
ヨセミテストラップをどう使う? クライミングギアから生まれた傑作ギア
安心してスマホやカメラを持ち運べて、必要なときにすぐ使える。おまけにコーデのキモとしても値千金。登山用ロープから誕生した『ヨセミテストラップ』が街に増殖中です。
ギア的な機能美がメンズ好み。『ヨセミテストラップ』って知ってる?
最近、街でよく見かけるあのモバイルストラップ。ゆうに1mはありそうなカラフルなロープでできていて、スマホやカメラを付けて肩に掛けておけばいつでもサッと取り出せるようになっています。見た目も良く、存在感のある太いロープと鮮やかなカラーリングがスタイリングにばっちり映えます!
その正体こそが『ヨセミテストラップ』。もともとプロのカメラマンのために考案されたギアでしたが、後にスマホに使えるモバイルストラップが発売されるやいなや大ブレイクを果たしました。目下、ファッション業界人をはじめ街行くおしゃれな人たちや感度の高いキャンパーたちの間でユーザーが急増している注目アイテムです。いざ、実際に使ってみると……その人気ぶりに納得。クライミングギア譲りの丈夫さといい、着こなしのアクセント的効果といい、これがすこぶる調子良いのです!
タフさには理由がある。『ヨセミテストラップ』が生まれた経緯とは
『ヨセミテストラップ』が誕生したのは2015年のこと。そのきっかけはある登山家の一言からでした。場所はロッククライミングの聖地として知られるアメリカ国立公園のエルキャピタン。その登山家は断崖を前に、ボロボロになった自身のカメラ用ストラップを見て、「どんな過酷な環境にも耐えられる、クライミングロープのようなストラップがあれば……」とつぶやいたそう。その言葉をヒントに写真家のホビー・イザキ氏が考案したのが、『ヨセミテストラップ』でした。
製作にあたって、イザキ氏が目をつけたのは登山用のザイルロープでした。ザイルロープは岸壁や氷雪上の投降に使われるもので、数あるクライミングギアの中でも登山家の生存に直結する重要なアイテム。こと『ヨセミテストラップ』で使われるのは、日本の熟練職人が手作業で作り上げた極太のロープだけに耐久性は抜群です。
機能性も優秀で、ドライ加工のおかげで速乾性に優れ、サラッとした肌触りを実現。加えて適度なしなやかさを併せ持っているため、重たいスマホやカメラに使った場合でも、ストラップが肩に食い込みにくいというメリットを有しています。長さも簡単に調整できるほか、結んで使うこともできるまさに優れモノなんです。
『ヨセミテストラップ』の大ヒットの要因はデザイン性の高さにもあります。ザイルロープはクライマーが見失わないよう視認性の高い発色の良いカラーが多いのですが、このカラーリングがスタイリングのアクセントとしても真価を発揮。加えて約9~12mmという太いロープが生み出す抜群の存在感も魅力です。たとえスタイリングが薄味になってしまっても、『ヨセミテストラップ』1本で着こなしにこなれたアウトドアスパイスを利かせることができるのです。
▼ディテール:ストラップだけじゃない。細部まで考え込まれた作りにも注目
頑丈な作りもまた、プロのカメラマンたちから高い評価を獲得した理由の1つ。特に強度が下がりがちなザイルロープとレザーパーツとの接続部分は、熟練職人が1本1本手作業で縫い合わせることで強度を向上させています。カメラマンの命を預けるに足るクオリティを実現しているというわけ。また、細部まで作り込まれたディテール群は全体の質感を高め、大人が使うにふさわしい高級感を醸し出しています。なお、スマホ用に開発された「ヨセミテモバイルストラップ」は国内外のブランドやショップからの評価も高く、『ライカ』や『ビームス』などとのコラボ作が知られています。
街中では、カメラよりもこっちが主流。愛用のモバイルに『ヨセミテストラップ』を
もともとカメラマン用に開発された『ヨセミテストラップ』ですが、現在、街中ではスマホ用にカスタマイズされた「ヨセミテモバイルストラップ」が主流に。もちろんスマホ用とはいえ、持ち前の風格や丈夫さ、機能性にディテールはそのまま維持しています。クライミングにも対応できる本格ギアを、日常で何げなく使う。この“わかっている感”を演出できる点もまたこのアイテムの魅力でしょう。とにかくこれさえあれば、スマホをいちいちポケットやバッグにしまう手間は不要。必要なときにスムーズにスマホを使えるため、スマホ決済やキャンプ、フェスなどのシーンでも大重宝します。
さらに2018年、『ヨセミテストラップ』はあるパーツの開発によって一層タフに生まれ変わりました。そのパーツこそが日本が誇る世界的金属メーカー「YKK」と共同開発した「アリゲーター ロック システム」です。ザイルロープの先端に取り付ける新型のコネクションバーは一度ロープをかむと離さない作りになっており、シームレス構造によって高い強度を実現します。強化ウレタン製のため、傷がつきにくい点もポイントです。
どこかギターのピックを思わせる形状の、「EPMスマートフォンアタッチメントシステム」もこのストラップならではの画期的なディテールです。スマホケース下部の穴にメタルのDリング部分を通してスマホ本体とスマホケースの間にこのパーツを挟めば、外付けのストラップホールに。これがあれば、現在使用しているスマホケースを「ヨセミテモバイルストラップ」と接続することができるのです。
▼今買える「ヨセミテモバイルストラップ」をピックアップ
現在では、元祖であるカメラ用の「ヨセミテカメラストラップ」よりも、スマホ用の「ヨセミテモバイルストラップ」のほうが、バリエーションが充実しています。ロープのカラーやケース付きなどさまざまなバリエが存在します。自分の好みや使い方にマッチした1本を見つけましょう。
アイテム1
ヨセミテモバイルストラップ
豊富な色バリエが揃う定番モデル。「EPMスマートフォンアタッチメントシステム」を装備しているため、使用中のスマホケースに簡単に取り付けでき、そのまま充電することも可能です。また、接続部分のリングフックのほかロープ部分にロゴ入りの小さなフックパーツがあしらわれており、ここにキーホルダーなどを取り付けることができます。全長119cm。
アイテム2
ヨセミテモバイルストラップ
「ヨセミテモバイルストラップ」にはケース付きのモデルも。「EPMスマートフォンアタッチメントシステム」は搭載されていないものの、ストラップとケースが2点留めになっているため、斜め掛けした際にスマホが安定しやすいのがポイントです。また、接続部分の丈夫な二重リングによって不意の落下を防止します。耐衝撃性に優れたケースはiPhone XSやXに対応。全長120cm。
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