
突っ張るだけが能じゃない。ドローアラインが叶える、魅せる収納
たった1本の突っ張り棒なのに、インテリアをおしゃれに演出できる魔法のアイテム。それが『ドローアライン』です。オプションの組み合わせで用途は無限大に広がります!
空間に線を引くように自由に“突っ張る”。『ドローアライン』って何モノだ?
『ドローアライン』を知る前に、予備知識として突っ張り棒について知っておきましょう。突っ張り棒とは、壁と壁の間に棒を突っ張らせて取り付ける収納アイテム。ちょっとしたデッドスペースに突っ張り棒を1本取り付ければ、服や小物を掛けられるポールが誕生します。キッチン下のスペースなどに短めの棒を2本設置すれば簡易収納棚が作れますし、天井から床に2本立てて、その間に横に棒や棚をわたせば収納ラックや間仕切りが完成します。釘や接着剤などは不使用なので床や壁を傷つけることもなく、賃貸でも安心して使えるのも魅力でしょう。
そんな突っ張り棒の進化系が『ドローアライン』です。突っ張り棒を発明した平安伸銅工業と、クリエイティブユニットTENTのコラボレーションブランドであり、従来の突っ張り棒からデザイン面も機能面も大きく向上させています。特徴的なブランド名は、真っ白な紙に線を引くように、空間の中に「1本の線」を描き、そこからより便利でより充実した暮らしを始めてほしいという思いからつけられたもの。「1本の線」とは、壁と壁の間に設置した突っ張り棒を意味します。マットな質感と真鍮のネジを配したデザインは味わい深く、どんなインテリアにも違和感なく溶け込みます。
まずこれありき。『ドローアライン』で基本となるのは、この3点
1本のロッドを軸として、さまざまなアタッチメントを搭載するのが『ドローアライン』のスタンダードな使い方。そのため、ロッドはドローアラインを設置する際、必ず必要なアイテムです。『ドローアライン』のロッドは3種類。縦横兼用の「テンションロッドA」と「テンションロッドB」、縦専用の「テンションロッドC」、縦専用で移動式の「ムーブロッド」というラインアップです。それぞれ機能が異なるので、想定した用途に合ったロッドを選びましょう。
1品目
テンションロッドA・B
縦でも横でも使えるロッド。長さ違いで、78~115cm まで使えるAタイプと、115~190cmまで使えるBタイプがあります。大きめのネジ式なので道具を使わずに壁に設置可能な点もうれしいですね。壁の接地面にはEVAパッドを採用し、壁が傷つかない仕様。もちろん、壁に穴を開ける必要はありません。壁接地面のキャップは2サイズが付属しており、横に取り付けた際にキャップのサイズによって耐荷重が変わります。ブラック・ホワイトの2色。
■DATA
長さ:(A)75~115cm (B)115~190cm
重量:(A)約0.6kg (B)約0.8kg
耐荷重:(A)横取り付け時10~25kg、縦取り付け時10kg
(B)横取り付け時15~2.5kg、縦取り付け時10kg
2品目
テンションロッドC
縦に取り付ける専用のロッド。高さ200~275cmまで対応しており、壁接地面はEVAパッドが使われているため壁を傷つけません。真鍮の大きめなネジで固定する方式なので、道具いらずで設置できます。使わないときは3本に分解でき、収納にも困らない点は実にユーザーのことが考えられた仕様。主に天井と床に突っ張るように設置して、アタッチメントで小物や衣類の置き場所やハンガーなどを掛ける場所を作る使い方がオーソドックス。ブラック・ホワイトの2色。
■DATA
長さ:200~275cm
重量:約1.1kg
耐荷重:10kg
3品目
ムーブロッド
キャスター付きのベースプレートの上にロッドを立てた、自由自在に移動する突っ張り棒という新感覚のスタイル。キャスターが軽く回り、片手で持って好きな位置に移動できるのがメリットです。アタッチメントでトレイなどを複数取り付ければ、スタイリッシュなワゴンになり、書斎などで重宝します。1m弱という高さも一般家庭で使いやすいサイズ。ブラック・ホワイトの2色。
■DATA
長さ:幅40×奥行40×高さ97.1cm
重量:約3.65kg
耐荷重:6kg
『ドローアライン』で何がしたい? できること、を知っておく
『ドローアライン』と突っ張り棒の大きな違いは、専用のアタッチメントの有無。『ドローアライン』はロッドとデザインを合わせたアタッチメントが豊富にラインアップされており、それらを活用することで『ドローアライン』は完成するのです。アイテムの組み合わせと活用法は使う人のアイデア次第ですが、ほんの一例をご紹介します!
できること1
小物の収納はお任せ。『ドローアライン』で“片付ける”
玄関先に『ドローアライン』を立てて、アタッチメントでトレイを設置すれば、日々使う財布や家の鍵、パスケースなどを入れておく場所が作れます。また、シューズラックを設置すれば、1本のロッドが靴置き場に変身。アタッチメントの中にはシェルフという横専用の吊り棚もあり、横に掛けたロッドにシェルフを引っ掛けることで、空間に新しく収納場所が作れます。耐荷重の問題はありますが、収納家具のように場所を取らず小物を整理整頓するのにはもってこいです。
できること2
グリーンもフォトフレームも。『ドローアライン』で“飾る”
何もない空間にものが置ける場所を創出できるメリットの1つは、殺風景だった空間を好きなように飾れること。ロッドに設置したトレイやシェルフで創出した棚に、グリーンやオブジェ、フォトフレームなどを置けば、インテリアに新しい彩りが生まれます。使い方としては、オブジェ系を飾るならロッドを横に使ってシェルフを掛ける。グリーンを飾るならロッドを縦に使ってトレイをいくつも設置してツリー状に鉢を飾る。この2通りが多いようです。ムーブロッドにテーブルを設置して、つる性のグリーンを飾るのも面白そう。
できること3
照らしたり、仕切ったり。『ドローアライン』に“機能を持たせる”
『ドローアライン』の特徴的なアタッチメントに、照明とネットがあります。照明は、ロッドにライトを設置するためのランプアームとランプシェードの2種類。照明が設置しにくい場所にライトを設置したり、壁を照らして間接照明にしたり、ソファの上空に設置して読書灯代わりにするなどの使い道があります。ネットは2本のロッドに設置したフックに引っ掛けて使うアタッチメント。空間をゆるく仕切ることで、閉塞感を与えず部屋にメリハリをつけられるのがメリットです。これらは中級者以上向けですが、慣れてきたら挑戦したいアイテムです。
男心をくすぐる、『ドローアライン』の10のアタッチメントをピックアップ
繰り返しになりますが、『ドローアライン』は軸となるロッドとさまざまなアタッチメントを組み合わせて使うのが王道。なので、アタッチメントを詳しく知ることで『ドローアライン』の導入方法がより具体的にイメージできるはずです。ロッドを横に掛けた場合、市販のフックなども使えますが、デザインの統一性や強度の面から専用を使うほうが断然おすすめ。ここでは代表的なアタッチメントを10個ご紹介します!
1品目
トレイ
縦方向取り付け専用の収納トレイ。小物類の収納や植物置き場などで活躍します。深さがあるので落としたくないものを収納するのに向いており、見せ収納より実用的な収納アタッチメントになります。玄関先で使えば、財布や鍵入れに。キッチンで使えば調味料や調理小物入れにと、シーンを問わず万能で使えるのが魅力です。ブラック・ホワイトの2色。
■DATA
直径23×高さ5cm
耐荷重:2kg
2品目
テーブル
縦方向取り付け専用のテーブル。高さと向きを自由に調節できるので、サイドテーブルにしたりインテリアを置いたり、マルチに活躍します。テーブル部分には温かみがある天然木が使われており、木目や色合いなど2つと同じものがないところに愛着が湧きます。また、置いたものが見えやすいため、フォトフレームやオブジェを飾ったり、時計を置いたりするのに好適。ブラック・ホワイトの2色。
■DATA
直径23×厚み1cm
耐荷重:1kg
3品目
シェルフ
横方向取り付け専用のシェルフ。ロッドに引っ掛けるだけなので道具は必要なく、壁を傷つけることもありません。何もない空間に棚を創出するアイテムなので、洗面所やお手洗いなど、収納があまりない場所に設置するのに向いています。ドローアラインのシェルフはもう1つ、ロッドから吊り下げるタイプがあります。ロッドの上下どちらにでも棚を創出できるので、設置の自由度が増すのがポイント。ブラック・ホワイトの2色。
■DATA
幅40×奥行23×厚み1cm
耐荷重:1kg
4品目
シューズラック
縦方向取り付け専用のアタッチメント。パイプを長方形にしたシンプルな形状は、靴を置いたときに靴が乾きやすいというメリットもあります。靴裏の汚れが下に落ち、『ドローアライン』を汚さないのも良いところ。また、傘を掛けるアンブレラハンガーとしてもちょうど良いサイズ感です。玄関に1つ設置すると、おしゃれな傘立てが出来上がります。市販のカラビナやフックを使えば、アクセサリーを吊して飾ることもできます。
■DATA
幅14×奥行27×高さ3cm
耐荷重:1kg
5品目
フック
縦方向取り付け専用のアタッチメント。複数個使えば、カバンや帽子、上着などを掛けるポールハンガーになりますし、下で解説するユーティリティネットを掛けるために必要なアタッチメントでもあります。ポールハンガーとして使う場合、部屋の隅に設置するのがオーソドックスですが、玄関に設置すれば突然の雨で濡れた服やカバンを掛けておけるので、床を汚しません。子供の外遊びグッズをまとめて吊り下げておいても良いでしょう。
■DATA
幅3×奥行8.1×高さ4.8cm
耐荷重:2kg
6品目
ハンガー
横方向取り付け専用のアタッチメント。フックよりやや長めで、設置方法は引っ掛けるだけと簡単です。何個も使うと帽子やカバンを横にズラリと並べられるので、お気に入りの帽子やカバンを魅せ収納するのも可能。小さい子の登園グッズなどをまとめて掛けておくのも良さそうです。別途縦方向取り付け専用のハンガーもあるので、縦と横をうまく使うとハンガーラックのようにも使用できます。クローゼットの上部に設置するのも面白いでしょう。
■DATA
幅4×奥行20×高さ9.1cm
耐荷重:0.5kg
7品目
ランプアーム
ロッドに取り付けて使うアタッチメント。ロッドから伸びる長さが異なるSサイズとLサイズがあり、好みの長さが選べます。ロッド付近を照らして間接照明のように使いたいならSサイズ、直接照明としてものやソファなどの真上にもっていきたいならLサイズがおすすめ。ライトは付属していないので、市販の白熱灯など好みのライトを設置しましょう。
■DATA
幅91.5×奥行5×高さ16cm
8品目
ランプシェード
1本の棒であるランプアームにライトをつけてもシンプルで味がありますが、もっとおしゃれにしたいならランプアームに取り付けるランプシェードを使いましょう。ランプシェードのデザインはいくつかあり、オーソドックスなペンダント型やライトをガードするワイヤー型などがあります。ランプアームとランプシェードのセットもあるので、最初はそこから試すとお手軽でしょう。
■DATA
幅9.5×奥行9.5×高さ12cm
9品目
ユーティリティネット
ホームファブリックブランドの『バッシュ』とコラボしたアタッチメント。フックに引っ掛けて設置し、S字フックで帽子や小物を下げておけます。カレンダーやメモなどを吊り下げても良し、タオルを引っ掛けるも良し。アイデア次第でマルチに使えるのが長所といえるでしょう。さらに、ネットで部屋をゆるく仕切ることで空間を自分好みにデザインすることも可能です。ワンルームや広めのリビングにゆるい間仕切りを作ると、見え方や光の入り方がちょっと変わって良い模様替えになります。
■DATA
幅100×奥行4×高さ150cm
10品目
マグネット
『ドローアライン』に使われているネジとデザインを合わせた、真鍮素材のマグネット。スチール製が多い『ドローアライン』のアイテムにくっつけることができ、自然と溶け込みます。用途は主に、写真やポストカードを飾るなど『ドローアライン』にアクセントを加えること。リビングで使うなら、実用的に家族へのメモを、キッチンなら料理のレシピや買い物メモを貼っておけます。ただ貼っておくだけでもしゃれて見えるので、飾りとして使うのも面白いでしょう。
■DATA
直径1.5×高さ0.4cm
この記事の掲載アイテム一覧(全13商品)
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『ドローアライン』 テンションロッドA・B
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『ドローアライン』 テンションロッドC
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『ドローアライン』 ムーブロッド
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『ドローアライン』 トレイ
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『ドローアライン』 テーブル
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『ドローアライン』 シェルフ
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『ドローアライン』 シューズラック
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『ドローアライン』 フック
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『ドローアライン』 ハンガー
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『ドローアライン』 ランプアーム
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『ドローアライン』 ランプシェード
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『ドローアライン』 ユーティリティネット
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『ドローアライン』 マグネット
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