
アウトドアの良き友に。焚き火グローブの選び方とおすすめ品
キャンプでの焚き火のほか、調理や薪割りなどアウトドアの作業で大活躍する焚き火グローブ。1つ備えておくと便利ですし、何よりキャンプ上級者っぽく見えるんです!
焚き火のお供に、専用のグローブを
ここ数年アウトドアブームが続いていますが、最新トレンドは焚き火関連のグッズ! 各ブランドから機能的でおしゃれな焚き火台が登場し、難燃素材が採用された焚き火用ウェアなどの人気も高まっています。そんな焚き火グッズの1つが、焚き火グローブ。焚き火グローブとは熱に強い素材で作られた厚手のグローブで、耐熱グローブとも呼ばれます。キャンプ中は火の近くで作業することが多いのですが、そこでの怪我を防ぎ作業を快適にするのが焚き火グローブなのです。
焚き火グローブにもさまざまな種類があり、自分の使い方に合わないものを選んでしまうと、不便になるだけでなく安全面にも影響を及ぼします。“熱いものを持つ”がもっともベーシックな用途であると考えると、フィッティングの良さは大前提。多少ぶかぶかならまだいいですが、小さくて手が入らず、モノを持ちにくいのは論外です。それ以外にも細かいポイントはありますが、初心者は素材と耐熱温度、そして丈の長さに着目して選ぶと良いでしょう。
大事なのは「耐熱温度」と「素材」。主要な2つのマテリアルをチェック
焚き火や熱いものの近くで使う焚き火グローブにとって、耐熱温度は最重要チェック項目。一般的には、アウトドアで使う場合は耐熱温度が300度以上なら安心とされています。また、使われている素材も吟味すべき部分。フィッティングはもちろん、耐熱温度にも影響します。特に耐熱温度が公表されていないモデルを選ぶ際は素材に注意!
素材1
愛着を持って使いたいなら「牛革」製の焚き火グローブがおすすめ
焚き火グローブの素材は大きく2つ。その1つが牛革です。耐熱温度は低めですが、燃焼中の薪や炭に直接触れることがなければ、焚き火でも十分使用できます。また、内張りにしっかりと厚手の素材が使われていれば、耐熱温度の低さもある程度カバーできます。牛革のメリットは使い込むほどに手に馴染み、天然素材ならではの経年変化が楽しめること。見た目も高級感があるのでおしゃれキャンプにこだわるならばこちらをぜひ。
素材2
耐熱性は随一。コストパフォーマンスも重視するなら“アラミド繊維”を
焚き火グローブの二大素材のもう1つがアラミド繊維です。消防士や宇宙飛行士の耐熱服の素材にも使われており、パフォーマンスは言うことなし。アラミド繊維が使われていれば、どのブランドを選んでも間違いないといえます。高温になりやすい炭火の近くで作業をするときも安心ですし、コスパも優秀。デザイン面が派手だったり逆に作業用すぎたりとクセがありますが、実用重視なキャンパーなら納得できるはずです。
焚き火グローブの耐熱温度と着けやすさは、反比例する
フィッティングと耐熱温度が大事と言いつつ、実はこの2つは反比例する要素。焚き火グローブは素材に厚みがあるほど耐熱温度は高くなる傾向にあり、それに反比例してフィット感は落ちていきます。特に使い始めのころは、まだ手に馴染んでいないため繊細な作業が難しかったりごわつきが気になったりと、使いにくさを感じるかもしれません。自分が使用する用途を想定したうえで耐熱温度を選び、その中からもっともフィット感が良いモノを選びましょう。
「ロング」か「ショート」かで選ぶべし。焚き火グローブのおすすめ10選
素材と耐熱温度をチェックしたら、後はもう1つのチェックポイント、丈の長さで選びましょう! 丈が長いほうが安全性は高い半面、かさばるので持ち運びが少々不便。丈が短いと取り回しが簡単でポケットに入れておくことが可能ですが、手首から上はガードできず安全性は低め。メリット・デメリットを理解したセレクトが肝要です。
▼火の粉の爆ぜまでしっかり対策。実用性を求めるなら「ロング丈」のグローブを
長いものでは肘近くまで覆ってくれるロング丈は、火の近くでの作業はもちろん、火の粉が袖口や手首に飛んできても安心です。また、薪を大量に持ってもささくれが刺さる心配も無用。抱えるように持つことだってできます。道具として焚き火グローブを使うなら、ロング丈を選んでおいて間違いなしです。
アイテム1
『ユニフレーム』キャンプグローブ ロング
大人の男性でも肘下までカバーするサイズ感。爆ぜる火の粉や熱をカバーでき、不意の火傷を防げます。ゆったりとした作りで窮屈さがなく、取り回しやすいのも魅力です。素材は牛革をメインとし、縫製糸にはデュポン社のケブラーを使用。縫製部の耐久性を高めることで、タフなシーンにも対応してくれます。ダッチオーブンやスキレットなどで調理する際にも活躍!
アイテム2
『スノーピーク』ファイヤーサイドグローブ
手首と肘の中間ぐらいまでを覆う、ちょうどいいサイズの焚き火グローブ。スエード革をアウターに使用しているのでモノを持ったときにも滑りにくく、落ち着いた雰囲気を演出しています。インナーはポリエステルと難燃素材を使用したコットン。長時間使用してもムレにくく、快適な肌触りがうれしいですね。ループが付いているので、使わないときはハンギングラックなどに掛けておけるのも◎。
アイテム3
『コールマン』ソリッドレザーグリルグローブII
手首まで完全に覆う牛革製のグローブ。ダークブラウンカラーを採用することで、使い込んでも汚れが目立ちにくくなっています。牛革は使うほどにしっくりと手に馴染み、使いやすさが向上。自分の手に合った形に変化していくのも楽しいですね。立体縫製を採用しており、グローブのままでも作業しやすく疲れにくいのもうれしいポイント。
アイテム4
『ブッシュクラフト』焚き火グローブ ロング600
全長60cmの長さは、大人でも肘まで余裕でカバーできるサイズ。濡れても硬くなりにくい特殊オイル加工が施された柔らかい牛床革を使用。雨の日でも快適に使えます。裏地は綿が採用されており、吸汗・防寒性能も搭載。夏でも冬でも使えるうえ、溶接作業にも使える本格派の耐熱機能を持っています。もっとも負荷が掛かる親指の付け根にパッチが施されているので、耐久性も心配なし。
アイテム5
『キャプテンスタッグ』レザーグローブ
肘下まで腕を覆い、調理中の油はねや飛んでくる火の粉から腕を守ってくれる一品。筒が大きく作られており、大人の男性でもゆったりと使えて、作業に集中できるのが◎。また手のひら部分には厚めに牛革が使われており、耐熱性能と耐久性能はさらにアップ。しっかり握っても手に熱が伝わりにくいので、スキレットなどを持ったまま調理するのにも最適です。
▼焚き火以外の作業にも便利。取り回しの良さでは「ショート丈」に軍配
現実的に焚き火グローブは焚き火だけに使われることは意外と少なく、テント設営や薪割り、調理や釣りなど、手が汚れやすかったり怪我したりする可能性が高いシーンでも幅広く使われています。その場合、取り回しやすいショート丈のほうが使い勝手が良いことがあります。手首までしかカバーしていないのでロングに比べて安全性はやや劣りますが、マルチに使える汎用性はアウトドアでは必ずや重宝することでしょう。幅広く使いたいならショート丈一択です。
アイテム6
『ペトロマックス』アラミドプロ 300 グローブ
1910年にドイツで創業した灯油ランタンのブランドの焚き火グローブ。約300度までの耐熱温度性能を持つアラミド繊維を素材に採用しており、耐熱・耐火性はもちろん、耐久性・耐摩耗性にも優れています。手のひら側はブラックの生地が重ねられており、汚れが目立ちにくく、滑りにくさもアップ。フラットなフォルムは大きめな手でもフィット感があります。ループ付きでポールなどにつるしておけるのも、キャンプでは便利です。
アイテム7
『キャプテンスタッグ』ソフトレザーグローブ
柔らかくなめした牛革を採用し、男性はもちろん女性でも使えるユニセックス仕上げ。焚き火や調理、薪割りなどアウトドアシーンで幅広く活躍します。全面カーキのデザインもスタイリッシュで、ちょっとした作業でも使いたくなるのが魅力。甲側に配置された飾りステッチも美しく、飽きずに使えるはずです。汚れを気にせずガシガシ使って、自分だけの経年変化を楽しみたいですね。
アイテム8
『グリップスワニー』キャンプグローブ
タウンユースしても問題ないデザインは、キャンプで注目を集めること間違いなし! 手のひらに滑り止めのスエードが採用されており、手首が軽く絞ってあるので長時間の使用でもフィット感が落ちずストレスなく作業できます。1.3mm厚の牛革を使用しており、焚き火まわりの作業以外でも、テント設営などタフに使えるのもポイント。
アイテム9
『ロゴス』BBQ耐熱レザーグローブ
耐熱性に優れた牛革を採用し、BBQや焚き火で使える耐熱グローブ。大きな手を意識したサイズ感は大人の男性でもゆとりを持って指を入れることができ、窮屈さを感じさせません。手のひらや指は革を重ね貼りすることで断熱性を高めており、火傷防止にも役立ちます。手にやさしくフィットしごわごわした感じもないので、初心者が最初のグローブとして選ぶのにもピッタリ。
アイテム10
『DOD』アツイノイケルシランケド 耐熱グローブ
高い耐熱性能を持つアラミド繊維を使ったニットライクなグローブ。片側にはシリコンのデザインが描かれており、おしゃれ度もさりげなくアップしています。シリコンのデザインはグリップも兼ねているので、つるつるしたものもしっかりとホールド! また、シリコンがない側を手のひら側にくるようにはめれば約500度の耐熱性能を発揮します。内生地はコットンを採用し、肌触りもなめらか。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『ユニフレーム』 キャンプグローブ ロング
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『スノーピーク』 ファイヤーサイドグローブ
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『コールマン』 ソリッドレザーグリルグローブII
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『ブッシュクラフト』 焚き火グローブ ロング600
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『キャプテンスタッグ』 レザーグローブ
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『ペトロマックス』 アラミドプロ 300 グローブ
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『キャプテンスタッグ』 ソフトレザーグローブ
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『グリップスワニー』 キャンプグローブ
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『ロゴス』 BBQ耐熱レザーグローブ
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『DOD』 アツイノイケルシランケド 耐熱グローブ
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