
足元で大人を装う。パラブーツのサンダルが夏のキラーアイテムとなる
コーデがラフになりがちな夏だからこそ足元はしっかり引き締めておきたいところ。涼しくて、さらに大人に見える1足として『パラブーツ』のレザーサンダルをご紹介します。
ちゃんとリラックス、でもしっかり上質。サンダルだって『パラブーツ』が良い
梅雨が明けてサンダルを履きたくなる季節が到来。定番のビーサンに旬のアウトドアサンダルに……とコーディネートに合わせてサンダルも目移りしてしまいます。しかし、ラフな着こなしが増える夏だからこそ、たまにはピシッと足元でクラス感を演出したいときもあるものです。そんなときに役立つのがレザーサンダルでしょう。特にドレスシューズブランドが作るレザーサンダルであれば、より大人な着こなしにもフィットします。そこでおすすめのブランドが、やっぱり『パラブーツ』です。
なぜ数あるシューズブランドの中でも『パラブーツ』のレザーサンダルをすすめるのか。それは実際に代表モデルである「パシフィック」を見てみればわかる通り、あらゆるコーディネートにフィットする汎用性の高さを備えているからです。また『パラブーツ』では「パシフィック」の他にも「ヌメア」と「フェレット」というモデルの計3型のサンダルをリリースしていますが、デザインはいずれもグルカサンダルがベース。もともと英国のグルカ兵が熱帯地方に派兵する際に履いていたサンダルに由来しているため、程良く武骨で、きちんとエレガント。ショートパンツはもちろん、スラックスにも似合う万能アイテムといえる存在なのです。
『パラブーツ』でサンダルといえばコレ。「パシフィック」を今年こそ
『パラブーツ』を代表するサンダルが「パシフィック」。アッパーに使われる素材はブランドが得意とするたっぷりとオイルとワックスを含浸させた撥水性の高いリスレザーに加えて、経年変化が楽しみなフルベジタブルタンニンなめしのレザーやヌバックといったモデルもラインアップ。素材・カラバリともに豊富なため、自分のワードローブを考えながらお気に入りの1足を見つけてはいかがでしょう。
ディテール
長年にわたる愛用を可能にしてくれる確かな作り込み
「パシフィック」の特徴といえるのが、他のグルカサンダルと比べて幅広のレザーを用いつつステッチで補強されたアッパーの編み込み。いかにも『パラブーツ』らしい男らしさを備えており、ミリタリーサンダルとしての由来を色濃く残しています。また、通気性を確保しつつも足を覆う面積が大きく、つま先も外に出ないため、ジャケットやスラックスとの相性も良好です。
そして「パシフィック」愛用者が口を揃えて言うのが、フィット感の高さと足馴染みの良さ。その秘密はフットベッドの中に仕込まれたクッション材にあります。フットベッドもレザーを使用しているため滑りにくく肌馴染みも良好。素足で履いても、快適そのものです。しっかりと足をホールドするヒールカップ形状を採用しており、履き口のバックルベルトで調整すればおろしたてのころから靴擦れの心配なく履くことができるでしょう。
そして『パラブーツ』の売りが、自社で生産している高品質なソールたち。「パシフィック」でもオリジナルソールのSPORTが採用されており、天然ゴムならではの柔らかなクッション性とグリップ力が魅力となっています。シャークソールのようなギザギザ形状のおかげで、路面を選ぶことなく地面をつかんでくれるのです。
知っておいて損はなし。『パラブーツ』のサンダルの上手な取り入れ方とは
ここまで『パラブーツ』を代表するサンダル「パシフィック」についてお伝えしてきましたが、せっかく購入するのであれば事前に上手な取り入れ方をチェックしておきたいところ。備えあれば憂いなし、1つ上の大人のサンダルコーデを一緒に目指しましょう!
コーディネート1
上質さを体現する素材感が、ジャケットスタイルとのマッチングも可能に
もともと英国軍の熱帯用軍装に由来するサンダルのため、フォーマル度の高い着こなしやジャケットスタイルにもフィットするのが「パシフィック」の美点でもあります。リネンのジャケットやドレス感のあるオープンカラーシャツ、サファリシャツといったアイテムと組み合わせたリゾート感のある着こなしが定番です。ちなみに英国軍では礼装時にも履かれていたため、本来は膝丈の靴下と合わせればショートパンツと「パシフィック」でも夏用のセミフォーマルとしても通用するのですが、現代の日本ではドアマンから「短パンはちょっと……」と止められるかもしれませんので、その点はご注意を。
コーディネート2
ショーツスタイルの引き締め役としても最適
暑いシーズン、オフの日はショーツに頼ることも多いでしょう。しかしながら、それだけだとダラしなく見えたり子供っぽく見えたりと大人の着こなしとして成立するのはなかなか難しいもの。そんなときにも「パシフィック」は役に立ってくれます。レザー特有の品の良さが足元から漂い、全体を引き締めてくれるからです。さらに大人っぽいコーディネートを目指すのであれば、写真のようにトップスはシャツなどのきちんと感が表現できるアイテムと合わせるのがおすすめです。
コーディネート3
大人ストリートに品を呼び込むのにもうってつけ
長らく旬のストリートMIXですが、ラフな印象が強いコーデにも「パシフィック」は大いに活躍してくれます。カジュアルさの中にもシックさがほしい大人のコーデに、程良く品を与えてくれるため非常に使い勝手が良いからです。品を湛えながらも堅苦しくないというレザーのグルカサンダルという特性を生かすことで、ご覧の通り品良くまとまっています。全身を落ち着いた配色で統一すると、さらにクールさも漂わせることができるのでぜひお試しを。
グルカのまま、シャープ顔に。『パラブーツ』の「フェレット」にも要注目
さて、ここまで「パシフィック」について説明してきましたが、もう1つ注目しておきたいモデルが「フェレット」。3本編み込みの「パシフィック」に対して「フェレット」は4本、さらにぽってりとしたボリューム感のあるラストの「パシフィック」に対して「フェレット」はトゥにかけて先細りするシャープなシルエットを有しています。『パラブーツ』らしい重厚さを備えた「パシフィック」に対して、イタリアの靴ブランドが作るようなドレス感の強いグルカサンダルといった趣を備えているのが「フェレット」といえるでしょう。
ディテール
細部からよりエレガントに。ドレスシューズ然とした顔の秘訣とは
4本編み込みにすることで、より端正でドレッシーなモデルを目指した「フェレット」。そのためアッパーにもリスレザーではなくドレス感の強いボイルレザーという撥水皮革を筆頭に、カーフやヌバックといったドレス系の素材使いがメインとなっています。コバが切りっぱなしの「パシフィック」に対し、ステッチとコバ処理で丁寧に仕上げている点も「フェレット」の上品さに拍車をかけています。
「フェレット」では薄手のアウトソールが採用され、積み革のヒールリフトと相まってサイドビューも一見するとレザーソールのように見るため非常にドレッシーで上品。また、「パシフィック」ではセメント製法を採用していますが「フェレット」ではマッケイ製法を採用。軽く、屈曲性に優れており、アウトソールは接着式のため張り替えも容易です。
よりカジュアルに似合うサンダルへ。大人の休日に「ヌメア」をどうぞ
そして、もう1つのモデルが「ヌメア」。いわゆるグルカの派生系で、グラディエーターやストラップサンダルとも呼ばれているデザインです。フォーマルな歴史に由来するアイテムではないためカジュアル度が高く、アウトドアサンダルのストラップをレザーにスワップしたようなデザインが特徴。そのためジャケットと組み合わせるよりも、普段の装いをカジュアルアップするアイテムとして活用してはいかがでしょうか。
ディテール
アッパーもソールも「パシフィック」や「フェレット」と比べてグッと軽快に!
分厚いレザーを使ってシンプルに仕立てられたプレーンさが「ヌメア」の魅力。フットベッドもレザー製で、そこにアウトソールを張り込むシンプルそのものな作りのため、リスレザーならではの質感を存分に楽しむことが可能です。同様の作りで高い評価を得ているサンダルブランドでは『ユッタニューマン』などが挙げられますが、クラフト感の強い『ユッタニューマン』に対し『パラブーツ』の「ヌメア」はよりプロダクト的。そのため、コーディネートに自然に溶け込んでくれるでしょう。
「ヌメア」で採用されているのは、クレープソールを模したパターンが施されたラバーソール。比較的厚みも薄めです。「見た目だけ真似るなら、ちゃんとしたクレープ素材を使えばいいじゃないか」と思うかもしれませんが、実はさにあらず。というのも、生ゴムを使用するクレープソールは夏場になるとアスファルトの熱で溶けて歩きにくくなるうえに、地面のゴミを巻き込んで汚くなるからです。また、耐久性も劣るため、薄めのソールを採用した「ヌメア」にラバー素材を使ったのは正解といえるでしょう。
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