
愛機がより愛おしくなる。腕時計ケースを賢く選んで良い時計ライフを
意外と悩みがちなのが腕時計の置き場所。その辺りにポンと置くのは見た目にイマイチですし、傷や紛失も心配です。愛用の1本にふさわしい腕時計ケースを用意しましょう。
置きっぱなし、はもうやめよう。腕時計ケース1つでさらに深まる愛着
帰宅した後、腕時計をその辺に置きっぱなしにしている人はいませんか? もし、それが大切な腕時計だとしたら決して賢い習慣とはいえません。腕時計は言わずもがなの精密機械。うっかり床に落としてしまったり、他のものに当たってキズがついたりすると故障の原因になり、高額な修理費が必要になることも。目に見えないような微細なほこりも腕時計の大敵です。
そこでおすすめしたいのが、腕時計ケースです。時計愛好家の多くが使用しているこのアイテムは、先に述べたリスクから腕時計を守ってくれるだけでなく、しかるべきデザインを選べば部屋のインテリアとしても映える優れモノ。たくさんの腕時計を所有しているわけでないとしても、腕時計ケースという“定位置”を設定すれば、朝に腕時計が見当たらない……なんていうトラブルを防ぐこともできるのです。
ひとくちに腕時計ケースといっても、その種類はさまざまで、内側に仕切りが設けられた「コレクションケース」をはじめ、旅行に便利な「携帯ケース」、腕時計をオブジェのようにディスプレイできる「スタンドタイプ」、機械式時計の作動を維持する「ワインディングマシーン」など。デザインのバリエーションも実に豊富! 好みや目的に応じて選ぶことができます。腕時計のコンディションを守りつつ、インテリアとしても一役買う、まさに優れモノ。大切にしている腕時計があるなら、投資する価値は大いにありますよ。
製品4種のカテゴリで網羅。用途別に揃えたい、腕時計ケース12選
腕時計ケースを大別すると、前述の通り「コレクションケース」「携帯用ケース」「スタンドタイプ」「ウォッチワインダー」の4カテゴリに大別することができます。それぞれデザインや素材、収納数は多種多様。自分の好みや部屋の雰囲気、コレクション数にマッチするモデルを選びましょう。
▼ケース1:ほこりも被らずまとめて収納。「コレクションケース」は基本のき
数ある腕時計ケースの中でもっともポピュラーなタイプがコレクションケース。複数の腕時計を収納できるよう内側が仕切られ、腕時計を衝撃から守るために柔らかい素材が張られているものが多く見られます。また、蓋にはガラスなどの透明な素材があしらわれていることがほとんどで、腕時計を収納したまま眺めることが可能。特にソーラー式の腕時計を収納するなら、蓋が透明なタイプがおすすめです。
腕時計ケースの主流だけあって、コレクションケースの種類はさまざま。なかには保管やディスプレイだけでなく、“特技”を持つ個性的なケースも。高価なモデルになると、セキュリティロック機能を搭載したモデルや、多くの腕時計を収納できるよう2段式になっているモデルも存在。替えのストラップやベルトの余ったコマなど、大切なパーツを保管できるスペースが設けられたケースも便利です。
なお、機械式腕時計を収納する場合は湿気を防ぐためにケースの中に乾燥剤を入れておくのがおすすめ。また、テレビやスマホなどのそばで保管する場合は磁気を通さないアルミニウムやアルミ合金製のケースを選べば安心です。
アイテム1
『ベローナ』ウォッチボックス
表面のツヤや木目が高級感を醸し出すウッド製のコレクションケース。外装はブラウン、内装はオフホワイトというコンビネーションカラーもエレガントなイメージを強めます。内装には腕時計を傷つけないようソフトな起毛素材が張られており、蓋の部分はソーラー時計を充電することもできるガラス製に。10本の腕時計を収納可。W27×H7.5×D21cm。
アイテム2
『STEYK』アルミニウム ブラック ウォッチケース
パソコンやテレビが発する電磁波は機械式時計の時刻のズレや故障の原因になることも。そこで役立つのが電磁波を通さないアルミニウム製のケース。パーツまでマットブラックという男らしいルックスもさることながら、腕時計が映える大きなガラス窓、ビッグフェイスの腕時計にも対応できる調整可能な仕切りなど、使い勝手の良さも◎。W29×H8.5×D11cm。
アイテム3
『キングスター』腕時計ケース
収納力を重視するなら、2段式のケースはいかがでしょう? ガラス窓のある蓋が付いた上段には12本の腕時計を収納することができ、下段にはメガネやアクセサリーを収納できます。また、替えのストラップやベルトの余ったコマといったパーツ類を収納するのにも便利です。外装は高級感のある合成皮革で、開けたまま固定できる蓋もポイント。W30×H13×D20.2cm。
▼ケース2:旅先に持って行くなら、これ。「携帯用ケース」が1つあると便利
旅先のホテルやジムなどで、「外した腕時計をどこに置こう……」なんて迷うときがときどきありますよね。適当にポケットやバッグにしまうのも、傷や紛失が気になります。そんなときに役立つのが、携帯タイプの腕時計ケースです。外側はナイロンやレザーなどの丈夫な素材で内側はスポンジなどのクッション材でできたものが多く、腕時計を衝撃から保護してくれます。さらにジップやフラップでケースを閉じれば、ほこりや汚れから腕時計を守ってくれます。ただ、ビッグフェイスの腕時計の場合は、ケースが小さ過ぎて収納できない、ということも。オンラインでの購入時は腕時計を収納できるかどうか、サイズをチェックしましょう。
携帯ケースに多いのが、腕時計を1本ずつ収納できるタイプ。ボタン留めのフラップやラウンドジップがあしらわれたタイプなら、落下しても腕時計が飛び出す心配はありません。他にも、眼鏡ケースのようなシンプルなデザインやネクタイケースを思わせる筒形タイプなど、凝ったデザインの携帯ケースも存在します。旅行に持って行く際にも大活躍してくれるので、移動が多い方はぜひお試しを!
アイテム4
『MOD』ウォッチケース
ショートトリップやジムなどで役立つ1本用の携帯用ケース。『MOD(エムオーディー)』のそれは汚れや傷に強い硬質ナイロンボディ。表面にエンボス加工が施されているため、滑りにくいというメリットも。内張りはクッション性のソフトな起毛素材で、腕時計を衝撃から守ります。大きく開くラウンドジップのおかげで出し入れもスムーズに。W10×H5.7×D10cm。
アイテム5
『ヴァーグウォッチカンパニー』×『ポーター』ウォッチ コレクションボックス
『ヴァーグウォッチカンパニー』と『ポーター』のコラボによって誕生したケースはタフさが一級品。表側はキズや引き裂き強度に優れたデュポン社製のバリスティックナイロンで、内側にはポリエステルや人工スエード、レザーを使用。収納時には腕時計のケース部分が包み込まれる設計になっているため、安全性もピカイチ! 腕時計を2本を収納できます。W15.5×H4.5×D8cm。
アイテム6
『バンクス&スローン』ウォッチケース
オーストリアの時計アクセサリーブランドが手がけた腕時計ケース「ザ キャンベル」は、はっきりとしたシボが高級感を醸し出すレザー製。さらに内側には腕時計をやさしく包み込むマイクロスエードがあしらわれています。内部は腕時計を巻くクッション材と厚めの仕切りで構成され、それぞれをスナップボタンで留める構造に。W22.5×H10×D7.5cm。
▼ケース3:“見せる収納”が好みなら「スタンドタイプ」が部屋に映える
リモートワークのときなど、腕時計を手元に置いておきたい場合に役立つのがスタンドタイプです。コレクションケースと違ってむき出しにはなるものの、スムーズに手に取れるという点ではスタンドタイプが上。毎日のように使う腕時計の収納に重宝します。玄関先に置いておけば、朝や帰宅時の着脱と保管が一段とスムーズになりますよ。ほこりや落下には気を遣う必要がありますが、デザイン性の高いものを選べばオブジェ感覚でディスプレイすることが可能です。
アイテム7
『ウォッチライフ』腕時計スタンド
高級家具に使われる国産のウォールナット材が使われたシンプルなウォッチスタンド。表面の豊かなツヤが特徴で、使い続けていくうちに味わいを増していきます。組み立てからやすりがけ、塗装まで、日本の熟練職人の手作業によって行われています。こちらはメタルバンドを引っ掛けやすい中留めストッパーが付いた2本用タイプ。W10×H9.5×D6.5cm。
アイテム8
『木香屋』ディスプレイ フレーム フォー ウォッチ
写真や絵画のように腕時計をディスプレイできる木製フレーム。漆器の箱などに用いられるトメ加工と呼ばれる技術が駆使されており、木の接着面を正確に切断し、継ぎ目を見せないことで端正な印象を生み出します。また、このフレームは万一の落下の際に腕時計を守る効果も。台座は内側のピンによる固定式で、着脱は簡単です。W85×H11.6×D7cm。
アイテム9
『cawaii french』腕時計スタンド
高級感で選ぶなら、レザークッションと大理石プレートでできたこの腕時計スタンドを。黒×シルバーのクールな配色はモダンな雰囲気の部屋とも相性良し。シンプルながら作りも技ありで、大理石は重みがあるために安定感が抜群。腕時計を巻くクッションも時刻が見やすく、かつズレ落ちにくい角度に。クッションW14.5×H2×D7cm 、プレートW15×H1.5×D7cm。
▼ケース4:機械式時計の良き友。「ワインディングマシーン」は一度試すべき
金曜日に外して置いておくと、月曜日の朝には大体止まっている。“機械式時計あるある”ですが、いちいち時刻を合わせるのが面倒……という方には腕時計ケースとしてワインディングマシーンを使うのがおすすめです。腕時計をセットすれば、ワインダーの自動回転によって腕時計のゼンマイが巻き上がり、ムーブメントが止まるのを防ぐことができます。おまけに動かし続けることで内部の機械油の循環が促され、偏りが少なくなる、というメリットも。本格機械式時計の愛好家のためのツールですので高級感のあるデザインのモノが多く、部屋の雰囲気を格上げするインテリアとしても活躍します。
アイテム10
『HOKUTO』ワインディングマシーン
使いやすさにとことんこだわったワインディングマシーン。ホルダーの脱着が容易にできるワンタッチロック機能をはじめ、無音低振動モーターによる高レベルの静音設計、扉を開いた際にホルダーの回転を自動停止する機能、離れて操作ができるリモコンなどを搭載。回転の向きや回転数も設定可能で、幅広い時計メーカーに対応します。W37×H20×D21cm。
アイテム11
『ラポート ロンドン』ザ オプティマ タイム カプセル
1898年に創業した英国の時計ブランドはウォッチワインダーのパイオニアとしても知られた存在。レトロフューチャーなタイムカプセルをモチーフにした本作は腕時計だけでなく、ボディのガラス窓からワインダーのギアが回転する様子を眺めることができます。回転の向きを選べるモード設定や、寝室にも置ける静粛性も人気の理由。W14.9×H17.4×D27.9cm。
アイテム12
『ロイヤルハウゼン』ウォッチワインダー
最高6本を収納できるワインディングマシーンは、高級感のあるデザインと性能に定評のある『ロイヤルハウゼン』の作。ピアノのような光沢を持つ外側の素材は木の繊維から作られたMDF(中密度繊維板)で、モーターには日本製のマブチモーターを使用。回転の向きや回転数などを設定できるほか、操作しやすい液晶パネルやリモコンも付属しています。W38×H31×D21cm。

腕時計・ウォッチ
メンズが腕時計を選ぶ5つの基準。機能、ルックス、それともブランド力か
腕時計は実用品であると同時に、着用者の人物像やセンスを反映する装飾品。ここでは機能と見た目、そしてブランドなど、さまざまな面から腕時計の選び方を解説します。
夏目 文寛
2021.08.13

腕時計・ウォッチ
高級腕時計ブランド46選。ステータス性を備えた一生モノ勢揃い
生涯をともにできるアイテムは意外と少ないもの。そのなかでも腕時計は、最も身近な存在ではないでしょうか。長く愛用するに足る逸品の選び方と、傑作をご紹介しましょう。
夏目 文寛
2022.07.24

インテリア・雑貨
デスクに1ついかが? しゃれたメガネスタンドが、仕事の効率を上げる
デスク周りで置き場所が定まっていないと意外と困るメガネを、見栄え良く収納できるメガネスタンド。必要なときに探す手間が省けて、仕事の効率アップも期待できそうです。
遠藤 匠
2021.09.19
この記事の掲載アイテム一覧(全12商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『ベローナ』 ウォッチボックス
-
『STEYK』 アルミニウム ブラック ウォッチケース
-
『キングスター』 腕時計ケース
-
『MOD』 ウォッチケース
-
『ヴァーグウォッチカンパニー』×『ポーター』 ウォッチ コレクションボックス
-
『バンクス&スローン』 ウォッチケース
-
『ウォッチライフ』 腕時計スタンド
-
『木香屋』 ディスプレイ フレーム フォー ウォッチ
-
『cawaii french』 腕時計スタンド
-
『HOKUTO』 ワインディングマシーン
-
『ラポート ロンドン』 ザ オプティマ タイム カプセル
-
『ロイヤルハウゼン』 ウォッチワインダー
掲載アイテムをもっと見る(0商品)
KEYWORD関連キーワード