
おしゃれな冬コーデはこう作る。5つの必修トピックスと22の着こなし実例
この冬のトレンドをおさらいしつつ、旬なスタイリングや手持ちアイテムをおしゃれに着こなすコツについて解説。マンネリしがちな冬コーデをブラッシュアップしましょう!
冬コーデ最新版。まずは5つのトレンドをチェック!
今っぽい冬コーデを手に入れるなら、まずはトレンドを知ることから。ここでは旬のアイテムからカラーリングまで、5つのトピックを厳選。その背景や着こなし方なども解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
トレンド1
部屋着から街着へと昇格。スウェットのセットアップが熱い
レディースでトレンドとなっているコージースタイル。”コージー”とは居心地の良いという意味で、リラックスムードと着心地の良さを重視した着こなしを指します。それがメンズにも飛び火。なかでもこの冬はスウェットのセットアップスタイルが一大トレンドに。これまでは部屋着の印象が強かったものの、昨今はセレブがこぞって愛用していることも追い風となっています。チェスターコートやダッフルコートといったお堅めのアウターとも相性が良いので、意外と大人もチャレンジしやすいですよ。
トレンド2
冬に映える白のトーン・オン・トーン
春夏からにわかに注目されていた白のトーン・オン・トーン。難易度が高いイメージがありますが、基本的に白系のアイテムを組み合わせれば良いのでスタイリングは意外と簡単。また、リラックス感のあるアイテムで構成するとキマりすぎに見えることもなく、上品さと今っぽい抜け感を絶妙な塩梅で融合できるんです。ダークトーンが多くなりがちな冬コーデが新鮮に見えますし、清潔感や洗練されたムードも醸し出せるので大人にこそおすすめのテクニックですよ。
トレンド3
ビッグシルエットのトレンドは引き続き継続
長らく続いているビッグシルエットのトレンドもそろそろ終了か? と思いきや、まだまだその人気は衰え知らず。もはや定番化しているといっても過言ではありません。その背景には、リラックスした着心地のコージースタイルがトレンドであることも影響しているでしょう。なお、トップスだけでなく、ボトムスもビッグシルエットでまとめるのが今季的な着こなし。リラックスしたムード満点でスタイリングすると、トレンド感を一層アピールできますよ。

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トレンド4
こなれ感満点のアースカラーで着こなしをワンランク上へ
冬コーデといえばブラックやグレー、ブラウンといったダークトーンがお決まり。もちろん定番色として今季もアリなのですが、トレンドを意識するならアースカラーがおすすめ。全身をアースカラーでまとめるも良し、1アイテムをアースカラーにするも良し。どちらにせよアースカラーを取り入れると着こなしに抜け感が生まれ、こなれた印象を手に入れられます。また、秋冬素材との相性も抜群で、より温かみのあるコーデに仕上がるのもポイントです。
トレンド5
『クラークス』の「ワラビー」人気が再燃
筆者はメンズ雑誌のスナップ撮影も担当しているのですが、この冬は『クラークス』の「ワラビー」を履いている人が本当に多かったんです。そもそも「ワラビー」は『クラークス』の代名詞的モデルで、90年代に一世を風靡したアイテム。3年くらい前から再び街で見かけるようになったのですが、この冬は洒落者を中心に人気が爆発しています。その理由はスニーカーから革靴にトレンドが移行している中で、履き心地は快適なものを求めている人が多いから、かと。だからこそ「ワラビー」がハマったんだと考えています。
4大人気アウターのコーデ術。今っぽく着こなすコツとは?
冬コーデの主役になるアウターは、なんだかんだ定番モノに着地する、という人は多いはず。ここではダウン・チェスターフィールドコート・フリースジャケット・MA-1をピックアップし、それぞれの今っぽい着こなし方をご紹介します。
▼アウター1:ゆったりシルエットのボトムスが「ダウンジャケット」を今っぽく着こなすコツ
他のアウターに比べるとボリュームがあるため、ダウンジャケットにはスタイルアップ効果のある細身パンツを合わせがち。もちろんそれも間違いではないですが、より今っぽさを意識するなら、ボトムスはデザインに関係なくゆったりとしたシルエットを選ぶのが正解です。
着こなし1
おしゃれで今どきなシルエットバランスが成功のカギ
やや着丈の短いダウンとゆったりしたスラックスによるスタイリング。特筆すべきはインナーで、やや長めをチョイスすることで絶妙なシルエットバランスに仕上がっています。そのシルエットバランスを引き立てるべく、グレー・ブラック・ブラウンというシンプルなカラーリングで着こなしを構成しているのも◎。
着こなし2
ダウン×スウェットセットアップで今どきストリートスタイルを構築
リラックス感あるシルエットのスウェットセットアップに、ボリューミーなダウンをオン。ともすると野暮ったくなる組み合わせですが、メリハリあるモノトーンでまとめているのですっきりとした印象を与えます。さらに足元はスニーカーよりもきちんと感のある『クラークス』の「ワラビー」というチョイスもお見事。
▼アウター2:「チェスターフィールドコート」はカジュアルなアイテムと合わせる
テイストをMIXしたスタイルもトレンドになっている今季。なかでも上品なアイテムとカジュアルなアイテムを組み合わせた着こなしが注目されていて、チェスターフィールドコートはそれを実践するのにうってつけ。アウトドアアイテムやパーカーを合わせると、旬度の高いMIXスタイルが簡単に構築できますよ。
着こなし1
落ち着いたダークトーンでMIXスタイルを攻略
エレガントなチェスターフィールドコートに合わせたのは、異素材MIXがポイントのフーディ。ボトムスやシューズもリラックス感満点のアイテムをセレクトしています。それでいてチェスターフィールドコートが浮いて見えないのは、全体の色のトーンを揃えているおかげ。
着こなし2
上品さとカジュアルさを両立した配色が巧み
チェスターフィールドコートを、パーカーで絶妙にカジュアルダウン。ブラウンのコートをメインに落ち着いた色味でまとめて、カジュアルさと品を程良くMIXさせています。足元はレザーシューズではなく、ブルーのスニーカーが好アクセント。
▼アウター3:「フリースジャケット」のラフさをきれいめパンツで中和
コージースタイルの後押しもあって、ますます人気を高めているフリースジャケット。着こなす際のボトムスはカジュアルなデザインを選びがちですが、この冬ならクリース入りのきれいめボトムスがおすすめです。そうすればトレンド感だけでなく、大人っぽさもアップ。さらに、上下ともにゆったりめでまとめるとより今年っぽいですよ。
着こなし1
フリースジャケットをシンプルかつおしゃれに着こなした好例
フーディタイプのフリースジャケットに、クリース入りのテーパードパンツを合わせた着こなし。どちらもダークトーンでまとめているので、オーバーサイズながらもすっきりとした雰囲気を演出しています。インナーのTシャツやスニーカーは、軽快さをプラスできるホワイトをチョイスしているのも好バランス。
着こなし2
大胆シルエットのフリースジャケットをクリース入りパンツで大人っぽく
たっぷりとしたサイズ感のフリースジャケットに、落ち感の美しい素材を使ったクリース入りパンツというテイストMIXがおしゃれ。ブラック×ベージュのバイカラーもポイントで、上品なムードを醸し出すことに成功しています。メタルフレームのメガネで個性を味つけしたところにも注目を。
▼アウター4:「MA-1」はオーバーサイズをチョイスするのが◎
今シーズンのトレンドアイテムの1つであるMA-1。こちらもビッグシルエットが人気で、ダウン同様にゆったりとしたボトムスとの組み合わせが今っぽい着こなしになっています。また、エコレザーやキルティングといった一般的なMA-1とひと味違う生地をセレクトすると、周りと差がつきトレンド感もさらに高まりますよ。
着こなし1
異素材MIXとホワイトの効かせ方が秀逸
ビッグシルエットのMA-1とたっぷりとしたコーデュロイパンツでボリューム満点のコーディネートに。ともすると着膨れしてしまうスタイリングですが、ホワイトのインナーとソックスで適度な抜け感を持たせることで解消。表情がまったく違う異素材MIXも洒落度アップに貢献しています。
着こなし2
ラフな着こなしをライトグレーで洗練された印象に格上げ
キルティングのMA-1とゆったりしたスウェットパンツの組み合わせ。1歩間違えると部屋着に見えてしまいかねないラフな着こなしですが、ライトグレーの色でリンクさせることでクリーンな雰囲気に仕上がっています。スニーカーもグレーで揃えつつ、絶妙なニュアンスカラーのインナーを挿し色に投入しているのもおしゃれ。
今買いなのはどんなニット? 狙い目アイテムとその着こなし方
寒い冬はニットが欠かせないアイテムですよね。今季もさまざまなデザインが展開されていますが、特にケーブル編みやフェアアイル柄などのほっこり系がトレンドの様子。また、タートルネックやハーフジップも支持されています。それぞれおすすめの着こなしとともにご紹介。
アイテム1
「ケーブルニット」はアースカラーで旬度満点な着こなしに
例年以上に多く見かけるトレンドニットの筆頭がケーブル編みニットです。こちらの着こなしは、コーデュロイパンツやバケットハットまでもカーキで揃えて、旬のアースカラーワントーンに。裾から覗かせたインナーや足元はブラックをチョイスし、適度なメリハリをつけているのがポイントです。
アイテム2
「フェアアイルニット」を軸にほっこりやさしい雰囲気を演出
フェアアイル柄とオフホワイトのコンビネーションが目を引くニットは、柔和でやさしい印象。チェスターフィールドコートからレザーシューズにかけてブラウン系のグラデーションで構成することにより、温かみがあって上品な雰囲気を醸し出しています。全体的にオーバーサイズで仕上げているのもGOOD。
アイテム3
防寒性も高めてすっきり見える「ハーフジップニット」に注目
この冬、人気が急上昇しているハーフジップニット。ジップの開け具合で表情をアレンジできるのが魅力ですが、首元までジップを閉めれば防寒性も高めた着こなしに。ステンカラーコートを羽織ることで、オーバーサイズのリラックス感溢れるコーディネートにきちんとした印象もプラスしています。
冬のレジャー時の参考にも。防寒とおしゃれを兼ね備えた着こなし例
おしゃれは楽しみたいけど、冬は防寒性も兼備した着こなしが理想ですよね。そこでインナーダウンや耳当て付き帽子など、人気の防寒アイテムを使った着こなしテクニックをご紹介。もちろん洒落感も満点なので、今すぐ真似したくなるはずです!
着こなし1
キャッチーな帽子で洒落度も防寒性もアップ
ダウンに加えて、内側がボア仕様の耳当て付きキャップで防寒性を向上。どちらもブラックで統一しているので、”いかにも”という感じではなく、街にも馴染むスタイリッシュな表情に仕上がっています。
着こなし2
視線が集中するボリューミーなダウンマフラーが決め手
シックなブラックワントーンで一際目を引くダウンマフラーが主役。ボリューミーなので見た目にも暖かく、シンプルな着こなしのアクセントとしても抜群の存在感を発揮しています。また、表情の異なる素材を巧みに組み合わせているため、ブラックワントーンに奥行きを持たせているのも注目すべき点。
着こなし3
インナーダウンでおしゃれ度の高いレイヤードを実現
防寒性が高く、かつ冬ならではのレイヤード感をアピールするなら、インナーダウンがうってつけのアイテム。CPOシャツとストライプシャツの中継ぎ的な役割も果たし、着こなしにメリハリと洒落感を生んでくれます。ジーンズとのシルエットバランスもお見事です。
着こなし4
シンプルですっきり見える配色で着膨れを払拭
一見するとシンプルかつスマートなカジュアルスタイルですが、実はボトムスが暖パンというのがポイント。着膨れしないすっきりとしたシルエットなのでボリュームのあるダウンとの相性も良く、かつ全体を定番色でまとめているのでしっかり都会的に見えるのがポイントです。
重くなりがち、着膨れしがち……。冬コーデのお悩みを解決!
春夏よりもおしゃれを楽しめるものの、冬の着こなしに何かと悩みを抱えている人も多いはず。例えば、ダークトーンばかりで重く見えてしまったり、防寒を意識すると着膨れしてしまったり……。ここではそんなお悩みを着こなし例とともに解決します。
お悩み1
重くなりがちな冬コーデを軽やかに見せるには?
冬コーデを軽やかに見せるには明るい色を取り入れるのが手っ取り早いですが、ダークトーンを基本にしている人は少し抵抗があるはず。そこでおすすめなのが、素材感の違いで軽やかに見せるテクニック。それに有効なのがナイロンです。こちらの着こなしを見ておわかりの通り、ナイロンをプラスすることで重めの素材&色でもどこか軽やかな印象になりますよね。今回はダウンですが、インナーダウンや小物でも同じ効果が得られるので、ぜひ試してみてください。
お悩み2
冬コーデの着膨れを解消する方法は?
最近はビッグシルエットがトレンドということもあり、より着膨れが気になる人も多いはず。ダークトーンでまとめれば解消するイメージがありますが、実はコントラストをつけたほうがより効果的なんです。1番簡単なのはこの着こなしのように、ダウンとボトムスは濃色、インナーは単色に仕上げること。インナーが絶妙な抜けになり、すっきり見えが叶います。

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