
ロングセラーには理由がある。スノーピークの焚き火台が、外遊びの良き相棒に
焚き火好きのキャンパーに愛され続けているマスターピースといえば、『スノーピーク』の焚き火台。選ばれる理由は、拡張性の高さとかゆいところに手が届く設計にあります。
男のロマン、焚き火台。選ぶなら確かな評価のある一品が良い
空前のアウトドアブームを受け、キャンパー人口も7年連続で増加傾向に。まさに、上昇トレンドの真っ只中です。自然の中で過ごす楽しさに目覚めた、あるいは再認識したという人も少なくないのではないでしょうか。そんなキャンプのハイライトといえば、やっぱり焚き火。爆ぜる薪を仲間と眺めながら和んだり、ソロキャンプで薪を焚べながらグラスを傾けたり。楽しみ方は人それぞれですが、焚き火がテントサイトにあるだけで特別な空間を演出することができます。そんな重要な位置付けのイベントとなれば、準備には万全を期したいところ。各メーカーからリリースされている焚き火台ですが、特に違いのわかるキャンパーに選ばれているのが、『スノーピーク』のそれです。現在、日本国内のキャンプ場では、土壌の生態系に影響を与えないために直火を禁止する施設が増えています。そこで焚き火台というギアが必要になるわけですが、同社の焚き火台は拡張性が高くて、使い勝手が良好。加えて、作りも頑丈と、三拍子揃った名作として1990年代の第一次キャンプブームのころから愛されて続けています。
『スノーピーク』の焚き火台。まずはそのラインアップを見てみよう
『スノーピーク』の焚き火台は、使用人数に合わせて選べる3サイズ展開。サイズによって薪の使用量が変わってきますが、ソロキャンパーならSサイズで十分。調理用としても使うなら、オプションによる拡張性が高いMサイズ以上を選ぶのが賢明です。
Sサイズ
ソロキャンプにはズバリ、コレ。Sサイズの焚き火台は持ち運びにも便利。
1~2人用として設計されたSサイズは、ソロキャンプにうってつけ。3サイズの中では収納サイズも最小なので、持ち運びが苦になりません。調理用のオプションについてはMサイズ以上が充実していますが、このSサイズも焚き火台グリルネットSを取り付ければ調理が可能です。焚き火のみの使用なら、3~4人でもこれ1台あれば問題なしです。
■DATA
W27×H21×D27cm(収納時W35×H41×D2.5cm)、1.8kg
Mサイズ
子供と一緒に囲むなら。ファミリーキャンプにはMサイズがちょうど良い
1996年に先行発売されていたSサイズとLサイズの中間サイズが欲しい、というユーザーの要望に応えて製品化されたのが、このMサイズ。3~4人用と家族で暖をとるのに最適なサイジングで、調理用オプションも豊富に用意されています。焼きアミMやグリルネットMに加え、本格的にステーキも焼ける鋳鉄グリドルを取り付けることも可能。アウトドア料理のレパートリーを増やすのに一役買ってくれます。
■DATA
W35×H35×D24.8cm(収納時W45×H51.5×D3.2cm)、3.5kg
Lサイズ
気の合う仲間とわいわい。迫力ある焚き火が楽しめるLサイズ
グループキャンなどで仲間と焚き火を囲んで盛り上がるなら、3~4人用のLサイズ。迫力ある焚き火を楽しめることから、3サイズの中で最も人気が高いサイズなのだとか。調理用オプションもさらに豊富で、ハーフサイズのクッカーを組み合わせて多彩なアレンジをすることも可能。バーナーなしでも、充実したアウトドア料理を楽しめます。
■DATA
W45.5×H45.5×D31.5cm(収納時W56×H64.5×D32cm)、5.5kg
忘れちゃいけない。焚き火台とセットで“炭床”も確保
薪や木炭の燃焼効率を上げるためにセット使いしたいのが、炭床というオプション。これを焚き火台の中に設置すると燃焼部分を底上げでき、その上に置いた薪や木炭を均一に燃焼させることが可能になります。焚き火台のサイズに合わせて、炭床も3サイズ用意されてはいますが、焚き火台と同じサイズの炭床を使うと、上に置く網と薪の距離が近過ぎてしまうため、調理がしにくいことも。焚き火のみの使用なら同サイズを選び、調理もするならワンサイズ落とした炭床を選ぶという使い分けをするキャンパーも多いようです。
炭床の他にも、併用したいオプションはあります。例えば、地面に炭や灰が落ちてしまうのを防げる「焚き火台ベースプレート」は、その1つ。これは、焚き火台の放熱が芝や微生物に与える影響を低減するためのギアでもあります。こうしたあったほうがいいオプションをまとめてあるのが、「スターターセット」。焚き火台に加え、同サイズの「焚き火台ベースプレート」、炭床、収納ケースがワンセットになっているので、迷ったらこれでまとめ買いすれば、間違いありません。
なぜ選ばれるのか。『スノーピーク』の焚き火台の長所とは
調理の幅が広がるオプションをはじめ、“あったらいいな”という機能が満載された同社の焚き火台ですが、選ばれている理由はそれだけではありません。自然というタフな環境で使用するギアだけに、本社工場で一点一点作られているその質実剛健な作りに対する安心感もキャンパーたちの心を捕らえているんです。
長所1
その厚さ1.5mm。飾り気のないステンレス板が圧倒的な強度を約束
本体は1.5mm厚のステンレス板材で、脚部もステンレス製パイプという頑丈な作り。ステンレスは熱伝導性が低い素材でもあるので、焚き火の高熱をしっかり受け止め、それを地面に逃しにくいという特性があります。さらに、金属の中では錆びにくい素材でもあるので、雨ざらしになる可能性ある状況でも安心して使えるのです。
長所2
溶接も手抜きナシ。繰り返しの使用にも耐えうる、確かな作り
新潟県燕三条の金物問屋として創業した『スノーピーク』の強みといえば、地場産業である国内屈指の金属加工技術を生かしたギア作り。焚き火台の板材とパイプの溶接加工の技術が極めて高いので、高熱はもとより、長期の使用にも耐えるタフさを備えています。
長所3
シンプルな作りが奏功。撤収もワンタッチで、コンパクトに
どんなに使い勝手が良くても、設営や撤収に手間取るギアは考えもの。その点、この焚き火台は、使用後はパタパタとたたむと写真のような板状になって、それを専用バッグにサッと入れるだけで撤収完了。複数パーツを組み立てる必要がないので、キャンプ慣れしていない人でも簡単に扱えます。
長所4
充実のオプションギアで、料理もスモークもなんのその
前述したように、同社の焚き火台にとって最大の長所といえるのが充実の調理オプション。焼き加減にこだわった本格的なステーキはもとより、ピザなどのオーブン料理にも対応可能です。焚き火で暖をとりながらの夕食はもちろん、気持ちのいい朝の下で朝食を作るその時間もまた、楽しいひとときになりますよ。
『スノーピーク』の焚き火台をもっと便利に。オプションパーツに注目
多彩な調理オプションを駆使すれば、マンネリ化しがちなアウトドア料理のレパートリーがグッと広がります。仲間や家族のリクエストに応える楽しさもあるので、たくさん揃えて、鍋奉行ならぬ、焚き火奉行になるのも一興かも!?
アイテム1
焚き火台グリルブリッジ
多彩な調理オプションを使ううえで必携となるのが、この焚き火台グリルブリッジ。これを焚き火台の上にセットすることで、焼き網やプレートを乗せることが可能になります。これが用意されているのは、MサイズとLサイズのみ。ですが、設置する高さを3段階で調節できる設計で、料理内容によって熱源との距離感を最適化できるようになっています。
アイテム2
ジカロテーブル
これは、焚き火台の周りを囲むように設置する専用テーブル。仲間と焚き火を囲みながら団欒の場を作れる設計で、ここに焼いた料理を取り分ける皿やお酒のグラスなどを置けるのが便利です。別売りのマルチファンクションテーブルを組み合わせて使うことでさらにテーブルスペースを広げられ、調理スペースを別途で確保することも。
アイテム3
フィールドオーブン
Lサイズの焚き火台にしか設置できませんが、薪を使うことによって家庭用オーブンではなかなか実現できない500度の高火力で調理することが可能です。直径36cmの陶板もセットになっていて、ここでピザ焼きが可能。薪窯で焼く本格派のナポリピザの味を再現するのも一興です。台座として使うグリルブリッジを中に入れて、コンパクトに収納できるのも便利です。
アイテム4
グリルハーフプレート深型
グリルブリッジにこれをセットすることで、グリル料理が可能に。逆側に同じハーフサイズの焼き網を組み合わせ、そこに鍋を乗せて汁物を作りながら、グリル料理も一緒に作るといった使い方もできます。単なるプレートではなくサイドが立ち上がった深型設計なので、調理中の食材がこぼれる心配なし。焼きそばやチャーハンを豪快に作れます。
アイテム5
グリルネットS
Sサイズの焚き火台は、MサイズやLサイズのようにグリルブリッジを使った機能拡張はできません。しかしこのグリルネットSを乗せることで、食材を焼くことが可能になります。また、この上に直接クッカーや鍋を乗せて調理することも。3段階の高さ調整ができる設計で、高さを変えることで火加減のコントロールができます。
アイテム6
グリルプレート黒皮鉄板
大勢の料理を一気にグリルしたいときは、Lサイズの焚き火台用として用意されているこの大判プレートがあると便利。2.5m厚の鉄板製で、これも深さがしっかり確保されているので、豪快に調理できます。ハンバーグのような肉汁が出やすい料理でも安心です。一度にたくさん料理できるので、焼肉好きが集まるキャンプには必携かも!
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『スノーピーク』 焚き火台グリルブリッジ
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『スノーピーク』 ジカロテーブル
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『スノーピーク』 フィールドオーブン
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『スノーピーク』 グリルハーフプレート深型
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『スノーピーク』 グリルネットS
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『スノーピーク』 グリルプレート黒皮鉄板
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