
虫除けになる? 話題の植物、アロマティカスの育て方や増やし方
ゴキブリなどの虫を寄せ付けないという説もあり、今注目されている植物。その名はアロマティカス。一体どんな植物なのか、本当に効果があるのか? 詳しくご紹介します。
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今話題のアロマティカスとは
アロマティカスは、シソ科プレクトランサス属の非耐寒性多年草の植物。アフリカやインドが原産地とされています。多肉質な葉をしているため、ハーブではありますが多肉植物として取り扱われている場合も。甘みがありながら、ミントに近い爽やかな香りを楽しめることで人気の植物です。
葉の表面は短く柔らかい毛に覆われていて、もふもふとした触感をしているのも特徴。香り高い葉は、ハーブのように活用することができます。また、管理は難しくなく、手間がかからず忙しい人でも育てやすい植物としても知られています。
ゴキブリ対策に効果があるって本当?
多くの天然素材の防虫剤や忌避剤には、虫が苦手な香りとするミント、ローズマリー、タイム、レモンバームなどのシソ科の植物の爽やかな香りが採用されています。実はアロマティカスはシソ科で、特にミントやハッカに似た香りなんです。ゴキブリはハッカの香りを苦手とするようで、そういうわけでアロマティカスがゴキブリ対策に効くといわれているのでしょう。
始めに知っておきたい、アロマティカスの育て方のポイント
香りが良く、ゴキブリ対策の効果も期待できるとなれば、さっそく育ててみたいですよね。アロマティカスは生育旺盛で育てやすい植物ですが、だからこそ気を付けるべきこともあります。知っておきたいポイントなど、アロマティカスの育て方を簡単にまとめました。
ポイント1
毎日の水やりは不要。土が乾いてからたっぷりと。
ハーブのようですが、肉厚で多肉質な葉なので多肉植物と同じような育て方が向いています。乾燥に強いので、水やりは毎日する必要はありません。水やりのし過ぎは根腐れの原因になるので、タイミングは土が乾いてから。鉢底穴から流れ出るくらいたっぷりと水やりをしてください。
ポイント2
置き場所は屋外の風通しと日当たりの良い場所が◎
アロマティカスは日光が足りないと、徒長(間延びしてひょろっとした姿に育つこと)し、葉と葉の間が開いてしまい、だらしない草姿になります。キュッと締まった株を育てるにはたっぷりと日に当ててください。初夏~秋までは室内より、庭やベランダなど屋外で日当たりの良いところが向いています。室内の場合は、窓辺など日が良く当たる場所で育ててください。
ポイント3
夏は涼しく、冬は暖かく。季節に合わせての移動が大事
アロマティカスは育てやすい植物ですが、高温多湿と寒さには強くありません。夏は風通しが良く涼しい場所が適しています。屋外で育てている場合、秋以降は室内の日の当たる窓辺に移動させてください。室内で管理する場合、暖房が直接当たらないよう気を付けましょう。
ポイント4
根詰まりしないように、適宜株分けや植え替えを
アロマティカスはとにかく生育旺盛。最初は小さかった株もぐんぐん育ち、あっという間に縦にも横にも育っていた、なんてことも。根が育ち、鉢の中がパンパンになってしまうと根詰まりの原因になります。根詰まりは根が傷む原因になるため、鉢底から根が見えている場合は、一回り大きい鉢に植え替えるか、株分けをすると良いでしょう。
ポイント5
肥料は葉の様子を見て適宜施す
アロマティカスは肥料を施さなくても育ちますが、葉の色が薄く悪くなってきた場合は液体肥料を施すか、顆粒肥料を株下に施してください。肥料を使う場合は製品に記載の分量を目安に適量を施すようにしましょう。
成長に合わせて行いたい。アロマティカスを増やす方法
アロマティカスは、挿し木と株分けで増やすことができます。どちらも難しいことはありません。成長に合わせて剪定したり、植え替えしたりするときに同時に行っても良いですね。挿し木、株分けのどちらも時期は春~夏前が向いています。
方法1
剪定と合わせてやってもOK! 「挿し木」で増やす
植物の成長を調整するために剪定を行いますが、そこで切った部分は捨てずに挿し木することができます。挿し木に使う部分は、新しく成長し元気な枝葉を使います。土に埋まる部分は葉を取り除いておきましょう。
挿し木用の土は肥料の配合がなく水はけの良いものを。粒が大きく粗いものより、細かい土のほうが向いています。市販の挿し木用の土を使うのもおすすめです。鉢またはポリポットに土を入れたら、水で湿らせてから挿します。あらかじめ割り箸などで穴を開けておくと挿しやすいですよ。植えてからは直射日光を避けた涼しい場所で管理しましょう。土が乾いたら水やりをしてください。発根するまで数週間かかります。ちなみに、すべてが必ず発根するとは限りません。
方法2
株を半分に割って「株分け」をする
株自体を割って、鉢を分ける「株分け」もアロマティカスを増やす1つの手段です。分けるときはやさしく割って、植え替え同様にきれいな土で植え付けます。株が大きくなりすぎると、密生して成長が悪くなる場合もあるので、成長に合わせて行うと良いでしょう。
方法3
生けて、飾りつつ「水栽培」で育てる
剪定したアロマティカスは、水に生けておけば発根するのでそのまま水栽培もできます。挿し木と同様に水に入る部分の葉は取り除きましょう。水は満杯に入れないで、茎の一部が浸かるくらいでOK。日が当たるところに置くと水が温まりお湯のようになるので、涼しく直射日光が当たらない場所がベスト。こまめに水を変えることもお忘れなく。(※写真は水栽培のイメージで別の多肉植物です)
室内で楽しむ。アロマティカスの飾り方
気温が高い時期は屋外のほうが生育環境としては適しているアロマティカスですが、室内でも飾って楽しむことはできます。室内での飾り方や、キッチンでの楽しみ方などをご紹介。
飾り方1
ラックや台などを使い、日当たりを確保して飾る
日当たりの良い場所を好むアロマティカス。ベランダ、室内ともに床に直置きするより台などを使って高さを出し、日光を確保するのがおすすめです。バラバラに鉢を置くより、1か所にまとめることで管理もしやすくなりますよ。いくつか鉢がある場合は鉢の色合いを統一するほうがより緑が映えます。
飾り方2
カットして、生けて飾りながら育てる
苗で育てているアロマティカスを少しカットして、花瓶や小瓶に生けて飾りながら水栽培をするのもおすすめです。キッチンなら、料理に使いたいときすぐ使えて便利ですよね。いろいろな種類のハーブと並べて楽しむのも手です。キッチンの場合もできるだけ日が入る場所に置きましょう。
育てて飾るだけじゃない。アロマティカスは食べる楽しみも
ミントに似ていて香り豊かなアロマティカス。多肉植物のような見た目ですが、ハーブのような使い方で料理に使うこともできます。以下では簡単に楽しめるレシピをご紹介。それ以外にも、刻んで肉料理やサラダにかけて香りのスパイスとして使うことができます。
レシピ1
涼しげで爽やかなアイスキューブ
作り方は簡単。製氷皿に水と一緒にアロマティカスの葉を入れて凍らすだけ。見た目におしゃれで、涼しげなアイスキューブの出来上がりです。ソーダや、アイスティーに合わせるのがおすすめ。溶けた氷からほのかに甘く爽やかな香りを楽しむことができますよ。ミントなどいろんなハーブと合わせても良さそう。(※写真はアイスキューブのイメージです)
レシピ2
ミントの代わりにハーブティーやモヒートに
ミントに似た香りなので、ミントが主役のハーブティーやモヒートにも向いています。モヒートの場合、アロマティカスを叩いて香りを出して作ります。リキュールを使わずに、ノンアルコールモヒートもおすすめです。ハーブティーの場合は、ミントのハーブティーを淹れるときと同様。スッとした香りは気分転換にもなるので、仕事の休憩のお供に作ってみては。(※写真はモヒートのイメージです)
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