
思い立ったらどこでも整う。サウナテントを始める前に知っておきたいこと
サウナブームから派生した新たなアクティビティが話題沸騰中。その名もずばり、サウナテント。それは“自然の中で整う”という最高の贅沢を味わえる究極のサウナ体験だ。
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ここはフィンランドか!? アウトドアで整うなら、サウナテントが欠かせない
コロナ禍をものともせずに、“第3次サウナブーム”に沸くサウナ業界。新形態の施設が続々オープンするなど、今までにない盛り上がりを見せている。そんな中、熱い注目を浴びているのがサウナテントだ。これはフィールドに設営したテント内で薪ストーブを燃焼させてサウナ状態を作り出す、という野外アクティビティ。自然と一体化できる究極のチルアウトとして、アウトドア好きのサウナーたちの間で大ブレイクしているのだ。そこで本記事では「サウナテントの楽しみ方」をテーマに、選びのポイントやおすすめモデルなどをご紹介!
サウナテントと聞くと、「設営が大変そう」と思う人もいるかもしれない。が、近頃はコンパクトサイズで持ち運びやすく、それでもって設営も簡単なモデルがどんどん増えているのだ。例えば、ロシアの『モビバ』というメーカーが開発したモバイル式サウナテント。付属のバッグで持ち運びがしやすいうえ、特別な道具を使うことなく、20分ほどで設営することができる。アウトドアビギナーでも、本格的なサウナテントを楽しむことができるのだ。
ここを押さえるべし。サウナテントを選ぶときの、3つのポイント
アウトドアギアの中でも、サウナテントは大きさもプライスも“大物”。購入にあたっては、間違いのないものを選びたい。まず、チェックするべきは「サイズ(定員)」「温かくなる仕組み」「生産国による温度の違い」。それぞれのメリットを見極めたうえで購入を決めよう。
ポイント1
サウナテントを何人で楽しむのか、を想定したサイズ選びを
1人か2人で静かにしっぽり楽しむなら、コンパクトモデルがちょうどいい。ただ、「みんなでワイワイ整いたい」「サウナパーティをやりたい」といった人もいるはず。そんな人には大人数に対応するモデルがおすすめだ。現在はさまざまな定員のサウナテントが販売されており、なかには定員10名というビッグサイズのサウナテントも。購入時は使用する人数を考えて、各モデルの定員をチェックしよう。
ポイント2
水を温めるか、石を温めるか。仕組みの好みで選ぶべし
サウナテントの主な仕組みは2種類。1つは薪ストーブで水を沸騰させ、発生した高温のスチームで体を温めるもの。もう1つは薪ストーブで高温に熱したサウナストーンに水をかけて、発生した蒸気を浴びる「ロウリュ」ができるもの。スチーム式は手軽さと利便性が特徴で、ロウリュは効率よく体の深部を温めることができる点がメリットだ。サウナ大国として知られるフィンランドのサウナテントにはロウリュが楽しめる本格モデルが多い。
ポイント3
海外製品を狙うなら。フィンランド製かロシア製か、お国柄が出るそれぞれの性能
サウナの本場といえば、フィンランドとロシア。サウナテントの性能や品質に関しても、これらのサウナ大国に一日の長がある。では、どちらを選ぶべきか? 注目すべきは、温度。フィンランド製は大体60~80度だが、ロシア製は100度を超えるものが多く、高温になりやすい傾向にある。ここが選びのポイントで、ゆっくり体を温めたい人はフィンランド製、とにかく熱いサウナが好きな人ならロシア製、という風に選ぶのも手だろう。
どこに立てれば良い? サウナテントのベストポジション
サウナテントは火を使用するものだけに、設営するうえでいくつか守るべき注意点がある。キャンプ場で設営する場合は周囲の迷惑にならないようサイト間に最低3m以上の距離を確保したい。また、最近はテントサウナが使用できるキャンプ場も増えているが、念のため、事前に使用の可否をキャンプ場に確認したほうが無難だ。また、ストーブの転倒を防ぐため、サイトは必ず平地になった場所を選びたい。もちろん、水のリスクも忘れずに。サウナテントは水風呂を楽しむために、川の近くに設営する場合が多いが、天候によって川が氾濫する場合もあるため注意が必要だ。
こんなときには控えるべし。天候や環境に見る、サウナテントのNG
サウナテントの使用において絶対に避けたいのが、風などでテントがあおられることでストーブが転倒し、火災を引き起こしてしまうこと。そんなリスクを回避するためにも、風速10m以上の風が吹くときは使用を避けよう。もちろん、風が強くないときであっても、突風に備えてテントとストーブはしっかり固定しておくことが肝心だ。風以外にも夏場はゲリラ豪雨、冬場は大雪によってテントが倒壊する恐れもあるので、天候の急激な変化には細心の注意を払いたい。
アウトドアでサウナといえば薪でしょ……。でも、細心の注意を!
密室内で薪ストーブを使用するサウナテントには、命にかかわる危険も。そう、一酸化炭素中毒だ。このリスクを防ぐためには、サウナテントの吸気口に問題がないかをチェックして、薪はよく乾燥させたものを使うことが肝心。また、起こし火のまま、うっかり寝落ちてしまう、というケースも危険だ。他にも、こまめな換気や一酸化炭素チェッカーの使用など万全の注意を払いたい。万が一の火災に備え、水を張ったバケツや消火器の用意も忘れずに。
今年は、外で整う! サウナテントのおすすめ6選
テントや車をカスタムして、自作する人もいるサウナテント。とはいえ、安全性や機能性を考えれば、サウナテント界の有名ブランドを選ぶのが安心だ。狙い目はサウナ大国であるフィンランドとロシアのブランド。寒さの厳しい国のプロダクトだけに、温かさも申し分ない。
アイテム1
『サヴォッタ』JSPテントサウナ(10名用)
サヴォッタ社はフィンランドで設立されたバックパックやテントのメーカー。サウナテントのトップブランドとしても知られ、代表モデルの「JSPサウナ」は約13平米もの面積を持つビッグテント。内部も140cm(最高点230cm)もの高さがあるため、大人も楽々移動できる。付属しているハルビア社製のストーブには100kg以上のサウナストーンを格納でき、消火後も蓄熱効果が持続するため、長時間のロウリュを楽しむことができる。
アイテム2
『モビバ』モバイルサウナMB10A
コンパクトなサウナテントが得意なロシアのメーカーから。定員3~4名のモバイルサウナテントは、縦・横それぞれ約240cm、高さは約195cmもあるゆったりサイズ。また、幅110×高さ87cmもの大型の窓のおかげで、景色を楽しみながらチルアウトできる。コンパクトながら本格的なロウリュが楽しめるストーブは、輻射熱から周囲の人や可燃物を保護する遮熱シールドを装備。専用キャリーバッグに収まるコンパクト設計は持ち運びも楽ちんだ。
アイテム3
『サヴォッタ』サウナテント ヒイシ 4
『サヴォッタ』のポータブルサウナテントの定番モデル「ヒイシ 4」。印象的なその名は“神聖な場所”という古代フィンランド語に由来する。高さ約140cm(最高点約200cm)、直径約250cmのテントは大人4人でゆったり使える広さ。テントの素材は引き裂き強度に優れた丈夫なリップストップ組織のコットン×ポリエステルで、難燃・防カビ加工が施されているなど機能性にも定評がある。持ち運びに便利な収納袋付き。ストーブは別売り。
アイテム4
『モルジュ』モルジュ ウィズ 2ウィンドウ
ロシア語で「セイウチ」という意味を有するブランドは、“世界一熱いサウナテント”の異名を持つ。その最大の特徴は3層構造になった断熱材入り&キルティング仕上げの極厚テント生地にあり。この生地の優れた断熱性に、高性能薪ストーブのパワフルな火力が加わることで120度にも達する高温を実現している。2人用のこちらのモデルは、開閉式の2つの大型窓を装備。景色を眺めながらサウナを楽しめる。組み立ても簡単で、1人での設営も可能。
アイテム5
『モビバ』バックパックサウナ RB170M
手軽さや持ち運びやすさにかけては、『モビバ』が誇る「バックパックサウナ」の右に出る者はないだろう。縦170×横170×奥行き170cmという定員2名のサウナテントはテントとストーブを専用バックパックに収納できる優れモノ。重さ13kgほどなので、背負って移動することができる。組み立ても簡単で、20分もあれば、1人で組み立て可能。室温が最高100度にも達するスチームサウナ式で、外部への放熱を防ぐ片開き式ドアなど機能性も優秀だ。
アイテム6
『モビバ』バックパックサウナ RB170M用前室付き囲いテント
『モビバ』のベストセラーである「バックパックサウナ RB170M」には、専用の取り前室付き囲いテントもラインアップされている。2平米ほどの前室を着替えや休憩場所として利用すれば、一層快適なサウナ空間に。特に寒さの厳しい冬場に重宝するオプションだ。また、サウナルームが二重になることで熱が逃げにくくなり、温度が上がりやすくなる効果も期待できる。窓の位置も本体のテントと同じ位置になるよう設計されているのはさすが。
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『サヴォッタ』 JSPテントサウナ(10名用)
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『モビバ』 モバイルサウナMB10A
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『サヴォッタ』 サウナテント ヒイシ 4
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『モルジュ』 モルジュ ウィズ 2ウィンドウ
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『モビバ』 バックパックサウナ RB170M
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『モビバ』 バックパックサウナ RB170M用前室付き囲いテント
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