スエードローファーを取り入れるべきメリットとおすすめ8選
今や大人の足元には欠かせないアイテムとなっているローファー。なかでも支持を集めているのが、表情豊かな質感のスエード素材です。その理由を詳しく解説します!
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スエードとは? まずは革の違いを再確認
そもそもスエードは、子羊や子牛などの革の裏面をサンドペーパーなどで毛羽立てたレザーのこと。フラットな表面感の表革に対し、起毛感のあるスエードは表情豊かで温かみのある質感が特徴です。
ちなみに、似たような質感にヌバック・ベロア・バックスキンなどがありますが、スエードとは明確に異なりますので、その違いもご紹介します。
▼ヌバック
ヌバックは革の表面を起毛させたもので、スエードに比べると毛足が非常に短く質感はなめらか。
▼ベロア
ベロアはスエードと同じ製法で作られているものの、スエードよりも毛足が長いものを指します。起毛の質感が粗くカジュアルな風合いが特徴です。
▼バックスキン
バックスキンは、起毛している革を総称して使われることもありますが、正しくはオスの鹿革のことを指します。
スエードローファーを選ぶ3つのメリット
数ある素材の中でも、なぜスエードローファーが大人におすすめなのか。与える印象からスエードのもつ機能など、ここではその理由を詳しく解説します。
メリット1
足当たりがソフトで履き心地に優れる
見た目同様に柔軟性があり、履き始めから足当たりが良いのがスエードの特徴。これは筆者がスエードシューズを履いていて感じることですが、表革に比べると靴ズレもしにくいと思います。表革のローファーは靴ズレするから苦手という人もチャレンジしやすいはずです。
メリット2
着こなしに抜け感やこなれ感を演出できる
スエードローファーの魅力は、ローファーならではのラフさとスエードならではのこなれ感や抜け感が両得できることにあります。どちらかというとカジュアル向きのアイテムですが、革靴特有の上品さも持ち合わせているのでビジカジスタイルのハズしとしても活躍。また、タッセルローファーは足元に動きを、ビットローファーはエレガントなアクセントになってくれるので、ペニーローファーとともにおすすめです。
メリット3
シーズンレスで活躍する
スエードローファーは起毛感があるからか、秋冬用の靴のイメージが強いかもしれません。でも、海外の洒落者たちは春夏にもスエードローファーを取り入れていることからわかるように、季節を問わずに重宝するアイテムなんですよ。また起毛感のおかげで雨粒が染み込みにくく、雨に強いというのも忘れてならないメリットです。
スエードローファーを選ぶポイントは?
とはいえスエードローファーならなんでも良いわけではありません。失敗しないためにアイテム選びのポイントを押さえておきたいところです。ここではどんな色やソールの素材を選べば良いかをご紹介します。
ポイント1
黒や茶などのダークカラーが着こなしを選ばず使える
スエードローファーは黒や茶のダークカラーをセレクトするのがベスト。というのも、最近はオン・オフ問わず、パンツとシューズにカラーコントラストをもたせないコーディネートが主流になっています。特にこれからの季節はダークトーンのボトムスの出番が多くなりますよね。ゆえに今購入してすぐ活躍させるなら、ダークカラーのスエードローファーがおすすめなのです。
ポイント2
ソールは雨に強くて履き心地抜群のラバー製を
スエードは雨に強い素材ですが、ソールがレザー製では雨の日には不向き。なので、全天候でスエードローファーを活躍させるなら、ソールはラバー製のものを選ぶようにしましょう。スエードならではの柔らかな質感も相まって、抜群の履き心地も味わえますよ。
大人の装いと好相性。スエードローファーのおすすめ8選
スエードローファーがいかに大人におすすめかがわかったところで、今度はおすすめアイテムをピックアップ。どれも上記でご紹介したモノ選びのポイントを押さえたものばかりなので、即戦力として重宝するはずです。
アイテム1
『サンダース』×『アーバンリサーチ ドアーズ』ローファー
1873年に英国高級靴の聖地であるノーサンプトンで設立した『サンダース』。『アーバンリサーチ ドアーズ』の別注品は、マッドガード仕様に変更されているのが特徴。クレープソールのテープをアウトソールに包み込むように巻きつけた独特な製法で、泥汚れに強いので天候を気にせず履くことができます。
アイテム2
『ジーエイチバス』×『シップス』ローガン
『ジーエイチバス』は1876年にアメリカで創業し、世界で初めてローファーを作った会社としても知られています。そんな老舗シューズブランドに『シップス』が別注したのは名品「ローガン」。ラバーソールをブラックに変更することで、よりオンスタイルに対応しやすいシックな雰囲気を演出しています。
アイテム3
『バーウィック』タッセルローファー
正統派の靴作りに定評がある、1707年にスペインで創業した『バーウィック』。こちらのスエードローファーは、丸みがありながらもスマートな印象のフォルムがポイントです。ネイビーカラーにタッセルをあしらった抜け感のあるデザインで、カジュアルはもちろんビジカジスタイルにも重宝しますよ。
アイテム4
『パラブーツ』ダックス
フランス生まれの『パラブーツ』のローファーといえば「ランス」ですが、スエード製なら「ダックス」がおすすめ。お馴染みのノルウェイジャン製法ではなくグッドイヤーウェルト製法が採用され、ソールはこのモデルのために開発されたギャラクシー。ラバーソールながらもボリュームは控えめなので、ドレッシーな見た目を損なうことなく快適な履き心地を提供します。
アイテム5
『ローク』lakec819
1880年にノーサンプトンで創業し、堅牢なグッドイヤーウェルト製法にこだわっている『ローク』。モッズが愛したタッセルローファーも人気で、今回は足元に絶大な存在感を放つキルトタッセルタイプをセレクト。履き心地の良さを追求するため、英国の熟練職人の丁寧なハンドメイドで仕上げられています。
アイテム6
『クロケット&ジョーンズ』キャベンディッシュ3 タッセルローファー
イギリスの靴の聖地と呼ばれるノーサンプトンで誕生した『クロケット&ジョーンズ』。ブランド定番のタッセルローファー「キャベンディッシュ」をスエードにアレンジしたもの。また、ラストについても日本人向けに改良されており、ヒールやウエストラインを狭めることでフィット感を向上させています。
アイテム7
『カミナンド』モンターニャビットローファー
メキシコの伝統的なシューメイキングとハンドクラフトに惚れ込み、メキシコメイドのシューズを発信している日本発のシューズブランド。こちらのビットローファーはボリューム感満点ですが、白のラバーソールを採用することで軽快な足元を構築できます。しかも厚底なのでスタイルアップ効果も狙えますよ。
アイテム8
『マネブ』ボボ
遊びと仕事の垣根を持たず、クリエイティブに活躍する30代に向けた日本発のシューズブランド。定番モデルの「ボボ」は、ペニーローファーのアッパーに対し、ソールはスニーカーソールを採用しているのが特徴です。クラシカルな見た目とは裏腹の快適な履き心地を味わえる1足。
最後に押さえておきたい。スエードローファーのお手入れ方法
スエードは意外と手入れが簡単。表革に比べて雨ジミになりにくく、起毛しているゆえに防水性にも優れています。さらにたいていのスエードシューズは、履き始めから防水加工が施されているのもうれしいポイント。
▼スエードローファーの日頃のお手入れ
いくら雨に強い素材だからといって、ノーケアで良いわけではありません。日頃から手入れを心掛けましょう。まずは、生ゴムのブラシでブラッシングし、泥やホコリを払い落としながら毛並みを整えます。次に栄養・防水効果のあるスエード専用スプレーを全体に吹きかけます。適度な油分を与えることで、質感のキープや経年変化による色褪せ防止の効果があります。もしも色が褪せてしまった場合は、スエードと同色のスプレーで補色するようにしましょう。
▼雨でひどく濡れてしまった場合の対処法
まずは形が崩れないよう新聞紙などを丸めて入れ、風通しの良い場所で陰干ししましょう。シューキーパーを入れる場合は、スエード表面の水分がある程度飛んだ生乾きの段階で入れるのがベスト。完全に乾いたら、上記の工程でケアをすればOKです。
▼汚れてしまった場合の対処法
スエードシューズはローファーも含めてたいてい防水スプレーが施されているので、ほとんどは部分的な汚れにとどまります。その部分的な汚れは消しゴムタイプのスエードクリーナーを使うと、簡単に落とすことができますよ。最後に全体をブラッシングすることも忘れずに。
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『サンダース』×『アーバンリサーチ ドアーズ』 マッドガードシームローファー
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『バーウィック』 タッセルローファー
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『パラブーツ』 ローファー ダックス
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『ローク』 lakec819
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『カミナンド』 モンターニャビットローファー
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