
視界くっきり。偏光サングラスを掛けるべき理由と今おすすめの15本
日差しが強い季節に限らず、使うと便利な偏光サングラス。視界がクリアになるので、ぜひ活用してみましょう。レンズの構造や特徴、おすすめ品まで徹底解説します!
ドライブや釣りにも最適。偏光サングラスとは何モノ?
偏光サングラスとは、偏光レンズを使ったサングラスのこと。ポラライズドレンズとも呼ばれるこの偏光レンズは、路面やガラスからの反射光をカットする性能を持っていて、視界をクリアにしてくれるのが最大の特徴。一度掛けてみると、やめられなくなるほど快適。非常に実用性が高いアイテムなのです。
構造としては、「偏光膜」や「雑光カットフィルター」と呼ばれる特殊フィルムを使っているのがポイント。この特殊なフィルムを2枚のレンズで挟み込み、余計な光を取り除く仕組みが一般的です。紫外線もカットするのが基本で、大概は外側のレンズがUVカット機能を備えています。
偏光サングラスを掛けると、路面や窓ガラスなどから乱反射する光を遮断することで対象物がはっきり見えるようになります。クルマの運転で愛用する人が多いのはそのため。また、水面や雪面からの照り返しによるギラつきも抑えてくれるので、釣りや川辺でのキャンプ、ウインタースポーツなどで活用している人もたくさんいます。
偏光サングラスを選ぶため3つのポイント
偏光サングラスの特徴がわかったら、アイテムを選ぶうえで押さえておくべきポイントを理解しておきましょう。3つのチェックポイントについて解説するので、しっかりと把握を!
ポイント1
偏光度
「偏光度」とは、乱反射や照り返しなどの雑光をカットする割合のこと。偏光レンズは、偏光度が90%以上であることが条件です。最高値は99%で、その限界値に近いほど目に心地良い光だけが通過しているということ。どれだけ視界がクリアになっているのかを示す重要な数値といえるでしょう。
ポイント2
可視光線透過率
「可視光線透過率」とは、レンズを通過する光の割合のこと。パーセンテージが小さいほど可視光線を通しにくく、強い日差しのときに使いやすくなります。ただしその分、レンズの色が濃くなり、視界が暗くなるという側面もあるので要注意。一般的な目安として、30%前後がオールマイティに使いやすい適正値といわれています。
ポイント3
レンズの色
「レンズカラー」も大切な要素。使用するシーンにマッチする色を選ぶと、偏光レンズが実力を発揮しやすくなります。一般的に言って、アウトドアに適しているのはグリーン系。強い自然光や、葉っぱからの乱反射をマイルドにしてくれますし、朝夕のローライトの状況でも明るめの視界がキープできます。また、ドライブにもってこいなのはグレー系。裸眼に近い印象なので、運転しやすいのがこの色です。周囲のビル、路面、対向車などからの反射光をソフトにしてくれるので、まぶしさを感じることなく運転に集中しやすくなるでしょう。そして、釣りにはブラウンなどの赤系が最適。コントラストが強調されて輪郭がはっきり見えるため、魚の動きがわかりやすくなります。水面の乱反射が収まるため水面下の状況が見やすくなることも、釣果につながるでしょう。
機能だけでなくデザインもスマートなおすすめの偏光サングラス15選
ここからは、おすすめの偏光サングラスをご紹介。偏光度が高く、機能面で優れているのが第一条件。さらに、さまざまなシーンで使えるスタイリッシュなデザインにもこだわってピックアップしています。お気に入りを見つけて、クリアで快適な視界を手に入れてください!
アイテム1
『レイバン』ニューウェイファーラークラシック(偏光レンズ)
ブランドのアイコンであるだけでなく、ウェリントンタイプのメガネを代表する名作でもある「ウェイファーラー」がベース。やや小ぶりなサイズ感と、少しソフトなフォルムでアップデートされています。その一方で象徴的なディテールはしっかり踏襲。フロント両側のリベット、サイドのブランドロゴ、シャークフィン(サメのひれ)を連想させるテンプルの形状が『レイバン』であることを主張します。ポラライズドレンズ(偏光レンズ)の効果もハイレベルで、シーンや時代を問わず長く使える逸品です。
アイテム2
『オークリー』フロッグスキン
『オークリー』を象徴するモデルといえば「フロッグスキン」。スポーティなだけでなくデイリーに使いやすいデザインが特徴的です。キーホールブリッジがクラシックなムードも醸出。『オークリー』独自の「プリズムレンズテクノロジー」にポラライズド(=偏光)機能を追加したレンズが、コントラストを鮮明に映し出し、対象物をくっきり見せてくれます。
アイテム3
『セイバー』フリークシーン
スケートボード、アート、サーフ、ミュージックの要素からインスピレーションを得たデザインが特徴のサングラスブランド『セイバー』。個性的なサングラスも多数提案していますが、偏光レンズを使ったこのモデルは比較的スマートなウェリントン型です。オールマイティに使えますが、サイドのメタルパーツがさりげないアクセントとして効いています。
アイテム4
『ブラックフライ』フライ ノーウッド
こちらもファッション性の高いカリフォルニア発のサングラスブランド製。クセがないフォルムのウェリントンタイプです。クリアなフレームは見た目が涼しげなので、暑い季節におすすめです。フレームが細めなので主張し過ぎず絶妙なバランスにまとまります。
アイテム5
『コールマン』跳ね上げ式偏光サングラス
アウトドアブランドとしてお馴染みの『コールマン』。こちらはメガネの上からも掛けられるオーバーグラス仕様、かつ跳ね上げ式という万能タイプ。必要に応じて偏光レンズ部分を跳ね上げられるため、車や自転車の運転中にサングラスとメガネを素早く切り替えられるのがうれしいですね。サイドには危険防止レンズと呼ばれる小窓がついており、これのおかげで圧迫感なく掛けられ視界を広く取ることができるのも◎。
アイテム6
『スラッシャー』偏光サングラス ラディカル1013
シンプルな黒のウェリントン型フレームは、どんなシーンにも合わせやすく重宝すること請け合い。レンズの色もスモーキーなグレーなので悪目立ちすることなくデイリーに使いやすいスタイルとなっています。両サイドのテンプル部分にブランドロゴが入っており、左右どちらから見てもストリート感のあるアクセントになっているのがポイント。コンパクトなフォルムはフィット感も抜群で、男女問わず掛けやすいユニセックス仕様です。
アイテム7
『スワンズ』エアレス ムーブ
プロゴルファーの石川 遼選手が使用したことで話題になった日本のブランド。このモデルは軽量のスポーツサングラスですが、比較的デイリーで使いやすいフレームデザインが魅力です。ノーズ部分を調整してフィット感をアレンジすることができるので、ゴルフだけでなくラニングやサイクリンでも使いやすい優れモノ。レンズは丈夫なポリカーボネート製で、激しい衝撃から目を守ってくれます。
アイテム8
『ナイキ』スカイロンエース
スポーツブランドらしいデザインの偏光サングラス。機能性も高く、軽量で耐久性に秀でたナイロンフレームを採用しています。また、フィット感に優れる「スポーツラップフレーム」も特徴的。ぴったりとフィットするからこそ広い視野角が確保でき、野球、ゴルフ、ランニング、テニス、サイクリングといった種目に幅広く対応します。もちろん、アウトドアのアクティビティにも最適。
アイテム9
『シマノ』撥水ハーフフィッシンググラス
釣具メーカーの『シマノ』も偏光サングラスを多数ラインアップしています。注目したいのは撥水加工が施されたタイプ。水分だけでなく汚れもつきにくいので、アウトドアで使用してもケアが簡単です。フィット感が高いので外れることはまずありませんが、別売りの「シマノグラスストラップ」を付けて首から掛けるのもおすすめ。釣りの最中に不意にサングラスを外してしまっても、落としたりなくしたりすることがなく安心です。
アイテム10
『シップス』SC:メイドインジャパン UVカット ポラロイド 偏光 サングラス
シックな雰囲気のこちらの偏光サングラス、すべて日本製というクオリティの高さが自慢。フレームもレンズも、高品質なメガネのメーカーが多いことで知られる福井県鯖江市で作られています。さらにフレームの組み立ても、同じく鯖江市内の国内有名ブランドのサングラスを製造している工場にて行うという、こだわりよう。ドライブやアウトドアシーンなどで使いがっての良い偏光サングラスですが、マットな黒のフレームに上品なブラウンレンズという都会的な表情で、タウンユースにも取り入れやすくなっているのも魅力ですね。
アイテム11
『ノーティカ』N3662SP
NY発のウェアブランドとして、シンプルでクリーンなスタイルで知られる『ノーティカ』。クリアブルーのラウンド型フレームにメタルのテンプルを組み合わせたデザインは、ストリートシーンでも人気なブランドらしくひねりが利いており、エッジィな印象。清涼感のあるカラーリングは、ブランドの十八番であるマリンスタイルとも相性抜群です。あえてシンプルなスタイリングにプラスして、大人の遊び心や個性をアピールするにもうってつけ。
アイテム12
『アイヴォル』ミラーレ47
着るメガネがコンセプトの『アイヴァン』の新ラインとして2017年よりスタートした『アイヴォル』。多様なライフスタイルをボーダーレスに楽しむ人をターゲットにしており、こちらのサングラスも一見ベーシックなベッコウフレームに見えて、テンプルの内側がイエローになっているという意外性のあるデザイン。薄いブルーの偏光レンズが入っており、涼しげな目元を演出してくれます。掛けているときには知的な雰囲気、そして外したときにはさりげなく個性を発揮するという二面性も魅力。
アイテム13
『ポルシェデザイン』サングラス P8651-B
マットゴールドのティアドロップフレームにグレーグリーンの偏光レンズという、ちょっとワイルドな雰囲気のサングラス。機能あってのデザインというブランドコンセプトに基づいて作られており、無駄のないすっきりとしたフォルムが特徴です。このデザインのおかげでサングラスだけが浮くということもなく、顔へのフィット感も抜群。トレンドを気にせず長く愛用できるモデルとなっています。
アイテム14
『エイト トウキョウ』偏光サングラス ライトカラー 軽量
トレンド感を意識した東京発信のブランドが、日本が世界に誇る鯖江のメガネメーカーと共に企画したモデル。目にやさしいライトスモークレンズは、薄めながらしっかりと目を守る作りになっているのが特徴です。また、フレームは軽くて丈夫なポリカーボネート素材を使い日本人の骨格に合わせて設計されているため、抜群のフィット感を実現。長距離ドライブなどずっとつけていても疲れにくいサングラスに仕上がっています。
アイテム15
『ダン シェイディーズ』フェントン
『ダン シェイディーズ』はプロスノーボーダーによりカリフォルニアにて誕生したアイウェアブランド。多くのスノーボーダーやサーファーなどに愛用されており、なかでもこちらのモデルは約16gという軽さと偏光度99%という高い機能性で人気です。スポーツやアウトドアなどアクティブなシーンではなくしたり壊したりしがちなサングラスですが、こちらはカラーバリエも豊富なうえにお手頃な価格ということもあって、複数買いしやすいというのも覚えておきたいポイントですね。
購入前に知っておきたい。偏光サングラスにはデメリットも
最後に、偏光サングラスのデメリットや注意点についても触れておきましょう。まず知っておきたいのが、液晶画面などが見えづらくなることがあるという点。実は偏光レンズに使われているフィルターは液晶画面にも使われていて、お互いのフィルターの角度がたまたま干渉してしまうと、光が入らず画面が真っ暗になることがあるのです。スマホやタブレット、デジカメ、カーナビなどを使う際は偏光サングラスを外すのがベターといえるでしょう。そして、偏光レンズには寿命があります。ものにもよりますが、3年程度で効果がなくなるのが一般的。温度や湿度の高い場所に置いておくと寿命がさらに縮まるといわれているので、高温になるクルマのダッシュボードなどに放置するのはNGと心得ておきましょう。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『レイバン』 ニューウェイファーラークラシック(偏光レンズ)
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『オークリー』 フロッグスキン
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『セイバー』 フリークシーン
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『ブラックフライ』 フライ ノーウッド
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『コールマン』 跳ね上げ式偏光サングラス
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『スラッシャー』 偏光サングラス ラディカル1013
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『スワンズ』 エアレス ムーブ
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『ナイキ』 スカイロンエース
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『シマノ』 撥水ハーフフィッシンググラス
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『シップス』 SC:メイドインジャパン UVカット ポラロイド 偏光 サングラス
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『ノーティカ』 N3662SP
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『アイヴォル』 ミラーレ47
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『ポルシェデザイン』 サングラス P8651-B
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『エイト トウキョウ』 偏光サングラス ライトカラー 軽量
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『ダン シェイディーズ』 フェントン
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