復刻時計をお探しなら。ロンジンのヘリテージシリーズには傑作が揃っている

復刻時計をお探しなら。ロンジンのヘリテージシリーズには傑作が揃っている

昨今、時計界の一大トレンドとなっている復刻時計。そのシーンをけん引してきたスイスの老舗『ロンジン』の「ヘリテージ」シリーズには、今欲しい時計が揃っています。

石井 良

石井 良

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2021.08.05

復刻ブーム全盛の現代。真に注目すべきラインアップが、『ロンジン』にある

復刻ブーム全盛の現代。真に注目すべきラインアップが、『ロンジン』にある

城下町松本の時計店 一光堂

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時計史に名を刻む各ブランドのレジェンドモデルの復刻は、いまや時計界の定番といっても良いほどに定着。初心者の最初の1本として候補に挙がるほどの存在となりました。世はまさに、大“復刻”時代。ひと昔前までの復刻モデルといえば、オリジナルのエッセンスを取り入れるに留まり、細部は現代流にアレンジされているものが主流でしたが、現在では造形まで忠実に復刻し、中身のみ現代スペックとしたものがスタンダードに。その範をいち早く示したのが、何を隠そう『ロンジン』の「ヘリテージ」シリーズなのです。

2世紀にも迫る歴史。ロンジンの腕時計には、確かな“伝統”が宿る

腕時計・ウォッチ

2世紀にも迫る歴史。ロンジンの腕時計には、確かな“伝統”が宿る

2017年には創業185年を迎え、ますます老舗としての風格を高める『ロンジン』。数多の賞を獲得し、著名な冒険者たちと積み上げてきた歴史が、プロダクトには宿っている。

牟田神 佑介

2021.02.01

本場スイスにおける老舗。『ロンジン』ならではの「ヘリテージ」シリーズとは

本場スイスにおける老舗。『ロンジン』ならではの「ヘリテージ」シリーズとは

加坪屋(かつぼや)

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『ロンジン』は、180年を超える歩みの中で、次々と画期的な発明をしてきたことで知られるスイスの老舗時計メーカーです。1878年、世界初のコラムホイール内蔵クロノグラフを発表。1931年には航空機の経緯度(現在地)を測定できるパイロットウォッチ「アワーアングルウォッチ」、さらに1937年には防水機能付きのプッシュボタンを搭載した世界初のフライバッククロノグラフなどなど。腕時計が目まぐるしく進化した時代、『ロンジン』はまさしくその中心的存在でした。

本場スイスにおける老舗。『ロンジン』ならではの「ヘリテージ」シリーズとは 2枚目の画像

加坪屋(かつぼや)

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「ヘリテージ」は、そんな『ロンジン』の黄金期に生まれた名作の数々を復刻するシリーズとして2009年に登場しました。当時の趣あるデザインを忠実に再現しつつ、ケースや風防の素材や細部の仕上げには、長年にわたって磨き上げてきた現代の技術を惜しみなく投入。結果として古めかしさを感じさせない上品な時計が完成し、風格と普遍性を求める大人たちから絶大な人気を集めているのです。

まずはこの3モデルに注目。『ロンジン』の「ヘリテージ」シリーズを代表する名作たち

ブランドの歴史と切っても切り離せないからこそ、真っ先に注目すべき代表作が存在します。「ヘリテージ」シリーズの魅力はもちろん、『ロンジン』というブランドの魅力を理解するためにも、まず、この3モデルを知っておきましょう。

名作1

1960年代ダイバーズの名品。ダイバーズウォッチの普及に貢献した「ロンジン レジェンドダイバー」

1960年代ダイバーズの名品。ダイバーズウォッチの普及に貢献した「ロンジン レジェンドダイバー」

城下町松本の時計店 一光堂

城下町松本の時計店 一光堂

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『ロンジン』といえばクロノグラフやパイロットウォッチを思い浮かべる人も多いでしょう。確かにその通りなのですが、1940年代には軍用の潜水時計を開発するなどダイバーズウォッチの発展に少なからず貢献をしてきました。なかでも1959年に誕生したツインリューズのダイバーズウォッチ、Ref.7042(前期)/7494(後期)は、今でもオールドダイバーを象徴する伝説的な1本。最大の特徴はケースで、当時のスイスに存在したケース専業メーカーのEPSA社とともに開発した画期的な防水ケース「コンプレッサーケース」の進化版である「スーパーコンプレッサー」を搭載。このケースは『IWC』や『ジャガー・ルクルト』などスイスの各ブランドにも供給されており、60年代以降、ダイバーズウォッチが普及するきっかけになったのです。

1960年代ダイバーズの名品。ダイバーズウォッチの普及に貢献した「ロンジン レジェンドダイバー」 2枚目の画像

城下町松本の時計店 一光堂

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その復刻である「レジェンドダイバー」は、Ref.7042(前期)/7494(後期)の特徴をほぼ忠実に再現しています。回転式のインナーダイヤルやインデックスのデザインはもちろん、裏蓋のレリーフもしかり。刻印されたダイバーのデザインは、当時人気だったスピアフィッシングをモチーフにしたものだとか。ラグの角度などはわずかに変更され、着用感を高めています。

ちなみに、写真のモデルは2021年発売の新作。当時にはなかったグラデーションカラーのダイヤルを採用していますが、当然、当時と同じブラックダイヤルも用意されています。

名作2

偉大な飛行家に愛された、革新性な機能とルックス。「アワーアングルウォッチ」

偉大な飛行家に愛された、革新性な機能とルックス。「アワーアングルウォッチ」

金沢 時計職人の店 さかもと

金沢 時計職人の店 さかもと

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「ヘリテージ」シリーズといえばコレ、というくらいに知られた「アワーアングルウォッチ」は、『ロンジン』の歴史における最も重要なモデルの1つです。この時計が生まれたきっかけは、1927年に世界で初めて大西洋無着陸単独飛行を成功させた偉大なパイロット、チャールズ・リンドバーグ氏が偉業達成後に描いたアイデアでした。やがてくる長距離飛行の時代には、パイロットが目標物のない洋上で現在位置を知ることができる時計が必要になる。そのような考えから1931年に生まれた今作は、針の位置とベゼルの目盛りからアワーアングル(時角)を読むことでそれを実現。GPSなどがない当時としては革命的な発明でした。

偉大な飛行家に愛された、革新性な機能とルックス。「アワーアングルウォッチ」 2枚目の画像

金沢 時計職人の店 さかもと

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そんな同モデルが初めて復刻されたのは、リンドバーグ氏の偉業達成から60周年となる1987年。現在の「ヘリテージ」シリーズにつながる先駆け的モデルであったことは間違いありません。この最新モデルでは、1931年当時のスタイルをほぼ忠実に復刻。ケース径もオリジナルと同じ47.5mmで非常に存在感のある1本となっています。

名作3

経年変化の質感や裏蓋の形まで表現した、「ロンジン ヘリテージ ミリタリー “マリン ナショナル“」

経年変化の質感や裏蓋の形まで表現した、「ロンジン ヘリテージ ミリタリー “マリン ナショナル“」

城下町松本の時計店 一光堂

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前述の通り、ミリタリーと縁が深いブランドでもある『ロンジン』は、ミリタリーウォッチの名作も豊富です。「ヘリテージ」シリーズではこれまでさまざまなモデルが復刻されてきましたが、近年は特に力を入れており、「そこまでやるか!」という忠実さでヴィンテージマニアを驚かせています。「ロンジン ヘリテージ ミリタリー “マリン ナショナル“」は、1947年にフランス海軍からの依頼で制作された、艦船の乗組員向けの腕時計を復刻したモデル。ロゴの下にフランス語で“スイス製”と書かれているのがマニア心をくすぐるんです。

経年変化の質感や裏蓋の形まで表現した、「ロンジン ヘリテージ ミリタリー “マリン ナショナル“」 2枚目の画像

金沢 時計職人の店 さかもと

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段差のあるステップベゼルやインデックスの書体、ペンシル針など、オリジナルを再現しつつ、ケース径のみを現代的な38.5mmへとサイズアップ。普段でも身に着けやすいサイズとなったことで、魅力はむしろ増しているといえるのではないでしょうか。珍しいのが、ダイヤルの経年劣化まで表現している点で、アンティーク時計に見られる黒点を見事に再現しています。さらに、ねじ込み式の裏蓋はオープナーをあてるくぼみの形状まで再現するという徹底ぶり。「ヘリテージ」の真髄ここに極まれりといった出来栄えです。

それぞれに語りどころあり。『ロンジン』「ヘリテージ」シリーズのおすすめ8本

1本1本に奥深い歴史があり、所有欲を満たしてくれる『ロンジン』の「ヘリテージ」シリーズ。ここからは、そんな同シリーズのおすすめ8本を厳選してご紹介します。

1本目

スキンダイバー L2.822.4.56.9

スキンダイバー L2.822.4.56.9

加坪屋(かつぼや)

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1959年、前述の「レジェンドダイバー」に先駆けて発売されたブランド初のダイバーズウォッチの復刻モデル。12・3・6・9の数字を配置したダイヤルは、夜光塗料の焼け具合や塗料のざらつきなど経年変化までもが表現されており、ヴィンテージな雰囲気も含めて現代に再現。迫力のある大きな針が目立つシンプルなスタイルは、これぞクラシックなダイバーズウォッチといった風情です。キャリバーには64時間のパワーリザーブを持つL888を搭載。

2本目

コンテクスト L1.611.4.75.4

コンテクスト L1.611.4.75.4

加坪屋(かつぼや)

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オリジナルが生まれたのは1954年。ダイヤルはカーブを描いた造形で、アプライドのインデックスと相まって立体的な表情を構築。ヴィンテージテイストを後押しするドーム型の風防にはあえてプラ素材を用いるなど、当時の雰囲気を忠実に再現しています。ケースバックに埋め込まれた七宝焼きのエンブレムも必見。ジャケットの袖に控えめに収まる35mm径です。

3本目

クロノグラフ1946 L2.827.4.73.0

クロノグラフ1946 L2.827.4.73.0

加坪屋(かつぼや)

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その名の通り、1946年頃のアーカイブを元に制作されたこちらは、近年人気が高まっているクラシカルなツーカウンターのクロノグラフ。厳密にはオリジナルはサブダイヤルが左右逆であるなど細部の違いはあるものの、『ロンジン』のエクスクルーシブとなるキャリバーL895.5を搭載したり、ガラスに無反射加工のサファイアクリスタルガラスを採用したりするなど確かなアップデートが見られます。40mm径のクラシカルなクロノグラフながら、日常でガシガシ使い込める実用的な1本に仕上がっています。

4本目

アヴィゲーション ビッグアイ・クロノグラフ L2.816.1.93.2

アヴィゲーション ビッグアイ・クロノグラフ L2.816.1.93.2

加坪屋(かつぼや)

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「ビッグアイ」という愛称の由来は、他より大きくデザインされた3時位置の30分積算計から。航空時代が到来した1930年代の空気を纏ったもので、オリジナルを忠実に復刻したモデルが「ジュネーブ・ウォッチグランプリ2017」においてリバイバル賞を受賞。こちらはそれをリニューアル復刻という形で、軽量なグレード5チタン製のケース、ブルーのグラデーションダイヤルなどを採用しています。スタイルは忠実に守りつつ、素材や色で変化を付けたこんな1本ならシーンを選ばずに着用できそうですね。

5本目

タキシード L2.330.4.93.0

タキシード L2.330.4.93.0

金沢 時計職人の店 さかもと

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2020年の新作として登場したばかり。そのクラシックな佇まいからもわかるように、1940年代の傑作にインスパイアされて生まれたモデルです。白と黒のツートンのダイヤルがまさにタキシードを思わせますよね。オリジナルのケース径は35mmと小ぶりですが、現代のニーズに合わせて38.5mmへとサイズアップされています。

6本目

フラッグシップ L4.795.4.78.2

フラッグシップ L4.795.4.78.2

加坪屋(かつぼや)

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前述の「コンテクスト」の3年後、1957年にオリジナルが発表された今作。当時高い人気を誇った『ロンジン』の名作の1つで、こちらは2020年に登場した新色のブラックです。端正なラウンドケースにセットされたのは、セミマット仕上げのブラックダイヤル。そこへくさび形のアプライドインデックスとドルフィン針が見事なバランスで配置され、類い希なエレガントさを醸し出しています。

7本目

アヴィゲーション タイプA-7 1935 L2.812.4.23.2

アヴィゲーション タイプA-7 1935 L2.812.4.23.2

金沢 時計職人の店 さかもと

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「タイプA-7」は米空軍による呼称で、つまり1935年に米空軍から発注を受けた航空時計がこのオリジナル。最大の特徴は40度右に傾いた文字盤で、これはパイロットが手首を傾けずとも正対して情報を読み取れるように、という配慮から生まれました。また、グローブを着けたままでも操作できる大ぶりなリューズ、視認性の高いインデックスなど当時のままのスタイルを踏襲していますが、ムーブメントは現代的なコラムホイール式を採用します。

8本目

シルバーアロー L2.834.4.72.2

シルバーアロー L2.834.4.72.2

金沢 時計職人の店 さかもと

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2021年の新作として加わった「シルバーアロー」は、1950年代当時のモータースポーツを象徴するレーシングカーがその名前の由来です。実は2009年にも復刻されている同モデルですが、本作ではより忠実に再現。見た目としては極シンプルな3針のラウンド時計ですが、ストライプの溝が掘られた立体的なインデックスなど細部には凝ったディテールを採用しています。飽きが来にくく、合わせる服を選ばないため、末永く愛せる時計であるといえるでしょう。

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石井 良

人一倍影響されやすい散財ライター

石井 良
編集・ライターのアシスタントを経て独立。「ファイン」「LEON.jp」などでカジュアルを中心に手掛けるほか、企業広告、オウンドメディアにて執筆。絡まった糸を解くようなわかりやすい記事作りがモットー。(良い意味で)興味が散漫で影響されやすく散財する日々。
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