
シャツを使った重ね着でコーデ格上げ。おしゃれに着こなす5つの方法とは
シャツは季節を問わず活躍するアイテムですが、その万能性を最大限に生かすには重ね着をマスターするのが1番。手軽におしゃれに装えるコーデメイク術をご紹介します。
着こなしの幅が広がる。シャツの重ね着をマスターしよう
大人のワードローブに欠かすことのできない万能アイテム、シャツ。その実用性の高さをフルに活用するためには、シャツを使った重ね着術をマスターしておくのがおすすめです。パーカーのインナーに挿したり、タートルニットの羽織りとして取り入れたり、ベストとの組み合わせを楽しんだり……。他の定番アイテムとレイヤードすることによって、おしゃれ度が格段にアップしますよ。
どんなアイテムと合わせる? シャツの重ね着がうまくいく5つの方法
シャツの重ね着をおしゃれに見せられるか否かは、合わせるアイテム次第。そこでパーカーやタートルネックニットなどの5つのアイテムをピックアップし、それぞれの重ね着方法をレクチャーします。
▼方法1:柄シャツ×パーカーで重ね着感を強調
シンプルなデザインが多いパーカーはシャツとも抜群の相性。ただ、どちらも主張が控えめだと重ね着感を存分にアピールできません。その打開策の鍵となるのが柄シャツです。柄シャツは難易度が高いイメージがありますが、インナーなら取り入れやすく、かつ着こなしのアクセントにとしても好適です。コーデの洒落度が無地よりもグッと高まります。
コーデ1
ワントーンカラーでまとめた旬なレイヤード
ベージュのパーカーをメインにブラウンのチェックシャツとパンツでスタイリング。今季ぜひ挑戦したいワントーンカラーのレイヤードです。ゆったりめのシルエットながらラフになりすぎないのは、さりげなく覗かせたシャツのおかげ。襟元にギンガムチェックがチラ見えすることで、行儀の良さと清潔感を獲得しています。
コーデ2
個性派の柄シャツもインナーならしゃれたポイントに
染めで表現したような独特なドット柄のシャツが印象的なレイヤード。黒のジップパーカーを羽織ることでドット柄の存在感を絶妙に中和しているのもお見事です。センタークリースが効いたデニムスラックスで適度にきれいめに仕上げているのも、ぜひ参考にしたいところ。
コーデ3
シャツonパーカーも、柄シャツ攻略に効果的!
柄シャツの面積をパーカーで隠すだけでなく、パーカーの上に柄シャツだって実はアリ。ボリュームのあるフードが存在感を主張することで、柄シャツの強さをやわらげてくれます。パーカーの中に潜ませるよりカジュアル感、アメカジ感が強調されるため、シャツ主体で考えているならこちらも挑戦を。
▼方法2:タートルネック&モックネックニットはシャツのインナーに
タートルネックニットにシャツをインするテクもありますが、それぞれの選び方やバランスが難しくハードルが高め。その点、タートルネックやモックネックのニットの上にシャツを羽織るスタイリングは実に簡単です。ポイントはハイゲージのニットを選ぶこと、そしてサイジング・ルックスともにアウター色の強いシャツを選ぶことです。すぐにスタイリッシュなコーデが仕上がるのでおすすめ!
コーデ1
ゆるめのシルエットが力の抜けたセットアップコーデを構築
CPOシャツとクリース入りパンツのセットアップを軸に、全体をいま注目のブラウン系でまとめているのがポイント。タートルネックニットにベージュをセレクトすることで、着こなしに上品さと抜け感がプラスされています。すべてオーバーサイズでまとめたところも今どき!
コーデ2
こなれ感とドレッシーさを見事に同居するレイヤリング
バンドカラーシャツとモックネックニットの合わせが新鮮。あえてコントラストをつけることで、全体的にゆるめのシルエットながらすっきりとした雰囲気にまとまっています。ボトムスは光沢感のあるワイドなスラックスというチョイスも、品の良さに寄与しています。
コーデ3
今年らしいニュアンスカラーの合わせが新鮮
こちらもシャツとスラックスのセットアップをセレクト。モックネックニットを含め、すべてシンプルなデザインなので洗練されたムードが漂います。グレーにライトベージュという、今季らしいニュアンスカラーで構成しているのも特筆すべきところ。足元のスニーカーで、ソールのブラックがスポーティさを引き立てている点も注目です。
▼方法3:ミドル~ローゲージのクルーネックニットで適度なゆるさを投入
シャツとクルーネックニットの重ね着は、ともすると堅く見えすぎてしまうことも。特にハイゲージはそう見える可能性大なので、合わせるニットはミドル~ローゲージがベストです。そうすれば絶妙な塩梅でゆるさがMIXされ、大人カジュアルなレイヤードスタイルが構築できますよ。
コーデ1
男らしいミリタリースタイルも、白シャツのチラ見せでモダンに
ミリタリーカーキが骨太なワイドパンツに、白シャツ+ブラックのニットを合わせたシンプルスタイル。一見普通なこのスタイルがどこか洗練されて見えるのは、合わせたニットの首元がバスクシャツ風のボートネックになっているからでしょう。裾から見えている部分も併せて、白の面積の取り方が今コーデのキモでしょう。品の良さが際立ちます。
コーデ2
大胆にゆるさを強調したニットで、着こなしに個性を加味
肩が緩く落ちたガンジーセーターのシルエットが特徴的な『ヤシキ』のニット。美しいネイビーを縁取るように、『エルイー』の白シャツをインに仕込んでいます。ボトムスにはライトブルーの『オーラリー』のスラックスを合わせ、あえて裾をワンクッションすることでリラックス感を強調。紺・青・白のグラデーションも、実にスタイリッシュです。
コーデ3
女性ウケも期待できる好印象カラーリングが決め手
サックスブルーのシャツ×白のローゲージニットで、知的で爽やかな重ね着スタイルが完成。裾や袖口からもシャツを覗かせることで、きちんと感のあるスラックスやシューズを合わせていながらもこなれた印象を与えます。
▼方法4:ニットベストはルーズなサイズ感で今っぽく
シャツ×ニットベストの重ね着って、なんだかオジサンのイメージがありますよね。でも、そのイメージはニットベストの選び方で簡単に払拭できるんです。それはトレンドのルーズなサイズ感を選ぶこと。ちなみにシャツもゆったりめをセレクトすると、より今っぽい重ね着スタイルが手に入れられますよ。
コーデ1
シンプルな合わせこそトレンドのバランス感が生きる
ともすると学生のように見えてしまう白シャツ×ネイビーのニットベストも、ルーズなサイズ感でまとめることで今っぽく格上げしています。ややV気味のネックを選んでいる点も、“良い子ちゃん”に見えないポイントでしょう。ボトムスもゆったりとしたシルエットで、旬のバランスを構築しているところにも注目を。
コーデ2
今どき感を高める旬のカラーパレットに注目
バンドカラーシャツとクルーネックのニットベストで、すっきり洗練されたレイヤードに。ルーズなシルエットに加え、このレイヤードも“脱・オジサン”を加速させるのに一役買っています。ベージュやブラウンといった旬色で統一しているのも◎。
コーデ3
センスの光る重ね着が織りなす絶妙なリラックス感
特筆すべきはトップスのバランス感。太ももが隠れるくらいまでもあるロング丈のシャツがリラックス感を醸し出し、着こなしの洒落感までもグッと高めています。上品なベージュのグラデーションで構成しているのもGOOD。
▼方法5:Gジャンはバンドカラーシャツで鮮度アップ
シャツ×Gジャンの重ね着は定番中の定番ゆえ、新鮮味にかけると感じる人もいるはず。ならば、バンドカラーシャツを選ぶのはいかが? 普通のシャツに比べるとGジャンとのネックのバランス取りやすく、かつすっきりとした印象に仕上がるんです。バンドカラーシャツならではのこなれ感のおかげで、着こなしの鮮度もおしゃれ度も確実にアップしますよ。
コーデ1
Gジャンのカジュアルさを払拭したシックな装い
ゆったりとしたシルエットのグレーのバンドカラーシャツに、ブラックのGジャンをレイヤード。ボトムスにはスラックス、足元はレザーシューズを合わせて上品に仕上げた好例です。
コーデ2
好印象なトップスとラフなボトムスのギャップを楽しむ
白のバンドカラーシャツとクリーンに色落ちしたGジャンのスタイリングが、爽やかで大人っぽい印象。それでいてボトムスはスウェットパンツでハズしているのもポイントです。レザーシューズで品良く引き締めたところも見逃せません。
コーデ3
シャツ×Gジャンをワンランク上に導く巧みなスタイリング術
ストライプのバンドカラーシャツにリジッドデニムのGジャンとトップスはきれいめにまとめつつ、ボトムスはライン入りのトラックパンツを合わせたMIXコーデ。ソックスの見え具合やボリュームあるスニーカーなど、細部にもセンスの光る仕上がりです。

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