
まさに万能選手。トラッカージャケットの名品10選
その汎用性の高さから、人気再燃中のトラッカージャケット。知っているようで意外と知らないその基本に加え、どんなコーデにもハマる万能選手っぷりと名品をご紹介。
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アウター界の万能選手。トラッカージャケットって知ってる?
ファッショントレンドは一定周期で繰り返されるというのが定説。今、再び波がじわじわと戻ってきているモノの1つとして、トラッカージャケットは外せません。とはいえ、それが一体どんなシロモノなのかと聞かれると、ちょっと口ごもってしまう人も少なくないのでは? ということで、そのモヤモヤを解消するためにおさらいから。
まずは、そもそもトラッカージャケットとはなんだ? という疑問から。実はこれ、元々は『リーバイス』が1960年代にリリースしたサードタイプのデニムジャケットの呼び名。日本では“Gジャン”として親しまれていますが、英語圏ではトラッカージャケットと呼ばれています。基本はデニム仕立てですが、本国ではレザーをはじめ他の素材で仕立てられたモノもあるほどライフスタイルに溶け込んでいて、その過程でいつしかこのGジャン型のアウター全般がトラッカージャケットと呼ばれるようになったのだとか。そして、その最大の魅力は着回し力の高さ。短丈でクセのないデザインなので、ジーンズはもちろん、チノパンやウールのパンツといったきれいめなボトムスにも意外とスッと馴染んでくれるのが強み。今着るのであれば不朽の名作的な定番も魅力的ですが、身幅にゆとりを持たせたシルエットで旬を感じさせる着こなしに落とし込むのも気分です。
インにアウトに大活躍。トラッカージャケットの着こなし実例
次はトラッカージャケットの着回し力の高さと、コーデの勘どころを実例で見てみることにしましょう。このアウターは、着丈が短く、ボディの生地も厚過ぎず薄過ぎずの絶妙な塩梅なので、ライトアウターとしてさらりと羽織るだけでサマになるのは言わずもがな。しかも、寒くなってきたら冬アウターの下に1枚かませてレイヤードを楽しむことも可能です。その上、どカジュアルに限らず、きれいめな装いにも映えるユーティリティプレーヤーなのです。
着こなし1
王道のデニムオンデニムも、サイズ感次第で今どきに
トラッカージャケットに対し、同じ濃紺デニムのジーンズを合わせる王道のアメカジコーデ。ですが、上下ともにサイズ感をゆるめにすると、今の気分を感じられる装いになります。人気継続中のセットアップコーデの感覚で着こなせるので、コーディネートも簡単。あれこれテクニックを駆使しなくても、白Tシャツにパッと合わせるだけで雰囲気を出せるんです。
着こなし2
大人っぽい服に馴染んで、どこか力の抜けた印象に誘導。
襟付きのシャツにコーデュロイパンツを合わせ、足元をローファーで引き締めた装いは、そのままテーラードジャケットを着たくなるほどクリーンな印象。ですが、こうしたきれいめな服にもスッと馴染んでくれるのがトラッカージャケットの良いところです。これでタイドアップしていても、違和感はありません。ジャストサイズも悪くないですが、こうやってトラッカージャケットをサイズアップしてゆったり着こなすと今っぽいバランスで楽しめます。
着こなし3
コートの中に仕込んでレイヤード上手に変身!
ステンカラーコートの中にタートルネックを合わせる装いは、ある意味鉄板の都会派コーデ。ですが、それだけではありきたりでちょっとコンサバ過ぎる印象も。ところが、その間に1枚トラッカージャケットをサンドしてあげると、一瞬でレイヤード上級者な印象にサマ変わりします。1着持っていると、こういう技も朝飯前です。
永世定番から新作まで。トラッカージャケットのおすすめ10選
トラッカージャケットの万能選手っぷりを再認識したうえで、恋(!?)に落ちてしまった人は自分好みの1着を探す次のステップに移行しましょう。歴史あるアウターなので、オーセンティックなブランドの定番で王道感を楽しむのも大いにありです。とはいえ、今っぽい空気感を出したいならやっぱり勢いのあるブランドの新作が狙い目ですね。
アイテム1
『リーバイス』トラッカージャケット
もっとも有名なトラッカージャケットと言っても過言ではない、『リーバイス』のサードタイプデニムジャケット。こちらのモデルは程良いウォッシュ加工が施され、最初から着慣れたような風合いです。リヨセル混紡の自然環境にやさしいデニム生地を使った、サステナブルな仕立ても見逃せません。
アイテム2
『リー』×『ナノ・ユニバース』別注101JカイハラデニムGジャン
『リーバイス』の定番がサードタイプなら、『リー』を代表するのは「101J」。今作は『ナノ・ユニバース』よる別注モデルとなり、旬度の高いルーズフィットにアップデートされています。素材には日本屈指の名門デニムメーカー・カイハラ社製の11オンスストレッチデニムを活用し、コンフォートな着心地を実現しました。
アイテム3
『エドウイン』ベーシックデニムジャケット
フラップ付きポケットや胸~裾にかけてのV字プリーツなど、オーセンティックな意匠を踏襲したスタンダードな1着。税込で8,000円を切る良心プライスもポイントで、トラッカージャケットの入門モデルとしては適役です。ワンウォッシュ仕上げの濃紺カラーですから、今後のエイジングにも期待したいところ。
アイテム4
『ドゥニーム』サードタイプデニムジャケット
旧式の力織機を使いスローに織り上げた、表情豊かな14オンスのデニムボディ。ノンウォッシュ仕上げなので、イチから自分で“育てたい”人にぴったりです。デザインは王道のサードタイプがモチーフで、シルエットはややタイトめの設定となっています。“MADE IN JAPAN”ならではの質実剛健な作りでも目の肥えた大人を魅了。
アイテム5
『ヒステリックグラマー』デニムトラッカージャケット
コットンにナイロンをブレンドしたデニム生地。そのため、綿100%のモデルと比較してシワになりにくく、肌触りや強度にも秀でています。カタチは『ヒステリックグラマー』らしく適度に細身で、落ち着いた濃紺カラーとも相まって都会的スタイルとも違和感なくマッチ!
アイテム6
『ファクトタム』EデニムストレッチGジャン
デニムの聖地・岡山産のファブリックを使い、職人のハンドシェービングでフィニッシュ。自然なユーズド感を備えており、無地Tにサラッと合わせたベーシックなコーデでもちゃんと絵になります。おまけに、キックバックの良いストレッチ生地ゆえ、シャープな形状とは裏腹に着心地は快適そのもの。
アイテム7
『オアスロウ』サードタイプ60’sデニムジャケット
60年以上前と同じ製法で織り上げた、ブランドこだわりのオリジナルデニム。独特のネップやねじれは、リアルヴィンテージさながらです。しかも、すっきりしたアームホールや小ぶりの襟など現代的なアプローチを取り入れることにより、スマートなムードも演出しています。上品にもカジュアルにも難なく振れる完成度の高いルックスなので、日常着として重宝するのは確実。
アイテム8
『モンキータイム』デニムトラッカージャケット
ガシッとしたヘビーオンスデニムやゆとりあるシルエットで武骨さを打ち出しつつ、ミニマルなドットボタンでクリーンな印象もさりげなく注入。モダンクラシックなデザインに帰結させています。身幅&袖幅のどちらにも余裕を持たせていますから、スウェットを始めとした地厚なインナーを着込んでも問題ありません。
アイテム9
『エストネーション』ストレッチコットンリネントラッカージャケット
清々しいベージュカラーを纏っており、春スタイルの主役としてうってつけ。トラウザーと合わせてかっちりまとめても、デニムを持ってきてラフに装ってもOKです。ボディはコットン×リネンの涼やかなストレッチ素材。ボリュームを抑えた仕立てですから、ヘビーアウターのインナーとしても◎です。
アイテム10
『ザ・ダファー・オブ・セントジョージ』トラッカージャケット
大御所スタイリスト・馬場圭介氏が監修。アメカジの定番であるサードタイプトラッカージャケットに、英国テイストなチェック柄のサキソニー素材を組み合わせているのが実にユニークです。王道のデニムトラッカーを既に持っている……という人は、こういった“変化球”に挑戦しても良いかもしれませんね。
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『リーバイス』 トラッカージャケット
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『リー』×『ナノ・ユニバース』 別注101JカイハラデニムGジャン
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『ドゥニーム』 サードタイプデニムジャケット
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『オアスロウ』 サードタイプ60’sデニムジャケット
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『モンキータイム』 デニムトラッカージャケット
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