
バギーパンツをはこう。ワイドシルエットで叶えるコーデの鮮度アップ
ゆったりしたシルエットのバギーパンツが注目されています。はきこなすポイントとおすすめ品をご紹介するので、すぐにでも取り入れてコーデをアップデートしましょう!
そもそもバギーパンツとは? ワイドパンツとの違いも解説
ワイドなシルエットのバギーパンツの人気が高まっています。そもそもバギーパンツの「バギー(baggy)」とは「だぶだぶした」といった意味。「袋のような」という語源から派生しています。バギーパンツは、袋をそのままはいたように裾まで太いシルエットのパンツを指していました。ちなみに、ワイドパンツは幅が広いパンツの総称。バギーパンツはワイドパンツの一種となります。
最近は、リラックスできるビッグシルエットのトップスやアウターが主流になっています。そして、パンツにもそんな要素が波及。ボリュームのあるバギーパンツをコーディネートに取り入れれば新鮮味を大幅にプラスすることができます。今こそ、リラックスできて新鮮なバギーパンツは要チェックです!
バギーパンツはどうはく? 覚えておきたい7つの簡単コーデテクニック
細身のパンツしかはいたことがない人にとって、バギーパンツははきこなすのが難しそうに思えるかもしれません。ただし、ポイントさえ押さえれば簡単。7つのテクニックを伝授しますので、これらを参考にしてはきこなしてみてください!
テクニック1
「ジャストなアウター」でパンツのシルエットを強調
バギーパンツにボアフリース製パーカーを合わせた着こなしがベース。カジュアルなアイテム同士の組み合わせなのにどこか大人っぽいのは、アウターがジャストサイズだからです。上半身をコンパクトにまとめることで、全体的なシルエットのバランスを整えつつ、パンツのルーズなシルエットを強調しています。
テクニック2
「ショート丈のダウンジャケット」でバランスを調整
寒い季節には頼りたくなるダウンジャケット。ボリュームがあるので、ワイドなバギーパンツを合わせるとボリューム感はさらにアップします。ただし、ショート丈のダウンを選んで上半身をコンパクトにまとめれば、パンツの太さを強調できて適正なバランスに。しかもこのお手本では、ダウンジャケットからネオンカラーのインナーをのぞかせて上半身を分断し、ダウンのボリューム感をさらに緩和しています。
テクニック3
「タイトなニットトップス」でシルエットを対比させると洒脱
カジュアルだけど品もあるニット製のトップスは、バギーパンツと好相性。さりげなく大人っぽい印象に導いてくれます。さらにこのコーデでは、タイトな上半身でパンツの幅広シルエットを強調することにも成功。パンツ以外をモノトーンでまとめて落ち着かせているのも高ポイントです。
テクニック4
「短丈ブルゾン」で上半身のボリュームを抑え込んだ好例
レイヤード感を楽しみたいときは、タイト&ショートなアウターを選ぶのがおすすめ。バギーパンツにスウェットパーカーを合わせたボリューミーなコーディネートでも、その上にコンパクトなアウターを重ねることで、上半身のボリュームを抑え込むことができます。全身のバランスが整うと同時にバギーパンツのシルエットが引き立って新鮮味がアップ!
テクニック5
「白スニーカー」を挿し色にして足元をシャープに演出
バギーパンツがダークトーンなら、白いスニーカーを合わせるのがイチ押しです。なぜなら、パンツの裾に比べてスニーカーの幅は狭いので、スニーカーが際立つと足元がシャープに映るから。同時にバギーパンツのワイド感も引き立ちます。このお手本のように、真っ白いスニーカーなら清潔感や軽量感、抜け感まで加味してくれるので一石二鳥です!
テクニック6
「レザーシューズ」で引き締めて足元から大人っぽく
品のある革靴で足元を引き締めるのも有効。スニーカーと同じく、パンツと反対色にすると引き締め効果が高まります。このコーディネートでは、全体を明るいトーンのコーディネートでまとめつつ、黒い革靴で一気に引き締めているのがポイント。小ぶりなバッグを黒でリンクさせ、足元が悪目立ちしないようにケアしているテクニックもお見事です。
テクニック7
「オーバーサイズの上品コート」で品良くリラックス
バギーパンツをはきこなすには上半身をコンパクトにまとめるのが原則ですが、オーバーサイズのコートを合わせるという手もあります。シンプルデザインで品のあるコートを選びさえすれば、ボリューム感があってもラフに映ることはありません。ゆったりしたコートのAラインに沿うようにパンツを合わせ、コートの丈を延長するようなイメージで着こなすのがポイント。短めなインナーを覗かせてウエストのラインを明確にすると、上半身がコンパクトに映ってバランスが整いやすくなります。
コーディネートしやすい1本を厳選。今から買うべきバギーパンツ17本
ここからはおすすめのバギーパンツを一挙に披露! 素材別にご紹介していきましょう。王道のデニム製は、はき込んで色落ちすると立体感が生まれ、ワイド感が緩和してはきこなしやすくなるのがメリット。デニム以外の1本なら、比較的上品な印象で大人っぽくまとまりやすいのが長所です。
▼王道はやっぱりこれ。「デニム生地」のバギーパンツ
バギーパンツの王道はやっぱりデニム生地。まずはデニム製のオーセンティックなバギーパンツをご紹介します。トレンドを反映した別注品も含め、今っぽいシルエットのバギーデニムパンツを一気に披露!
アイテム1
『リーバイス』タイプ1 ステイルーズ
「タイプ1」は、トレードマークのアーキュエイトステッチやリベット、ベルトループなどを目立たせて『リーバイス』らしさを強調したシリーズ。シルエットは新しい「ステイルーズ」で、1990年代のバギーシルエットから着想を得ています。古くて新しいストリートテイストを演出するのに最適な1本!
アイテム2
『スティーブンアラン』ハイツイスト デニム ファイブポケット バギーテーパードパンツ
全体的にゆったり仕上げつつ、裾に向けてゆるやかに絞ったシルエットがまさに今どき。ジーンズとスラックスの中間的なパターンを採用することで、品良く仕上げています。アイロン掛けでセンタークリースを入れるとさらに上品で新鮮です。
アイテム3
『ベンデイビスプロジェクトライン』ヘイバギーデニムパンツ
ワークパンツを得意とするブランドならではラギッドなバギー型デニムパンツ。90年代のムードを意識した新作です。カーペンターパンツやペインターパンツをシンプルにアレンジしたような仕上がりで、幅広いコーディネートにマッチします。
アイテム4
『エドウイン』フォー『ジャーナルスタンダード レリューム』別注 ドカン
極太のシルエットが印象的な別注パンツ。アイテム名は「土管」が由来で、大胆なほどワイドなバギー型のストレートシルエットを採用しています。ウエストに深めのタックを入れることで絞っているのが特徴的。タグやパッチにはカタカナで「エドウイン」と入っていて、個性を上乗せしています。
アイテム5
『イッカ』WEB限定 デニムバギーワイドパンツ
はきこなしやすさと新鮮味のバランスが絶妙なシルエット。コストパフォーマンスにも優れるスタンダードなバギーパンツなので、とりあえずゆったりしたシルエットを試してみたい人におすすめです。インディゴブルーの明るさは3種類で、加えてブラックも展開しています。
アイテム6
『ジャーナル スタンダード』バギーデニムイージーパンツ
ストリートカルチャーの要素を取り入れたデザインが特徴的。かなりルーズなフォルムですが、裾にダーツを入れて適度に絞っているのがポイントです。また、ウエストバンドの外側にドローコードが付属していて、その絞り具合によってシルエットやはきこなしがアレンジできます。
アイテム7
『ピカデリー』フォー『ジャーナル スタンダード レリューム』別注 5600 バギーデニム
1977年にパリで誕生した『ピカデリー』は、スキニージーンズの元祖ともいわれる存在。そんなにブランドにあえてルーズなバギーシルエットをオーダーし、リラクシングだけどシックなカラージーンズが実現しました。ブルー、ブラック、ブラウン、ホワイトの4色展開ですが、やっぱりフレインチテイストのホワイトがイチ押し。タフな生地感なので下着が透けることはなく、ガンガンはき回せます。
アイテム8
『グラミチ』別注ファイブポケットバギーデニムパンツ
アメリカ規格の定番「Gパンツ」のシルエットをベースにしつつ、ストレッチデニムで「ジーパン」にアレンジ。ファイブポケット仕様とバギーシルエットを取り入れつつ、太すぎないバランスで汎用性の高い1本に仕上げられています。
アイテム9
『ビームス』バギーテーパードデニム
ひざ下を絞ったテーパードシルエットが特徴的。バギーパンツはストレートに近いシルエットが一般的でしたが、最近は全般的にテーパードシルエットが主流になっているため、2つの要素を融合したシルエットが増えています。
アイテム10
『フリークスストア』WEB限定 バルーン バギーデニムパンツ
こちらもテーパードするシルエットでモダナイズされた1本。シルエットの微調整を繰り返し、ルーズだけどスタイリッシュな印象もある今っぽいフォルムを実現。ウォッシュ加工のバリエーションは3タイプで、さらにブラックも選べます。
▼デニム以外にも素材は豊富!「その他の生地」のバギーパンツ
バギーパンツはデニム以外の生地を使ったタイプも豊富にリリースされています。寒い季節は温かみのあるコーデュロイがおすすめ。最近は、ゆったりしつつ品の良さも感じさせるバギーシルエットのイージースラックスも増えています。
アイテム1
『リーバイス』ダブルエックス ステイルーズ チノ ハーベスト ゴールド
人気を集めている新シルエット「ステイルーズ」をチノパンツにも採用。1990年代のバギーパンツからインスピレーションを得たルーズなフォルムが新鮮です。チノクロスもストレッチが効いていて、見た目以上にリラックスできるはき心地です。
アイテム2
『スティーブンアラン』ストレッチドリル スーパーバギー テーパードⅡ パンツ
適度にテーパードしているルーズなシルエットが好バランス。今っぱいシルエットで、リラックス感とエレガントなムードが同居しています。しっかりした印象のドリル生地を採用していますが、ストレッチ性があるので快適な着用感です。
アイテム3
『ジャーナル スタンダード レリューム』テックコーデュロイ バギーパンツ
ポリエステル100%でナチュラルストレッチが効いているコーデュロイ生地を起用。サイドと内股がカーブして膨らんでいるカーブシルエットで、脚を通すとゆったりした表情が強調されます。別売りのジャケットを揃えれば、セットアップスタイルを楽しめます。
アイテム4
『フリークスストア』WEB限定 ビッグシルエットタックバギーパンツ
2タック仕様にすることでウエスト周りのボリューム感をプラスしたフォルムが特徴的。コットン100%のコーデュロイ生地を使用し、ウォーム感のある表情に仕上げられています。同じ生地を使ったカバーオールブルゾン、ポケットブルゾン、CPOシャツブルゾンとのセットアップ着用も可能。
アイテム5
『ブラクトメント』オニカルゼ バギーパンツ
度詰めのカルゼ生地を使用し、クラシックな表情で仕上げたバギーシルエットのパンツ。かなりワイドなので、コーディネートに加えると鮮度がアップします。ダークブラウンとダークグレーのカラバリはいずれも、落ち着きがあって大人なカジュアルスタイルにぴったり。
アイテム6
『パブリックトーキョー』ハイクラスバギースラックス
適度なテーパードシルエットを採用したイージースラックス。ウエストの背面側にゴムが入っていて、はき心地が快適です。スラックス風の上品な見た目ですが、ややカジュアルなシルエットでオールマイティに使えます。
アイテム7
『ビューティフルハーモニー』ワイド バギーパンツ
光沢があって肌馴染みの良いストレッチ生地を使った1本。インパクトのあるワイドなシルエットで、コーディネートをアップデートすることができます。コストパフォーマンスにも優れているので、バギー型のシルエットをとりあえず試してみたい人にもおすすめ。
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