
“エア以前”の人気者。ナイキのブレーザーが、ファッション的に気分です
復刻からエシカル系、今のシーンをけん引するハイテクモデルまで幅広く揃う『ナイキ』の「ブレーザー」。その魅力を読み解きつつ、ホットなモデルを一挙に披露します!
かつてのトップアスリートが愛用。『ナイキ』の「ブレーザー」って何モノだ?
『ナイキ』初のバスケットボールシューズとして1972年にとして登場した「ブレーザー」。サイドに大きめなスウッシュが大胆に配された、クラシックなデザインが特徴となっています。発売された当初から、その優れたグリップ力と耐久性によりスケーターからも多くの支持を獲得し、2000年代に入ってからも『ナイキ』のスケートボードライン「ナイキ SB」仕様をはじめとするアレンジモデルが数多くリリースされています。
「ブレーザー」はそのシャープなシルエットと汎用性の高いレトロ感あるデザインから、往年のスニーカーフリークたちに長きにわたって愛されて続けているモデル。時代に左右されないシンプルなデザインに魅了されている人の中には世界的なデザイナーも多く、『オフホワイト』や『サカイ』といった人気ブランドとのコラボレーションモデルが登場するなど、“わかっている”人々から熱視線を浴びているんです。さらにはリサイクル素材を使用したサステナブルモデルのベースにもチョイスされるなど、「ブレーザー」は常に進化を続けています。
今買えるのは“ミッド”&“ロー”。『ナイキ』の「ブレーザー」の特徴とは
1972年に登場したオリジナルの『ブレーザー』にはハイカットとローカット、そしてミッドカットという3つのバリエーションがラインアップされていました。しかし現在はミッドカットとローカットの2パターンでの展開となっています。10ホールのミッドカットはヒール部分にパッドを設けてフィッティングを高めているのに対して、ローカットはそれを省くことでよりシンプルなルックスを獲得。しかしそのどちらも、ストリートにアメカジとスタイルを選ばない高い汎用性を備えています。
「ブレーザー」のミッド&ローに共通する特徴的ディテールといえるのが、アウトソール。ヘリンボーンタイプのトレッドパターンでグリップ力に優れ、スケートボードとの相性の良さから多くのスケーターに支持されています。そしてシュータン。クッション性の高いフォームがむき出しになったオリジナルのデザインを復刻版でも踏襲し、クラシックなテイストを一層盛り上げる要因となっています。
ミッドカットのコーデ例
シャープなフォルムを生かし、細身パンツと美麗なシルエットを構築
ローカットに比べてグッと絞られた履き口は、タイトなシルエットのパンツと相性抜群。パンツのフォルムを生かしつつ、美脚シルエットを描くことができます。シュータン部分にアクセントがあることもあり、このコーデのようにリブパンツなどで足首周りを積極的に見せていくのも有効でしょう。
ローカット
ボリュームを抑えたシルエットは、ジャケットスタイルとも好相性
シンプルかつボリュームを抑えたローカットは、ミニマルなスタイリングにもしっかりマッチ。ソックスをチラ見せすることも可能なので、足元でアクセントを作ることができます。このコーデでは、Tシャツと色を揃えることで着こなしに統一感を演出。
微差というなかれ。今買える『ナイキ』の「ブレーザー」6選
定番の復刻版やスケートボーディングエディションのSBなど、「ブレーザー」の定番的6モデルをここに披露。当時のオリジナルモデルを忠実に再現したヴィンテージ仕様をはじめ、シンプルでベーシックなデザインをベースにさまざまなアレンジバージョンが揃います。
アイテム1
ブレーザー MID '77 スエード
「ブレーザー」のオリジナルのフォルム&ディテールを忠実に踏襲しながら、アッパーの素材をスエードでアレンジしたのがこちら。通常のレザーとは違ったマットで落ち着きのある質感に仕上げられているので、より大人のカジュアルスタイルにふさわしい1足といえます。さらにミッドソールには、あえて履き慣らしたようなユーズド加工が施されているので、ストリートスタイルはもちろん、ジーンズやチノパン、カーゴパンツといったボトムスに合わせてのアメカジスタイルにもハマりますね。
アイテム2
ブレーザー コート
『ナイキ』が展開するスケートボード向けシューズライン「ナイキ SB」から登場した本モデル。アウトソールはアスファルトなど堅い路面でのトリックに対応して高い柔軟性とグリップ力に優れたラバーを採用し、あえて薄く改良することでダイレクトな接地感と軽量性を確保しています。そしてアッパーのサイドにはデッキとの摩擦に対応するラバー製のオーリーガードを装備。まさにスケートボードのための1足へとトランスフォームを遂げています。
アイテム3
ブレーザー MID '77 インフィニット
露出したフォームシュータンや大きめのスウッシュマーク、ヒールに設けられた“縦ナイキ”ロゴなど、「ブレーザー」ならではの特徴をそのままに、現代のライフスタイル向けに耐久性を向上させたインフィニットエディション。トゥやサイドにラバーのアクセントを施すことで耐久性を大幅にアップさせながら、アッパーサイドやスウッシュマーク、ヒールのパッドにカラフルなパイピングを施すことで、フューチャリスティックな雰囲気が加えられています。
アイテム4
SBズーム ブレーザー ミッド
「ブレーザー ミッド」をベースにスケートボード用シューズとして機能性を大幅にアップさせた「SBズーム ブレーザー ミッド」。シューズと足の一体感を高めるソックライナー構造を採用していて、そのライナーにはズームエアユニットを内蔵。高反発のクッショニングを提供しています。アウトソールは従来のヘリンボーンタイプのトレッドパターンを採用しながら、素材を堅い路面に対応したラバーでアレンジして、グリップ力と耐久性を高めています。
アイテム5
ブレーザー ミッド '77
レザーとニットによるコンビネーションアッパーを採用して、高い耐久性と通気性を兼ね備えた本モデル。グレー×ホワイトというシックでシンプルなカラーリングをメインにしながら、スウッシュのエッジに配されたステッチやヒールパッドがレッドに切り替えられていて、ポップな雰囲気もバランス良く加わっています。さらにシュータンラベルやミッドソールのサイドに入る蛍光グリーンのスウッシュマークがアクセントとして機能するほか、シューレースも蛍光グリーンバージョンが付属するので、お好みでカスタマイズもできちゃいます。
アイテム6
ブレーザー ミッド '77 ビンテージ
1977年に生産された「ブレーザー」のフォルムやディテールを再現した、海外限定の復刻モデル。特徴的なトゥ部分には補強パーツを採用し、アッパーはツヤのある上質なレザーをメインに。シューホール周りにはシボ感のあるレザーを使い分けるなど、当時のデザインをしっかり踏襲しています。ヒールのパッドに入る“縦ナイキ”ロゴは通常ならプリントですが、本作では型押しを採用していて、よりゴージャスで高級感のある雰囲気へとアレンジされています。
『ナイキ』にもサステナブルの波。環境に配慮した「ブレーザー」
素材のチョイスから生産方法など、すべての要素で環境に与える負荷を考慮した取り組みが「スペース ヒッピー」。これは『ナイキ』が“宇宙ゴミ”と捉えている、工場の床に廃棄されるスクラップを蘇らせ、循環性を重視したフットウェアを展開する新たなコレクションです。そんな取り組みをバックボーンとして登場したのが「ブレーザー MID '77 ビンテージ」。アッパーにリサイクル合成皮革を採用し、使われなくなったシューズをリサイクルして作られる素材「ナイキ グラインド」を使用することで、実に重量の20%以上にリサイクル素材を取り入れることに成功しています。
本モデルのミッドソールには、他モデルの生産工程で発生したスクラップや、使われなくなったシューズをリサイクルして作る素材「ナイキ グラインド」など複数のフォームを使用。アウトソールには通常モデルと同様にヘリンボーンタイプのトレッドパターンを採用して高いグリップ力を確保しています。さまざまなリサイクル素材が混じり合ってできたツブツブの質感が、どことなく近未来感を醸成するのも高ポイント!
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『ナイキ』 ブレーザー MID '77 スエード
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『ナイキ』 ブレーザー コート
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『ナイキ』 ブレーザー MID '77 インフィニット
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『ナイキ』 SBズーム ブレーザー ミッド
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『ナイキ』 ブレーザー ミッド '77
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『ナイキ』 ブレーザー ミッド '77 ビンテージ
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