
世界に通用する腕時計。セイコーダイバーズが、日本にはある
ダイビングに必要なスペックを満たしたプロ仕様でありながら、普段使いにもしっくりハマる『セイコー』のダイバーズウォッチ。男心をくすぐる要素を凝縮した本命時計です。
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国産ダイバーズウォッチの祖。「セイコーダイバーズ」は日本男児の定番です
今やビズスタイルでもスポーツウォッチがすっかり市民権を獲得。なかでもダイバーズウォッチの人気はますます高まるばかりですが、いざ購入を検討してみると、有力な選択肢として避けて通れないのが「セイコーダイバーズ」です。実際のダイビングで使える確かなスペックがありながらビジカジにも映えるデザイン性、そして何よりもプロフェッショナルたちから信頼されているという事実。男心をくすぐる要素がこれほど揃っていれば、魅力的に感じないワケがないのです。
デザイン上の美点はいくつもありますが、やはり存在感の強さに惹かれる人が多いのではないでしょうか。ダイバーズらしい回転ベゼルや肉厚なストラップ、ケース径は44mm前後と大ぶりなモデルがボリュームゾーンとなっており、腕に着けてみると想像以上にインパクトがあります。しかし、ただ目立つ時計ということではなく、長い歴史の中で確立されてきた『セイコー』らしいオーセンティックなデザインを踏襲しているというのが重要な点。だからこそ、昨今のビジカジスタイルにもうってつけな存在として人気が高まっているんです。また、直近では過去のモデルを復刻する動きが活発化。40mm径程度のモデルも揃いつつあり、ヴィンテージウォッチファンからも注目されています。
3本のアーカイブから掘り下げる、「セイコーダイバーズ」の技術革新
そんな「セイコーダイバーズ」は、2020年で55周年を迎えました。その長い歴史の中でも、原点である初代をはじめ、70年代までに生み出された3本は、いまだヴィンテージ市場でも人気を誇る特別なモデル。まずはこの3本を、歴史とともに振り返っていきましょう。
1本目
国産初の“オリジナル”。1965年よりスタートした「セイコーダイバーズ」の歴史
「セイコーダイバーズ」の原点となるモデルが登場したのは1965年のこと。当時はまだ防水時計が珍しかった頃に、150m防水を備えた国産初のダイバーズウォッチとして誕生しました。早速その翌年から、南極観測隊越冬隊員の装備品として寄贈されると、これをきっかけに北極やエベレストなどあらゆる過酷な場所で使われるようになり、タフで信頼できる腕時計として知られるようになっていきます。さらに、このモデルはダイバーズウォッチ以外のさまざまなスポーツウォッチに派生していったことから、『セイコー』の歴史の中でもとりわけ特別なモデルとして今なお高い人気を誇っています。
2本目
1968年モデルに採用したワンピースケースで、深海での圧倒的信頼性を獲得
初代から3年後には、裏蓋のないワンピース構造の採用によって300m防水を達成したセカンドモデルが登場しました。もちろん、300m防水は国産時計として初の快挙。さらに、当時としては世界最高水準を誇るハイビートメカニカルムーブ(10振動)によって正確性が高まり、視認性も改良されたことで、プロの道具としての信頼性を一層増しました。その証拠に、このモデルは日本人冒険家の植村直己氏が日本人初のエベレスト登頂を成し遂げた際に使用。その後、改良が加えられた写真の後期型は、北極圏12,000kmを犬ぞりで単独走破した際にも携行されました。このセカンドモデルは、そんなエピソードから“植村ダイバー”の名で親しまれています。
3本目
現代につながる“ツナ缶”がお目見え。初の飽和潜水仕様を備えた1975年モデル
年を追うごとに「セイコーダイバーズ」は進化します。1975年には、世界で初めてダイバーズウォッチにチタン製のワンピースケースを採用。600m防水という完全なるプロ向けのスペックを有し、世界的にも珍しい飽和潜水に耐えられる腕時計でした。外観はケース本体を外胴プロテクターが覆う独特のデザインが特徴で、その円柱状のフォルムがツナ缶に似ていることから、ファンの間ではそのまま“ツナ缶”という愛称で親しまれるようになりました。そんな愛らしい異名を取る同作ですが、外装だけでも23もの特許が盛り込まれているなど、かなり先駆的。後にも先にも類を見ない、まさに『セイコー』を代表するモデルなのです。
「セイコーダイバーズ」を選ぶ前に、知っておきたい“うまみ”
さて、では現代の「セイコーダイバーズ」はどうなのかというと、多彩なモデルがありつつも、そこには、共通した魅力が存在しています。特にスペックやプライスのバリエーションの多さは目を見張るものがあります。「セイコーダイバーズ」を選ぶ“うまみ”とでもいうべき美点を掘り下げていきましょう。
ポイント1
「セイコー」製である恩恵。多彩かつ高機能なムーブメントたちを楽しめる
腕時計においてムーブメントは、価格や所有欲を大きく左右する要素の1つ。ですが、価格帯が幅広い「セイコーダイバーズ」は、モデルごとにさまざまなムーブメントが採用されています。例えば、復刻モデルに採用されるのは『グランドセイコー』の製造を行う高級機械式時計の専門工房「雫石高級時計工房」で作られるダイバーズ専用ムーブメント、8L35。また、機械式だけにこだわらず利便性に優れたソーラーモデルやスプリングドライブなども積極的にラインアップしているんです。それだけ種類があれば、選ぶだけでも楽しいですよね。
ポイント2
「セイコー」が手本となった、ISO及びJISのダイバーズウォッチ規格
酸素のない海にタンク1本で潜っていくダイビング。そんな失敗の許されない行為をサポートするのが本来のダイバーズウォッチの役目です。そんな命に関わる道具ですから、求められる性能は厳密に定められています。それが、ISO(国際標準化機構)とJIS(日本工業規格)のダイバーズウォッチ規格。その制定にあたっては、『セイコー』が長年にわたって技術開発の基準としてきた性能規格が手本にされているんです。まさに「セイコーダイバーズ」の信頼性を裏付けるようなエピソードですよね。
ポイント3
国産ダイバーズの魂を、多彩なプライスレンジで味わえる
先述のポイントでも少し言及した通り、「セイコーダイバーズ」といっても値段はさまざま。上は50万円を超えるモデルもあれば、下は3万円台と手頃な価格のモデルもラインアップしています。特筆すべきは、そうした安価なモデルだったとしても防水性能などの基本的なスペックをしっかりと満たしているというところ。どの価格帯を選んでも、国産ダイバーズの魂を感じ取ることができるのです。
定番から復刻まで。男の物欲をくすぐる「セイコーダイバーズ」11選
ここまで「セイコーダイバーズ」のさまざまな魅力を紐解いてきました。ここからは、実際にどんなモデルがあるのかを見ていきましょう。定番モデルはもちろん、いま話題の復刻モデル、手頃な価格帯のモデルまで幅広く11本を厳選しました。
1本目
SBDX039
「セイコーダイバーズ」55周年を記念して1,700本限定で復刻されたファーストダイバーズ。この腕時計にとって始まりの地ともいえる南極海の美しいマリンブルーをダイヤルカラーに取り入れたことで、新鮮な顔付きを表現しています。ケースには世界最高レベルの耐食性を持つエバーブリリアントスチールを採用することで、長い付き合いを予感させるものに。ムーブメントには「雫石高級時計工房」で作られる8L35を搭載します。
2本目
SBDX031
『セイコー』ファンの間でも根強い人気を誇るのが、冒険家、植村直己氏が愛用したこちらのセカンドモデル。2,500本の世界限定モデルとして復刻された本作はオリジナルを忠実に再現しており、時計好きならば思わず見入ってしまう出来映えです。亀の甲羅のようなカーブを描く特徴的なケースは他のダイバーズウォッチにはない唯一無二のもの。他人とは被りたくないという方にもおすすめしたい1本です。
3本目
SBDX035
こちらも55周年を記念した復刻モデル。当時300m以深の深海潜水に耐えられる腕時計として開発されたサードモデルですが、この復刻モデルでは1,000mの飽和潜水用防水を実現しています。チタン製プロテクターなど当時と同じ素材も採用しながら、ダイヤルは新たに純鉄製とすることでJIS規格における耐磁2種を上回る40,000A/mという耐磁性能を確保。プロフェッショナルダイバーにふさわしいスペックとなっています。
4本目
SBDX023
「セイコーダイバーズ」と聞いて忘れてはいけないのが「SBDX001」からの系譜にある「SBDX023」。「SBDX001」は、デカい、厚い、重いと当時のダイバーズトレンドを詰め込んだプロユースの1本として2000年に登場しました。それからしばらく“MM300”の愛称で国内外問わず高い評価を獲得していた同モデルは、「SBDX017」、「SBDX019」と進化を続け、2018年末に発表されたのがこちらの「SBDX023」となります。愛称の由来ともなっている300m防水、雫石高級時計工房による高級ムーブ8L35の搭載、継ぎ目のないワンピースケースなどの基本的な要素は継承。加えて今モデルでは、表面にダイヤシールド加工、風防はより現代的にサファイアクリスタルを採用しています。そして何より注目したいのが、セラミックスベゼルの搭載。耐傷性に優れるだけでなく、ならではの光沢が高級感を煽ります。
5本目
SBDC101
ファーストモデルの復刻版はすでにプレミア価格がついており、なかなか手に入らない状況が続いています。しかし、ファーストモデルをベースに現代的にアレンジが加えられた“現代デザイン”の1本なら、比較的お手頃な価格で入手可能です。手頃とはいえ、200mの潜水用防水の基準を満たしていますし、風防はサファイアガラス、パワーリザーブも約70時間と、スペック的には申し分なし。ケース径も当時を意識した小ぶりな40.5mmなので、スーツなどとの相性も上々です。
6本目
SBDC105
上記「SBDC101」のバリエーションとなる「SBDC105」。ダイヤルは焼けたようなブラウンに、インデックスやベゼルのマーカーはゴールドをセレクトしており「SBDC101」とは大きく印象が異なります。実物は画像よりゴールド感は強くなく、大人に似合う枯れたヴィンテージ感を楽しめます。あえてメタルブレスではなく、ラバーストラップを採用している点においては、こちらのほうがよりファーストダイバーらしいといえるかもしれませんね。
7本目
SBDC139
上記「SBDC101」、「SBDC105」同様に“ファーストダイバーズ”をデザインソースとしつつ、『セイコー』の140周年記念カラーとして登場したのがこちら。青と白を基調とした爽快な顔立ちとなっており、白Tやジーンズなどを主役とした夏の着こなしとは抜群の相性を見せてくれます。なお、実は色だけでなく、ベゼルにも変化が。素材はSS(ステンレススチール)ながら、仕上げを筋目からポリッシュとすることで武骨さが和らげられ、一転してクリーンな顔立ちとなっています。
8本目
SBGX335
『グランドセイコー』にもプロスペックを満たしたダイバーズが存在します。ブランドのデザイン哲学が発揮された多面体のケースに、切り立った男らしいベゼルを合わせたこちらは、質実剛健さの中にラグジュアリー感も兼ね備え腕元で抜群の存在感を発揮してくれます。ムーブメントは『グランドセイコー』が誇る世界最高峰の9Fクォーツを採用。従来のクォーツでは難しかった太く重い針を動かすことができるムーブメントの採用により、堂々とした威厳のあるフェイスを実現しています。
9本目
SBDC083
国内外で“スモウ”の愛称で親しまれ、ロングセラーとなっているグローバルモデル。名前の由来は諸説ありますが、ボリュームのあるケースや大銀杏を思わせる12時位置のマーカーによるともいわれています。重心を低く取られたケースは腕に馴染みやすく、精悍な印象。新開発された機械式ムーブメント、6R35を搭載したことで、連続駆動時間も約70時間と大幅にアップしています。
10本目
SBDY011
直線的にカットされたラグやきっちりとしたケースに日本的な美を感じるからか、いつからか“サムライ”の愛称で呼ばれるようになった本アイテム。ベゼルから大きくはみ出す重厚なケースは、迫力のある腕元を演出します。5万円台と比較的お手頃ですが、滑り止めにローレット加工を施したリューズを採用するなど細部まで完成度の高い1本です。なお、こちらは世界最大のダイビング教育機関「PADI」とコラボした限定モデルになります。
11本目
SBDY047
上記で解説したセカンドモデルに通ずる、丸形のケースを採用した通称“タートル”。亀はダイバーの間では海の守り神といわれており、験担ぎの意味でもダイバーから人気が高い1本です。このカラーは海洋探検家ファビアン・クストー氏が行う海洋保護活動を支援するキャンペーンモデル。波を模したダイヤル模様が印象的で、オフホワイトの蓄光インデックスがレトロな雰囲気を後押しします。
この記事の掲載アイテム一覧(全11商品)
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『セイコー プロスペックス』 SBDX039
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『セイコー プロスペックス』 SBDX031
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『セイコー プロスペックス』 SBDX035
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『セイコー プロスペックス』 SBDX023
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『セイコー プロスペックス』 SBDC101
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『セイコー プロスペックス』 SBDC105
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『セイコー プロスペックス』 SBDC139
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『グランドセイコー』 SBGX335
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『セイコー プロスペックス』 SBDC083
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『セイコー プロスペックス』 SBDY011
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『セイコー プロスペックス』 SBDY047
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