
似合うサングラスの選び方。形・色・機能を押さえて最良の1本に出会おう
自分にぴったりのサングラスを選ぶのは、ポイントを押さえれば意外と簡単。形やレンズの色・機能について、それぞれの選び方を解説するので、納得の1本を見つけましょう!
サングラス、きちんと選べてる? 選びのポイントは形・色・機能にあり
もしも「自分にはサングラスが似合わない……」と苦手意識を持っているとしたら、本当に似合う1本をまだ見つけられていないだけかもしれません。いくつかのポイントを意識して選べば、必ずや自分にマッチするアイテムに出会えるんです。
その第一歩として、まずはシェイプや玉型などと呼ばれるレンズの形による特徴を把握しましょう。自分の顔型に合う形状がわかると、選ぶべきサングラスを絞り込むことができます。そして次に、サングラスにおいてはレンズの色や機能も重要。どんな装いに合わせたいのか、またどんなシーンで使うのかによって、選ぶべきレンズの条件はおのずと決まってきます。度入りのレンズを選ぶこともできますので、普段はメガネを愛用している人も季節やシーン、気分に合わせてサングラスを使ってみてください。本記事では、それぞれの選び方の細かいポイントをわかりやすく解説していきますので、最適な1本を見つけて楽しいサングラスライフを満喫しましょう!
サングラスの「形」は主に7つ。まずは自分の顔型に合うタイプを見つけよう
まずは、サングラスのレンズの形状を絞り込むのがおすすめです。さまざまなタイプがありますが、ここでは大人の男性におすすめの7種類を厳選。それぞれマッチしやすい顔の輪郭とともに解説していきましょう。
タイプ1
ボストン
スタンダードな形状の1つで、最近のトレンドでもあるシェイプがボストン。丸みを帯びた逆三角形のおむすび型が特徴です。そんな形状と同じ三角顔にもっとも似合うといわれていますが、四角顔とも好相性。高さがあるシェイプなので、顔の面長感を緩和してくれますよ。
タイプ2
ウェリントン
もっともスタンダードでオールマイティに使えるシェイプといえるウェリントン。台形の角を丸くしたような形状が特徴です。クセの少ない形で汎用性が高く、合わせる顔型を選びませんが、顔の輪郭が面長の人に特におすすめ。高さのあるレンズが顔の長さもカバーしてくれます。
タイプ3
オーバル
やさしいニュアンスを振りまくシェイプがオーバル。オーバルは「楕円」という意味で、レンズの形状も横長の楕円形になっています。卵のような丸みのある形なので、それとは逆の尖った三角顔や、角張った四角顔との相性が抜群。ソフトなイメージを演出できます。
タイプ4
ティアドロップ
もともとは空軍のパイロット用に開発されたティアドロップ。ワイルドで男っぽいイメージの強いシェイプです。涙のしずくを連想させる形状に存在感があるのも大きな特徴。ボストンやウェリントンと同じくレンズに高さがあるため、面長な印象を和らげる効果があります。
タイプ5
ラウンド
ほぼ円形のシェイプがラウンド。古くからあるベーシックな形状で、レトロなテイストを感じさせます。シンプルなタイプを選ぶと知的な印象ですが、レンズのカラーによってはポップなイメージが強くなります。丸い形状とは正反対の四角顔と好相性。三角顔のシャープなイメージも緩和できます。
タイプ6
スクエア
こちらもベーシックなシェイプのスクエア。横長の四角形がベースになった形状が特徴的です。比較的ユーティリティに使えますが、四角とは真逆の丸顔に合わせるのがもっともおすすめ。マイルドなイメージの顔型にシャープな印象を加味することができます。
タイプ7
ハーフリム(ブロウ)
フレームの中でレンズを囲んでいる部分がリム。リムが上半分のみになっている仕様がハーフリムです。また、デザインとしてリムの上部が太くなり、まゆ毛のように見えるものはブロウタイプとも呼ばれます。サングラスの上辺に存在感があり、アイキャッチになっていることから視線を顔の上部に集め、輪郭が長く見える効果が望めます。そのため丸顔にマッチしやすいデザインです。
外見だけじゃない。サングラス着用時の見えやすさも左右するレンズの「色」
サングラスと聞くとダークなレンズを思い浮かべるかもしれませんが、実はレンズカラーのバリエーションは近年特に増えていて、ライトなカラーも多く発売されています。その色によって外から見た印象が変わるのはもちろん、機能的な特徴にも差が。ファッション性と機能性の両面からレンズの色を選ぶようにしましょう。
カラー1
グレー系
グレーのレンズは防眩効果がもっとも高く、オールラウンドで使えます。ナチュラルな色味に近い視界が得られるので普段使いしやすく、サングラス初心者にもおすすめ。外見の印象は明るさによって大きく変わりますが、ライトグレーもチャコールグレーもクールなイメージ。合わせるコーディネートを選びません。
カラー2
ブラウン系
ブラウンや赤系のカラーは、チラつきの原因となるブルー系の光を低減。コントラストが強調されて輪郭がハッキリするため、スポーツや釣りに最適です。また、遠くが見えやすくなるのでゴルフやドライブにも向いています。ブラウンは肌の色に近く、顔に馴染みやすいのもポイント。そのため、コーディネートの色使いをあまり気にせず幅広く使うことができます。
カラー3
ブルー系
ブルーのレンズは、イエロー系やレッド系の光を抑える効果が特徴。日差しやクルマのライトといった強い光も和らぐので、サイクリングなどに適しています。温かみのある電球色などの下で色順応がしやすく、目が疲れにくくなるのもポイントです。ブルーは爽やかなイメージやクールな印象が演出できるのも魅力。サングラスが不可欠となる暑い季節に、ブルーレンズで爽快なムードを加味するのもおすすめです。
カラー4
グリーン系
あらゆる色の光を平均的に和らげてくれるのがグリーンのレンズ。強い自然光や植物からの乱反射をソフトにしてくれるので、アウトドアのシーンやランニングなどに最適です。また、グリーンの視界にはリラックス効果があり、安らぎを与えてくれるともいわれています。明るいグリーンはかなりフレッシュな印象ですが、オリーブに近いトーンなら落ち着きと個性を兼備。男っぽいミリタリーテイストを演出する際にも重宝します。
カラー5
イエロー系
イエローのレンズには、光の発する短波長をカットしつつ中間波長を多く取り込み、コントラストを強調する効果があります。曇りの日や薄暗い時間帯でも視界がクリアになるため、ドライビングサングラスではこのイエローレンズが主流となってきました。また、スキーやスノーボードにも適しています。ただし、外から見た印象はややポップになりがちなので、その点は要注意。フレームのデザインや全身のコーディネートはシンプルにして、落ち着いたムードにまとめるとバランスが整いますよ。
カラー6
パープル系
淡いトーンでも効果が高いパープルのレンズ。目元が透けて見える明るいカラーでも、まぶしさをきっちり抑えてくれます。そのため、ソフトなイメージを重視したいときにおすすめ。肌色に程良く映えて目元がスッキリして見えるのもポイント。くすみを隠してくれて、ラグジュアリーなムードを演出できるので、屋外のパーティなどでも適任です。ブルーと同じ寒色系のカラーなので、暑い季節の爽快なアクセントとしてもうってつけ!
カラー7
クリア(無色)
紫外線カットの機能をしっかり備えながら、無色透明に近いクリアレンズを使ったサングラスも最近では少なくありません。視界がクリアで汎用性も抜群。ブルーライトカットの効果があるタイプを選び、オン・オフ兼用として使うというのも便利です。見た目はメガネそのものなので、知的なムードを重視したいときにおすすめ。コーディネートを邪魔せず、幅広いシーンにマッチします。
用途に応じて選ぶべし。+αの「機能」を備えたサングラスのレンズ3種類
サングラスは強い日差しから目を守り、視界を確保するという重要な役割も担っています。紫外線カットは基本機能として必須ですが、その他の機能はレンズの種類によって違いがあるので、特徴を把握しておくと選びやすくなります。主要な「偏光レンズ」「調光レンズ」「ミラーレンズ」について特徴を解説するので、自分にとって必要な機能を見極めましょう!
種類1
偏光レンズ
反射光をカットしてギラつきを抑え、スッキリした視界を確保するのが偏光レンズ。偏光フィルター、偏光膜、雑光カットフィルターなどと呼ばれる特殊フィルムをレンズの間に挟み、ブラインドのような効果を利用してまぶしさを緩和するのが大まかな仕組みです。路面、水面、雪面などから乱反射を遮断してくれるので、ドライブ、マリンスポーツ、ウィンタースポーツなどで重宝します。
種類2
調光レンズ
自動的に明るさを調整してくれるのが調光レンズです。当たる紫外線の量によってレンズカラーの濃度が変化する仕様。つまり屋外では色が濃くなり、屋内では色が明るくなるという優れモノなのです。いうなれば、サングラスとメガネの2WAYレンズ。サングラスの用途は限定的だし……と購入を躊躇しているなら、調光レンズのサングラスをアウトドア&インドアの兼用アイウェアとして使ってみてはいかがでしょうか。
種類3
ミラーレンズ
ミラーレンズとはその名の通り、レンズ表面を鏡のように加工したレンズのことです。光を反射するので強い日差しやまぶしさをカット。無加工のレンズより可視光線透過率が低減します。目線や表情が隠せるので、対戦型スポーツに最適。ファッション性が高く、コーディネートのスパイスになるのも魅力です。スポーティな雰囲気や海のムードが強いので、その点を意識して着けこなすようにしましょう。
最後に。知っておきたい可視光線透過率の話
可視光線透過率について知っておくと、サングラスを選ぶ際に役立ちます。何となく意味は想像できると思いますが、レンズを通過する光の割合を意味します。可視光線透過率が低いほどまぶしさが抑えられるので、日差しが強い状況でも使いやすいということ。必然的にレンズの色は濃くなり、視界が暗くなります。オールマイティに使える目安は、可視光線透過率30%程度。サングラスをよく使うシーンに合わせ、可視光線透過率もチェックするようにしましょう。
PICK UP
編集部の注目
STAFF STYLING
スタッフスタイリング
VIDEO
注目動画
ACCESS RANKING
アクセスランキング
ITEM RANKING
アイテムランキング