
ノースを代表するダウン。ヌプシジャケットの特徴、サイズ感からUSモデルまで
ダウンを中心に数々のヒットアウターを送り出す『ザ・ノース・フェイス』。今回は指折りの人気を誇る「ヌプシジャケット」にフォーカスし、魅力をとことん掘り下げます。
『ザ・ノース・フェイス』が誇る不朽の名作ダウン「ヌプシジャケット」
『ザ・ノース・フェイス』の代名詞アウターであり、毎シーズン超絶な人気を誇る「ヌプシジャケット」。ヒマラヤ山脈にある標高7,861mの山”ヌプツェ”が由来となっており、1992年にエクスペディション向けのダウンジャケットとして発売されました。現在展開されているのは当時の仕様や素材はそのままに、サイズ感を現代的にアップデートさせたもの。とにかく保温力が抜群で雪山にも対応するスペックを保持しながら、高いファッション性も兼ね備えているところが支持されている要因です。
人気の理由はこだわり抜かれた作りにアリ。「ヌプシジャケット」の4つの特徴とは
毎年売り切れが続出し、色違いやサイズ違いで所有する人も多い『ザ・ノース・フェイス』の「ヌプシジャケット」。人々をそこまで魅了する理由は何なのでしょうか。4つの特徴とともに読み解いていきましょう。
特徴1
環境に配慮したリサイクルダウンを使用
採取方法などが非人道的だと非難されることもあるダウンですが、「ヌプシジャケット」は心配無用です。なぜなら『ザ・ノース・フェイス』で回収したダウンウェアを国内の工場で精製し、再資源化したリサイクルダウンを中綿に使用しているから。動物にも環境にもやさしい、サステナブルなダウンアウターでもあるのです。
特徴2
北風の侵入をシャットダウンするディテール
「ヌプシジャケット」が防寒性に優れているのは、ディテールにもしっかりこだわっているためです。その代表が袖口のベルクロと裾のアジャスタードローコード。これらは冷気が衣類内に侵入するのを防ぐ役割があり、同時に保温効果をより高めてくれるんです。さらにフィット感を自分に合わせて調整できるというメリットも。
特徴3
ビルトイン式のフード付き
スタンドカラーデザインの「ヌプシジャケット」ですが、実はフードが内蔵されています。本体に対してフードは薄手ですが、頭の丸みにきちんとフィットし、ドローコード付きなので微調整も可能。スタンドカラーの外側に施されているため、フードを着用した場合でも首回りの保温性がキープできるというのもポイントです。
特徴4
表地にも高機能を搭載
「ヌプシジャケット」がタウンからアウトドアまで幅広く愛用されているのは、表地にもこだわっているからです。強度のある50デニールのリップストップナイロンには撥水加工を施し、バックパックを背負ったときに当たる肩部分はナイロン素材で補強。それゆえに雨雪に強く、アウトドアシーンでも安心して着用できるのです。
気になるヌプシジャケットのサイズ感は?
「ヌプシジャケット」には「1996」と「1992」の2モデルあり、それぞれサイズ感が異なります。ただ、「1992」は韓国やヨーロッパのみの展開なので、ここでは割愛。定番の「1996」はボックス型のシルエットになっており、今どきのオーバーサイズで着こなしたい方におすすめです。ちなみに着丈はヒップラインくらいなので、サイズを1つ上げてもコーデのバランスは取りやすいですよ。
合わせてチェックしておきたいUSAモデルの存在
「1996」のUSAモデルは、デザインや素材などは日本で展開しているモデルと同じですが、全体的に大きめな作り。例えば同じLサイズでも、身幅は約5cm、着丈・袖丈・肩幅は約1~2cm大きいのです。よりオーバーサイズ感を強調したいなら、USAモデルをセレクトするのも1つの手。袖口にフィルパワーの”700”の刺繍が施されているのがポイントです。
▼Lサイズで比較(編集部調べ)
【日本モデル】身幅:約60cm、肩幅:約53.5cm、着丈:約66.5cm、袖丈:約65cm
【USAモデル】身幅:約65cm、肩幅:約54.5cm、着丈:約67.5cm、袖丈:約67cm
こちらも要注目。韓国限定の「ホワイトレーベル」
注目すべきアイテムはUSAモデルだけではありません。韓国限定で発売されている「ホワイトレーベル」も要チェックです。『ザ・ノース・フェイス』のセカンドラインで、ライフスタイルコレクションともいうべきこちら。アウトドア要素よりもストリートやスポーツテイストなど日常使いできるデザインに特化しています。「ヌプシジャケット」も写真のようにキャッチーな柄のものが多く展開されているので、個性的な空気を取り入れたいのであればぜひ試してみましょう。
ジャケットだけじゃない。汎用性に優れたヌプシベストも展開
「ヌプシジャケット」のデザインや仕様をそのまま採用した「ヌプシベスト」。ニットやジャケットと重ねたり、はたまたコートにインナーとして取り入れたり。「ヌプシベスト」はレイヤードスタイルに重宝するアイテムで、とにかく着回し力が抜群に高いんです。「ヌプシジャケット」同様にカラーバリエーションが豊富なのも魅力。
愛用者はどう着てる? ヌプシジャケットのコーデ例
「ヌプシジャケット」は毎年人気の定番アウターゆえ、着こなしで周りと差をつけたいと思っている人も多いのでは? そこで今っぽくおしゃれに着こなしたファッショニスタたちのコーディネートを拝見!
コーデ1
洒脱なカラーリングがシンプルコーデに映える
パープルの「ヌプシジャケット」にブラウンのコーデュロイパンツという、センスの光るカラーリングが目を引く着こなし。そのカラーリングを引き立てるべく、その他のアイテムはシンプルに徹しているのも成功の鍵になっています。【身長:176cm、着用サイズ:L】
コーデ2
「ヌプシジャケット」とボトムスのシルエットバランスが巧み
「ヌプシジャケット」の中でも特に人気の高いブラック。オーバーサイズをセレクトすることで、コーデュロイパンツとの合わせを今っぽく格上げさせています。着こなしと色リンクした小物で統一感をもたせたところにも注目を。【身長:170cm、着用サイズ:L】
コーデ3
武骨な着こなしにもヌプシジャケットは好マッチ
こちらもブラックをチョイスしていますが、ボトムスは太めカーゴというのがポイント。「ヌプシジャケット」はあえてジャストサイズを選び、着こなしをバランス良くまとめています。洒落度をさらに高める小物使いも技アリ。【身長:182cm、着用サイズ:L】
コーデ4
シックなバイカラーが引き立つブラックコーデ
パーカーやボトムスはブラックで揃えて、「ヌプシジャケット」のネイビー×ブラックのバイカラーを引き立てたスタイリング。全体的にゆるめのシルエットに仕上げることで、今っぽいムードを醸し出しています。足元に効かせたホワイトで抜け感をプラス。【身長:162cm、着用サイズ:S】
コーデ5
ミリタリーアイテムとも相性抜群
インナーに『USミリタリー』のトレーニングジャケット、パンツにカーゴパンツとミリタリー色強めのコーディネートですが、ブラックのヌプシを合わせることで一気に都会的な雰囲気へと昇華。足元には人気の『ニューバランス』992を選択してトレンド感をプラス。
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