
おうちで楽しむ地ビールがうまい。ぜひ味わってほしい人気銘柄10選
フルーティであったり、甘みがあったり。個性豊かで、ビールが苦手な人も飲みやすいと評判の地ビール。ここ数年で人気が急上昇している地ビールの魅力に迫ります。
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そもそも地ビールとは? クラフトビールとは違うの?
地ビールとクラフトビールは実は同じものだということを知っていましたか? ともに「小規模で造られたビール」のことを指します。もともと日本でビールを造るには、年間の最低量が2000klと決まっていました。ですが、1994年に最低量が60klと規制が緩和され、少量でもビール造りが可能に。それにより、日本各地の小さな醸造所でもビール造りが行われるようになったのです。
そこで登場したのが“町おこし”としての地ビール。そして地ビールブームがやってきます。しかし、未熟な醸造技術で造られるビールも少なくなかったため、味が良くないものもしばしば。そんな記憶が多くの人の頭に強く残ってしまい「地ビール=おいしくない」というイメージに……。ですが、そうした地ビールに対する偏見を解消しようと職人たちが試行錯誤を繰り返し、おいしいビールが次々に生み出されるようになりました。
そこへやってきたのが、2000年代のアメリカのクラフトビール人気! この流れに乗って日本でも地ビールが再び注目されることになったのですが、「地ビール」だとおいしくないという先入観を持つ人がまだいたため、「クラフトビール」という名称で世に出されることになったのです。
ビールは大きく分けて2種類! 「エール」か「ラガー」かをチェック
ビールの主な原材料は、麦芽・ホップ・酵母・水。それら原材料の違いや発酵・熟成の方法などによって、実は100を超える種類のビールがあるんですが、大きくカテゴライズすると「ラガー」と「エール」に分類されます。ビールの定義自体は国によって異なりますが、日本では、すっきりごくごくと飲めるのがラガービール。色や香り、味わいを楽しむのがエールビールと分けることができます。味わいが大きく異なる2つに関して、以下で詳しくご紹介していきましょう。
種類1
仕事後の1杯として愛される「ラガービール」
ラガービールとエールビールは、原材料も製造工程も基本的には同じです。ただ麦芽汁を発酵させるときの働きが異なるだけ。ラガービールの場合は「ラガー酵母(下面発酵酵母)」といい、発酵の期間が7~10日(熟成は1か月)と長く、発酵の温度は5度前後と低いのが特徴です。ラガービールの誕生は、15世紀のミュンヘン。今、日本において主流となっているのはこのラガービールですよね。すっきり爽やかで飲みやすいため、ビジネスマンの仕事後の1杯として愛されているのもうなずけます。
種類2
ビールの味わいを堪能したい人向けの「エールビール」
一方、エールビールの場合は「エール酵母(上面発酵酵母)」といって、発酵期間が3~4日(熟成は2週間)と短く、発酵の温度は20~25度と高いのが特徴です。日本で主流のラガービールよりも、実はその歴史は古く、ヨーロッパで発祥し、9世紀にはイギリスで普及していました。フルーティだったり甘みがあったりと、苦味が少ないのも魅力の1つ。なかには、常温で飲む用としてつくられているものもあり、ビールをキンキンに冷やして飲むというイメージが強い日本人やラガービール愛好家からは「これはビールではない」という声も聞こえてきます。
種類豊富な地ビール、いったい何をポイントに選べば良い?
上記でビールは大きく分けると2種類だとご紹介しましたが、「ラガー」と「エール」以外の発酵方法を持つビールもあります。それを「その他」と分類しましょう。そして、この3つをさらに地域や原料で細かく分けていくと、100種類以上のビールができるわけです。これらの種類を「ビアスタイル」と呼びます。そんな種類豊富なビールの中から自分に合ったものをチョイスするポイントをご紹介していきましょう。
ポイント1
まずは地ビールの産地からチョイス!
地ビールを飲みたいけど、種類が豊富すぎてどれを選べば良いのか悩んでしまう……! そんな人にまずおすすめしたいのが、産地を決めることです。旅行したい街や自分の出身地のものなど、興味がある&自身に関連する土地を選ぶことで、親近感が沸きますよね。
ポイント2
自分の好きなビアスタイルを知る
ビールは「ラガー」か「エール」がほとんど。まずは、どちらが好みなのかを知ることが大切です。日本の大手酒造メーカーが手掛けるビールは「ラガー」が主流。こちらのビールを好んでよく飲むようであれば「ラガー」を選びましょう。対して、日本の有名なビールは苦手という人は「エール」がおすすめ。香り豊かで複雑な味わいのものが多く、バリエーションもとても豊富。料理に合わせてセレクトするという楽しみ方もできます。
ポイント3
「ラガー」も「エール」も合わなければ「その他」の選択肢を
「ラガー」も「エール」もどちらも好みではない! そんな人は「その他」を選びましょう。フルーツビールやチョコレートビールなど、まるでカクテルのように飲めるものから、自然発酵の野生酵母でつくられるビールまでさまざま。まずは、「ラガー」と「エール」以外ということで調べてみると良いでしょう。
これは絶対飲んでほしい! おすすめの地ビール10選
ラガーもエールも何でも! まずは、試してみなきゃ始まらない。ということで、ここでは口コミなどで評判の良いおすすめ地ビールを紹介します。人気があるものは比較的飲みやすいので参考にしてみてくださいね。
おすすめ1
『宮崎ひでじビール』栗黒
宮崎県産の「栗」を副原料に用いた、「スタウト」と呼ばれるビアスタイルの濃厚な黒ビールです。コーヒーのようなフレーバーに、栗の香り豊かな味わいと重厚なコク。アルコール度数は9%とビールとしては少し高め。2017年にイギリス・ロンドンで開催されたワールド・ビア・アワードで世界最高賞となる「ワールドベスト・スタウト&ポーター」に輝いた逸品です。世界もうなるビール、ぜひ一度お試しあれ!
おすすめ2
『木内酒造』常陸野ネストビール ホワイトエール
1996年に誕生した茨城県『木内酒造』の地ビール、ホワイトエールは飲みやすいと評判。コリアンダー、オレンジピール、ナツメグなどのスパイスや果実を加えた小麦エールです。薄くにごっているのが特徴で、爽やかな香りとやわらかな味わいを楽しめます。こちらもまた数々の賞を受賞してきた人気の地ビール。日本のクラフトビールの技術を世界に知らしめた! といっても過言ではない1本です。
おすすめ3
『コエドビール』瑠璃
地ビールの中でも知名度が高い『コエドビール』は埼玉県川越市生まれ。黒、赤、白など、数種類のビールが造られていますが、なかでもおすすめなのが「瑠璃」。ビアスタイルはピルスナーで、日本人が慣れ親しんだ大手ビールメーカーに近い味わいに、ホップの香りと苦味がプラスされています。爽やかで軽い飲み口が人気の理由。どんな料理にも合わせやすいですよ。
おすすめ4
『よなよなの里』よなよなエール
こちらもまた知名度が高い地ビールの1つ、長野県軽井沢産の「よなよなエール」。地ビール初心者におすすめの銘柄です。スーパーやコンビニなどでも見かける機会が多いですよね。アロマホップの柑橘類を思わせるフレッシュな香りと、やさしい甘みが特徴。ビールが喉を通った後も、香りが心地良くとどまり続けるよう醸造されています。ちょっとぬるめの13度で飲むのが一番おいしい飲み方ですが、キンキンに冷やしても満足できる味わいを提供してくれます。
おすすめ5
『トサコ』ゆずペールエール
高知県土佐山田産の地ビール、『トサコ』の「ゆずペールエール」。「土佐のゆずの風味を生かしたアメリカンペールエール」として誕生した同ビールは、高知県産のゆずの皮を贅沢に使用して造られているのが特徴です。ホップの苦味が抑えられていて、フルーティさと豊かなフレーバーが残る味わいを楽しめます。ビールが苦手な人でも挑戦しやすいはずです。
おすすめ6
『ベアレン醸造所』クラシック
醸造所の設備の多くをドイツより移設して使用している、岩手県盛岡産の地ビール。コクと苦味のバランスが良い、本格的ドイツスタイルのラガービールです。ブラウマイスターもドイツの職人。ヨーロッパの伝統的な醸造技術を尊重し、手作りによるクラシカルなビールを造っています。ブルワリーのシンボルともいえる真鍮製の仕込み釜は、約100年前のものだとか。この「クラシック」は、輸出用のビールとして考案されたスタイルで、保存が利くようにできています。奥深くしっかりとした味わいが楽しめますよ。
おすすめ7
『大山Gビール』ヴァイツェン
苦味が弱く、口当たりの良さとフルーティな香りで人気なのが、鳥取県産の地ビール『大山Gビール』の「ヴァイツェン」。ドイツ・バイエルン地方で発展した白ビールで、ビールの世界大会で世界一に輝いたこともあります。通常ビールの麦芽は大麦を発芽させたものですが、ヴァイツェンは50%以上が小麦麦芽を使用しています。そしてビールといえば、やっぱりきめ細やかな泡! この泡がいつまでも持続するのも、小麦麦芽による「ヴァイツェン」の特徴です。
おすすめ8
『独歩』マスカットピルス
マスカットのすっきりとした爽やかな風味を楽しめる、岡山県の地ビール『独歩』の「マスカットピルス」。岡山県産のマスカットの天然果汁と果肉をふんだんに加えて造られたフルーツビールです。口当たりが良く、とにかく飲みやすい! ビールというよりは、スパークリングワインのような印象を持つ人もいるかもしれません。フルーツビールに初挑戦するのであれば、まずはコレからいかがでしょう?
おすすめ9
『あわぢびーる』島レモン
こちらも飲みやすいと評判の淡路島の『あわぢびーる』「島レモン」。ヴァイツェンをベースにした爽やかなフレーバービアです。酸味と香りが豊かなアレンユーカレモンをたっぷり使用。レモンの酸味とヴァイツェン特有のフルーティさが相まって、絶妙な味わいを生み出しています。うだるような暑い夏にはぴったりのビールです。
おすすめ10
『馨和(カグア)』ブラン
そして最後にご紹介したいのが、ビール業界のベンチャー企業「FarYeastBrewing」が「和食に合うビール」をコンセプトとして作り出した『馨和(カグア)』。「日本発のクラフトビールを世界に」という思いが込められています。なかでもおすすめなのが、この「ブラン」です。フレッシュなゆずの香りとほのかな山椒のアロマのバランスが◎。いわゆるホワイトビールで、すっきりした口当たりが特徴。特定の産地ではなく、“日本”と大きい括りで選んでみても良いですよね。
ギフトに地ビールの詰め合わせ、という選択もおすすめです
大手ビールメーカーのものはギフトとしてとても人気ですが、あえて地ビールで攻めてみるのはいかがでしょうか? なかなか自分では手を出しにくいけど、もらったらぜひ飲んでみたい! と思ってる人は多いはず。そこで、贈り物におすすめの3つの詰め合わせセットをご紹介します。
アイテム1
話題のご当地ビール・12本飲み比べセット Aセット
贈るお相手の好みがわからなければ、こちらがおすすめ。北海道から沖縄まで、全国各地のビールを12本詰め合わせたセットです。ビアスタイルもスタンダードのものから、変わり種まで、いろいろなタイプのビールを楽しめるのが最大の魅力。この中に、きっとお相手好みの1本があるはず。
アイテム2
『サンクトガーレン』金賞地ビール飲み比べ3種3本詰め合わせ
ビール通の人に贈りたいのがコレ! 日本の元祖地ビールとしても名高い『サンクトガーレン』の金賞地ビール飲み比べ3種3本詰め合わせセットです。軽やかな味わいのゴールデンエール、しっかりとした苦味とコクが絶妙なアンバーエール、まろやかな黒ビールのブラウンポーターと、3つとも国際ビール審査会で金賞を受賞した逸品。プレミア感のあるものはきっと喜ばれるに違いありません。
アイテム3
『サンクトガーレン』一升瓶ビール<金>
インパクトのあるものを贈りたい! という狙いがある人には、一升瓶サイズの地ビールという選択肢もおすすめ。缶や小瓶は当たり前。箱を開けたときに、一升瓶のビールが入っていたらきっと驚くはず。この1本で300mlのグラス約6杯分。和紙できたラベルでどこか日本酒っぽい佇まいも乙。飲みやすいシンプルな味わいであることも、贈りやすいポイントです。
この記事の掲載アイテム一覧(全13商品)
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『宮崎ひでじビール』 栗黒
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『木内酒造』 常陸野ネストビール ホワイトエール
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『コエドビール』 瑠璃
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『よなよなの里』 よなよなエール
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『トサコ』 ゆずペールエール
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『ベアレン醸造所』 クラシック
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『大山Gビール』 ヴァイツェン
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『独歩』 マスカットピルス
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『あわぢびーる』 島レモン
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『馨和(カグア)』 ブラン
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話題のご当地ビール・12本飲み比べセット Aセット
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『サンクトガーレン』 金賞地ビール飲み比べ3種3本詰め合わせ
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『サンクトガーレン』 一升瓶ビール<金>
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