
個性派揃いでかっこいいユーフォルビア。部屋が映える人気種や飾り方
セレクトショップやインテリアショップでもよく見かけるサボテンや多肉植物。なかでも今特に注目を浴びているのがユーフォルビアです。人気の種類から育て方などをご紹介!
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種類豊富でユニークな形が人気のユーフォルビア
ユーフォルビアはトウダイグサ科ユーフォルビア属の植物。温帯から熱帯、日本も含む広い地域に分布しています。その種類は約2,000種といわれており、クリスマスシーズンによく見るポインセチアもユーフォルビアの仲間です。種類の多さからもわかるように、見た目もサイズもさまざまで、実は公園や施設の植栽にも使われています。
とにかく種類が多いだけあって、緑ではなく白い種類があったり、パイナップルのような見た目だったり、塊根植物のような姿だったりとユニークな姿で個性があります。枠に収まらないルックスでインテリアグリーンとしても注目度が高く、集めて楽しむ人も多く、非常に人気があります。
どれもかっこいい。ユーフォルビアの人気10種類をピックアップ
2,000もあるとされているユーフォルビア。その中から観葉植物として人気のある種類を集めてみました。サイズも小さいものからリビングで映える大きなものまでさまざま。置きたい場所に合わせて選ぶのも良いですね。
種類1
ユーフォルビア・オベサ
丸くコロンとしたフォルムの「オベサ」。トゲがなく、つるんとした肌はつい撫でていたくなります。濃淡のボーダーも特徴的。成長するにつれ、下部が茶色くなることもあります。病気ではなく「木質化」といって木のように硬くなる現象ですので触ってみてブヨブヨでなければご安心を。オベサは雄雌があり、交配して種で増やすことができます。
種類2
ユーフォルビア・ホワイトゴースト
パッと見ただけでも、白いのが一目瞭然の「ホワイトゴースト」。名前の通り、白いお化けのような見た目は、園芸店などの売り場でも際立っています。白いからといって、育て方が特に難しいことはなく、多肉植物と同じ管理で育てられます。グリーンの植物の中にアクセントで取り入れてみても良いですね。
種類3
ユーフォルビア・バリダ
くっきりとしたボーダーに、トゲのような枝のようなものが伸びている姿が特徴的な「バリダ」。これは、花が終わった後の花柄(かへい)なんです。自然の経過がかっこよく楽しめます。見ての通り控えめで地味な花が咲きます。
種類4
ユーフォルビア・ホリダ
青白い肌に、白い太めのボーダー模様が入る「ホリダ」。和名では「魁偉玉(かいいぎょく)」といいます。トゲのように見える部分はトゲではなく、バリダ同様に花が終わった後の花柄(かへい)が硬くなったもので、花も地味です。縦に成長していくので、幅を取らずに飾れます。
種類5
ユーフォルビア・ソテツキリン
まるで小さなパイナップルみたいな見た目のユーフォルビアが「ソテツキリン」。「パイナップルコーン」という名前でも流通しています。秋以降、気温が下がり休眠期になると葉が落ちますが、冬越しがうまくいけば春以降にまた芽吹きます。休眠時は完全に水を切ってしまうと枯れる場合がありますので、様子を見て土の表面が湿る程度の水やりと葉水をしてください。
種類6
ユーフォルビア・ラクテア(マハラジャ)
波打つようなラインで扇状に広がる姿をした「マハラジャ」。別名「夕焼けサンゴ」としても流通しています。マハラジャは綴化(てっか)したユーフォルビア・ラクテアを接ぎ木にしたものです。綴化とは成長点の組織が、本来の点状から帯状になった状態のこと(つまり成長異常)。個性的な見た目でインテリア性も高く人気があります。
種類7
ユーフォルビア・キリンドリフォリア
ローズマリーを肉厚にしたようなルックスの「キリンドリフォリア」。塊根植物のような姿が印象的です。縦に成長するというよりは、横に広がるように枝が伸びていきます。順調に成長すると、グレーピンクの花が咲きますよ。日光が不足すると枝がひょろっと成長するので、日当たりの良い場所で管理を。
種類8
ユーフォルビア・九頭竜(イネルミス)
愛好家たちには「タコもの」とも呼ばれる「九頭竜(くずりゅう)」。タコをひっくり返したような不思議な姿が特徴的です。成長すると、真ん中の塊根上の株から枝が伸びます。日光が不足していると、枝の先端がひょろひょろになってしまうので、日当たりの良い場所で育てるのがおすすめです。
種類9
ユーフォルビア・大雲閣
パッと見で柱サボテンに間違えられやすいのがこの「大雲閣(だいうんかく)」。生育に関しても柱サボテンのように成長し、数メートルにもなります。庭でもリビングでも育てやすく丈夫な点が魅力。背が高くなりすぎたらカットもでき、切った部分は挿し木にできるので捨てずに乾かして植えてみてください。
種類10
ユーフォルビア・ティルカリ(ミルクブッシュ)
「ミルクブッシュ」や「アオサンゴ」という名前でも呼ばれています。明るく、ツルッとした茎が縦に広がるように育っていきます。高さがある株の場合は、深さのある鉢に植えるほうが安定しますよ。生育旺盛なので、成長して形が崩れてきた場合は剪定して整えてもOK。剪定した部分は挿し木で増やすことも可能です。
基本は4つ。ユーフォルビアの育て方のポイント
種類が多いユーフォルビアですが、育て方の基本は共通しています。水やりや季節ごとの管理、置き場や植え替えなど押さえておきたいことをまとめました。
ポイント1
水やりは土が乾いてからたっぷりと
ユーフォルビアは多肉植物として扱われているため、毎日の水やりは不要です。タイミングは土が乾いてから。鉢底穴から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。夏は夕方の涼しい時間帯に水やりしてください。ほとんどの種類が冬は休眠期です。頻度は控えめにして、昼間の気温が高い時間に水やりをしてください。
ポイント2
日光と風が大事。春~秋は屋外で管理も◎
買ってきたときはきれいな形だったのに、先端が尖ってきた、枝がやけに細くなってきた……。それは日光不足のサインです。また、風通しも大事なので春から秋は屋外で管理すると良いでしょう。室内でも日光が十分足りていて形がきれいな場合は、環境が適しているので移動させる必要はありません。形が崩れたり、調子が良くなかったりする場合は、置いている環境を見直してみてください。
ポイント3
寒さはには弱いので、気温が下がってきたら室内へ
ユーフォルビアの生育期は夏で、冬は休眠期になります。原生地は温暖な気候なので日本の冬は苦手。外で育てている場合は、秋以降気温が下がってきたら室内に取り込むようにしましょう。室内に置く場合は、日光がよく当たる場所が理想的です。たまに鉢を回して、株にまんべんなく日光が当たるようにすると◎。窓辺でも冬の窓辺は外気に近いので、少し離したほうが安全です。
ポイント4
植え替え時期は春~夏。土が乾いているときがやりやすい
植え替え前の数日は水やりを控えて、土が乾いている状態で行うようにしましょう。乾いているほうが土がほぐれるのでスムーズに植え替えられます。休眠期の冬に植え替えて水をやっても、うまく水を吸えず根が傷む原因になりますのでご注意を。冬にどうしても鉢の雰囲気を変えたい場合は鉢カバーを使い、暖かくなってから植え替えをすることをおすすめします。
知っておきたいユーフォルビアのトラブルと対策
ユーフォルビアを育てているときに、出てくる疑問点や気になること。よくある事例でもあり、気を付けたいことでもありますので、育てる際に知っておきたいことをまとめてみました。
トラブル1
切り口や表面から白い液体が出てきた
ユーフォルビアを育てていたら、一度は目にするであろう白い乳液状の液体。この液体はユーフォルビアの樹液です。樹液が粘膜につくと染みて炎症を起こしますので、手や指についたら水でしっかりと洗い流してください。剪定などでハサミに樹液がついた場合も乾く前に拭き取るか、水洗いをするように。乾くと取りにくくなりますので早めに対処してください。
秋以降に葉が落ちてなくなった
ユーフォルビアは原産地が温暖~熱帯と暖かい気候の地域です。冬は休眠するため種類によっては葉を落としますが、枯れたわけではないのでご安心を。葉が落ちたら水やりの回数は減らしましょう。ユーフォルビアは根が細いため、完全に水を切ると枯れてしまう場合があります。土が乾いた数日後を目安に、土が湿る程度に水やりをしましょう。
部屋が映える。ユーフォルビアの飾り方をマスターしよう
個性的な種類が多いユーフォルビアですが、実際どう飾ったらよりかっこよく生かせるのか……? 難しいことは決してなく、ちょっとした工夫で植物が映えておしゃれな空間を作ることができます。サイズ感や、鉢との組み合わせ、置き場など、ぜひ参考にしてください。
飾り方1
観葉植物とMIX。色数を抑えることで緑が映える
モノトーンが多い空間は無機質で冷たい印象になりがちですが、植物が入ることで明るく雰囲気を演出可能。部屋全体の色と鉢の色を合わせることで、植物のグリーンがよく映えます。種類が違う植物も鉢の色を合わせることでまとまり良く飾れますよ。
飾り方2
サイズ違いでランダムに配置し、日当たりも確保
大きさも葉の形も違う植物をなんとなく置いてみる。ちょっとした空間にランダムに配置してみたら意外と良い感じ! なんてことも。その際、密集しないよう注意しましょう。風通しと日当たりを意識するのがポイントです。棚などで高さを出して高低差をつけるのもおすすめ。
飾り方3
オブジェのようにさりげなく1鉢をプラス
小ぶりなものでも、棚の上に1つあるだけでも雰囲気が変わります。写真では、木を使った雑貨やインテリアに、ミルクブッシュの緑が映えていますね。日当たりが心配なら、午前中や外出中はベランダや窓辺に置いてたっぷりと日と風に当て、夕方以降に部屋で愛でましょう。
飾り方4
ミニテーブルにひとまとめ。コーナーを作って飾る
小ぶりの鉢がいくつかあるならば、専用のコーナーを作って飾るのも素敵です。またひとまとめになっているので管理が楽というメリットも。窓辺の近くで日差しが強すぎる場合は、レースカーテン越しに置くなどの調整をしてください。
飾り方5
存在感のある大きな1本をプラスしてメリハリをつける
小さい鉢がずらりと並ぶ空間に、大きめの鉢を1つ配置。鉢カバーを使って鉢の色を合わせると全体的にまとまりが出ます。大きめの鉢は土の量も多く重みがあるため、植え替えするのは大変ですが、鉢カバーやバスケットなら手軽にできますよ。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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ユーフォルビア・オベサ
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ユーフォルビア・ホワイトゴースト
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ユーフォルビア・バリダ
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ユーフォルビア・ホリダ
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ユーフォルビア・ソテツキリン
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ユーフォルビア・ラクテア(マハラジャ)
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ユーフォルビア・キリンドリフォリア
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ユーフォルビア・九頭竜(イネルミス)
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ユーフォルビア・大雲閣
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ユーフォルビア・ティルカリ(ミルクブッシュ)
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