このサイズ感が今っぽい。オーバーシャツを上手く使って、着こなし巧者に

このサイズ感が今っぽい。オーバーシャツを上手く使って、着こなし巧者に

旬のビッグシルエットを取り入れながら、シャツとアウターのいいとこ取りが叶うオーバーシャツ。独特なサイズ感を味方につければ、着こなしがグッとあか抜けて見えますよ。

遠藤 匠

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2021.03.08

アウターとしても超有用。端境期にはオーバーシャツが大活躍!

アウターとしても超有用。端境期にはオーバーシャツが大活躍!

Rakuten Fashion

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まずは、このオーバーシャツとはどんな服かというところからご紹介しましょう。これは簡単にいうと、オーバーサイズ感のある、シャツとアウターを足して2で割ったような服のこと。最近になって浸透してきたこの名称には、オーバーコート=外套の意味合いも含まれており、シャツでありながらカバーオール的な要素を併せ持っています。アウター見えする生地を採用した製品が多いのはそのためで、シャツジャケットの1種として着こなせます。また、シャツ以上、アウター未満の保温力が期待できるので、冬から春、もしくは秋から冬に移行する端境期においても戦力になること請け合い。ビッグシルエットのトレンドが継続中という時流に鑑みても、頼れる1着になってくれるに違いありません。

ただのシャツとは選び方から違う。オーバーシャツは素材とサイズに注意

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オーバーシャツは、一般的なシャツとは選ぶときの留意点が若干異なります。まず、サイズ感で注意したいのは着丈のバランス。ドロップショルダーのモノが多く、アームや肩幅に加え、身幅にもゆとりを持たせているのが基本形なのですが、レングスに関してはジャスト丈に近いモノを選ぶのが賢明。着丈が長すぎると、ルーズな印象に傾き過ぎるだけでなく、持ち味であるアウターっぽさが失われてしまいます。

ただのシャツとは選び方から違う。オーバーシャツは素材とサイズに注意 2枚目の画像

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生地感に関しては前述の通りやや厚手のモノが基本ですが、その中でも張りのあるモノを選ぶと、たっぷりとした余裕あるフォルムが映えてきれいなシルエットを描けます。コットンフランネルやツイルは春向きですが、ウール系のフランネルやフリースといった温かみのある生地であれば冬アウターとしても頼れる存在になってくれます。

丈感と身幅に注意。オーバーシャツの着こなしテクニック

オーバーシャツはそれ自体に存在感があるので、サッと羽織れば絵になるコーデが完成します。とはいえせっかく着るなら、そのポテンシャルを余すところなく引き出したいところ。ここでは身幅と着丈とのバランスに留意しつつ、そのボリューム感満点なシルエットが映える合わせ技をご紹介します。

着こなし1

細身パンツで描くY字シルエットで、メリハリあるシルエットを演出

細身パンツで描くY字シルエットで、メリハリあるシルエットを演出

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たっぷりとしたオーバーシャツに対し、細身のパンツを合わせたコーディネート。トップのボリューム感を強調したY字シルエットを作ることで、着こなしに緩急をつけています。これも、着丈が短めだからこそ成立するスタイルといえます。長すぎてお尻がすっぽり隠れてしまうとパンツのすっきり感が打ち消されてしまい、緩急の演出が中途半端になってしまうためご注意を。

着こなし2

太パンツとの合わせで、存在感を増し増しに!

太パンツとの合わせで、存在感を増し増しに!

WEAR

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こちらは、先程とは真逆の極太ワイドパンツを合わせたスタイル。上下ともにボリューミーなので豊かなI字シルエットを描けて、力強さと肩の力の抜けた雰囲気が同居した着こなしに持っていけます。脱力感が強くなってしまうのが心配なら、写真のようにオーバーシャツとパンツをダークな配色で引き締めてあげれば問題なし。インナーと靴の色使いで抜け感を作れば、重過ぎる印象にも傾きません。

着こなし3

あくまでインナーシャツ使いする応用テクも、雰囲気良し

あくまでインナーシャツ使いする応用テクも、雰囲気良し

WEAR

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羽織りモノとして使い勝手の良いオーバーシャツですが、もちろんシャツ的な着こなしにも応用可能です。裾をタックインしたこちらのコーデはその好例。身幅にゆとりがあるので、ウエスト周りに独特のたるみが生まれ、雰囲気良く着こなすことができます。この場合、パンツはワイド系が好相性ですが、裾にはクッションは作らずハンパ丈で軽快さを付与したほうがバランス良くまとまります。

色も素材感も豊富。人気ショップ&ブランドのオーバーシャツおすすめ8選

レディースから人気に火がついたオーバーシャツですが、今ではメンズにおいても主力アウターの仲間入りを果たしています。皆さんご存じのセレクトショップやブランドも参戦しており、色使いはもとより素材感の選択肢もグッと豊富に。選ぶには、絶好のタイミングといえるでしょう。

アイテム1

『ペンドルトン』×『ビームスライツ』別注リサイクルウール CPOシャツブルゾン

『ペンドルトン』×『ビームスライツ』別注リサイクルウール CPOシャツブルゾン

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こちらは『ペンドルトン』のアーカイブからピックアップした格子柄の採用で、ヴィンテージ感を味方につけた1着。左右の裾に収納力のあるスリットポケットを設け、アウター使いしやすい設計になっています。ボディの生地はリサイクルウールを採用したもので、厚手ながらポリエステルとアクリル、ナイロンの混紡で軽やかな着心地に仕上げられています。

アイテム2

『アーバンリサーチ』ストレッチ起毛オーバーCPOシャツ

『アーバンリサーチ』ストレッチ起毛オーバーCPOシャツ

アーバンリサーチオンラインストア

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こちらは、CPOシャツの男らしいスタイルを取り入れる一方、ストレッチを効かせた起毛ポリエステルツイルで春らしい柔らかな着心地を追い求めた作りが特徴。サイズを悩まず選べるワンサイズ展開で、身幅が66.5cmというかなりゆったりめのボックスシルエットに仕上げられています。若干長めに設計した後ろ身頃が、裾周りの見どころに。

アイテム3

『キャバン』ウール タータンチェックオーバーシャツ

『キャバン』ウール タータンチェックオーバーシャツ

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「トゥモローランド」社が創業40周年を記念して立ち上げたブランド『キャバン』の新作は、厚手のウールボディとボックスカットの裾周りで、アウター感強めのスタイルを演出。柔らかで滑りの良いコットンの裏地も施されています。身幅や裾幅にゆとりを持たせていますが、肩のドロップ感は控えめなのでリラックス感とモダンさが同居した着こなしを楽しめます。

アイテム4

『モンキータイム』クロップドシャツジャケット

『モンキータイム』クロップドシャツジャケット

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太番手のコットンボディに大柄のブロックチェックが映えるこちらは、オーバーサイズ感を前面に押し出したアームや、身頃に対して着丈バランスがグッと短めなクロップド丈が印象的。チェック柄とシンクロさせた、大ぶりのフラップポケットも迫力満点です。こちらも両脇にスリットポケットが設けられているので、ポケットに手を入れる仕草もサマになります。

アイテム5

『ジャーナル スタンダード レリューム』×『スミス』別注シャツ カバーオール

『ジャーナル スタンダード  レリューム』×『スミス』別注シャツ カバーオール

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NYの歴史あるワークウェアブランド『スミス』の代表作であるカバーオールを、シャツ使いできるスタイルで別注。ブリーチを効かせたナチュラルな色味に対し、カラーステッチで春らしい彩りを添えています。たっぷり余裕あるシルエットですが、ラウンドカットに仕上げられた裾は、袖と同じくらいのレングスで軽快さを付与。

アイテム6

『ビッグマック』別注 ヘビーネルチェックオーバーシャツ

『ビッグマック』別注 ヘビーネルチェックオーバーシャツ

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ヘビーフランネルシャツの代名詞として、ヴィンテージ市場でも人気の高い『ビッグマック』。これはその地厚で柔らかなネル生地を使って、Mサイズでも身幅が70cmというビッグシルエットを描き出した1枚。爽やかな色味を採用しているので、アメカジに限らず、ワイドパンツと合わせるゆるめな着こなしにもよく馴染んでくれます。

アイテム7

『エストネーション』ライトメルトンCPOブルゾン

『エストネーション』ライトメルトンCPOブルゾン

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こちらは、特殊な紡績技術で糸の中に空気層を持たせた“カール・カール糸”を使い、アウターとシャツの中間的な厚みに仕上げた1着。標準的な糸より30%軽く、20%温かいという素材特性があり、ポリエステル仕立てのメルトンながらウールのような風合いを楽しめます。裏地の裾周りに配したアクセントカラーが、前開きで着た際にちょうどいい塩梅でチラ見えしてくれる点も白眉。

アイテム8

『キャルオーライン』メルトンCPOシャツジャケット

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ボタン付きのフラップポケットでレトロ感を盛り立てたこちらの1着は、地厚ながらふわりと軽いポリエステルのメルトン仕立て。アンカーボタンやカフスの裏地といったCPOシャツ特有の意匠を採用しつつ、大きめのハンドウォーマーポケットをプラスしています。アームホールにもゆとりを持たせてあり、厚手のインナーでも窮屈さを感じさせない設計が魅力です。

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TASCLAP編集部

2021.03.29

遠藤 匠

紺ブレもビーサンも守備範囲。雑食系服飾ライター

遠藤 匠
モノ雑誌と男性ライフスタイル誌の編集を経て、現在はフリーライターとしてメンズファッション誌、ライフスタイル誌、WEBを中心に執筆。ファッション遍歴は、渋カジから英国系テーラードを経て、再びアメカジに回帰。現在は無国籍状態に。
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