! 今は家で使える優秀な燻製器も増えていて、アウトドアでもインドアでも燻製が手軽に楽しめます。

燻製って、そもそもどんな調理法?

そもそも燻製とは、食材を煙(燻煙)にさらす調理法のこと。スモークチップやスモークウッドの香りで風味を付けることにより、食材がよりおいしくなるのです。また、煙に含まれる殺菌成分や防腐成分が浸透するので、保存性を高める効果も。

なお、ひと口に燻製といっても実はその温度によって細かく「熱燻(ねっくん)」「温燻(おんくん)」「冷燻(れいくん)」の3種類に分けることができ、以下のような違いがあります。

「熱燻」は80度以上の高温で燻す調理法。短時間で出来上がるので水分があまり抜けず、保存性は高くありません。その半面、ジューシーでおいしく仕上がります。数十分程度で完成するので、キャンプにも最適といえるでしょう。「温燻」は30~80度で燻す方法。数時間をかけて燻すため、水分が抜けて保存性が高まります。温度が低めなので、チーズなどの溶けやすい食材も燻すことが可能です。そして「冷燻」は15~30度くらいで燻す調理法。生ハムやスモークサーモンを作るのに適しています。低温なので食材の管理が難しく、やや上級者向きです。

これらのうちのどの調理法に対応するかは、燻製器のタイプによってさまざま。用途やシーンに合ったタイプを選ぶようにしましょう!

燻製器選びで押さえておきたい4つのポイント

いろいろなバリエーションが揃う燻製器ですが、どんな要素をポイントにして選べば良いのでしょうか。ここでは4つの要点に絞って解説しますので、ぜひ燻製器選びの参考にしてください。

ポイント1素材

燻製器の代表的な素材は「ステンレス」。保温性が高いので調理しやすく、錆びにくいのでケアも簡単です。また「鉄」製も代表的。熱伝導性や保温性に優れているので燻製には最適なのですが、重くて錆びやすいのが短所です。これら金属製の燻製器は耐久性が高いので、アウトドアで使うのに向いています。

「陶器」の燻製器も保温性に秀でています。蓄熱性が高く、遠赤外線の効果で食材の旨みを引き出しやすいのが長所。ただし割れやすいので、自宅で使うのがおすすめです。その他にも、手入れがしやすい「ホーロー」製や、手軽に楽しめる「ダンボール」製の燻製器もあります。使うシーンなどを想定して素材を絞り込みましょう。

ポイント2形状とサイズ

燻製器はサイズのバリエーションも豊富です。アウトドアにおいて大人数で楽しむためには大きめのサイズを選ぶ必要があります。また、一度に多くの食材を燻すには縦長のタイプがおすすめ。熱源からの距離で食材を変えたり、網棚ごとに種類別で置いたりと、並べ方を工夫することもできます。

一方、自宅などのインドアにおいて少人数で楽しむ場合は小さめの燻製器でOK。ただし、ある程度は深さがあるタイプがおすすめです。食材が熱源に近づき過ぎて焦げるのを防ぐことができ、煙がムラなく循環しておいしく仕上がるからです。また、家庭用の主流は鍋型タイプ。誰もが使い慣れている形状なので、抵抗なく燻製を楽しむことができるでしょう。網棚の直径が大きなタイプなら、大きい食材や多くの食材が置けて便利です。

ポイント3温度調整機能

熱燻、温燻、冷燻といった調理方法を使い分ける場合は、温度を調節する必要があります。いずれは冷燻で生ハムやスモークサーモンなどを作りたいと思うなら、温度調整ができる燻製器を選んでおくのが賢いチョイスです。原則として、大きめのタイプほど容器内の温度が急激に変化しづらいので調整しやすく、本体に温度計を搭載しているタイプなら温度管理が楽にできます。

アウトドアで使うのにおすすめの燻製器8選

燻製は煙を使う調理法。煙やにおいが漏れても気にならないアウトドアならより気軽に楽しめます。屋外において大人数で楽しめる大きめサイズのモデルに加え、キャンプやBBQといったシーンに適した燻製器をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください!

アイテム1『コールマン』ステンレススモーカー2

本格的なアウトドアギアを展開している『コールマン』も燻製器を手掛けています。しっかり本格的な仕様で、最上部に開閉のできる空気口を備えています。内部は2段式で、付属のフックを使って魚などを吊るすことも可能。下部の窓からスモークウッドの出し入れができるのも便利です。温度計を搭載しているので温度管理も簡単。

アイテム2『ソト』いぶし処 スモークスターターキット

キャンプ用燻製器のメーカーで人気なのが『SOTO(ソト)』。さまざまなタイプをリリースしていますが、使いやすさを追求した「岡持ち形状」のタイプが象徴的です。その中でも小さいタイプがこれで、家族やソロキャンパーで楽しむのに向いています。スモークチップ、ウッド、温度計が付属するオールインワンセットなら、すぐに燻製が楽しめます。

アイテム3『キャプテンスタッグ』アドバンス 折りたたみスモーカー

『キャプテンスタッグ』は日本のアウトドア総合ブランド。燻製器のラインアップはかなり多彩ですが、持ち運びに便利なのは折りたためるこのモデルです。使用する際の幅は24cmですが、折りたたむと7cmになり、置き場所を選びません。

アイテム4『ユニフレーム』インスタントスモーカー ロング

『ユニフレーム』も日本発のアウトドアブランド。金属加工で名高い新潟県燕三条に本社があり、この燻製器は防蝕性の高いガルバリウム鋼板を使っています。モデル名の通り、インスタントに燻製を楽しむことができる優れモノ。折りたたむとコンパクトに収納でき、広げると4段式の大容量になります。

アイテム5『スノーピーク』コンパクトスモーカー

使い勝手にこだわったスタイリッシュなアウトドア用品で人気の『スノーピーク』は、コンパクトな燻製器を提案。アウトドア用としてはやや小ぶりなボックス型ですが、2段式で意外と多くの食材を燻すことができます。小ぶりな魚をそのまま置くのにちょうど良い大きさなので、釣った魚を燻製にするのもおすすめ!

アイテム6『ベルモント』鉄製燻製鍋27cm

重厚で丈夫な鉄製の鍋型燻製器。熱が伝わりやすい素材なので、素早く効率良く加熱できるのが特長です。また直径が広めなので、大きな食材や多くの食材を並べることができます。温度計を挿し込める穴を備えているため、別売りの温度計を揃えれば調理を続けながら庫内の温度を確認できます。

アイテム7『アペルカ』テーブル トップ スモーカー

『アペルカ』はアウトドアクックウェアブランド。インドアとアウトドアの間にある“新しい時間”を提案しています。円錐形のフタが特徴的な燻製器も屋内外で大活躍。ただし、フタの穴から燻煙が漏れ出る仕様なので、アウトドアで活用するのがおすすめです。テーブルに置いてメインディッシュの調理を進めつつ、会話を楽しみながら完成を待つことができれば盛り上がること確実。付属のメッシュ皿は目が細かいので、ナッツ類などの小さな食材を調理することもできます。

アイテム8『ライソン』スモークインフューザー

かなりコンパクトな簡易スモーカー。スモークチップをセットして火を付けると、チューブの先端から燻煙が出る仕組みです。フタをした容器などに食材を入れ、先端を差し込むことで香り付けをするのが基本的な使い方。食材は加熱されないので、火を通したくない食材にも使えます。手軽に使えるものの燻煙が漏れやすいので、アウトドアで使用するのがおすすめ。

インドアで使いやすいおすすめの燻製器8選

密閉性が高い小型の燻製器なら、家庭でも気軽に燻製を楽しむことができます。ここでは、自宅で使いやすい小さめの鍋型タイプを中心に、インドア使いに適したさまざまな燻製器をセレクト。気になるタイプを選んで、すぐにでも燻製に挑戦してみてください!

アイテム1『サーモス』イージースモーカー

画期的な構造で加熱時間を短縮した優れモノ。超耐熱セラミックス製の鍋を加熱し、魔法瓶構造の真空断熱保温容器にセットしておけば、ずっと火にかけ続けたような香り高い燻製が完成します。加熱時間が短くなることで節約になるだけでなく、温度が高くなり過ぎることがないので安心です。サイズは内径22.5cmで2~3人向き。

アイテム2『ドウシシャ』もくもくクイックスモーカー

テーブル上で楽しめる燻製器。固形燃料を熱源として使用する仕様で、場所を選ばず気軽に使うことができます。フタがクリアな耐熱ガラス製で、調理中に食材の変化を確認できるのも魅力。食卓を囲みながら調理の経過を楽しむことができ、初心者でも失敗することなくおいしい燻製を作れます。サイズはコンパクトで1~2人用。

アイテム3『ソト』スモークポットIH

IHヒーターでもガスコンロでも調理ができる燻製器。蓄熱性に優れる耐熱陶器製で、食材にしっかり熱を伝えておいしく仕上げてくれます。温度計が付属しているので、温度をチェックしながら調理できるのもうれしいポイント。2人分くらいに最適なサイズです。

アイテム4『ツヴィリング』ツインスペシャツ スチーム&スモーカーセット

保温性に優れるステンレスと熱伝導性に優れるアルミニウムを使った「底厚三層構造」が特徴。フタに高さがあるので煙が対流しやすく、少ない熱量でもしっかり燻製ができます。また、ガスだけでなくIH調理器にも対応。直径28cmの大きめなサイズなので、人数が多い家族にも対応。

アイテム5『貝印』Wakiya 脇屋友詞 匠鍋 蒸し燻製兼用セット

日本を代表する中華料理の料理人がプロデュース。燻製器と中華鍋がセットになった多機能調理具で、「燻す」だけでなく「蒸す」「炒める」「焼く」「茹でる」「煮る」「揚げる」を含め計7役をこなします。サイズは直径28cmで、キャベツが丸ごと入る大きさ。オール熱源対応で、直火でもIHでも使えます。移動しやすいよう、鍋の持ち手の反対側に補助ハンドルが付いているのもうれしい配慮。

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アイテム6『長谷園』燻製器 いぶしぎん ミニ

伊賀の粘土を使った土鍋を作っている『長谷園』の燻製器。多孔質の粘土が持つ吸水性や遠赤外線効果を生かしながら、おいしく仕上がるように工夫を凝らしています。象徴的なのは、水を張る「シーリング効果」の活用。チップと食材をセットしてフタを閉じ、加熱してからフタの外側に水を注ぐことで、煙の漏れを遮断します。香りを閉じ込めることで、風味も豊かに仕上がります。

アイテム7『キャメロンズ』ミニスモーカー

手軽に燻製が楽しめるコンパクトサイズの燻製器。ステンレス製で耐久性に優れ、ガスはもちろん、オーブンやIHヒーター、炭火でも使うことができます。ちょっとしたおつまみを作るのに便利なサイズ感で、燻製を試験的に実践してみたい人にも最適です!

アイテム8『パナソニック』スモーク&ロースター けむらん亭

自宅でも安心して燻製を楽しめる業界初の調理家電。14層の触媒フィルターが煙やにおいを分解するため、インドアでも気兼ねなく燻製を楽しむことができます。作り方も簡単で、まずは専用の容器と網、アルミホイルを使ってチップや食材をスタンバイ。ロースターに入れてメニューとタイマーをセットし、スタートボタンを押すだけでOKです。

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出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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