一目で分かる! ジーンズの歴史・起源を紐解いてみた
誰もが一度は足を通したことがあるジーンズ。いつ誕生し、どのようにしてマス化されたのか。今回はジーンズの歴史を、ターニングポイントごとに紐解いていきます。
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アメリカが誇る服飾史上最大の発明品であるジーンズとは何か
定義としては、前に3つ+後ろに2つポケットがある5ポケットパンツであり、そのポケットは銅製のリベットで補強されていること。そして主にインディゴブルーのデニム生地で製造されたパンツをジーンズと呼びます。
ちなみに、デニム生地で作られたパンツ=ジーンズと思われがちですが、実は1番のポイントは“リベットによる補強”の箇所。ジーンズの生みの親であるリーバイス社がジーンズを発明時に申請した特許であり、もともとは採鉱業者をはじめとした、ハードな仕事にも耐えるワークウェアとして誕生した証拠でもあるのです。
ジーンズの起源とは
諸説ある中でもっとも支持を集めるのが、リベット補強の発明をジーンズの起源とする説。1871年にヤコブ・デイヴィスによって発明されたこの技術の1本は、当時瞬く間に大評判。そこでデイヴィスはリーバイ・ストラウス社と共に、これを特許申請しました。1873年に認められ、『リーバイス』ジーンズが誕生したのです。
世界初のジーンズが展開されると、リーバイス・ストラウス社は瞬く間にワークウェアのトップメーカーに。1890年には501が誕生し、ジーンズを必要とする声は拡大。採鉱業者だけでなく、主にカウボーイたちからも必要とされるようになりました。そこに目をつけたのが『リー』。定番モデルの101を発売し、成功を収めました。
アメリカの発展を支えた功労者に愛されるジーンズが、アウトサイダースの象徴に
50年代のハリウッド黄金期。ついにジーンズは銀幕を華々しく飾る時が来ました。それが1953年に公開された「乱暴者」。暴走族のリーダーを演じたマーロン・ブランドが『リーバイス』の1本を身に付け登場すると、社会に不満を募らせた若者から支持を集め、ジーンズは大流行。不良の穿くモノというイメージが定着しました。
さらにその2年後の1955年、ジェーム・スディーンが「理由なき反抗」で『リー』の101を着用。撮影用に用意されたジーンズでなく私物で撮影に応じたことも影響し、ジーンズは一般に普及させる大きなきっかけに。アウトサイダーファッションの象徴を確固たるものにしました。
一方、日本ではその頃アメリカが派遣したGIたちがジーンズを穿いて闊歩しており、彼らが穿く未知の衣料に惹きつけられ、若者たちは古着のジーンズをリサイズして着用。1956年にはジーンズが輸入されたものの、舶来の作業着を穿く若者が大人には奇妙に映り、ジーンズ=不良のレッテルが張られることになりました。
オルタナティブな衣料であるジーンズが、ファッションアイテムへと立ち位置を変更
『リーバイス』がホワイトリーバイスを展開するなど、品行方正に着こなせるパンツを展開し始めた60年代。これに飛び付いたのが、アイビーリーガーたちです。ブルージーンズのように不良性がなく、頑丈でいて品と知性を備えた1本は、勉強にもスポーツにも勤しむ学生にうってつけだったのです。
そんな彼らの着こなしは、TAKE IVYという本を通して日本に紹介され、たちまち大ブーム。ではブルージーンズは下火になったのかというとそう言うわけでなく、カジュアルウェアとして着実に浸透し、ファッションアイテムとしてのさまざまな可能性を広げつつありました。
その可能性を広げたのが、ポップアートの第一人者であるアンディ・ウォーホル。彼は、普段からジーンズを愛用していることで有名でした。ある時フォーマルなパーティに呼ばれた彼は、タキシードにジーンズという姿で登場。今以上にドレスコードが厳しかった時代に衝撃を与え、今でいうドレスダウンのはじまりとなりました。
60年代にはボブ・ディラン、70年代にはジョン・レノンとオノ・ヨーコがジーンズを着用し、音楽とジーンズは蜜月の関係に。そしてこの頃からジーンズはファッションアイテムとして着実に階段を上がり、ハイファッションのデザイナーもデニム素材に着目。140年あまりの激動の時代を超えて、今の不動の地位を築いたのです。
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