大人好みのレトロ顔。フランス発、イエマ(YEMA)の時計が面白い

大人好みのレトロ顔。フランス発、イエマ(YEMA)の時計が面白い

デジタル全盛の現代に、1960~80年代のデザインで勝負するフランスの『イエマ(YEMA)』。今だからこそ新鮮に映るそのデザインは、ヴィンテージ好きも納得の出来映えです。

石井 良

石井 良

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2020.10.22

静かに人気上昇中。フランス発の『イエマ(YEMA)』って、どんなブランド?

静かに人気上昇中。フランス発の『イエマ(YEMA)』って、どんなブランド?

ケルエ

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『イエマ(YEMA)』は、フランスの東部にある都市、ブザンソンで1948年に創業しました。時計メーカーとしては後発ではありますが、フランス空軍のパイロットやラリードライバー、はたまた宇宙飛行士たちが着用した実力派ブランドです。日本では2018年から販売を開始したため、まだまだ知る人ぞ知るブランドではありますが、ヴィンテージウォッチ市場でも人気のある1960~80年代当時のデザインをベースとしたスポーツウォッチを得意としており、静かな人気となっているんです。

ファン待望の復活を果たした『イエマ』。その生い立ちとは?

ファン待望の復活を果たした『イエマ』。その生い立ちとは?

城下町松本の時計店 一光堂

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1969年のクォーツショック以前には、スイスに限らず時計メーカーはたくさんありました。そんな中で生き残りを賭け、各社とも知恵を絞り、個性的な時計が多数生み出されていたのです。そんな中で『イエマ』は300m防水に特徴的なベゼルのロック機構を搭載したダイバーズウォッチ「スーパーマン」や、ヨット競技向けの自動巻きクロノグラフ「ヨッティングラフ」などを開発し、一時期はフランスで第1位の輸出数となるほどの人気を獲得しました。

ファン待望の復活を果たした『イエマ』。その生い立ちとは? 2枚目の画像

城下町松本の時計店 一光堂

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しかし、その後クォーツショックに押され、80年代にはセイコーの傘下に入ったという過去も。それでも日本に入ってきたのはほんのわずかな本数だったことから、知る人ぞ知るブランドとなっている、というワケなのです。休眠状態だったところを2005年にフランスの会社に買い戻され、現在にいたっています。

手の届くクォーツから、インハウスムーブまで。幅の広さも『イエマ』の魅力

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城下町松本の時計店 一光堂

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そんな歴史ある『イエマ』は、現在も1960~80年代のデザインを引き継ぎ、レトロな顔つきの時計を作っています。特にこういったヘリテージ系の時計は現代的なサイズに大径化されてしまい、時計を知る人からすると良さが台無し……といったことが起こりがちですが、サイズもデザインも忠実に再現しているところが好印象です。

肝心の中身は「ETA」や「セイコー」、「セリタ」のムーブメントを採用した本格自動巻きに加え、自社開発のインハウスムーブメントも存在しており、技術力の高さが伺えます。さらにはクォーツモデルもラインアップしており、価格帯では4万円台から30万円台の限定モデルまで幅広く揃っているんです。

ヴィンテージファンの心くすぐる、『イエマ』を代表するモデルを深掘り

現在の『イエマ』のウォッチコレクションは、「ダイビング」「モータースポーツ」「スペース&アヴィエーション」の3つに分かれています。ここからは、その中から代表的なモデルをご紹介していきましょう。

1本目

スーパーマン ヘリテージ

スーパーマン ヘリテージ

ケルエ

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『イエマ』の中でもダイビングのカテゴリは重要なもの。1963年に登場し、その後、70年代にはフランス空軍のパイロットウォッチとして採用されたこちらは、300m防水を誇る「スーパーマン」。最初に触れておくべきブランドの代表作です。蛍光塗料がぷっくり盛り上がったインデックスにドーム風防と、レトロなダイバーズウォッチらしいスタイルを備えた古典的なデザインが魅力。ねじ込み式リューズを利用した独自のロック機構とシャベル型の秒針がデザイン上の個性です。ちなみにクォーツモデルも存在しています。

2本目

ラリーグラフ ブラウンパンダ

ラリーグラフ ブラウンパンダ

ケルエ

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1960~70年代風のレトロ顔をしたこちらのクロノグラフ「ラリーグラフ ブラウンパンダ」は、ヴィンテージカーのダッシュボードにインスパイアされています。F1ドライバー、マリオ・アンドレッティ氏のために1966年に作られたモデルです。パンダとは、白いダイヤルに黒いサブダイヤルの組み合わせがパンダの顔のように見えることから名付けられたもの。他にもさまざまなダイヤルのパターンが存在します。いかにもレトロな見た目ですが中身はクォーツなので、手の届きやすいプライスも魅力です。

3本目

スピードグラフ

スピードグラフ

ケルエ

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モータースポーツのカテゴリで自動巻きモデルが欲しいなら、この二つ目クロノグラフ「スピードグラフ」がうってつけです。300本限定の特別なモデルはであるこちらは、ムーブメントに45時間のパワーリザーブを持つ「セイコー」のNE86を搭載。デザイン性だけでなく、心臓部の信頼度も高い1本となっています。ラリーを象徴するモデルであり、穴の空いたストラップなども雰囲気抜群です。

4本目

スペースグラフ ZERO-G

スペースグラフ ZERO-G

ケルエ

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『イエマ』は宇宙にも行った時計です。1982年、西ヨーロッパ人として初めて宇宙飛行になったジャン=ルー・クレティエン氏が『イエマ』の時計を身に着けていました。そんな流れの延長線上にあるのがこの「スペースグラフ ZERO-G」です。現在まで続くフランス国立宇宙研究センターとの協力関係の中で、当時の宇宙飛行の30周年を祝うために作られました。無重力空間の厳しい環境に耐えられるようにデザインされており、堅牢性と視認性に優れた1本になっています。

5本目

スーパーパン ヘリテージ リミテッドエディション

スーパーパン ヘリテージ リミテッドエディション

ケルエ

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60年代にフランスで認知度を高めるきっかけになったダイバーズウォッチ、通称“スキンダイバー”。この頃のダイバーズに見られた独特な形状のインデックスは、当時の時計を知るヴィンテージファンには堪らないディテールです。現代の同モデルは、そのインデックスにスーパールミノバを採用し、暗所での視認性はバッチリです。世界1,000本限定、シリアルナンバー入り。

6本目

ネイビーグラフ ヘリテージ

ネイビーグラフ ヘリテージ

城下町松本の時計店 一光堂

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レトロさは残しつつも、もう少し現代的なデザインが好みという人には、こちらの「ネイビーグラフ ヘリテージ」がおすすめ。1970年代初頭にリリースされたモデルを200m防水から300m防水へとアップデートして復刻したものです。感嘆符形のインデックスや黄色い時分針など、直線を生かしたダイヤルデザインが採用されているのが特徴的。同モデルには『イエマ』の自社開発ムーブMBP1000が搭載されています。

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石井 良

人一倍影響されやすい散財ライター

石井 良
編集・ライターのアシスタントを経て独立。「ファイン」「LEON.jp」などでカジュアルを中心に手掛けるほか、企業広告、オウンドメディアにて執筆。絡まった糸を解くようなわかりやすい記事作りがモットー。(良い意味で)興味が散漫で影響されやすく散財する日々。
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