改めてリーバイス517に熱視線。ブーツカットの源流について今、知っておく

改めてリーバイス517に熱視線。ブーツカットの源流について今、知っておく

多数の名作ジーンズを誇る『リーバイス』の中で、ブーツカットといえば「517」。その歴史を掘り下げつつ、今どきの着こなし見本から現行のラインアップまでご紹介します!

2023.02.16
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平 格彦

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70ほどのメディアで執筆。オンラインサロンも運営

平 格彦
ファッション誌の編集部を経て独立。雑誌、書籍、WEBマガジン、オウンドメディア(ファッションブランドやECサイトなど)で執筆・編集を担当してきた。幅広いテイストのファッションを分析してきた「俯瞰的な視点」が強み。最近はDMMでライター向けのオンラインサロンも運営。 記事一覧を見る
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元祖ブーツカットジーンズ。『リーバイス』の517が、今はきたい!

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ジーンズの生みの親として知られるブランド『リーバイス』には、多数の名モデルが存在します。ストレートシルエットの「501」はその代表格ですが、ブーツカットの名作といえば「517」です。その末広がりなシルエットが、再び注目度を高めています。

元祖ブーツカットジーンズ。『リーバイス』の517が、今はきたい! 2枚目の画像

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ブーツカットジーンズの「517」は裾に向かって広がっているシルエットが特徴的。ここ最近のファッションシーンでは裾に向かって細くなるテーパードシルエットのパンツが長らく主流となってきましたが、その反動もあって、正反対のシルエットともいえる裾広がりのブーツカットが洒落者たちの間でじわじわと支持を集めているのです。

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そもそもブーツカットジーンズって? 「517」の歴史とともに復習です

ブーツカットジーンズはその名の通り、ブーツに合わせるためのジーンズとして生み出されました。大きな特徴は、裾が広がったシルエット。これによりブーツの筒部分を覆うようなフォルムになっています。そして、この広がっていくひざ下のラインが縦長な印象を醸成し、脚長効果が期待できる点も大きな魅力といえるでしょう。

そもそもブーツカットジーンズって? 「517」の歴史とともに復習です

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実は、世界初のブーツカットジーンズとして生み出されたオリジンこそ『リーバイス』の「517」なんです。日常的にブーツを履くカウボーイたちのために開発され、1971年に登場したのが始まり。当時は「サドルマンブーツジーンズ」という愛称で呼ばれていました。

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その後、1970年代に拡大したヒッピーカルチャーの定番アイテムとして、「517」をはじめとするブーツカットのジーンズが大流行。以降もブーツカットジーンズはたびたび注目を浴び、ここ日本では1990年代の古着ブームで人気が沸騰したのはご存じの方も多いことでしょう。

ちなみに、ブーツカットは裾の広がり方がやや控えめ。『リーバイス』でいう「646」ような、裾がより大きく広がったシルエットはベルボトムと呼ばれます。そしてそれらを含め、裾が広がったシルエットを総称してフレアと呼ぶのが一般的です。

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今はくならこんなふうに。『リーバイス』の「517」を使ったコーデ実例4選

ブーツに合わせるために生まれたブーツカットの「517」ですが、スニーカーとの相性も抜群なので、自由な着こなしを楽しめます。お手本となるコーディネートを4パターンご紹介しますので、好きなスタイルに倣って「517」をはきこなしてみてください!

コーデ1

さりげなく「517」の魅力を強調したシンプルコーデ

さりげなく「517」の魅力を強調したシンプルコーデ

WEAR

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上下ともデニムアイテムで揃えたシンプルなコーディネート。ラフな印象になりがちですが、インナー、ベルト、レザーシューズをダークトーンにすることで引き締めています。コーディネートとしてはシンプルだからこそ、「517」ならではのブーツカットが強調されているのもポイント。ジーンズのシルエットによる美脚効果に加え、コンパクトなアウターでスタイルをより良く見せたテクニックも見事!

コーデ2

「517」のゆるさを生かしたリラクシングな装い

「517」のゆるさを生かしたリラクシングな装い

WEAR

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裾が広めのブーツカットジーンズは、少し大きめのサイズを選ぶと足元からリラックス感が広がります。そんな足元を強調するためには、重厚なブーツではなく軽快なローファーやスニーカーを合わせるのが効果的です。このコーディネートは、全身をリラクシーにまとめているのもポイント。ゆったりしたスウェットシャツを選びつつ、カーディガンをはおることで大人なムードを確保した着こなし術も参考になります。

コーデ3

「517」でスタイリッシュに決めたジャケットスタイル

「517」でスタイリッシュに決めたジャケットスタイル

WEAR

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ブーツカットジーンズの「517」にサイドジップブーツを合わせ、大人っぽいコーディネートのベースを確保。そこへクラシックなダブルブレストのジャケットを合わせ、落ち着きのあるジャケットスタイルに仕上げています。ジーンズ×ジャケットというゆるいリンクでお揃いコーデを築くいたのもおしゃれ!

コーデ4

「517」の裾を大きく折り返してさりげなく個性を演出

「517」の裾を大きく折り返してさりげなく個性を演出

WEAR

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トップスは『ユニクロ』のアイテムでまとめ、全体としてはシンプル。ただし、足元には個性を凝縮しています。まず、ジーンズの裾を大きく折り返してアイキャッチに。折り返すことでストレートに近いシルエットにアレンジしています。さらに、合わせたブーツは『メゾンマルジェラ』を象徴する「タビ アンクル」。足袋のようにつま先が2つにわかれていて独創的です。

通常ラインとLVC。『リーバイス』の517、今買えるおすすめの8本をピックアップ

ブーツカットジーンズの「517」は、『リーバイス』が誇る名作の1つ。だからこそ、『リーバイス』の通常ラインだけでなく『リーバイスヴィンテージクロージング(LVC)』でも復刻版がリリースされています。それぞれのアイテムラインアップを解説しますので、在庫があるうちに早めに入手しましょう!

▼『リーバイス』通常ラインの「517」

ジーンズのパイオニアである『リーバイス』は、歴史ある名作を多数擁していますが、時代の空気感に合わせてそれらの定番モデルをブラッシュアップし続けています。もちろん「517」も例外ではありません。正統派の現行ブーツカットジーンズは、まず『リーバイス』の通常ラインから選んでみるのがおすすめです。

アイテム1

517 ブーツカット リジッド

517 ブーツカット リジッド

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オーセンティックなブーツカットジーンズ「517」のリジッドデニムバージョン。加工が施されていないので、デニムをゼロから育てていくことができます。硬めの生地ゆえ、はき始めは持ち前の美しいシルエットが引き立ち、高い美脚効果を期待できます。

アイテム2

517 ブーツカット リンスウォッシュ USライン

517 ブーツカット リンスウォッシュ USライン

JEANS ネシ

JEANS ネシ

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アメリカで販売されている「517」です。ウエストだけでなくレングスも細かく設定されたサイズ展開。ウエストから太ももにかけてはタイトで、ヒザから裾に向かってゆるやかに広がる「517」ならではのシルエットが存分に楽しめます。さらに、リンスウォッシュもサイズ感を追求できる加工。いわゆるワンウォッシュと同じ意味で、それ以上は縮まない程度まで洗い加工を施しているため、購入時のサイズ感が持続します。

アイテム3

517 ブーツカット ミディアムインディゴ

517 ブーツカット ミディアムインディゴ

ココチヤ

ココチヤ

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全体的に明るいトーンまでウォッシュ加工を施したタイプ。太ももの色落ち加減はもちろん、ヒゲやアタリもかなりリアルです。適度に広がった裾から生まれるリラックス感が強調できるため、ジャケットスタイルを着崩したい時などに重宝。もちろん、全体的にリラクシングなコーディネートに取り入れてもブーツカットならではの新鮮味が演出できます。ジーンズならではの汎用性も備え、オールシーズン活用できるパンツです。

アイテム4

517 ブーツカット ブラック

517 ブーツカット ブラック

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ブラックデニムのブーツカットジーンズは、美脚効果がさらにハイレベル。どんなコーディネートでもクールに引き締めてくれます。「517」のブラックバージョンはステッチまで黒で統一されているので、かなりクールな面持ち。

アイテム5

517 ブーツカット プレミアムインディゴ ストレッチ

517 ブーツカット プレミアムインディゴ ストレッチ

JEANS ネシ

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見た目はオーセンティックなムードですが、コットンをベースにしつつ1%のポリウレタンをブレンドしたストレッチデニムを起用。最近はジーンズもストレッチ生地が主流なので、着心地を重視するならこの「517」がおすすめです。また、ダークなインディゴブルーは落ち着きがあり、合わせるコーディネートを選ばずオールマイティ。使い込むほどに色落ちして味わいが深まっていくエイジングも楽しめます。

▼『リーバイス ヴィンテージクロージング』の「517」

『リーバイス ヴィンテージ クロージング』は、『リーバイス』のアーカイブを忠実に再現しているライン。「517」に関しては、1960年代末~70年年代前半にレッドタブラインとして発売されていた初期モデルを復刻しています。他のブーツカットと比べてフレアな具合が程良いバランスなので、意外と着こなしやすいジーンズです。

アイテム6

517 ブーツカット レプリカ ビッグE レッドタブ

517 ブーツカット レプリカ ビッグE レッドタブ

スリーラブ

スリーラブ

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ヒップポケットに付いた赤いタブのブランド表記に大文字の”E”が使われている通称”ビッグE”タイプの1本。1970年代前半に見られた仕様で、その頃の仕様を忠実に再現しています。具体的には、日本製のカイハラデニム、フロントのタイロンジップ、ビッグEの両面タブなどが特徴的。限定品という希少性も魅力的です。

アイテム7

517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル リジッド

517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル リジッド

ココチヤ

ココチヤ

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1960年代末からアメリカの若者たちの間で広まり、1970年に宣言されたアースデイへと結実する環境活動からインスピレーションを得たシーズンテーマを反映した1本。サステナブルなオーガニックコットンを使ったデニム生地を採用しています。「517」の前身「サドルマン」は、ウエスタンブーツを合わせてもスッキリとまとまるシルエットを追求して1969年に誕生しましたが、そのフォルムは現在でも有能。ブーツやハイカットスニーカーとの相性が抜群です。

アイテム8

517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル ファーストサンライズ

517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル ファーストサンライズ

カジュアルショップJOE

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ベースは上記の「サドルマン」タイプと同じですが、ファーストサンライズと名付けられた加工感でアレンジ。アタリが絶妙でヴィンテージライクな印象ですが、ハード過ぎず幅広いスタイリングで使える色落ち具合です。明るめのトーンを生かして全身をライトな色味でまとめれば、軽快で新鮮なコーディネートにまとまるのは確実。ダークなコーディネートのハズしとして重宝します。

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  • 『リーバイス』517 ブーツカット リジッド
    『リーバイス』 517 ブーツカット リジッド
  • 『リーバイス』517 ブーツカット リンスウォッシュ USライン
    『リーバイス』 517 ブーツカット リンスウォッシュ USライン
  • 『リーバイス』517 ブーツカット ミディアムインディゴ
    『リーバイス』 517 ブーツカット ミディアムインディゴ
  • 『リーバイス』517 ブーツカット ブラック
    『リーバイス』 517 ブーツカット ブラック
  • 『リーバイス』517 ブーツカット プレミアムインディゴ ストレッチ
    『リーバイス』 517 ブーツカット プレミアムインディゴ ストレッチ
  • 『リーバイス ヴィンテージクロージング』517 ブーツカット レプリカ ビッグE レッドタブ
    『リーバイス ヴィンテージクロージング』 517 ブーツカット レプリカ ビッグE レッドタブ
  • 『リーバイス ヴィンテージクロージング』517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル リジッド
    『リーバイス ヴィンテージクロージング』 517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル リジッド
  • 『リーバイス ヴィンテージクロージング』517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル ファーストサンライズ
    『リーバイス ヴィンテージクロージング』 517 サドルマン ブーツカット 1970年代モデル ファーストサンライズ

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