
どの時計にも歴史あり。シチズンのレコードレーベルにハズレなし
男性が自分らしさを主張できるアイテムの1つ、腕時計。『シチズン』が2021年2月にスタートさせた「レコードレーベル」は個性を彩るのにぴったりです。その魅力を徹底解説!
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傑作が集結。『シチズン』の「レコードレーベル」はどれを取ってもコスパ良し
腕時計は実用品であると同時に嗜好品でもあり、自分らしさをアピールできる格好のアイテムです。そんな向きもあり、ヴィンテージウォッチに人気が集まったり、また復刻時計がブームになったりと、腕時計業界はちょっとしたレトロバブルともいえる状況を迎えています。しかしヴィンテージウォッチが高騰したり、復刻といってもプレミアム価格のモデルばかりで現実的ではなかったり……。そこで注目したいのが、『シチズン』が昨年スタートした「レコードレーベル」。文字通り過去の名作が“記録”されたコレクションには、レトロな佇まいがむしろ新鮮に感じる珠玉の32本がラインアップされています。しかも値付けもカジュアルとあり、注目度はますます高まっているのです。
「レコードレーベル」の“レコード”は、記録を意味するとともに、メディアとしてのアナログレコードを意識していることは円盤をモチーフにしたロゴからも明らか。近年、アナログレコードが人気なのは、音楽を聴くという本来の実用的な目的の他に懐古的なインテリアとしても使えるという理由が挙げられます。つまり、モノとして見る楽しみがあるというわけです。本記事でご紹介する『シチズン』の「レコードレーベル」も、同様の存在。もちろん時間を知ることは大前提ですが、見た目や触り心地を楽しめて、棚の上に置いているだけでもその空間に潤いを与えてくれるモノとしての魅力を実感できます。
注目すべき名品たち。語りどころ満載の「レコードレーベル」5型
「レコードレーベル」がどんな存在かイメージできたら、ここからは5つのモデルをフィーチャーしつつその魅力を深掘り。なぜ「レコードレーベル」に我々が惹かれるのか、その理由がわかるかも知れません。
▼名品1:1970年代の傑作にインスパイア。見た目にも特長的な「ツノクロノ」
最初の1本は通称「ツノクロノ」。いうまでもなく、ケースの上部から突き出たプッシュボタンがツノのように見えることからこう呼ばれています。この腕時計のオリジンは、1973年に登場した『シチズン』初のクロノグラフ「チャレンジタイマー」。独特なプッシュボタンの配置は言うに及ばす、クッション型ケースや色使いにおけるまで、当モデルは「チャレンジタイマー」にそっくり。ミニマルさを重視する腕時計とは一線を画す出来で、所有感や見る楽しみを与えてくれるモデルです。
ルーツに忠実なのも、「レコードレーベル」の大きな特徴。写真のようにケースは曲面で構成されており、その厚さからは昨今の腕時計からは考えられない存在感を醸し出しています。また、ブレスレットは鉄板を巻きつけた形状を持つ巻きストラップを採用し、当時の姿そのままの姿を“記録”。一見ゴツい印象ですが、サイズはルーツと同じ38mmに抑えられており手首との馴染みも良好です。機械式からクォーツに機構が変更になっていますが、そのことによって歴史的なデザインを手頃な価格で楽しむことができるのは大きなメリットでしょう。
▼名品2:80年代を席巻した多機能モデルをベースとした、「アナデジテンプ」
レトロ時計好きを惹きつけてやまないジャンルに“アナデジ”モデルがあります。「レコードレーベル」として登場したこちらの「アナデジテンプ」は、そんな愛好家にとってド直球のデザインといえるでしょう。ルーツモデルは1980年代に大ヒットしたもので、2つのアナログ表示と2つのデジタル表示以外にもモード切り替え表示を搭載しています。温度表示など通常の時計以上の機能を持たせるあたりは、当時の未来志向のモノ作りを反映したディテールといえます。
時刻のほか、カレンダー・デュアルタイム・ストップウォッチ・温度・アラームなど多く機能を詰め込み、その情報を同時に確認できる表示部がたくさん設けられているのが本機の特徴。そんな当時の未来感溢れるルックスがこのモデルの最大の魅力といえるでしょう。ルーツとなったモデルは世界中で高い人気を誇っており、海外ファンが多いのもこのモデルの特徴の1つ。現在発売されている『スターウォーズ』とコラボは、このワールドワイドな人気があるからこそ実現したといっても過言ではありません。
▼名品3:当時は海外限定でした。「アナデジテンプ」には、丸顔もアリ!
先程ご紹介した「アナデジテンプ」には丸形モデルも存在しています。1980年当時、こちらの丸形は海外モデルとして登場。そのため日本の熱心な「アナデジテンプ」ファンにとっては待ちに待った国内モデルということになります。機能性はスクエアモデルと変わらないので、どちらか迷ったらフォルムやルックスの好みで決めることになりますが、ラウンドタイプのケース径は43.8mmとやや大ぶり。このサイズ感も、どちらを取るかの判断基準となることでしょう。
ラウンド型とスクエア型の一番の違いはそのケース形状ということになりますが、両モデルが採用するストラップにも大きな違いがあります。スクエアタイプが巻きブレスでレトロさ全開なのに対し、こちらはウレタンのストラップを採用したことでスポーティな印象を醸し出しています。よりアクティブ&カジュアルなシーンで使いたいなら、ラウンドケースモデルを選ぶのが正解です。
▼名品4:ソーラーウォッチの祖。時計史に残るオリジンを「エコドライブ プロト」で
常に時代の最先端を走っているという『シチズン』のイメージは、ソーラー技術によるものが大きいでしょう。1976年に世界初の光発電時計「クリストロンソーラーセル」を生み出し、その後もこの分野をリードし続けていることは周知の事実です。「レコードレーベル」4本目は、記念碑的モデル「クリストロンソーラーセル」登場から遡ること2年前に作られたプロトタイプがルーツという心踊るモデル。技術的なバックグランドを知ればより愛着を持てるでしょう。
先に述べたようにルックス的な特徴となるのが、文字盤に大胆にあしらわれた3本のバー。ゴールドのラインを繊細に施したレトロなデザインは、腕元からコーディネートにアクセントを生み出してくれます。また、クッションケースやメッシュベルトも当時の時計を特徴付けるディテールになっており、懐古的な腕時計を求めるなら見逃せないポイントに。もちろん光発電モジュールは最新のものが用いられており、満充電すると6か月もバッテリーが持続します。
▼名品5:これもまた、“国内初”。エレガントな自動巻きモデルの「シチズン シーセブン」
最後は「シーセブン」をご紹介します。一見、見慣れたエレガントな3針ドレスウォッチと思いがちですが、こちらのルーツなったモデルもかなり凄いのです。そのルーツモデル「クリスタルセブン」は、1965年に登場。国内で初めてクリスタルガラスを風防に採用したという『シチズン』のお家芸“○○初”モデルなのです。さらに、デイデイト搭載モデルでは世界最薄の機械式ムーブメントを搭載していたというおまけも付いてきます。「シーセブン」は時計史に名を残した歴史的モデルモデルをルーツに持つモデルなのです。
すでに説明した通り、オリジナルモデルはムーブメントに“世界初”が使われた名モデルでした。その事実をリスペクトしたのかこの「シーセブン」は自動巻きモデルとなっており、より当時の趣を感じることができます。デザイン的な特徴は12字位置の曜日表示で、これはルーツの「クリスタルセブン」を再現したもの。ちなみに、モデル名に含まれる“セブン”は曜日の数に由来しています。
名前通りの普通、がうれしい。「レコードレーベル」の「スタンダードスタイル+」
「レコードレーベル」には、「スタンダードスタイル+」と名付けられたコレクションもラインアップされています。これまでご紹介したモデルのように個性が際立っているわけではありませんが、腕時計の歴史の中でよく使われたスタンダードなディテールをさりげなく落とし込んだデザインを特徴としています。
1本目
AW1620-81E
アラビアインデックスを採用した、ミリタリーライクなルックスが魅力。日付表示もしっかり搭載されており、10気圧(約100m)防水なので日常生活で使うには非常に便利なデイリーウォッチです。ケース径は42mmと意外に大ぶりで、タフさも演出可能。
2本目
CA7047-86E
名だたるブランドがクロノグラフに採用してきたクッション型ケースを踏襲。レトロさとスポーティさが絶妙にブレンドされており、腕に載せたときの存在感は上々です。ソリッドなガンメタル塗装なので、装いにクールなテイストをプラスするのに最適なアイテムといえます。
3本目
AU1080-54A
「スタンダード+」コレクションという名にぴったりなルックスを持つのがこちら。ドレスライクなミニマル2針のモダンなデザインは着ける人を選ばない永遠のスタンダードともいえるものに仕上がっています。ケースサイズは38mm、厚さは6.8mmと小ぶりで超薄型なのも魅力。腕元から知的さをアピールできます。
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