
ナリフリは自転車乗りだけのものじゃない。日常着にも取り入れたいその魅力
自転車ライフとファッションをつないだ草分け的ブランドとして知られる『ナリフリ』。ガチな自転車乗りに限らず、おしゃれ好きの心もつかんで離さない理由を読み解きます。
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いかにも、ではない機能美が都会に映える。『ナリフリ』を上手く取り入れよう
巷は空前の自転車ブーム。移動手段としての“チャリ”が浸透し、自転車ライフに根差したファッション自体が1つのスタイルを確立されつつあります。本記事で深掘りする『ナリフリ』がそんな時代が訪れることを見越していたのかは定かではありませんが、時代の一歩先を突っ走ってきたことは間違いありません。同社の創業は2007年。現在はチャリ文化が根付くNYにも直営店を構え、自転車アパレルの草分けとして知られていますが、創業者の小林一将氏が立ち上げ当初から「自分は熱心な自転車愛好家ではない」と公言しているのが面白いところ。アメリカでファッションマーケティングを学んだ小林氏は、自転車乗りが快適かつおしゃれに着られる服がないことに着目し、自転車×ファッションというコンセプトを打ち出したといいます。
そんな『ナリフリ』のスタイルを象徴するのが、“自転車乗りの新しいユニフォーム”というコンセプトを打ち出したウェアの数々。その特徴は、自転車ライドに適した機能性を備えていながら、街カジュアルとしても主役を張れるデザインを兼ね備えていること。素材や仕立て、細部の仕様はテクニカルでありながら、良い意味でそれを前面に押し出していないので、スポカジ的なカジュアルウェア感覚で着られます。ブランド側からもあえて自転車用であることをうたわないスタンスを貫いていることもあり、自転車に乗らない人もデザインや世界観が刺さって購入していくケースが多いのだとか。
加えて同社では、ロングライド向けのサイクルウェアを手がける一方、自転車通勤でチャリをガシガシ漕ぎ、そのまま職場でも通用してしまうテーラード型のウェアを打ち出した“ザ・ツーキン・ツール”といった新規軸も打ち出し、今ではガチなサイクリストから自転車さえ持っていない洒落者にまで愛されるブランドとして自転車ブームの先頭を全速力で疾走し続けています。
見た目はいたって都会的。日常着としての『ナリフリ』コーデサンプル
ここでは、『ナリフリ』がどんな風に日常着に溶け込んでくれるのかを、いくつかのコーデサンプルで見てみましょう。基本的なデザインがミニマルでいい意味でクセがないので、スタイルの振り幅は想像以上に広いようです。
コーデ1
すまし顔のストレッチジャケットを主役にしたモノトーンコーデ
こちらのコーデは、いかにも都会的な見た目のテーラードジャケットがまさかの『ナリフリ』のモノです。すまし顔をしていますが、こう見えて2WAYストレッチ素材を採用したチャリ通勤対応モデルだったりします。ですが、ワイドパンツにもスッと馴染み、極めてスタイリッシュなモノトーンコーデに落とし込めています。
コーデ2
デニム顔のストレッチパンツで動けるアメカジに
ロンTにジーンズというなんの変哲もないアメカジ……と思いきや、そのジーンズがストレッチをギュンギュンに効かせた『ナリフリ』の「サイクルデニム」なんです。裾を折り返し、ロンTの裾からインナーを見せるこなし技がすんなりキマるのもそのシルエットの美しさゆえ。前傾姿勢になったときに腰側から下着が見えないよう、パターンにも工夫が凝らされています。
コーデ3
マウンパ&チノでアウトドア風味のアメカジもお手のもの
マウンテンパーカーにチノパンという、温故知新なアウトドアな香り漂うこちらのコーデ。実はこれ、上下ともに撥水性&ストレッチ性を備えた『ナリフリ』のモノなんです。これで横にチャリがなければ、おそらく自転車乗りには見られないであろうスタイリッシュな見栄えです。
実は毎年微調整。機能的であるために、アップデートをやめない『ナリフリ』
かつてないサイクルアパレルを次々と生み出している『ナリフリ』ですが、一方で職人気質な一面も。実は、創業時から商品をひたすらアップデートし続けている製品がいくつも存在します。ブランドの顔の1つである「プルブレーカー」というウインドブレーカーは、その1つ。ハの字型に開くスプリットファスナーの開き方次第で上下左右のどこからでも通気を促せる名作なのですが、最新作では脇下にベンチレーションを追加して通気性能を向上。生地も常に最新のものに変更し続けており、現在はゼラノッツという軽量リップストップ素材で、過去最高の防風・撥水・透湿性を実現しています。
即戦力アウターから秋冬頼れる小物まで。『ナリフリ』のおすすめアイテム12選
ここからはロングライドからビジネス対応まで、守備範囲が広過ぎる『ナリフリ』のアウターをご紹介。いずれも性能面は優秀ゆえ、秋冬の即戦力になってくれること請け合いです。
アイテム1
プルブレーカー
前項でもご紹介した「ブルブレーカー」は、前傾姿勢になった際にたるみができないように設計された前身頃も特徴。特徴的なハの字型に開くフロントファスナーは、首元まで閉じたときにファスナーがあごに当たらないように考えられたデザインでもあります。サムホールを備えているので、自転車ライド中に袖がまくれ上がることもありません。
アイテム2
2レイヤーマウンテンパーカー
このマウンテンパーカーも、継続的にブラッシュアップされているスタンダードアイテム。最新版ではオリジナルの2レイヤー素材を採用し、高いレベルの防水透湿性能を実現しています。細身ながら前傾姿勢を無理なく取れるパターンに、同社のこだわりが垣間見えますね。5つのポケットは内側がメッシュ素材で、開放することでウェア内に空気を循環させるベンチレーションの役割を果たします。
アイテム3
ドライテーラードジャケット
その名の通り、軽量にして速乾性のあるポリエステルツイルで仕立てたテーラードジャケット。シワがつきにくく、ついてもすぐに取れるため、チャリ通勤後もすまし顔で着こなせます。脇汗の汗ジミを防いでくれる脇汗パッドもうれしい機能。共布のスラックスと合わせてのセットアップコーデも可能です。
アイテム4
カリテタクティカルストレージジャケット
“ストレージ”の名の通り、収納性に長けた一着。前身頃にマチ付きの大容量ポケットを4つも用意し、背面には取り外して単品でも使えるサコッシュまで付いています。ボディの生地は、吸水速乾性と伸縮性に優れるオリジナル素材のカリテ。背面下部のメッシュや脇下ベンチレーションが備わっており、汗をかいた際もドライな着心地を保ってくれます。
アイテム5
『ナリフリ』×『リー』高耐久ストレッチワークジャケット
『リー』の定番アウター「91-B」を細身にアレンジしつつ、前傾姿勢になった際にパンツや腰が見えないよう着丈を長めに調整。表地には、伸縮性と耐久性を兼備したストレッチコーデュラデニムを採用しています。後ろ身頃のポケットにリフレクターステッチを用いているので、自転車での夜間走行でも頼れる存在に。
アイテム6
『ナリフリ』×『ラベンハム』バンディンハム
『ラベンハム』のキルティングジャケットに、『ナリフリ』のウインドブレーカーの要素をドッキング。表地は『ラベンハム』の「ラベンスター」というオリジナルのポリエステル生地で、撥水加工によって雨などの浸透によって中綿の保温力が失われない作りになっています。両袖は自転車ライドを想定し、リブ袖に変更。後ろ身頃の裾には『ナリフリ』ではお馴染みの大型ポケットが備わっています。
アイテム7
ボアフリースボンバーブルゾン
『ナリフリ』が手がけるとボアフリースアウターも一味違ってきます。ブランドを特徴付けるハの字型ファスナーのポケットは、開くことによってベンチレーション機能を果たすもの。フリースアウターは体を動かすとウェア内が蒸れがちですが、これはその心配がありません。後ろ裾が少し長めにカットされているのは、前傾姿勢に配慮したデザイン。
アイテム8
サイドベンチレーション フリースジャケット
ミッドレイヤーとしてインナー使いもしやすい、中厚のフリースジャケット。両脇の切り替えがストレッチ性を備えたメッシュ素材になっており、ベンチレーション機能に加えて腕を上げ下げしやすくする役割も果たしています。自転車に乗る際の動きに干渉しない、後ろ身頃の右裾にポケットを用意。
アイテム9
スタンドカラーアノラック
スタンドカラーのアノラックと思いきや、首の左側から裾に向かって走らせたファスナーを開けば、脱ぎ着が楽ちんに。裾側を開いて通気を促すこともできます。これもセンターにファスナーがあると前傾姿勢時に邪魔になるので、それを回避するために考えられた設計。着用しないときは小さくたためるパッカブル仕様でもあります。
アイテム10
ポケッタブルバルカラーコート
こちらのバルカラーコートも伸縮性と撥水性を備えた生地を採用しているため、自転車ライドも可能。ですが、軽やかな一枚仕立てで、背面側のポケットの中にたたんで収納できるパッカブル設計なので脱いだときも邪魔になりません。フロントはファスナーとボタンフライを備えたダブル構造で、チンフラップを閉じれば首元から冷たい風が入るのも防げます。
アイテム11
ナイロンポケッタブルウィンドブレーカー
定番アイテムであるウインドブレーカーを、ポケッタブルにアップデートしたのが本作。パリッと張りのあるナイロンシェルボディは、表面にアクリルコーティングを施したもの。撥水性と防風性に優れ、ほんのり光沢感があるので、スポーティ過ぎない印象で着こなせます。後ろ裾に大型のポケットがあり、その中にたたんでコンパクトに持ち歩けます。
アイテム12
『ナリフリ』×『マウンテンマーシャルアーツ』NFMM-09
こちらは、トレイルランニングアパレルを手がける『マウンテンマーシャルアーツ』とのコラボ作。自転車ライドとトレランという双方のシーンで快適さを担保すべく、プライムフレックスメッシュというジャージ素材を採用。これは、伸縮性と吸水速乾性に加え、通気性を高次元で実現した『ナリフリ』のオリジナル素材で、運動後のクールダウンにも適しています。大容量のバックポケットにはコラボレーションを象徴するデジタルカモ柄をあしらい、背中の見どころも演出。
この記事の掲載アイテム一覧(全12商品)
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『ナリフリ』 プルブレーカー
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『ナリフリ』 2レイヤーマウンテンパーカー
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『ナリフリ』 ドライテーラードジャケット
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『ナリフリ』 カリテタクティカルストレージジャケット
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『ナリフリ』×『リー』 高耐久ストレッチワークジャケット
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『ナリフリ』×『ラベンハム』 バンディンハム
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『ナリフリ』 ボアフリースボンバーブルゾン
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『ナリフリ』 サイドベンチレーション フリースジャケット
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『ナリフリ』 スタンドカラーアノラック
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『ナリフリ』 ポケッタブルバルカラーコート
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『ナリフリ』 ナイロンポケッタブルウィンドブレーカー
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『ナリフリ』×『マウンテンマーシャルアーツ』 NFMM-09
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