
アウトドアだけじゃもったいない! スタッフバッグを日常でも有効活用
なくしがちなギア類を小分けに収納できるスタッフバッグは、アウトドアにおけるマストアイテム。その仕分け能力の高さは、普段使いでも心強い味方になること請け合いです。
普段から活用したい。スタッフバッグがあれば、こんなに便利
スタッフバッグという聞き慣れない名称をいきなりいわれても、今ひとつピンと来ないかもしれません。これは、簡単にいうと細々としたアウトドアギアを小分けにしておくための収納袋のこと。そのサイズ自体は多彩で、洗面用具入れにもちょうど良い小型のモノから、着替えなどの衣類がきれいに収まる中型のモノまで揃っています。これらを上手に使って荷物を仕分けすることで、バックパックのパッキングを効率良く行うことが可能。加えて、荷物が迷子にならないという利点もあります。
スタッフバッグさえあれば簡単に収納上手になれるわけですが、その利便性をアウトドア以外のシーンでも活用しない手はありません。例えば、旅行の際に洋服や下着を別々のスタッフバッグに仕分けしたり、日毎の着替えを別々のスタッフバッグにあらかじめ小分けにしたりしておけば非常に便利ですし、荷物を探す手間が省けて時短にもなります。もちろん普段使いにおいても、スマホやPCの予備バッテリーやアダプターといったデジタルギアをまとめておくのにもうってつけ。防水仕様のモノもあるので、ジム通いかプール通いの際はこれにウェアや水着を入れておけば、他の荷物が汚れる心配なく持ち歩くことができます。
押さえておくと便利。スタッフバッグを選ぶときに気をつけたいこと
一口にスタッフバッグといっても、その仕様や設計は実に多様です。それは裏を返せば、使うシーンや使い方にあったものが選べる状況が整っているということ。タイプによって異なる持ち味を知っておけば、普段使いにおいてもその利便性を十分に享受できます。
選び方1
軽さか、防水性か。用途に応じてその素材を選ぶべし
選ぶ際にまず留意したいのが、スタッフバッグに使用されている素材。例えば、濡れた衣類を収納したり、逆に濡らしたくない小物を入れたりしたい場合は、やはり防水素材を選ぶべきでしょう。シリコンコーティングで防水性を高めたシルナイロンや、PVC(ポリ塩化ビニル)、あるいはイーベントのような防水透湿素材などがこれにあたります。また、スタッフバッグを使いことで荷物が重くなるのは勘弁……という人は軽量素材を選ぶのが懸命。キューベンファイバーのような軽量かつ強靱な素材のモノがおすすめです。また、同じ軽量系でもメッシュ素材のモノは、中の荷物が見えるので複数のスタッフバッグを使う際に、必要な荷物を見つけやすいという利点もあります。
選び方2
容量だけじゃない。底の形だって実は重要だ
冒頭でも触れたように、スタッフバッグはサイズの選択肢が豊富です。ただし、大は小を兼ねるという発想で、安易に大きめを選ぶのは考えものです。荷物を入れたときに遊びがあり過ぎると中で荷物が動いてぐちゃぐちゃになり、後で見つけにくくなることも。おすすめなのは、衣類やモバイルツール、洗面用品といった荷物のタイプ別にちょうど良いサイズ感のものの複数使い。こうしてサイズ違いのスタッフバッグで荷物を仕分けしておけば、それらをメインのバッグに収納する際のパッキングも効率良く行えます。また、サイズとともに気を配っておきたいのが、スタッフバッグの形状。パッキングのしやすさで選ぶなら、複数のスタッフバッグがあっても整然と収納できる角型底がベストチョイス。これに対して丸底型は、パッキング時にギュッと詰め込んだ際にデッドスペースができにくく、荷物をよりコンパクトに収納できます。
選び方3
色はカラフルなモノを選べば、パッキングもより楽しく
リュックサックやトートバッグで持ち歩く荷物が多い日は、必要な荷物をパッと見つけられなくて不便さを感じることも。せっかくスタッフバッグで小物を仕分けしておいても、それでは便利さが半減してしまいます。こうしたことが自然の中で起きてしまうと何かしらのリスクにもなりかねないので、カラフルな配色のスタッフバッグがちゃんと用意されています。ダークカラーのバッグの中でもばっちり主張してくれる配色のスタッフバッグなら、一瞬で見つけられるうえに、パッキングすること自体が楽しくなること請け合いです。
アウトドア系からおしゃれ系まで。人気ブランドのスタッフバッグ8選
使い勝手の良さに定評のあるアウトドアブランドのスタッフバッグに加え、最近はファッション畑のブランドからも、機能的かつ雰囲気良く使える秀作がリリースされています。
アイテム1
『スノーピーク』スーパーメッシュスタッフサック
こちらは、中身の視認性が高く、通気性にも優れるメッシュ仕立ての巾着型。荷物を出し入れする際に引っかからないよう、かなり目の細かい編み地を採用しています。生地自体はリップストップ織りのため、メッシュ素材でありながら非常にタフな仕上がりに。こちらはMサイズ(φ20×33cm)ですが、同素材のSやLと複数使いしても便利です。
アイテム2
『ザ・ノース・フェイス』ジーアール ヘックス スタッフバッグ
3レイヤーのゴアテックスを採用したこちらは、濡れてほしくない衣類などの収納用として頼りがい十分。蒸れにくいので、湿ったタオルやウェアを持ち帰る際にもうってつけです。開口部は密閉性の高いロールトップ式で、縫い目は圧着によって防水性を高めた作りに。フロントには中身を確認できるクリアウィンドウが付いています。

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アイテム3
『グラナイトギア』エアジップディーティー
シリコンコーティングを施した、いわゆるシルナイロンを用いたスタッフバッグの代名詞的なブランドといえば、1986年に米国・ミネソタ州で創業した『グラナイトギア』。これはそんな同ブランドの看板アイテムの1つで、止水ジップで防水性を高めたカラフルな小型スタップバッグが2個セットになっています。メッシュポーチが付属していて、使わないときはスタッフバッグをそこにまとめておいても良いですし、ポーチを単体で使うことも可能。
アイテム4
『パーゴワークス』ダブルフェイス スタッフバッグ
スタッフバッグとしては極めて珍しい2気室構造を採用しているのが、「ダブルフェイス」という名称の由来。バッグの中がメッシュ側とシルナイロン側に分かれています。例えば、着用前の着替えと着用後の服の仕分けを、このスタッフバッグ1つで行うことが可能です。メッシュ側は伸縮性に優れる素材でもあるので、荷物がいっぱいでもフレキシブルに対応。
アイテム5
『ハイタイド』スタッフバッグ18L
こちらは高密度リップストップナイロンに防水加工を施したタイプで、ロールトップ式の開口部はハンドルとして手持ちしやすい設計になっています。サイズは、小型の2Lや中型の8Lもありますが、これは大型の18Lなので、買い物に行く際に手持ちするエコバッグとしても使い勝手は良好です。生鮮食品を気兼ねなく入られるのも、防水素材のいいところ。
アイテム6
『アッソブ』ガジェットポーチ
バッグブランドの『アッソブ』がトラベルシリーズとしてラインアップしているのが、こちらの収納力が高いポーチ型。内部の側面に細かい仕切りやゴムホルダーが用意されていて、USBケーブルやアダプター、予備バッテリーといったデジタル系のジャケットを整然と収納できる一方、必要なときには素早く取り出すことが可能です。表側にハンドストラップが付いているので、クラッチバッグ風にラフにつかんで持ち運ぶことも。
アイテム7
『ポーター』×『B印 ヨシダ』別注スタッフバッグ
A3サイズのボディの表裏に、ユーズド(使用済み)とアンユーズド(未使用)とプリントが施されている一品。これは、まだ着ていない着替えと、着用済みの服を分けて収納できるように内部に仕切りが設けられているから。防菌、消臭効果のあるバイオライナー素材を採用し、におい移りを気にせず使えるようになっているのもうれしい限りです。
アイテム8
『アンドワンダー』スタッフバッグM
インビスタ社のコーデュラナイロンにシリコンコーティングを施した作りゆえ、強靱さと撥水性の高さは折り紙付き。12Lの容量を確保した本体は、たたんだ衣類の収納にも申し分のないサイズ感。それでいて、内部のポケットの中に本体を折り込みながらアウターのポケットにも入ってしまうくらい小さくたためるパッカブル仕様でもあります。お馴染みのフラッグロゴは、暗闇でも見つけやすいリフレクティブ仕様のプリントを採用。

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