
実は超老舗&実力派。ブルックスのランニングスニーカーは何がスゴい?
世界中のランナーの信頼を獲得している『ブルックス』。日本ではクラシックスニーカーの復刻モデルが有名ですが、実はパフォーマンスモデルにこそ本領が発揮されています。
米国シェアNo.1は伊達じゃない。『ブルックス』のスニーカーは大人の鉄板だ
ここ最近、有名な陸上競技大会で多くのアスリートがこぞって厚底シューズを着用したことが話題となり、関心が高まっているランニングシューズ業界。この動きの中で再評価を受けたブランドもあれば、新作に厚底を積極的に投入し始めるブランドもあったり、勢いのある新鋭ブランドが次々に誕生したりもしました。しかし、そんな激動のランニングシューズ界隈において、流れに左右されず変わらぬ信頼を獲得し続けているブランドが存在します。その1つが、アメリカ生まれの『ブルックス』です。日本ではまだ知る人ぞ知る、というムードもありますが、実は海外では圧倒的シェアを誇る有名ブランド。国内セレクトショップなどでは「チャリオット」をはじめとした『ブルックス ヘリテージ』の復刻モデルが一般的ですが、あなたがシリアスにランニングを楽しんでいるランナーでスニーカーにスペックを求めるなら、『ブルックス』こそがより良い選択といえるかもしれません。
合い言葉は“Run Happy”。快適な履き心地を追求してきた『ブルックス』
1914年、アメリカのペンシルバニア州で革製のバスシューズ(水泳や海水浴用の靴)やバレエシューズを製造するメーカーとして創業した『ブルックス』。1970年代にはアメリカでジョギングブームが起こり、『ブルックス』もランニングシューズの開発をスタート。1974年に発表した「ヴィラノバ」 は、メッシュ×ナイロンのコンビアッパーという圧倒的な軽量性が評価され大ヒット。その後、1977年に発売された「ヴァンテージ」が『ランナーズワールド』誌のランキングでNo.1を獲得し、同モデルの存在は現在の『ブルックス』の礎となっています。
さらに1980年代には衝撃吸収性を高めるヴァラスウェッジソール、硬さの違う2種のソールを組み合わせたダイアゴナルロールバーなど、快適な履き心地を提供するさまざまな技術開発を行ってきました。そして2000年代に入るとランニングに焦点を絞った開発を推進。2018年にはブランド史上最もソフトなミッドソール・DNAロフトを発表し、『ブルックス』の絶大な信頼を確立させました。
良デザイン&高機能。『ブルックス』のランニングスニーカー8選
ここからは、『ブルックス』のシューズテクノロジーを駆使したパフォーマンスモデルをご紹介します。いずれも先進のミッドソール&ニットアッパーを採用した高性能仕様にもかかわらず、リーズナブルに入手できるのも魅力的です。
アイテム1
ハイペリオンテンポ
ミッドソールに独自の新素材、DNAフラッシュを採用した「ハイペリオンテンポ」。これにより軽量性とクッション性、反発性の3つをバランス良く兼ね備えることに成功した代表的パフォーマンスモデルです。アッパーには2WAYの伸縮と3Dプリントの補強を施したエンジニアードナイロンを使用し、優れた通気性と伸縮性を得ながら、しっかりとしたホールド力も確保。スピードトレーニングにはもちろん、レースにも対応してくれるポテンシャルを秘めています。
アイテム2
ゴースト13
『ブルックス』が誇るロングセラーランニングモデル「ゴースト」。その13代目となる最新モデルです。アッパーには優れた通気性と伸縮性を兼ね備えたエンジニアードメッシュを採用、継ぎ目をなくしてシームレスに配することで、ムラなく足を包み込むようにホールドできるようになっています。ミッドソールにはつま先とヒール部分に、軽量で耐久性に優れた素材・DNAロフトを配することで、着地から蹴り上げまでスムースな足運びをサポートしてくれます。
アイテム3
カタマウント
軽量性やクッション性、反発性の3つをバランス良く兼ね備えた『ブルックス』独自の素材、DNAフラッシュをミッドソールに採用したトレイルランニングモデルです。アウトソールには幅広なラグを配することで、荒れた路面の上り坂や下り坂にも難なく対応。優れたグリップ力を発揮します。そして堅牢性の高いシームレスアッパーを採用することで、岩場や木の根が浮き出た未舗装地でも足の安全性を確保。シューレースやサイドパネルに落とし込んだ蛍光イエローは、山道での視認性も高めています。
アイテム4
カルデラ5
オンロードからオフロードまで幅広く対応する、ユーティリティトレイルモデル。アッパーには高い通気性とフィッティングを兼ね備えた、エンジニアードメッシュを使用。厚底なルックスが特徴的なミッドソールにはBioMoGoクッションを採用しており、ソフトでスムースな足運びを実現しています。さらに凹凸のメリハリを効かせたアウトソールは4つのセパレートパネルで構成することにより、高いグリップ力としなやかな屈曲性を両立しています。
アイテム5
アドレナリンGTS21
走る際に着地した足が衝撃を吸収するべく内側に回転する動き、プロネーションをナチュラルかつ適切にサポートしてくれるシステム・ガイドレールをヒールに搭載したロングセラーモデル「アドレナリン」。本モデルではトゥ部分に軽量性に優れたクッショニング材・DNAロフトをさらに増量し、高いスタビライズ性としなやかな蹴り出しを両立しました。アッパーは伸縮性のあるエンジニアードメッシュなので、まるでソックスのようなソフトなフィッティングとなっています。
アイテム6
レビテイト4
『ブルックス』史上最高水準の推進力を実現したハイパフォーマンスモデル「レビテイト4」です。ミッドソールには高反発素材・DNAアンプを搭載し、さらにそれをTPUで封入することで、 着地や蹴り出しの際のエネルギーロスを極力削減。優れた推進力へと変換しています。高い通気性と伸縮性を兼ね備えたシームレス仕様のニットアッパーは、トゥやサイド、ヒールなどパーツごとに編み目を変えることでメリハリのあるデザインを表現しています。
アイテム7
グリセリン19
接地から蹴り出しまで滑らかな走りをサポートするクッション材・DNAロフトをミッドソールにフルレングスで採用した、『ブルックス』でも1、2を争うソフトな履き心地の「グリセリン19」。ランニングの初心者のトレーニングからレースまで幅広く対応してくれるのはもちろん、ボリューム感のある厚底ソールとなっていて今っぽさも十分なので、スポーツMIXなど旬なカジュアルスタイルにもピッタリとハマってくれます。
アイテム8
アディクションウォーカー2
程良いボリューム感とシンプルなデザインで、ダッドシューズとして取り入れるのにも適した「アディクションウォーカー2」。土踏まずのアーチを支えることで、自然な歩き方を導く効果を生み出すダイアゴナルロールバーシステムをソール構造に採用しています。さらにアウトソールには、シューズや皮革の研究・調査・試験を目的として設立されたイギリスの研究機関『SATRA(サトラ)』の基準を満たしたトレッドパターンを採用し、高いグリップ力と快適な屈曲性を兼ね備えています。

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