
こんなヘアカラーなら社会人でも大丈夫。大人メンズも手軽に印象アップを図ろう
黒髪特有の重さや年を重ねるごとに増える白髪など、メンズが抱える髪の悩みはヘアカラーで解決できることも多い。正しい色を選んで、今こそチャレンジしてみない?
社会人はヘアカラーNG? いえいえ、メンズでも色次第では問題なし
社会人になると清潔感のある服装や髪型が求められる。当然、ヘアカラーなんてもってのほか……と思っている人も多いだろう。特に、取引先と会う機会が多い営業職や信用が第一の金融業、公務員といったお堅い職種であればなおさらだ。
とはいえ、地毛であればそれでOK、というものではない。黒ではあるがもっさりと重たい髪型や白髪交じりの髪など、そのままにしておくと社会人に大切な清潔感や実直な印象を与えることが難しいことも。もちろん、学生のようなデザイン性を押し出した派手なカラーは厳しいが、色味やトーンさえ間違えなければ大人でもヘアカラーを楽しむことができる。ちなみに色の明るさは、レベルスケールと呼ばれる基準を参考に見比べると理解が進むはず。併せてチェックしてみよう。
大人の男性必修。ヘアカラーにおける心得とは?
大人のメンズにマッチするヘアカラー、それはずばりダークトーン。地毛よりもほんのり明るくすることで、落ち着きのある本来の黒髪に透明感やツヤ感が加わり、やさしい印象や明るい表情、しゃれた雰囲気が生まれる。手入れの行き届いた黒髪ももちろん良いが、場合によっては白髪染めやこまめなカットが必須で、ベストな状態を維持するのは意外と大変。ということもあり、手っ取り早くあか抜けた印象が作れるダークトーンのカラーがちょうど良いというわけだ。また、カラーは髪と地肌の明度差を縮めてくれるため薄毛対策にも効果あり。大人の男にとってメリットだらけのヘアカラー、ぜひその力に頼ってみよう。
ブラウン系とアッシュ系のヘアカラーなら、派手すぎず大人にマッチ
明るさのレベルはダークトーンが無難。では、選ぶべき色味はどうかというと、 特におすすめなのが、ブラウン系とアッシュ系の2つ。10年以上不動の人気を誇るカラーだが、それぞれどのような人・髪型に似合い、どのような印象を与えられるのかを詳しく解説していこう。
▼日本人に似合う色。初めての人にもおすすめな「ブラウン系」のヘアカラー
赤っぽい地毛の色や黄みの強い肌色、黒い瞳といった特徴から、日本人には暖色系のブラウンカラーがマッチするとされている。ブラウンカラーは、奇抜さやチャラチャラしたイメージを増すことなく、あか抜けた印象に仕上げられるのが1番のメリット。暗めであれば年配の上司や取引先からの評判も悪くないはずだ。環境や自分の髪質などを考慮しつつ、ベストな色味を見つけたい。
カラー1
ナチュラルブラウン
ソリッドで男らしい印象の強い刈り上げベリーショートも、カラーを入れればグッとやわらかく親しみやすい印象に。地毛よりも2レベル程度明るいナチュラルなブラウンなら、社会人らしさをキープしながらも軽快かつおしゃれに仕上がる。あくまで自然な明るさに留めて、さりげない洒落感を楽しむようにしよう。ツヤを抑えたマットな質感でスタイリングすることで、ナチュラルブラウンならではの落ち着いたムードを引き出すことが可能だ。
カラー2
アッシュブラウン
定番の茶系にくすんだ色味を加えたアッシュブラウン。ブラウンのやさしい印象とアッシュの透明感やクールさを持ち合わせた、好感度良好なヘアカラーだ。髪のやわらかさを押し出せる色のため、丸みのあるフォルムのマッシュヘアや毛流れを生かしたミディアムヘアと好相性。オイルやシアバターなど、ケア効果のあるスタイリング剤で仕上げれば、ニュアンスのある女子ウケ抜群ヘアの出来上がり。
カラー3
ベージュブラウン
のっぺりと重たく見える原因である日本人の髪特有の赤みを打ち消し、透き通るような質感を実現してくれるのがベージュの魅力。今、レディースでも人気のカラーだが、大人の男がトライするのであればブラウンとMIXして落ち着いた雰囲気を醸し出せるベージュブラウンがおすすめ。暗めのトーンでもあか抜けて見え、社会人にもマッチするカラーリングだ。写真のようにニュアンス系のパーマと組み合わせると、こじゃれた雰囲気がよりアップする。
カラー4
マットブラウン
ブラウンにグリーン系の色味を足した、アッシュと並ぶくすみ系の人気カラー、マットブラウン。同じくすんだトーンでも軽快なアッシュとは異なり、マットはこっくりとした深みを演出できるのが大きな特徴だ。この色味は大人っぽさをキープでき、ナチュラルな髪型&スタイリングでもどこかスマートさが漂う。特に、ふんわりとしたパーマスタイルなら重軽のバランスがちょうど良く、髪型もヘアカラーも映えること請け合い。
カラー5
ダークブラウン
お堅い職種にもマッチする、6レベル程度のダークブラウンカラー。日本人の地毛が4レベルとされており、黒髪に近い落ち着いた雰囲気を演出しつつ、さりげない洒落感が楽しめるはずだ。光の当たり方やスタイリングによってほんのりと色味が見えるさりげなさがうれしいポイント。軽快で洗練された印象のカラーのため、重めのマッシュスタイルや長めレングスのバランス調整としても適役といえるだろう。
▼落ち着きと洒落感を醸し出せる「アッシュ系」のヘアカラー
アッシュとは日本語で”灰”を意味する通り、くすんだグレー系のカラーのこと。日本人特有の赤みや黄みを打ち消し、外国人の髪色のような透明感のあるこなれた雰囲気に仕上がるのが特徴だ。単体ではもちろん、ブラウンやベージュ、ブラックなどと組み合わせて使われることも。以下のサンプルスタイルを参考に理想のアッシュを見つけてほしい。
カラー6
アッシュブラック
髪色に厳しい制約のある業種の方には、黒髪ならではのツヤ感とアッシュの透明感や軽さを同時に醸し出してくれるアッシュブラックをレコメンド。地毛と同程度の3~5トーンの明るさでも、外国人風のソフトな質感を引き出すことが可能。硬い直毛でどうしても野暮ったい雰囲気になってしまう……という人にこそぜひおすすめしたカラーだ。写真のスタイルのように、動きを抑えたシンプルなショートヘアも洗練された雰囲気に仕上がるだろう。
カラー7
アッシュグレー
グレーとアッシュ、ともに同系のくすみカラーを組み合わせたこの色味。無彩色に近いクールな雰囲気を持っているため、いわゆる茶髪・金髪にありがちな若すぎな感じもなく、自然にカラーヘアを楽しめる。さまざまなヘアスタイルと相性が良く、刈り上げショートや短く切り込んだベリーショート、パーマを当てたショートスタイルなどをスッキリとした印象へと導いてくれる。立体感を強調できるので、束感のあるスタイルともマッチ。
カラー8
プラチナアッシュ
ツヤ感とくすみ感という相反する要素を兼ね備えたプラチナアッシュ。アッシュならではのクールな色味を、プラチナの持つ上品な光沢感が今っぽいムードに仕上げてくれる。パサッとした質感の仕上がりではあるが、髪の傷みなどが目立ちやすいアッシュ系カラーでもプラチナ入りなら清潔感ある潤いヘアに。ツヤやかに仕上がるため、マッシュやセンターパートなど、髪の"面"を生かしたヘアスタイルにうってつけだ。
カラー9
ダークアッシュ
ほぼ地毛と同レベルの明るさの髪にアッシュを入れるのが、こちらのダークアッシュ。ブリーチなしでカラーリングできるため、黒髪ならではの清潔感ある印象を大きく変えずに、さりげなくあか抜け感が出せる。オンの日はグリースなどでウェットに仕上げて黒髪を生かした誠実なイメージに、オフの日はオイルやバームでサラッと仕上げて透明感を引き出す、といった感じでアレンジによって印象を変えられるのもこのカラーの良いところ。
カラー10
アッシュベージュ
ビジネスシーンに難なくマッチする七三分けショート。少し明るめの8~9レベルのカラーで、黒髪では重く見えがちな七三ショートを軽快で立体的なヘアに。くすんだアッシュとやわらかいベージュをMIXしたこの色は、ダークトーンでも外国人のようなニュアンスを表現できるのが大きなメリット。ゆるめのパーマなどと組み合わせて、雰囲気ある大人のヘアを手に入れてほしい。
サロンだけじゃない。自宅でも簡単にヘアカラーをチェンジできるおすすめカラー剤
ヘアカラーに肝心なのは、丁寧なケアとこまめなリタッチ。コロナ禍でなかなか気軽にサロンに行けない今、自宅で簡単にカラーリングできるセルフカラー剤は大いに役に立つ。ウィービングやグラデーションなどプロならではのカラーリングは難しいが、ワンメイクなら誰でも簡単に実現可能。早速、イチ押しのカラー剤をご紹介していこう。
アイテム1
『リーゼ フォーメン』ナチュラルカラークリエイター ダークアッシュ
ダークアッシュに仕上がるカラー剤。光が当たるとアッシュのニュアンスが出る自然な色味が、ガラッと印象を変えたくない大人の男にぴったりだ。時間が経って褪色してきても黄みや赤みが出にくい設計で、清潔感のあるカラーを長く楽しめるのがポイント。アフターカラー用のリペアトリートメントが付属しているため、髪のダメージが気になっている人にもおすすめしたい。
アイテム2
『ギャツビー』ナチュラルブリーチカラー ダークトーン クラシックモカ
ヘアスタイリングからスキンケア、ボディケアまでメンズビューティにまつわるアイテムを幅広く手掛ける『ギャツビー』の1品。全10種のカラーバリエーションで、最もおすすめしたいのがこちらのクラシックモカ。大人に似合う落ち着いた印象のダークブラウンに仕上がるだろう。ブリーチしながら染め上げる仕組みのカラー剤なので、セルフカラー初心者でも簡単にきれいな発色の髪色が叶う。
アイテム3
『ルシード』ワンプッシュケアカラー アッシュブラウン
上述した『ギャツビー』を擁する美容メーカー、マンダムが、大人の男性向けプロダクトとして展開する『ルシード』。そのようなブランドだけあって、こちらのカラー剤の色味は大人の男にこそハマるシックな仕上がり。白髪のある髪も、自然な発色のアッシュブラウンに染め上げることが可能だ。ハリ・コシを改善する浸透性アミノ酸を配合し、パサつきやゴワつきといった髪の傷みにも効果的にアプローチ。
アイテム4
『サロン ド プロ』ワンプッシュメンズカラー(白髪用) 6 <ダークブラウン>
目立ちすぎずにさりげなく洒落感を演出できるダークブラウンの色味が魅力の白髪染めカラー。薬剤を混ぜる必要のないワンプッシュタイプのボトルや嫌なニオイを抑えた処方、約5分の短い放置時間など、使い勝手の良さはさすが老舗メーカーといったところ。ハリ・コシ成分やトリートメント成分も配合し、仕上がりはツヤツヤ。白髪を染めつつおしゃれなカラーに仕上げたい人にイチ押しの1品だ。
アイテム5
『メンズビゲン』カラーリンス (アッシュブラック)
半世紀近くの歴史を持つカラー剤『ビゲン』からの1品。毎日のシャンプーのついでに染められるカラーリンスタイプなため、面倒な準備もなく日常の延長でヘアカラーを手軽に実践できる。様子を見ながら少しずつ染められるので、染めすぎてしまう失敗が少ないのもリンスタイプの大きなメリット。全3色あるラインアップから、ここではアッシュブラックをご紹介。青みがかった淡い黒は、クールな印象をアピールするのにうってつけだ。
アイテム6
『エブリ』ヘアカラー エレファントグレー
動物をテーマにした個性的な色味のラインアップとおしゃれなパッケージが目を引く『エブリ』のカラー剤。こちらの「エレファントグレー」は、その名の通り象の皮膚のようなくすんだアッシュ系カラーとなっている。髪の内部から発色するディープカラーリング処方で、深みのある本格的なカラーを楽しめる。カラートリートメントが付属し、色落ちが気になってきたころにリタッチできるのもありがたい。
アイテム7
『メンズパルティ』エナジーブリーチカラー ブラウンアッシュ
定番のカラー剤ブランド『メンズパルティ』の人気アイテム。ブリーチしながらカラーリングするタイプのため、発色の良さは折り紙付き。こちらのブラウンアッシュは、あたたかみのあるブラウンとクールなくすみ系のアッシュをMIXした味わい深い色味を実現。また”エナジー”の名の通り、多数のヘアトリートメント成分を配合。潤いとツヤで、カラー後の髪をよりきれいに見せてくれる。
アイテム8
『カラタス』ヒートケア シャンプー&トリートメント Sv
時間が経つと褪色しやすい、というのがアッシュ系カラーの弱点。面倒なメンテナンスをせずにキープするなら、カラーシャンプーとカラートリートメントをぜひ。毎日の洗髪の際に少しずつカラーリングすることで、黄ばみを抑えつつ新鮮な色味を長期間キープできる。パープルやピンクなど多数のラインアップがあるが、大人のくすみ系カラーならこちらのシルバーがおすすめ。ドライヤーの熱に反応してダメージヘアを補修・保護する効果が期待できるのもうれしい。
この記事の掲載アイテム一覧(全8商品)
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『リーゼ フォーメン』 ナチュラルカラークリエイター ダークアッシュ
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『ギャツビー』 ナチュラルブリーチカラー ダークトーン クラシックモカ
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『ルシード』 ワンプッシュケアカラー アッシュブラウン
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『サロン ド プロ』 ワンプッシュメンズカラー(白髪用) 6 <ダークブラウン>
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『メンズビゲン』 カラーリンス (アッシュブラック)
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『エブリ』 ヘアカラー エレファントグレー
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『メンズパルティ』 エナジーブリーチカラー ブラウンアッシュ
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『カラタス』 ヒートケア シャンプー&トリートメント Sv
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